最終更新: sen_no_risho 2009年07月02日(木) 22:18:24履歴
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※本情報は、2009年3月時点のものです。各国の夏時間切り替えは、将来的に各国法令や特例により変更される場合があります。
3月に入ると早々に、アメリカとカナダが夏時間に入る。
夏時間に入ると、その国のマーケットのオープン・クローズや指標、政策金利の発表時刻なども1時間ずれる。
しかし、標準時間と夏時間の切り替えは、国によって異なるため、特に3月や10月は要注意だ。
ここでは、いよいよ始まる夏時間への切り替えを迎えて、各国がいつ標準時間と夏時間を切り替えるのか見て、それぞれの時期に、主な指標などの時刻がどう動くのか、確認しておこう!
夏時間は、イギリスなどでは「サマータイム(summer time)」、アメリカやカナダなどでは「デイライト・セービング・タイム(daylight saving time)」などと呼ばれ、日照時間が長い季節に、時計を1時間早めておくというものだ。
夏時間そのものについては、Webなどでも十分情報があるので割愛しよう。
日本には夏時間はないが、米・加・英(欧州)・豪・NZといった国々は、それぞれ固有の夏時間を持っている。為替は二国間の通貨のやりとりであるから、その国の指標時刻をきちんと把握しておく必要があるだろう。
それぞれの国で夏時間への移行タイミングは異なっているが、主要な国ではいずれも「1時間早める」という点では変わりない。
日本と同じ北半球に位置する米・加・英(欧州)は、日本と同じくこれから夏に向かう時期に夏時間を迎える。夏時間でない期間の時間設定を標準時間というが、実は標準時間の期間よりも夏時間の期間の方が長い。
そして、当然のことであるが、南半球に位置する豪・NZは、日本の冬季にあたる時期が夏時間であり、北半球が夏に向かう時期に標準時間に戻る。
よって、3月頃は、米・加・英(欧州)で時刻が1時間早まり、豪・NZで時刻が1時間遅くなる。10月頃はその反対だ。
米国(NY)の夏時間は、3月の第2日曜に始まり、11月の第1日曜に終わる。
2009年で言えば、3/8(日)〜11/1(日)が、夏時間だ。
カナダも同じである。
欧州(LDN)の夏時間は、3月の最終日曜に始まり、10月の最終日曜に終わる。
2009年で言えば、3/29(日)〜10/25(日)が、夏時間だ。
オーストラリアの夏時間は、10月の第1日曜に始まり、4月の第1日曜に終わる。
2009年で言えば、年初〜4/5(日)と、10/4(日)〜年末が、夏時間だ。
ニュージーランドの夏時間は、9月の最終日曜に始まり、4月の第1日曜に終わる。
2009年で言えば、年初〜4/5(日)と、9/27(日)〜年末が、夏時間だ。
いずれも、仕事などに支障の少ないよう日曜日の午前2時前後に切り替わるようになっているので、FXのような金融市場では翌日の月曜日から変わる、と思えば良い。
ちなみに、豪の夏時間が始まるのは10/4(日)であるが、翌10/5(月)は豪の休日であるため、豪の金融市場で夏時間が始まるのは10/6(火)であることに注意。
なお、2007年や2008年に一部の国の法改正で夏時間の移行日が変わっており、Webで見られる夏時間の移行日には古い情報も見られたので注意したいところ。
(これの確認はかなり苦労した・・多分合っていると思うが)
2009年の場合はまず、3/8に、米・加が夏時間に入る。これで、
●米国指標(日本時間22:30、0:00。米標準時間の時)、ダウ寄付き(同23:30)、FOMC(同4:15)
などが1時間早くなる。
次いで、3/29に、欧州が夏時間に入る。これで、
●LDNFIX(日本時間17:00、1:00。英標準時間の時)やBOE、ECB発表時刻
などが1時間早くなる。
次いで、4/5に、豪とNZの夏時間が終わる。これで、
●ウェリントン開場・シドニー開場やそれぞれの政策金利発表時刻
などが1時間“遅く”なる。
そこから数ヶ月は、北半球の夏時間と南半球の標準時間が続く。
秋は、まず9/27に、NZが夏時間に入る。これで、
●ウェリントン開場やRBNZの政策金利発表時刻
などが1時間早くなる。
次いで、10/4に、豪が夏時間に入る。これで、
●シドニー開場やRBAの政策金利発表時国
などが1時間早くなる。
次いで、10/25に、欧州の夏時間が終わる。これで、
●LDNFIX(日本時間16:00、0:00。英夏時間の時)やBOE、ECB発表時刻
などが1時間遅くなる。
最後に、11/1に、米・加の夏時間が終わる。これで、
●米国指標(日本時間21:30、23:00。米夏時間の時)、ダウ寄付き(同22:00)、FOMC(同3:15)
などが1時間遅くなる。
これを、それぞれの時期でどうなるか、以下の4つの代表的な時刻で移り変わりを見てみよう。
日本時間で表現すると、
(夏は夏時間)
面白いことに、3/29〜4/5の1週間と、10/4〜10/25の3週間は、米・加・欧州・豪・NZの北半球・南半球の主要な国でそろって夏時間になっている、ということだ。(日付は2009年)
逆に、北半球・南半球の主要な国がそろって標準時間、という期間はない。
2008年10月下旬、欧州の夏時間が終わったころ、一部のトレーダーがLDNFIXの時刻を1時間間違えて買い上げたこともあったようで、FXニュースにもなった。米国から見ると、欧州の時刻は秋に1週間だけずれて元に戻る(春は3週間だけずれてまた元に戻る)、という風に見えるのも面倒だろう。
まあ、世の中の思惑はそうした勘違いも往々にしてあるから、それほどきっちりと対応する必要もないと思うが、夏時間が終わったことに気付かなかったりして、自分の予想しないタイミングでレートが動いて慌てたり・・なんてことにもなりかねないので、3月や10月の切り替わりは注意しておきたい。
最後に、北半球が夏時間の場合と標準時間(冬時間)の場合のタイムチャートを記しておこう。
※本情報は、2009年3月時点のものです。各国の夏時間切り替えは、将来的に各国法令や特例により変更される場合があります。
3月に入ると早々に、アメリカとカナダが夏時間に入る。
夏時間に入ると、その国のマーケットのオープン・クローズや指標、政策金利の発表時刻なども1時間ずれる。
しかし、標準時間と夏時間の切り替えは、国によって異なるため、特に3月や10月は要注意だ。
ここでは、いよいよ始まる夏時間への切り替えを迎えて、各国がいつ標準時間と夏時間を切り替えるのか見て、それぞれの時期に、主な指標などの時刻がどう動くのか、確認しておこう!
夏時間は、イギリスなどでは「サマータイム(summer time)」、アメリカやカナダなどでは「デイライト・セービング・タイム(daylight saving time)」などと呼ばれ、日照時間が長い季節に、時計を1時間早めておくというものだ。
夏時間そのものについては、Webなどでも十分情報があるので割愛しよう。
日本には夏時間はないが、米・加・英(欧州)・豪・NZといった国々は、それぞれ固有の夏時間を持っている。為替は二国間の通貨のやりとりであるから、その国の指標時刻をきちんと把握しておく必要があるだろう。
それぞれの国で夏時間への移行タイミングは異なっているが、主要な国ではいずれも「1時間早める」という点では変わりない。
日本と同じ北半球に位置する米・加・英(欧州)は、日本と同じくこれから夏に向かう時期に夏時間を迎える。夏時間でない期間の時間設定を標準時間というが、実は標準時間の期間よりも夏時間の期間の方が長い。
そして、当然のことであるが、南半球に位置する豪・NZは、日本の冬季にあたる時期が夏時間であり、北半球が夏に向かう時期に標準時間に戻る。
よって、3月頃は、米・加・英(欧州)で時刻が1時間早まり、豪・NZで時刻が1時間遅くなる。10月頃はその反対だ。
米国(NY)の夏時間は、3月の第2日曜に始まり、11月の第1日曜に終わる。
2009年で言えば、3/8(日)〜11/1(日)が、夏時間だ。
カナダも同じである。
欧州(LDN)の夏時間は、3月の最終日曜に始まり、10月の最終日曜に終わる。
2009年で言えば、3/29(日)〜10/25(日)が、夏時間だ。
オーストラリアの夏時間は、10月の第1日曜に始まり、4月の第1日曜に終わる。
2009年で言えば、年初〜4/5(日)と、10/4(日)〜年末が、夏時間だ。
ニュージーランドの夏時間は、9月の最終日曜に始まり、4月の第1日曜に終わる。
2009年で言えば、年初〜4/5(日)と、9/27(日)〜年末が、夏時間だ。
いずれも、仕事などに支障の少ないよう日曜日の午前2時前後に切り替わるようになっているので、FXのような金融市場では翌日の月曜日から変わる、と思えば良い。
ちなみに、豪の夏時間が始まるのは10/4(日)であるが、翌10/5(月)は豪の休日であるため、豪の金融市場で夏時間が始まるのは10/6(火)であることに注意。
なお、2007年や2008年に一部の国の法改正で夏時間の移行日が変わっており、Webで見られる夏時間の移行日には古い情報も見られたので注意したいところ。
(これの確認はかなり苦労した・・多分合っていると思うが)
2009年の場合はまず、3/8に、米・加が夏時間に入る。これで、
●米国指標(日本時間22:30、0:00。米標準時間の時)、ダウ寄付き(同23:30)、FOMC(同4:15)
などが1時間早くなる。
次いで、3/29に、欧州が夏時間に入る。これで、
●LDNFIX(日本時間17:00、1:00。英標準時間の時)やBOE、ECB発表時刻
などが1時間早くなる。
次いで、4/5に、豪とNZの夏時間が終わる。これで、
●ウェリントン開場・シドニー開場やそれぞれの政策金利発表時刻
などが1時間“遅く”なる。
そこから数ヶ月は、北半球の夏時間と南半球の標準時間が続く。
秋は、まず9/27に、NZが夏時間に入る。これで、
●ウェリントン開場やRBNZの政策金利発表時刻
などが1時間早くなる。
次いで、10/4に、豪が夏時間に入る。これで、
●シドニー開場やRBAの政策金利発表時国
などが1時間早くなる。
次いで、10/25に、欧州の夏時間が終わる。これで、
●LDNFIX(日本時間16:00、0:00。英夏時間の時)やBOE、ECB発表時刻
などが1時間遅くなる。
最後に、11/1に、米・加の夏時間が終わる。これで、
●米国指標(日本時間21:30、23:00。米夏時間の時)、ダウ寄付き(同22:00)、FOMC(同3:15)
などが1時間遅くなる。
これを、それぞれの時期でどうなるか、以下の4つの代表的な時刻で移り変わりを見てみよう。
指標 | 現地時間 | 日本時間(現地が標準時間の時) |
米国指標 | 現地 8時30分 | 22時30分 |
欧州LDNFIX | 現地 16時 | 1時 |
ウェリントン開場 | 現地 7時 | 4時 |
シドニー開場 | 現地 7時 | 6時 |
日本時間で表現すると、
期間(2009年) | 米国指標 | 欧州LDNFIX | ウェリントン開場 | シドニー開場 |
1/1〜3/8 | 22:30 | 1:00 | 3:00夏 | 5:00夏 |
3/8〜3/29 | 21:30夏 | 1:00 | 3:00夏 | 5:00夏 |
3/29〜4/5 | 21:30夏 | 0:00夏 | 3:00夏 | 5:00夏 |
4/5〜9/27 | 21:30夏 | 0:00夏 | 4:00 | 6:00 |
9/27〜10/4 | 21:30夏 | 0:00夏 | 3:00夏 | 6:00 |
10/4〜10/25 | 21:30夏 | 0:00夏 | 3:00夏 | 5:00夏 |
10/25〜11/1 | 21:30夏 | 1:00 | 3:00夏 | 5:00夏 |
11/1〜12/31 | 22:30 | 1:00 | 3:00夏 | 5:00夏 |
面白いことに、3/29〜4/5の1週間と、10/4〜10/25の3週間は、米・加・欧州・豪・NZの北半球・南半球の主要な国でそろって夏時間になっている、ということだ。(日付は2009年)
逆に、北半球・南半球の主要な国がそろって標準時間、という期間はない。
2008年10月下旬、欧州の夏時間が終わったころ、一部のトレーダーがLDNFIXの時刻を1時間間違えて買い上げたこともあったようで、FXニュースにもなった。米国から見ると、欧州の時刻は秋に1週間だけずれて元に戻る(春は3週間だけずれてまた元に戻る)、という風に見えるのも面倒だろう。
まあ、世の中の思惑はそうした勘違いも往々にしてあるから、それほどきっちりと対応する必要もないと思うが、夏時間が終わったことに気付かなかったりして、自分の予想しないタイミングでレートが動いて慌てたり・・なんてことにもなりかねないので、3月や10月の切り替わりは注意しておきたい。
最後に、北半球が夏時間の場合と標準時間(冬時間)の場合のタイムチャートを記しておこう。
TKY | LDN (TKY-8) | NY (TKY-13) | 主な流れ | |||
3月最終日曜1時 〜10月最終日曜1時 | 3月第2日曜2時 〜11月第1日曜2時 | |||||
5 | 21 | 16 | 00株大引け | |||
6 | 22 | 17 | 00スワップ | シドニー勢 | ||
7 | 23 | 18 | 早出アジア勢 | |||
8 | 00指標 | 0 | 19 | 香港シンガポール勢 | ||
9 | 00株寄付き、55仲値 | 1 | 20 | 東京勢 | ||
10 | 2 | 21 | ||||
11 | 3 | 22 | ||||
12 | 4 | 23 | ||||
13 | 5 | 0 | ||||
14 | 6 | 1 | 早出欧州勢 | |||
15 | 00株大引け、OPC | 7 | 2 | 早出LDN勢 | ||
16 | 8 | 00株寄付き、FIX | 3 | 欧州勢 | ||
17 | 9 | 00英指標 | 4 | LDN勢 | ||
18 | 10 | 00欧指標 | 5 | |||
19 | 11 | 6 | 早出NY勢 | |||
20 | 12 | 7 | ||||
21 | 13 | 8 | 30米指標 | NY勢 | ||
22 | 14 | 9 | 30株寄付き | |||
23 | 15 | 10 | 00米指標、OPC | |||
0 | 16 | 00 FIX、30株大引け | 11 | |||
1 | 17 | 12 | ||||
2 | 18 | 13 | ||||
3 | 19 | 14 | 15 FOMC | |||
4 | 20 | 15 | ウェリントン勢 |
TKY | LDN (TKY-9) | NY (TKY-14) | 主な流れ | |||
10月最終日曜0時 〜3月最終日曜0時 | 11月第1日曜1時 〜3月第2日曜1時 | |||||
5 | 20 | 15 | シドニー勢 | |||
6 | 21 | 16 | 00株大引け | |||
7 | 22 | 17 | 00スワップ | 早出アジア勢 | ||
8 | 00指標 | 23 | 18 | 香港シンガポール勢 | ||
9 | 00株寄付き、55仲値 | 0 | 19 | 東京勢 | ||
10 | 1 | 20 | ||||
11 | 2 | 21 | ||||
12 | 3 | 22 | ||||
13 | 4 | 23 | ||||
14 | 5 | 0 | ||||
15 | 00株大引け、OPC | 6 | 1 | 早出欧州勢 | ||
16 | 7 | 2 | 早出LDN勢 | |||
17 | 8 | 00株寄付き、FIX | 3 | 欧州勢 | ||
18 | 9 | 00英指標 | 4 | LDN勢 | ||
19 | 10 | 00欧指標 | 5 | |||
20 | 11 | 6 | 早出NY勢 | |||
21 | 12 | 7 | ||||
22 | 13 | 8 | 30米指標 | NY勢 | ||
23 | 14 | 9 | 30株寄付き | |||
0 | 15 | 10 | 00米指標、OPC | |||
1 | 16 | 00 FIX、30株大引け | 11 | |||
2 | 17 | 12 | ||||
3 | 18 | 13 | ウェリントン勢 | |||
4 | 19 | 14 | 15 FOMC |
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