純狐

  • 純狐(じゅんこ)
    • 中国夏王朝伝説における后羿(こうげい)の妻。玄妻(げんさい)、眩妻(げんさい)、玄狐(げんこ)ともいう。
      • 純狐は初め后夔に嫁ぎ息子伯封を設けた。伯封が后羿によって征伐され、純狐は后羿の妻になった。
        その後純狐は后羿の臣下寒浞と共謀して后羿を謀殺し、寒浞と結ばれ二人の子を設ける。
      • 中国神話における羿(げい)は、嫦娥を妻としており、九つの太陽を射落としたという伝説をもつ。(后羿射日、参考:焔星「十凶星」)
        嫦娥に裏切られ、最後は弟子によって殺される。

備考
  • 中国神話において、嫦娥は羿を裏切り、不死の薬を一人で飲んだ。
    その後、月に逃げ、ヒキガエルになり、月光殿と呼ばれる月の宮殿に幽閉されている。(嫦娥奔月)
    • この宮殿には仙法を学んだ罪で月の都で超巨大な(それこそ世界樹レベルの大きさの)モクセイの木を手入れする男もいる。

二つ名

  • (無名の存在)(紺珠伝)*1
    • 『老子道徳経』の一節「無名天地之始 有名萬物之母」
      • 書き下し文「名無きは天地の始まり。名有るは万物の母。」
      • 現代語訳「天地が始まった時、名前はなかった。名前が存在するようになり、物は区別されるようになった。」

能力

  • 純化する程度の能力(紺珠伝)
インタビュアー (純化する程度の能力とは)何かの性質を突き詰めるということなんですか?
ZUN  言ってしまえば神の力です。モノに名前がつく前にあった、純粋な力。
     名前がついてしまったら、神としての性質は無くなる。
     その純粋な部分をずっと持っているし、他に与えることができる。
     神を生むくらいの力です。
(東方外來韋編 壱 ZUN氏インタビューより)
Q.「東方シリーズ」弾幕はまさに花火
A.スペルカードは実は本当に花火と同じなのです。花火も只の細かいパーティクルであり
 名前をつけないと作品になりえません。名前を与える瞬間が本当の花火の誕生ですから。
 ここに気付いてもらえただけでも、嬉しい限りです。
 私は、このシステムを誰かに先に出される前に作りたくて紅魔郷を発表したに過ぎないのですから。
―幻想掲示板 2003年1月30日 (まよひがねっとによるQ&A形式化したまとめ)

種族

  • 神霊

見た目

  • 服の模様、震え凍える星から展開する翼のようなもの
    • 九尾の狐
      • 妖狐の内、長い年月を掛けて妖力を増やし、九本の尾をもつようになったもの。
        尾の数が多いほど強力とされるが、神格化していくと逆に尾は減るともいわれる。
        (関連:八雲藍Extra Stage 妖怪の式の式
      • 中国神話における白面金毛九尾。動物達の長である瑞兽のうちの一体だったり、天界より遣わされた神獣として語られる一方、人々を誑かす恐ろしい怪物という伝説もある。
        獸がおり、その性質は狐のようであり、九つの尾を持っている。この狐を食した者は蠱害(呪い)を受けることがない。
  • カラーリング
    • 玄妻の「玄」という字には「黒」「赤・黄のまじった黒色」という意味がある。春秋左氏伝には「髪が黒々としていて美しく、鏡にして映せるほどで、玄妻と名付けられた」とある。
    • 中国の歴史学者顧頡剛と童書業は、中国古代史研究の論文集「古史辨」第七冊下編《夏史三論》において、「眩妻は即ち左伝でいう玄妻、純狐は黒狐で、やはり玄妻に他ならない」としている。
  • 髪飾り
    • 大拉翅(だいろうし)。
      中国の宮廷の女の中で流行った髪飾り。大拉翅以外にも宮廷風の服を着ているが、それぞれの衣装の時代にはばらつきがある。
    • 例えば、服と大拉翅は17世紀頃に中国大陸を統治した満州族特有のもの。

スペルカード

登場

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