腸腰筋
【特徴】
腸腰筋は腰椎と大腿骨を結ぶ腸骨筋と大腰筋の総称。【作用】
主に股関節を屈曲させる働きをする。回旋作用を呈するとの報告は一致しているが、内・外旋のどちらに作用するかはいまだに一致していない。
【備考】
腹腔の後ろにあり、脊柱を前屈させる筋でもあるため「深腹筋」と呼ばれることもある。欧米人とアジア人との大きな差が、骨盤の前傾角度と言われている。最近では、短距離走において骨盤の前傾角度が大きい程、股関節屈曲速度が速くなるとの報告もあり、欧米人の走行速度が速い事との関係があると考えられている。
【私的見解】
腰痛患者で骨盤の前傾が強い症例には、大腿直筋と共に腸腰筋の短縮が多く関与している。2007年10月22日(月) 00:01:00 Modified by mediwiki_kaiboseiri