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内側側副靱帯(膝関節)

【特徴】

大腿骨内側上顆から脛骨内側顆に向かい前下方に向かい走行する。内側側副靱帯は外側側副靱帯に比べ太く強靭である。
靱帯の走行からも分かるように、、脛骨の外反と外旋を制限する(外反抑制力の60〜80%)。
膝関節内反・内旋にて緊張する。
内側側副靱帯の深層は内側半月板中節と強靭に結合している。
半膜様筋の一部は後上・後下斜走繊維となり、内側側副靱帯とつながっている。

【臨床現場との関連】

内側側副靱帯は膝関節靱帯損傷の中で最も受傷頻度が高い。
膝関節外反動揺度
1度 痛みのみで膝の左右への不安定性がない。
2度 痛みがあり、30度膝屈曲位で主に左右に不安定である。
3度 痛みが強く、30度屈曲位と膝関節完全伸展位で不安定である。

内側側副靱帯の損傷を評価する徒手検査に外反ストレスてすとがあり、膝関節伸展位と屈曲30°にて膝関節の外反動揺性を確認することができる。

内側側副靱帯損傷の多くは前十字靱帯損傷も併発しており、重度の内側側副靱帯損傷者の8割は前十字靱帯損傷を併発しているとの報告もある。

内側側副靱帯・前十字靱帯・内側半月板が同時に損傷したものをunhappy triadと呼ばれる。

【備考】

内側支持機構として内側側副靱帯以外に縫工筋薄筋半腱様筋からなる鷲足、半膜様筋などがある。
2007年11月07日(水) 23:41:12 Modified by mediwiki_kaiboseiri




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