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グランズウェルが企業を変える

変化は、一夜にして起きたわけではなかった。
世界有数の広告主であるユニリーバが、なぜコストは低いがコントロールができず、さまざまな意味でマスマーケティングの対極にあるソーシャルテクノロジーを活用することになったのか?

顧客志向組織とグランズウェル

グランズウェルに関与するメリットの一つは、組織の意識が変わることだ。顧客との距離が縮まるので、人々の欲求や要求を肌で感じられるようになる。

社内に小さなグランズウェルを作り、その後顧客のグランズウェルを統合する。そのための3つの方法。

  1. 段階的に進めること。組織の意識はゆっくり変わっていく。新しいプロセスに慣れるためにも、段階的なアプローチは欠かせない。
  2. ある段階が自然に次の段階につながっていくようにすること。しっかりした計画とビジョンに基づいてそしきを導いていく必要がある。
  3. 幹部の支持が必要。グランズウェルのプロジェクトは、個人プロジェクトの形で実験的に始まることもあるが、自分の活動やアイデアを他の社員にも受け入れてもらいたいなら、上層部のメンバーにグランズウェル的思考を支持してもらう方法を考えておかなければならない。
事例 コントロールを手放し、グランズウェルの支持を得る:ユニリーバ
ユニリーバではグランズウェル統合の3段階がうまく機能した。
事例 試練をばねに組織を変革する:デル
ブログ記事を監視する方法を考えだし、部門横断的な「ブログ解決チーム」を作った。
デルの新しいソーシャル戦略は、まず聞き、次に行動することから始まった。聞くことができたら、次のステップは当然、話すことだ。
コメントの多くは批判的なものだった。時計が深夜一時をまわった頃、マイケル・デルから一通のメールが届いた。〜「よくやってくれた。ついにブログが始動したのを見て、うれしく思ってるよ」

変化に備える

  1. 小さく始める
  2. 幹部を教育する
  3. 適任者を戦略担当者に選ぶ
  4. グランズウェルを理解している広告代理店やテクノロジーパートナーと組む
  5. 長期的な視野から、次のステップを考える

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