葉鍵キャラを政治家に見立て葉鍵国を統べる仮想政界「葉鍵政界」の派生wikiです。葉鍵板を参考に、99%のネタと1%の知性で盛り上げ楽しんでいきましょう。(元は葉鍵政期スレのまとめwiki的位置づけでしたが、現在は三次創作サイトの方向に突き進んでいます。)

[2008年11月14日 リトバス県超野党連合本部]

恭介「明日から解散総選挙だぞ。さあ、大詰めの対策会議だ」
理樹「リトバス県選挙区は19日だね」
恭介「では、候補の確認をしよう。リトバス県超野党連合の候補は理樹、謙吾、能美。対する候補はうぐ民の神北とドルジ、
   公芽衣の朱鷺戸、新党魁の来ヶ谷だ」
理樹「小毬さんか、あんまり戦いたくない相手だね」
美魚「しかし、神北さんは本気で戦うつもりでしょう。うぐ民党の総務会長としての決意は間違いありません」
葉留佳「何といってもメインヒロインですからネ。これは強敵でしょう」
恭介「それに政策も結構俺たちと重なってるからな。しかも、あくまでリトルバスターズのメンバーだ。政策の違いを
   打ち出せないと単純な人気投票になる可能性もある」
美魚「そうなると、主役として圧倒的人気の直枝さんはともかく能美さんや宮沢さんは厳しい戦いを強いられることになりますね」
謙吾「悔しいが認めるしかないな。人気投票になっても勝ち抜ける戦略が必要だな」
葉留佳「そこでお祭りですヨ。有権者向けのパフォーマンスというヤツですネ」
理樹「うん、それはいい案だと思うよ」
恭介「しかし、今から準備していても大きなイベントは出来ないだろう」
葉留佳「こういうこともあろうかと色々準備はしてますヨ。私を誰だと思ってるんですカ?」
恭介「次に同じくうぐ民のドルジだ。動物にも投票権があり、動物と動物愛好家の間に固定的な支持層がある。決して侮れない」
鈴「動物保護はウチの専売特許だぞ!」
佳奈多「でも、うぐ民の政策と葉鍵社民党の政策にはかなり違いがあるわね。そこで違いを出せないかしら」
恭介「しかし、元々葉鍵社民党は環境運動の一端で動物保護を始めたんだろ?純粋な動物保護で戦うなら不利な戦いにならないか?」
謙吾「そうだな。しかし、逆にうぐ民党の政策では本当の動物保護は実現できないということを訴えていけば、
   ドルジへの対抗という観点からは効果的かもしれないぞ」
佳奈多「元々葉鍵社民党のほうが環境運動の経験がある分、理論はしっかりしているわ。問題は、それを
    票につなげられるかということね」
佐々美「それに、葉鍵社民党色があまり強く出てしまうのは、野党連合という観点からは好ましくないと思いますわね」
佳奈多「葉鍵社民党の支持層はリトバス県超野党連合に投票するはずよ。あからさまに葉鍵社民党色を出さないようにすれば、
動物保護を論点にするのは固定票を切り崩す効果はあると思うわ」
鈴「でも、それじゃ党中央の支援には頼れないということになるのか?」
恭介「そういうことになるな。だから鈴にはドルジの牽制のために独力で頑張ってもらうしかない。まあ鈴は最近しっかりしてるようだし、
   できるだろう。次は公芽衣の朱鷺戸か」
佳奈多「あの、少々得体の知れない人ね」
葉留佳「公芽衣党というだけあって、かなり胡散臭い人物ではありますよネ」
謙吾「…眠主の折原とか、あの斉藤とやらも相当胡散臭いと思うが」
佳奈多「あれは私達にとっても悩みの種ね。この間の離脱騒動でも振り回されたことだし」
恭介「まあそれはそれとして、公芽衣党は今は落ち目に見えるが油断はできない。話によると、
   あの朱鷺戸は腕利きの工作員というじゃないか」
謙吾「しかし、工作員ということは、逆に表の選挙は苦手なんじゃないのか?」
美魚「確かに、腕利きでも、表の選挙で戦う、みたいなイメージではありませんね」
謙吾「それに本人も党への忠誠心なんか持ち合わせていないとかいっていたな」
恭介「ただ、その分逆に何をしてくるか分からない恐怖もある。まあ、これは公芽衣党自体にも言えることだけどな」
佳奈多「どんな能力を持ってるか分からない分対策の立てようがない、というわけね」

117 :リトバス県超野党連合選挙対策会議 (2/3):2008/11/15(土) 17:26:02
恭介「よし。朱鷺戸については公芽衣党も含めて監視対象として、様子を見よう。さて最後に来ヶ谷だが…」
佳奈多「政策の違いははっきりしているわ。そこは問題ないわね」
葉留佳「まあ政策が過激すぎて、ついていけるかぁ〜!ってところがありますし、発言にも色々問題ありますからネ。
この間葉鍵社民党の代表の発言が杏さん党から突っ込まれてましたケド、ずっと姉御についてる私から見れば、
あんなのかわいいなー、って話ですヨ」
理樹「…」
謙吾「…」
真人「…」
恭介「…」
葉留佳「おや、どうしましたカ、皆さん?」
鈴「 お 前 が 言 う な !!」
佳奈多「まあ葉留佳と違って本気で危ないところがあるのは否定しないわ。あの人もどうしてしまったのかしらね」
美魚「しかし、来ヶ谷さんは少々過激な面がありますが、あれでも現実的な決断ができる人間です。政策の調査立案の能力も
美坂政調会長には及ばなくても相当なものでしょう。一見過激に見えても、要所を突くことができる人間なのは間違いありません」
佳奈多「だからこそ始末が悪いわ」
理樹「選挙の時には来栖川さんや美坂さん、それに葉鍵新党からも向坂さんが応援に来ると思う。だから、
来ヶ谷さんもあまり無茶はしないんじゃないかな」
佐々美「その分、政策通を何人も相手にしなければならなくなるのではありませんこと?」
佳奈多「他の党員も、来ヶ谷さんほどあからさまな過激さはなくても、政策は似たようなものだというのに…」
葉留佳「その意味じゃ、過激さを隠さない分、姉御のほうが相手にはしやすいですネ」
理樹「政策での勝負の不利もだけど、人気も相当高いんだよね」
葉留佳「人望も頼りがいもある人ですからネ。今の政界の行き詰まりに不満を感じている人は
    一気に姉御に向かったりするんじゃないですカ」
美魚「元々反体制の気風の強い地域です。私達もしばしば反体制と見なされていますが、私達に飽き足らずに
   来ヶ谷さんを支持する勢力は相当強いと思います。その上、保守層までも左派を攻撃するために反体制を承知で
   来ヶ谷さんを支持する可能性は高いでしょう」
恭介「来ヶ谷は小さな政府・市場重視を掲げているから、その点では保守層と利害が一致するからな」
理樹「うーん、でも解散の日のテロ特措法案の採決の時の行動で、保守層が離れたんじゃないのかな」
美魚「しかし、保守層にとっては他がいない状況です。来ヶ谷さんが無茶をするのは既に知られていることです」
鈴「なあ、それって、『完璧』『弱点無し』『手詰まり』ってことじゃないのか?」
美魚「身も蓋もなくいえば、『敗北確定イベント』みたいなものかと…」
恭介「お前たち、諦めるのか?それでいいのか!?一人くらい落ちてもいいとか、そんな風に思ってないか?」
理樹「いや、そんなつもりじゃ…」
恭介「いいか、我々リトルバスターズは一人たりとも欠けることは許されない!神北やドルジ、来ヶ谷が敵に回ったのは残念だが、
   これ以上一人たりとも欠けることがあってはならないんだ!!」

118 :リトバス県超野党連合選挙対策会議 (3/3):2008/11/15(土) 17:26:37
佳奈多「で、何か妙案はあるのかしら?」
恭介「俺に言わせれば、来ヶ谷程度を相手にここまでうろたえるなんて甘い!来ヶ谷の実力は大したものだ。それは認めよう。
   だが、俺に言わせれば、まだまだだ。ああ、俺が国政に出られなくて残念だな!」
佳奈多「出られないものはどうしようもないわね。それを言えば、あーちゃん先輩ならあなたみたいに御託を並べたりしないで、
    もっと速攻で来ヶ谷さんを下していると思うけど」
クド「あーちゃん先輩を3人目の公認候補にしたほうが、良かったのでしょうか…」
恭介「どっちも仕方がない。だが!俺は国政選挙に出られなくても、選挙運動への参加はできる。企画だろうと応援だろうとな。
   よし、早速だが一つ思いついた。投票日の前日にでも来ヶ谷に神北やドルジ、朱鷺戸も招いて公開討論会でも開こうじゃないか」
真人「お、それいい考えだな。俺たちで力を合わせれば、敵はいないってわけだ」
謙吾「しかし、討論会を開くとなると、来ヶ谷や神北にも宣伝の場を与えることになる。少々大きな賭けになるな」
佳奈多「でも虎穴に入らずんば虎児を得ず、よ。特に個人票を掘り起こすにはこういうイベントで私たちの存在を
    アピールする必要があるわ」
美魚「ただでさえ新党魁は新党ブームと急進的な政策路線で攻勢を展開しています。ここで
   私達が攻勢に転じるには、思い切った手段が必要です」
佳奈多「ええ。私たちにも相手を攻める材料がないわけじゃないわ。※国の大統領選挙でも左派が勝利したわ。
    良く考えれば、経済が混乱している今だからこそ、左派に有利なはずよ」
謙吾「左派に有利か。リトバス県は特に左派系の団体や労働組合が強いが、もっと個人票を掘り起こしたいな。
   そのためにも、有権者個人へのアピールが必要、か」
佳奈多「それにしても、どうして葉鍵新党や新党魁って極端なところまでぶれたのかしらね。
    国とか体制を批判する行為が極端にぶれて、ただの反政府や無政府的な発想にぶれるとか、
    官がやっても上手く行かないから全部民がやった方がいいんだとか考えてしまう、みたいに」
理樹「確かにうぐ公長期政権の膿が溜まっているから官僚制批判もやらなきゃいけないけど、彼らの場合は官僚制の全否定、
   みたいな極端で危険なところまで行っちゃってるんだよね」
葉留佳「まあリトバス県が元々反政府的ですし、第一リトバス自体、元々左翼活動で反政府的で、無政府的ですからネ」
佳奈多「確かにリトバス県は特に反体制志向が強かったから、その傾向が増大化、極限化したなれの果てなのかしら?
    体制との妥協で福祉と労働を守る現実的な左派からは彼らみたいな勢力は生まれないわ」
恭介「民間企業でも社員の首を問答無用で切り捨てれば会社が立ち行かなくなる、行政機関も同じことだ。上手く回すには官僚や公務員が必要不可欠、
   改革にも彼らの助けがいる。行政機関の変えるべきポイントを熟知してるのは職員だからな。
   官僚も公務員も全て敵に回し、苛烈な大改革を行なえば、行政機関は機能不全から麻痺を起こし、社会が混乱して大変な事になる」
佳奈多「なのに、彼らにはそれを平気でやってしまいそうな危うさがあるのよね」
謙吾「全く、自分達は優秀だから何でも出来る、なんて子供じみた万能感が透けて見えるな」
美魚「だからこそ、新党魁のリトバス県超野党連合入りを却下したのですが…」
恭介「ま、所詮は謙吾の言う通り、子供じみた万能感だ。そんな連中、恐るるに足らず、だ!新党の連中に思い知らせてやろうじゃないか!
   己の無力さって奴をな!」
葉留佳「それ、悪役の台詞ですヨ…」
恭介「いや、不謹慎だと思って黙っていたがな、来ヶ谷が新党魁に入ったって聞いたとき、俺は本当はこう思ってたんだよ、
   リトルバスターズの存在を葉鍵に知らしめる絶好のチャンスだ、こいつぁ最高にハイってやつだアァァッ、ってな!
   しかし、新党も哀れなもんだ。来ヶ谷という俺たちの仲間に手を出すとはな。この際、きっちりけじめをつけて貰おうかッ!」

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