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相続税とは

相続税とは、亡くなった方の財産を相続により取得したときや、遺言によって財産を取得したときに生じる税金です。亡くなった方を被相続人とよび、相続によって財産を取得した人を相続人とよびます。取得した財産が一定額以下であれば、相続税はかからず、申告の必要はありません。
また、相続税の申告と納税は、相続の開始があったことを知った日(通常は、亡くなった日)の翌日から10ヶ月以内に、亡くなった方の亡くなった当時の住所地の税務署に対して行わなければなりません。
申告の期限までに申告しなかった場合には、本来の税金以外に加算税がかかりますし、期限までに納めなかった場合には、利息に当たる延滞税が掛かるので注意が必要です。

相続税の対象となるのは国民全体の「5%」といわれ、よほどの資産家でなければ実際には相続税の心配はありません。

相続税の意味合い

相続税は、冨の集中を調整し、特定の人に冨が集中するのを防ぐためという見方があります。一般に相続は、無料で財産をもらうことになるため、一種の不労所得といえます。こうした所得に何の税金も掛からないとすると、国民の間の資産格差はどんどん広がり、社会的な不平等が拡大してしまいます。そこで、一定額以上の財産を相続した人からは、その一部を税金として累進税率で課税・徴収し、社会に還元するようになっているのです。

相続税の税率(速算表)

相続税の税率と控除額(速算表)
課税遺産×各相続人の法定相続分税率控除額
〜1,000万円以下10%-
1,000万円超〜3,000万円以下15%50万円
3,000万円超〜5,000万円以下20%200万円
5,000万円超〜1億円以下30%700万円
1億円超〜3億円以下40%1,700万円
3億円超〜50%4,700万円

相続税の計算方法

  • プラスの財産-(非課税財産+マイナスの財産+債務控除の対象となる葬式費)=遺産額」
  • 「遺産額+相続開始前3年以内の贈与財産=課税価格」
  • 「課税価格-基礎控除(5,000万円+1,000万円×法定相続人数)=課税される遺産額」
  • 「課税される遺産額を法定相続人の数で分配(実際の配分に関係なく)」
  • 「分配された課税遺産額×相続税率/この額を合計する=相続税の総額」
  • 「相続税の総額を実際の遺産相続の割合で配分-税額控除=相続税額(納税額)」





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