冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

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Survival Under Atomic Attack報道(1950)


ブックレットSurvival Under Atomic Attack出版に関する報道など。
Survival Under Atomic Attack発行(1950/11/05)

政府は長く待たれていたブックレット"Survival Under Atomic Attack"を発行した。この最初の公式出版物(32ページ、価格10セント)は、民間人に日常の言葉で、原爆が投下されたときに何をすべきかを語っている。より技術的な説明は、8月に既に原子力委員会が発行している。政府は、もし幸運にも原爆の真下にいなくて、6つの原則に従えば、皆さんが生き残れると言っている。
[ Herald Journal (1950/11/05) ]

「You can survive, the government says (政府は、皆さんが生き残れると言っている) if you're lucky enough not to be right under the bomb explosion (もし幸運にも原爆の真下にいなくて)」という記述に、「実際はどうかわからないよ」という雰囲気が漂う記事である。


同じく、出版を報道する記事だが、Heppner Gazette Timesの場合は、淡々と概要を紹介している。


[ Heppner Gazette Times (1950/11/16) ]

1冊10セントで販売が始まったことを伝える記事:



原爆を生き延びるブックレットが発売された
民間防衛局発行の"Survival Under Atomic Attack"という31ページのブックレットが昨日、全米で発売された。ブックレットは全国民が読むべきもので、米国政府が全国民の安全と生活に必要不可欠だと考えているものである。ブックレットは米国印刷局が発行し、10セントで販売されている。 [ Lodi News Sentinel (1950/11/29) ]

Survival Under Atomic Attackへの初期の反応

ワシントン州Spokane市の学校管理者John A Shawが、これは必読だと述べたという、地元紙の報道記事:

[ Spokane Daily Chronicle (1950/11/29) ]


民主党連邦議員2名が、全国民への無償配布を求めたという記事:

民主党Magnusin連邦上院議員とMitchell連邦下院議員は"Survival Under Atomic Attack"を全家庭に配布するよう求める書簡を政府に出した。昨日、両議員は連邦上下院に、"Survival Under Atomic Attack"を無償配布する決議案を提案した。 [ by AP on Spokane Daily Chronicle (1950/12/02) ]

当初は、それなりに評判の良いブックレットだったように見える。

全文掲載

連邦政府が無償複製を許諾しているので、Survival Under Atomic Attack全文を連載掲載する例もあった。








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