東方神霊廟6面ステージ名。舞台は「神霊廟」。

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大量に集まった神霊はまるで星空のようだった
静かにその者の声が発せられるのを待っていた

タイトル

  • 和を以て貴しと為す
    • 十七条憲法・第一条の文頭にある「和(やわらぎ)を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗とせよ」から。
  • 神霊廟
    • 夢殿大祀廟内部にある豊聡耳神子が眠りについていた場所。ステージ6の舞台はここ。


備考
  • 十七条憲法・第一条
    • (原文)
      一曰。以和為貴。無忤為宗。
      人皆有黨。亦少達者。是以或不順君父。乍違于隣里。
      然上和下睦。諧於論事。則事理自通。何事不成。
    • (書き下し文)
      一に曰く、和(やわらぎ)を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗とせよ。
      人皆党(たむら)有り、また達(さと)れる者は少なし。或いは君父(くんぷ)に順(したがわ)ず、乍(また)隣里(りんり)に違う。
      然れども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、事を論(あげつら)うに諧(かな)うときは、すなわち事理おのずから通ず。何事か成らざらん。
    • (現代語訳)
      一に言う。和を尊いものとして行動し、混沌に陥ることが無いよう、肝に銘じなさい。
      人は程度の低い徒党を組みたがる一方で、悟りに至る者は少ない。君主や父親に従わず、また近隣の者と争うような者も多い。
      しかし、上の者が和の心を持ち下の者も親しみあう心を持って論議をするならば、おのずと道理が通ることになる。どんなことも上手くいくだろう。
  • 「和を以て貴しと為す」は聖徳太子オリジナルではなく「論語」が典拠。
    • (原文)
      有子曰、礼之用和為貴、先王之道斯為美、
      小大由之、有所不行、知和而和、不以礼節之、亦不可行也。
    • (書き下し文)
      有子曰わく、礼の用は和を貴しと為すは、先王の道も斯を美と為す。
      小大これに由るも、行われざる所あり。和を知りて和すれども礼を以て之を節せざれば、亦行うべからざるなり。
    • (現代語への意訳)
      有子(孔子の弟子、有若のこと)がおっしゃるには、
      「礼は厳格なものだ。しかしそれを行なうには和の心が根本に無ければならない。
       古代の聖王の道がすぐれているのも、この和の心あればこそだ。とはいえ、どんな場合でも和の心さえあれば十分というのではない。
       いかにも和は大切だが、一方で礼による折り目がないと、せっかくの和もうまくゆかぬことがある。」
      (徳間書店発行「中国の故事名言」より引用)
  • 十七条憲法が制定された歴史的背景
    • 十七条憲法は儒教と仏教の影響が特に強く反映されており、これらを用いて国家を治めようとする意図が見られる。以下は第一条の該当箇所。
      • 「和(やわらぎ)を以て貴しと為し」:上記の通り、『論語』の一節より。
      • 「達(さと)れる者は少なし」:仏教は、「悟ることで輪廻から離脱し涅槃に入る」ことを最終目標としている。
      • 「或いは君父(くんぷ)に順(したがわ)ず」:儒教における五倫の「親」(親子関係)、「義」(上下関係)。親や目上の人間に従わないことは儒教では不道徳とする。
      • 「上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、事を論(あげつら)うに諧(かな)うとき」:儒教における理想の政治は「徳治主義」「礼治主義」。
        『君主が「礼」に即した行動をとり下の者を教育すれば、家臣や民はそれに感化されて「徳」が身につき、国家は安泰となる。』というもの。
  • 神霊廟
    • 「神霊廟」はシリーズ内において異なる意味で使用される用語。
      • ステージ6の舞台となった、豊聡耳神子が眠りついていた場所。夢殿大祀廟内部。
      • 異変後、豊聡耳神子は幻想郷内に仙界を作り、その内部に新たな本拠地を作った。その名称も「神霊廟」。
        同じ名称だが、上記の夢殿大祀廟内部にある「神霊廟」とは別の場所。
      • 豊聡耳神子をトップとする幻想郷内の勢力の名称。道教の宗教勢力でもある。

背景

  • 星空のように辺りを漂う神霊

会話

神子「次に君はこう言うでしょう──」
  • ジョジョの奇妙な冒険、ジョセフの台詞「次にお前はこう言う」。彼の決め台詞であり、作中何度か使用する。
神子「人間が私の存在を否定し、伝説となる時を待ったわ!」
  • 聖徳太子虚構説(不在説)
    聖徳太子の存在を否定する学説が近年、テレビや書籍等で取り上げられたことからこの説は世間で良く知られるようになった。
霊夢 「白蓮のこと? あんなの商売敵よ(宗教的な意味で)」
  • 白蓮
  • (宗教的な意味で)
    • (性的な意味で)というネット上のスラング?
      • 使い方は上記の霊夢のセリフのように文章の後につける。

備考
一方、命蓮寺では何やら妖精達が騒ぎ始めていた。
長旅を終え、海を越えてやってきた妖怪が一息入れていたのである。
その圧倒的な威圧感。
これならば神子達に対抗できる……
(と、そう思っていた時期がありました。(響子談))
  • 漫画「グラップラー刃牙」の主人公、範馬刃牙が言った「そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」から。ネットスラングとして使われている。

早苗 「聖徳、王!? あの旧一万円札の?」
神子(いつの時代の話かしら?)
  • 旧一万円札
    • 1958年から1984年の間に発行された一万円札には聖徳太子の肖像画が印刷されていた。
      日本で初めて発行された一万円札である。
    • それ以前にも百円札など、合計七回も日本の紙幣の絵に選ばれていた。
      • 現在の一万円札を「(福沢)諭吉」と呼ぶように、旧一万円札が発行されていた当時はその紙幣が聖徳太子と呼ばれていた。

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