イカルガ内戦(第二次魔道大戦)

歴史

2191-2197年。統制機構と、そこから独立しようとしたイカルガ連邦との争い。
術式を使った二度目の戦争であることから「第二次魔道大戦」とも呼ばれており
術式が初めて対人間に用いられた戦争でもある。

バングの弁によれば、当初はイカルガ側が優位に立っていたとのこと。
そのため連邦や第七機関は、領主たるテンジョウの意思に逆らって領土の拡大を進めてしまい
統制機構側からは「侵略戦争である」と非難されている。

しかしある日、連邦の中心地だった第五階層都市イブキドがいきなり爆発&壊滅。態勢は逆転した。
獣兵衛はイブキドの巨大要塞が一瞬で消え去ったのを目撃していたという。

イブキド消滅から4年が経過しても統制機構側は手を緩めることなく攻め続け、
テンジョウをジンが殺したしたことで内乱は終結した。

戦争としては統制機構側の勝利だが、実際には両者疲弊した痛み分けのような状況だったらしい。
それでも統制機構が「反逆者には容赦しない」ことを知らしめた戦争でもあった。

歴史の裏側

表向きは、イカルガ連合側が統制機構からの独立自治を求めて起こした戦争だとされている。
統制機構による統治は「術式への適性」「貴族か否か」という、生まれによって区別されるものだったが
それに対して反感を持った者たちが集ったことが独立のきっかけとされている。
その裏では統制機構に反目していた第七機関が暗躍していたという。

しかし、そもそもイカルガ連邦は内戦前から統制機構の配下にありつつ特別に自治権を
認められていたことがCFにて語られており、「独立戦争」というのは誤りであるが
それに対して統制機構と連邦、そして第七機関という組織の全てに繋がりを持ち、
この戦争をそそのかしたものがいた。(描写から、明らかにハザマ/テルミだと思われる)

ヴァリハにて、そも戦争のきっかけは「腐敗した統制機構」にあると語られた。
「黒き獣」の力と、それが「人類が作り出したもの」であることを知った権力者たちが
その力を得るために、帝の虎の威を借りて起こした戦争であると。

『統制機構側の意図』
 戦争を起こすことで多数の死者を生じさせ、それにより黒き獣を手に入れようとした。
 そのため、戦争を「意図的に長引かせている」おり、それは戦争に従事している者にとって明らかだった。
 更には士官学校のなかで平民出身の学生から志願者を募り新兵として採用し
 無謀な作戦を与えて戦場に送り込んだことで、多数の犠牲者を出すほどだった。

『第七機関の意図』
 同じく黒き獣の力を手に入れようとした。
 そのために、イカルガの「差別に反目する者達」を利用したとされるが
 統制機構との会議に第七機関の関係者が出席しているなど、裏では繋がっていた模様。

テルミたちの目的


『前帝の排除』
 前帝、つまりテンジョウのこと。
 ただ内戦の前に「帝が代替わりした」とは明示されておらず、つまり当時のテンジョウは現帝のはず。
 つまり実際には「帝を排除し新たな帝を据えるクーデター」というのがあっているような気もする。

 これについてはジンがテンジョウを殺害したことで目的を果たしている。
 イカルガ連邦の中心とはいえ、表向きにはイブキドという一都市の首領であるテンジョウが死亡しただけで
 内戦が終わったのは、実はテンジョウが統制機構の帝であり、その死によって真の目的が果たされたため。


『冥王イザナミの覚醒』 
 戦争により多くの「死」を生み、それをイザナミへ注ぎ込むことで目覚めさせようとした。
 統制機構が秘匿していた「窯」に戦争の犠牲者が投げ入れられ、そこから吸い上げたものが
 イザナミが眠る「棺」へと注ぎ込まれている、と描写されている。
 だが内戦が終わった時点ではまだイザナミは目覚めていなかった。


『蒼の継承者を生み出す』
 統制機構ないし第七機関が、戦争の犠牲者の魂を利用して黒き獣を生み出したとして、
 それに対抗する防衛システム「タケミカヅチ」が駆動することは明白だった。
 テルミたちは、そのタケミカヅチの砲撃という「高エネルギー」を触媒にして特異点を発生させ
 それにより「居ない筈の者(クロノファンタズマ:ノエル:蒼の継承者)」を生み出すことが目的だった。


ブレイブルーは同じ世界を何度も繰り返しており、その度に異なる事象が発生するため
どのような事象が「その」歴史において起こるか/起こらないかは異なるのだが、
イカルガ内戦は「特異点を発生させる」ために、どの事象であっても「絶対に発生する」とのこと。

補足事項

ループする事象によって、イブキドは「壊滅」程度だったり「消滅」したりするのだが
前者ではノエルが存在し、後者ではノエルは存在しない、ということがCPまでに語られているが
その理由については現時点でも明確な説明はされていない。

しかし、その理由を補足する可能性がある説明がCFでなされた。
それはイブキド砲撃は「居ない筈の者を生み出すことが目的」というものである。

以下想像だが、
クロノファンタズマを生むためにタケミカヅチの砲撃という高エネルギーをを利用した、ということは
つまり「ノエルを生み出すことに成功」=「高エネルギーを十分に活用できた」ということ。

エネルギーをノエル生成に活用できた=破壊につながるエネルギーが少なくなった、ということではないか。
だからこそ、ノエルがいる事象では「イブキドは壊滅で済んでいる」となる。

逆に「ノエルを生み出すことに失敗」=「高エネルギーを活用できなかった」ということで
「余り余った破壊エネルギーがイブキドに直撃」したからこそ
「ノエルがいない事象ではイブキドは消滅している」となったのではないだろうか。

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