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大殿筋 Glteus maximus muscle

起始

浅部繊維

腸骨稜、上後腸骨棘、腰背腱膜、仙骨、尾骨

深部繊維

腸骨外側面で後殿筋線後部、仙結節靱帯、中殿筋の筋膜

停止

浅部繊維

腸脛靱帯

深部繊維

大腿骨殿筋粗面

支配神経

下殿神経(L5〜S2)

作用

上方繊維

股関節の伸展・外旋・外転

下方繊維

股関節の伸展・外旋・内転

大殿筋は腰背腱膜の緊張を調節して、間接的に腰部の安定化に関与する。

備考

中殿筋が股関節の左右方向の安定化に関与しているのに対し、大殿筋は股関節の前後方向の安定化に関与するとされている。また、骨盤を後傾する作用もあり、腰痛を呈し骨盤後傾が著名な症例は大殿筋の短縮が認められる。

【私的見解】

大殿筋は筋の短縮・弱化がおきやすい筋である。また、変形性股関節症や先天性股関節脱臼などの股関節疾患の殆どは本筋の弱化が認められる。大殿筋麻痺では大殿筋歩行と呼ばれる踵接地時に体幹を後方に倒し股関節のロックを行う歩行がみられる。
2007年09月13日(木) 23:42:01 Modified by mediwiki_sikkan




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