背景
【夜半】の女性から誕生した半神。実母である女性は今も健在らしいが、生まれてこの方会わせてもらった試しはない
郷では一族の垣根を越えて逢瀬をする【白昼】と【夜半】の男女がいたが、侵入者なので己の中の悪徳をもって最悪な形で撃退する日々を過ごす
そんな日々を過ごす内に、己の中の悪徳……いや、人としての側面はいつしか“家族”というものに憧れるようになる
そしていつからか、家族からの愛を得られない現状に辟易し『母の胎の中に還ること』を夢見るようになった
転生……しかしそんな都合よく魂の巡りに潜れるわけがない。そもそも転生出来たとして、きちんと自分に愛を注いでくれる母親なのかどうかも怪しい
そんな時、“神祖”に疑問を抱き、郷を離れた女性の噂を耳にした
――彼女の胎の中に還れば、生まれ変わった自分にも人並みの愛情を注いでくれるんじゃないだろうか?
彼女を孕ませ、自分を討ち取らせ、“彼女の子供”として生まれ変わる
そのために、「女性を排除する」という口実を片手に、悪徳の半神は郷を離れ、動き出すのだった
能力
何かしらを具現化し、振るう事が出来る。割と何でも出せる。というか身に着けてる衣装もその具現化によるものだったりする
黄昏時には傷一つつけられない神性の加護を有するが、陽が沈むとその加護は弱まり、人としての側面が強く出るようになる
(陽が出てくると徐々に神性が戻ってくる)
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