スーパーマン（Superman）

スーパーマン（Superman）とは

DCコミックスのスーパーヒーロー。
1938年に刊行された『ACTION COMICS #1』でデビューし、世界中のあらゆるジャンルのスーパーヒーローに影響を与えた歴史的なキャラクターとして知られている。

キャラクターとしてのスーパーマン

地球人としての本名はクラーク・ケント。
カンザス州出身の新聞記者として、メトロポリスのデイリー・プラネット新聞社で働く日々を送っているが、その正体は滅亡した惑星クリプトンから逃げ延びたクリプトン人、カル・エルである。
農場を営む養父母のケント夫妻に育てられたクラークは、自分に与えられた強大な力を人助けのために使うことを決心し、人混みに紛れて暮らしながら、スーパーマンとして人々を救う二重生活を送っている。
その能力はDCユニバースでも最強レベルで、クリプトン人に対して作用する特殊な鉱石クリプトナイトや魔法のような超常的なパワーを除けば、スーパーマンに致命的なダメージを与えることはほぼ不可能である。

スーパーマンの特殊能力

超耐久力

ヒートビジョン
・両目から発射する超高熱線。

ストーリー

スーパーマンファミリー

スーパーボーイ

スーパーマンの少年版。
最初のスーパーボーイは少年時代のクラーク本人だが、のちにクローンのコン・エルが名前を継承した。
現在はクラークとロイスの息子であるジョン・ケントがその名前を受け継いでいる。

スーパーガール

女性版スーパーマン。DCを代表するヒロインの一人で、その名にふさわしいスーパーパワーの持ち主。
スーパーマンのいとこや人工生命体など、時代によって設定は様々に変化する。
コミックでは『スーパーガール』のタイトルで単独作品をもち、映画化、テレビドラマ化もされている。

スーパーマン（アース2）

DCユニバースに誕生した初代スーパーマン。
ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ（JSA）が誕生した並行宇宙「アース2」の住人で、若いスーパーマン（アース1、のちにニューアース）に対して、白髪の混じった壮年として描かれる。
年老いてはいるものの、その能力はすさまじく、若いスーパーマンも圧倒されるほど強力である。最初の『クライシス』と続編『インフィニット・クライシス』で重要な役割を演じた。

スーパーマンの周辺の人物

ロイス・レーン

ヒロイン。デイリー・プラネットの敏腕女性記者で、のちにクラークの妻となる女性。

ジミー・オルセン

デイリー・プラネットの新人記者。

クリプト

スーパーマンの愛犬。見かけは普通のイヌだが、想像を絶するスーパーパワーの持ち主。
飛行能力をはじめスーパーマンを彷彿とさせる超能力を持った地上最強の動物の一匹である。

レックス・ルーサー

スーパーマン永遠のライバル。
世界的な科学者にして実業家で、一時期はアメリカ大統領も務めていた。

ビザロ

スーパーマンの不完全なコピー体。
オリジナルと同じ能力を持っているが、倫理観や道徳的な精神が著しく欠如している。
科学者としてのレックス・ルーサーの創造物で、両者の間には常識を超えた奇妙な絆が存在している。

Mr.ミクシィズピトルク

五次元の魔法使い。
不死身かつ驚くべき魔法の使い手で、スーパーマンとその周囲をことごとく翻弄する。

ウルトラマン

善悪が逆転した異世界〝アース3″におけるスーパーマンの邪悪な鏡像。
能力はスーパーマンと同じだが、寛大なスーパーマンに対し、その人格は狭量な暴君である。
ジャスティス・リーグとは正反対の犯罪グループ「クライム・シンジケート」のリーダーを務めている。

バットマン

ジャスティス・リーグの同僚でヒーロー仲間。
ヒーローとしての手法は大きく異なるが、お互いを強く信頼する親友である。
スーパーマンは自分が暴走した時に備え、クリプトナイトの弾丸をバットマンに託している。

スーパーボーイ・プライム

異世界「アース・プライム」からやってきた少年版スーパーマン。

おもな翻訳作品

スーパーマン：アクション・コミックス　Vol.1

まだ経験が浅く、空を飛ぶことのできない若きスーパーマン。
しかし、誰よりも熱い思いを胸に、メトロポリスを襲う数々の事件から、人々を守るために今日も戦う！
ライターを担当したのは『バットマン：イン・コーポレイテッド』のグラント・モリソン。

スーパーマン：アンチェインド

スーパーマン：サン・オブ・スーパーマン

New52スーパーマン亡き後、表舞台に登場したもう一人のスーパーマン。
彼は、かつて「フラッシュポイント」によって滅びたはずの古い世界の生き残りである。
その傍らには妻であるロイス・レーン、そしてスーパーマンの息子、スーパーボーイことジョンがいた！

スーパーマン：トライアル・オブ・スーパーサン

スーパーマンの息子vsバットマンの息子！？
スーパーボーイことジョンとロビンことダミアン、正反対の二人の出会いが、新たな物語の幕を開ける！
2人がタッグを組んだ『スーパーサンズ』にもつながるリバース版『スーパーマン』第2巻。

アクションコミックス #1000

1938年に『アクションコミックス』で「スーパーマン」の物語ははじまった。
そして2018年。1000号を迎えたアクションコミックスは、誕生80年を祝うにぎやかな号となった。

スーパーマンの最期

ジャスティス・リーグを蹴散らして、メトロポリスに進撃する怪獣ドゥームズデイ。
この強敵と死力を尽くして戦うスーパーマンだが、激闘の果てには、衝撃的な結末が待っていた。
1990年代に発表された歴史的エピソード『The Death of Superman』の翻訳版。

スーパーマン：ラスト・サン

クリプトン星の生き残り、ゾッド将軍とその一派が地球に襲来。
その頃、同じくクリプトンの生き残りであるクリス少年の身柄を保護していたスーパーマンは……
映画『スーパーマン』のリチャード・ドナー監督も製作に携わった見ごたえ十分の作品。

スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード

永遠のヒーロー『スーパーマン』の物語に終わりはない。
しかし、もしその物語に終わりがあるとしたら……？これはその「もし」を描いた物語である。
ストーリーは『ウォッチメン』『スワンプシング』を手がけた伝説のライター、アラン・ムーアが担当。

オールスター：スーパーマン

スーパーマン：フォー・オール・シーズン

スーパーマン：アースワン

スーパーマン：レッド・サン

舞台はスーパーマンがアメリカではなくソ連（現ロシア）に墜落した異世界。
社会主義の申し子として育ったスーパーマンは、その力を発揮して、世界を劇的に変容させていく。
ストーリーを担当したのは『キックアス』『キングスマン』のマーク・ミラー。

スーパーマン：アメリカン・エイリアン

新鋭マックス・ランディスがストーリーを手がけた『スーパーマン』の誕生譚。
クラーク・ケントはいかにしてスーパーマンとなったのか？その誕生の物語が新たな視点で紐解かれる。

映像作品

スーパーマン（1978）

スーパーマンⅡ　冒険篇（1981）

スーパーマンⅢ　電子の要塞（1983）

スーパーマンⅣ　最強の敵（1987）

レックス・ルーサーが脱獄し、スーパーマンのクローン超人ニュークリアマンを創造する。
スーパーマンに匹敵する能力を持つニュークリアマンに、スーパーマンはかつてないピンチに陥る。
クラーク・ケントとしての生活にも大きな変化が訪れる『スーパーマン』4部作の完結編。

スーパーマン　リターンズ（2006）

マン・オブ・スティール（2013）

バットマンVSスーパーマン　ジャスティスの誕生（2016）

スーパーマンの身に、邪悪な天才レックス・ルーサーの魔の手が迫る。
ルーサーによって仕組まれたスーパーマンとバットマンの対決の先に、世界を待ち受ける運命とは。

ジャスティス・リーグ（2017）

スーパーマンを失った世界に、惑星アポコリプスの侵略の魔の手が迫っていた。
亡きスーパーマンの遺志を継ぎ、ワンダーウーマンと共に超人軍団の編成を進めるバットマンだが、戦いの中で大きな壁に突き当たり、ついにスーパーマンを現世へ呼び戻す禁断の方法へと手を出すことに。

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