防空指揮統制警報システム (ADC2A)

システムの名称

防空指揮統制警報システム (ADC2A: Air Defense Command and Control Automated)

概要

局地防空作戦統制システム

ニュース記事

KCTC<陸軍科学化戦闘訓練団>中央統制装備、2014年までに開発(2010.08.13)
ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=1&menuCnt=&writeDate=20100813&kindSeq=8&writeDateChk=20100813

事業庁、優先交渉対象業者を選定 技術・価格協議を経て10月に契約締結

防衛事業庁は12日、陸軍科学化戦闘訓練団 (KCTC) の連隊級訓練場で使う中央統制装備を2014年までに開発する事業で、LG CNS社を開発担当優先交渉対象業者として選定した。

また、陸軍「防空指揮統制警報システム」の開発優先交渉対象業者としてサムスンタレス社を選定した。

事業庁はこの日午前、第80回事業管理分科委員会を開催して開発優先交渉対象業者を選定した。事業庁は、これから該当業者との技術・価格交渉が順調に終われば、今年中に正式に契約を締結して開発を本格的に始める予定だ。

この日、優先交渉対象業者を選定した「陸軍科学化戦闘訓練団中央統制装備システムのシステム開発事業」は、現在の大隊級規模のKCTC訓練場を連隊級まで拡張する際に使用する中央統制装備システムを開発する事業だ。事業庁は5月31日の公告を通じてシステム開発事業への参加を希望した2社を対象に、3日から5日まで技術能力評価と費用評価をして、点数が高いLG CNS社を優先交渉対象の第1順位として選定した。

事業庁の関係官は、「関連交渉が予定通りに終われば、10月まで契約締結を進めて、2014年までに開発を完了する方針」として、「戦力化の暁には、実戦と同じ戦場体験訓練及び訓練参加兵士の拡大により、軍の戦闘力向上に寄与できる見込み」と明らかにした。

また、「防空指揮統制警報システム」事業は、現在、手動システムとして運用中の地上軍の防空作戦システムをネットワーク化して、将来戦に符合する局地防空作戦統制システムとして開発する事業だ。

事業庁は6月3日の公告を通じて事業への参加を希望した4社を対象に、先月27日から29日まで技術能力評価と費用評価を実施し、点数が高いサムスンタレス社を交渉対象の第1順位として選定した。

事業庁は、技術・価格交渉が順調に終われば、来月末まで契約締結を進め、10月からシステム開発に着手して、2014年までに開発を完了する予定だ。

事業庁の関係官は、「戦力化以後は、リアルタイムでの防空情報の共有を通じて、部隊別統合防空作戦能力を構築し、敵航空機の攻撃から戦闘資産と人員を効果的に防護できるだろう」と期待した。

(2010.11.06.2)

大隊級以下戦闘指揮システム (B2CS)

システムの名称

大隊級以下戦闘指揮システム (B2CS: Battalion Battle Command System)

開発

2009年から先行研究
2015年までシステム開発及び試験評価
2020年まで軍団に配備

ニュース記事

軍団〜小隊まで戦場可視化(2011.04.15)
ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=4&menuCnt=&writeDate=20110415&kindSeq=2&writeDateChk=20110415

陸軍、B2CS(大隊級以下戦闘指揮システム)開発、ATCIS(陸軍戦術指揮情報システム)性能改良事業本格推進

軍団から小隊級部隊まで円滑に情報を共有し、戦場を可視化するための「大隊級以下戦闘指揮システム (B2CS: Battalion Battle Command System)」開発事業と、「陸軍戦術指揮情報システム (ATCIS: Army Tactical Command Information System) 」性能改良事業が本格推進される。

陸軍本部情報化企画室は12日、野戦部隊・兵科学校・防衛事業庁・研究開発業者が参加した中で、「将来戦場を主導するB2CS開発とATCIS性能改良事業着手会議」を開催したことを明らかにした。

この日の会議は、事業庁がサムスンタレスとサムスンSDSを、B2CS開発とATCIS性能改良事業の主管業者として選定し、契約を締結するために用意され、また、陸軍本部がシステム開発のために結成したタスクフォース (Task Force) 発足式として開催された。

会議では、開発計画の発表と関連機関別の協力案などに対する議論がなされた。

ハン・ドンジュ(少将)陸本情報化企画室長は、「開発機関間の有機的な協力により、戦場で使いやすく、また、武器システム間の相互運用性が保障されたC4Iシステムを開発する」と述べた。

現在、大隊級部隊は一部でC4I端末機と位置報告接続装置だけを運用しているのみで、小隊長以下指揮官には装備がない。

このため、戦場の可視化が制限され、先鋒部隊である大隊級全体の戦場状況を共有し、ATCISとの連動を通じて軍団から小隊級まで戦場を可視化するための指揮統制システムを配備する必要性がこれまで要求されてきた。

そこで陸軍は、2009年からB2CS開発とATCIS性能改良のための先行研究を実施し、今年から探索開発を本格的に始めた。

キム・ドゥス(大領)指揮統制システム課長は、「2015年までシステム開発と試験評価を完了し、2020年まで軍団単位で戦力化を進める」と明らかにした。

B2CSは、小隊から大隊級まで指揮統制と状況認識情報を共有し、戦場を可視化して、機動中にあっても指揮統制を保障するためのC4Iシステムを構築する事業のことだ。

また、ATCIS性能改良は、現システムをウェブ (Web) に切り替えて、50個の武器システムとの連動を実現し、指揮所において無線LANを構築など、先進型C4Iシステムを構築する事業だ。

(2011.04.17.1)

C4Iシステム、大隊級以下に拡張(2011.04.08)
ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=1&menuCnt=&writeDate=20110408&kindSeq=15&writeDateChk=20110408

防衛事業庁、サムスンタレスと探索及びシステム開発契約を締結

ネットワーク中心の戦い (NCW: Network Centric Warfare) の核心要素である地上軍のC4I (Command・Control・Communication・Computer and Intelligence) システムを、大隊級以下の部隊まで拡張する作業が本格化する。

防衛事業庁は7日、ソウル龍山戦争記念館で、所要軍の関係者、開発業者、協力業者などが参加した中で、「大隊級以下戦闘指揮システム事業」着手会議を開催したことを明らかにした。これに先立ち、事業庁は先月、サムスンタレス(株)と今回の事業の探索及びシステム開発に関する契約を締結した。

大隊級以下戦闘指揮システムは、大隊級部隊から小隊級部隊まで、核心的な戦場状況の認識及び指揮統制情報をリアルタイムに共有し、機動中に指揮統制を保障する戦闘指揮システムとして、戦場での戦闘指揮任務遂行のための武器システムだ。

事業庁の関係者は、「大隊級以下戦闘指揮システムが開発されて戦力化されれば、現在、運用中の軍団級C4Iシステムである地上戦術C4Iシステムとの連動を通じて、軍団から小隊まで全梯隊の戦闘遂行能力が大きく向上する」と期待を語った。

C4Iは、指揮官が戦時または平時に与えられた任務を遂行するために、使用可能な資源を最適の時間と場所に配分し、戦闘力の向上効果を発揮できるように、指揮・統制・通信・コンピュータ・情報の各要素を有機的に統合させた自動化指揮統制システムのことだ。また、軍団級以下の戦術梯隊の監視及び打撃システム、通信システム、コンピュータなどと有機的に連結して、リアルタイムに情報を共有し、効率的な監視―決心―打撃の作戦遂行を可能にするシステムだ。

(2011.08.20.1)

「大隊級以下戦闘指揮システム事業」優先交渉対象者にサムスンタレス(2010.12.09)

以下、第86回事業管理分科委員会審議結果より抜粋。
ttp://www.dapa.go.kr/internet/news/media/newsRelease.jsp?mode=readForm&boardCode=BDNEWS01&curPage=1&searchField=&searchWord=&articleSeq=8684

防衛事業庁(庁長チャン・スマン)は12月9日(木)、第86回事業管理分科委員会を開催して「大隊級以下戦闘指揮システム事業」の優先交渉対象者にサムスンタレス社を選定した。

「大隊級以下戦闘指揮システム事業」は、9月30日(木)の公告後に、事業への参加を希望した2社を対象にして、技術能力評価と価格評価を実施した結果、点数が高いサムスンタレス社を交渉対象第1順位として選定し、サムスンタレス社と技術及び価格交渉を実施して、来年1月まで契約を締結する。

「大隊級以下戦闘指揮システム事業」とは、大隊〜小隊級梯隊の戦場における状況認識及び指揮統制を保障するための戦闘指揮システムを開発及び戦力化する事業です。契約締結後、来年初めに開発に着手する予定で、戦力化されれば大隊級以下までC4Iシステムが拡張され、地上軍のネットワークを基盤とする同時統合戦遂行能力が大きく向上することが期待される。

(2010.12.15.1)

(参考)「陸軍デジタル推進団構想を検討してこそ」(2010.09.13)
ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=4&menuCnt=&writeDate=20100913&kindSeq=3&writeDateChk=20100913

砲兵戦術指揮統制システム (BTCS)

システムの名称

砲兵戦術指揮統制システム (BTCS: Battalion Tactical Command System)
なお、陸軍、合同参謀、防衛事業庁及び国防日報などでは、複数(7〜8)の名称が使われており、何が正式名称かはわからない。

概要

砲兵部隊に配置される装備として、戦術C4Iシステム及び標的探知システムと連動して、迅速・正確に射撃諸元を算出し、リアルタイム射撃を保障する装備である。
運用火砲は、105ミリ及び155ミリ(K-55、KH-179、M114系列)で、現在は、改良型である「BTCS A1」とK-9自走砲向けの「K-9 BTCS」が運用されている。



BTCS運用図



図中央は、砲兵観測装備 (TAS-1)


その他

  • 防衛事業庁による解説
    ttp://www.dapa.go.kr/internet/business/helper/program_management26.jsp

ニュース記事

砲兵の射撃正確度を高めた(2005.10.13)
ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/HearTypeView.jsp?writeDate=20051017&writeDateChk=20051013&menuCd=3004&menuSeq=4&kindSeq=2&menuCnt=30911

陸軍、射撃指揮の自動化で迅速に打撃可能

陸軍が最近、性能改良型砲兵射撃指揮統制システムを開発、今後、初弾命中率がより一層高まるものと期待される。

陸軍は12日、「最近、将来砲兵の発展趨勢に符合する砲兵戦術指揮統制システム (BTCS: Battalion Tactical Command System)性能改良研究開発事業の技術試験評価を成功裏に終えた」として、「砲兵射撃の正確性と奇襲効果を一層高めることができるようになった」と明らかにした。

現在、野戦試験中のBTCSは、上級部隊C4I、多様な情報システムと連動して、リアルタイムに情報を共有することにより、最適の射撃部隊選定と迅速な打撃を可能にしたシステムだ。

陸軍は最近、軍の管理下で、業者(ネックスワンフューチャー(現LIGネックスワン))主導により研究開発中の、BTCS性能改良事業の技術試験評価を実施した結果、当初の予想より大きく上回る良好な結果を得た。

特に、今回、純粋な国内の技術で完璧な砲兵指揮自動化システムを開発することにより、それまで火力運用分野の宿願だった戦術的・技術的射撃指揮を自動化できることになった。

今回の開発事業は、最近、K-9自走砲と新型弾薬の開発、対砲兵探知レーダー・UAVなど探知手段の発展、C4Iシステムとの連動の必要性など、砲兵武器システムの急激な発達により、これに相応できる高度に自動化された砲兵指揮統制システムの具備が要求されたために進めることになった。

これにより、陸軍戦力開発管理団は昨年、3次元の射撃指揮機能と諸々な原因処理能力の拡張、使用者の利便性向上などに重点を置いて開発作業に入った。

性能改良型BTCSは、諸々な原因処理と統制能力を大きく向上させて、砲兵連隊や旅団級でも砲兵指揮統制システムとして運用が可能だ。

また、今後、C4Iシステムが発展したときには、直接連動して他の戦場機能とリアルタイムに情報共有ができるように、各種のデータ送受信も可能になった。

(2010.09.11.1)

その他

砲兵連隊OCC任務遂行システム

砲兵火力支援、1段階アップグレード(2005.11.10)
ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/HearTypeView.jsp?writeDate=20051113&writeDateChk=20051110&menuCd=3004&menuSeq=4&kindSeq=1&menuCnt=30911

陸軍第6師団、C4Iシステム下でOCC初構築試演

地上戦術C4Iシステムが戦力化されて以降、野戦砲兵連隊級でOCC (Operation Control Center: 砲兵作戦統制所) 任務遂行システムが初構築され、標的探知から実際の砲弾射撃に至るまで、火力支援の全過程がリアルタイムで可能になった。

陸軍第6師団(師団長イム・クァンビン少将)は、8日と9日の2日間、第3軍司令部統制により実施された火力戦備態勢受検で、戦術C4Iシステム下での砲兵連隊級OCC任務遂行システムをお披露目して、C4Iシステムの戦術的活用とリアルタイム統合戦闘遂行手続きを通じた大規模火力集中運用を立証した。

新たにお披露目された砲兵連隊OCC任務遂行システムは、地上戦術C4Iシステムに符合するように、機動化・セット化・デジタル化することによって、戦場可視化はもちろん、指揮官中心の統合された意思決定が可能になったのが特徴だ。

砲兵連隊OCC任務遂行システムは、師団CCC (Command and Control Center: 指揮統制本部) と連隊OCC間でリアルタイムに状況を共有し、火力戦闘を遂行する姿を実現して、特に、最も脅威になる核心標的に対する追跡管理・打撃システムと対火力戦の任務遂行手続き、そして、火力撃滅地域での統合火力運用をC4Iシステム下で運用できるように発展・構築された。

(2010.11.06.1)










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