(ちぇん / Chen)

    • 橙色(だいだいいろ)と藍色(あいいろ)を混ぜ合わせると、紫に近い色が現れる。
      • 虹色は紅・橙・黄・緑・青・藍・紫の順。使用済みの紅を除けば一番下が橙。
        ニュートンがそれまで5色としていた虹の色の境界に追加した二色(橙・藍)のうちエネルギーが低い方。
    • 「上海幻夜 七色の万華鏡篇 」(著:藤木稟 2001年)の「橙と呼ばれた少女」の橙(ちぇん)から?
      • ちなみに藍色と紫色の短編のタイトルは、「哀色の上海」「夢を喰らう紫の煙」。
    • 中国語での発音はcheng(発音はチェンよりチョンに近い)とchen(チェン)の2種類あったが、「普通話異読詞審音表」(1985年)によりchengに統一された。

備考
  • ある研究によれば、猫は赤系統の色(赤、橙、茶)を識別できず、
    それ以外の色(紫、青、緑、黄)は識別できると言う。
    猫が橙色の物を見ると黄色に見える。

二つ名

  • 凶兆の黒猫 (妖々夢、求聞史紀)
    • 日本では昔は烏猫(からすねこ)と呼んで商売繁盛などの吉兆とされた。
    • 西洋では魔女の使い魔などと扱われて凶兆とされる。
      その一方、黒猫を幸せのシンボルとする文化もあり、西洋では黒猫は幸不幸両方の迷信が混在している。
      • イタリアでは凶兆とする迷信が根強く、今でも黒猫が大量に殺されているらしい。
      • 逆にイングランドでは幸せのシンボルとする風習が強く、結婚祝いに黒猫を送ると幸せな結婚生活を送れるなどの迷信がある。
  • すきま妖怪の式の式 (妖々夢)
    • 猫と狐は妖獣として同類らしく、猫は狐よりもワンランク下で
      化けるようになるまで年月がかかると言われる。
      • 狐と猫の間に生まれた猫なら、十数年と経たずに化けられるようになるらしく
        狐の血が混じった猫も、通常の猫より化けやすいと言われる。
  • 目にも留まらない化猫 (文花帖)

能力

  • 主に妖術を扱う程度の能力 (妖々夢)
  • 人を驚かす程度の能力 (妖々夢:式神を付けていない時)
  • 妖術を扱う程度の能力 (求聞史紀)

説明

  • 山に棲む化け猫に憑く式神(化け猫に鬼神を憑かせて高い妖力を得ている)

備考
  • 鬼神(きしん、きじん、おにかみ)
    • 『玉勝間』(1812年 本居宣長)によると、
      「きしん」と読む場合は漢文に出てくる意味で霊的な存在、
      「おにかみ」と読む場合は鬼と神のこと、もしくは鬼とも神とも違う恐ろしい存在、
      「きじん」と読む場合は、女鬼(ことわざ:鬼の女房には鬼神がなる)、
      世の中の人の言葉は怪しき物にて、かく様々に遠く遷り行く業なりけり、とのこと。
    • 『諷方研究 謡曲問答』(1913年 正田梅華)によると、
      「きしん」は善い鬼神、「きじん」は悪い鬼神。

見た目

  • 2本の尾
    • 化け猫(猫又)。
      • 尾が多いほど霊力が強いと言われる。
  • 被り物
    • 化け猫は手ぬぐいを被り踊ると言われる。
  • 服装、爪、靴の色
    • 橙色。

備考
  • 左耳の輪
    • 野良猫に去勢手術を施した後、目印としてピアスを付けることがある。
      雌には左耳に、雄には右耳に付けるのが一般的。

その他

  • キャラ説明
    • 冬は炬燵で丸くなる
      • 童謡『雪』の歌詞から。

登場

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