チリ地震・津波が襲来

 昨日、午後に発生したチリ地震は、またまたたいへんな被害をだしているようです。それと同時に、それに伴った津波がはるばる、地球の反対側の日本を襲っています。かつて、50年前にもチリ地震による津波が特に三陸地方に大きな被害をあたえたようです。だから、昨日チリで地震と聞いた時からたいへん心配していたのですが、やっぱり今朝9時半頃に全国的に太平洋側に津波警報が発令されました。特に東北地方には、大津波警報がだされたのです。大津波警報なんて、本当にたいへんですよね。ここまでは予期していませんでした。

 実は、今日は大阪の摂津市から『稲むらの火』の史跡見学に来られ、《語り部》は案内することになっていました。《語り部》は津波防災について啓発することも、目的の一つです。だから、津波警報の出ている時に、堤防など、海辺を案内することは出来ません。いつも、見学に人たちには、くどいほど「海辺に居る時に、大きな地震があれば、津波があると思って高台へ避難してください。」と申しあげています。だから、摂津市の方々には遠くから来られて申し訳なかったのですが、本日の案内をお断りしました。この埋め合わせは、いかようにもさせていただくつもりです。ご希望があれば、こちらから摂津市へ出向き、出前講義のようなことも含め対応させていただく旨申しあげました。

 それにしても、警報発令からもう8時間半もたつが、今もまだ段々津波が高くなったとの観測情報が伝えられています。もうしばらくは、こういう状態が続くかもしれません。と同時に、これからは暗くなってくる、よけい危険になってくるかもしれない。野次馬根性はやめて、高台に避難していたいものです。
2010年02月28日(日) 18:00:21 Modified by hiromura2005




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