12氏作品 8スレ目 その1
50 :十二支:2006/10/09(月) 01:48:57.20 ID:wJrIltbX0
覚えてる範囲で続きな
【痴漢の恐怖6】
結局、おとうとには黙っておくことにした。
姉友も、全く口裏を合わせてないのによくもあそこまで喋れたものだと思う。
自室に戻り、姉友と向き合うと、彼女は眉尻を下げながら笑った。
そして、私にそっと教えてくれた。
【痴漢の恐怖7】
私はよく皆にトロいと言われる。運動が苦手というわけでもないけれど、きっとこんな変な体つきをしてるからだろう。
だからというわけではないけれど、いつも人でごった返す電車の中では、私はきっと良い“的”なのだろう。
お尻や胸を這い回るゴツゴツした手。耳元で繰り返される吐息。きっと振り返れば、人間じゃない何かがいるんじゃないかって、毎回思う。
でも、嬉しいことも嫌なことも、続いてしまえば行き着く先には慣れがある。
いつしか震えが止まり、嗚咽も消え、気づいた頃には抵抗する術も忘れていた。
そこにああいう人たちがつけ込むことなど、造作も無かったのだろう。
【痴漢の恐怖8】
相変わらずドアをくぐった先にはあの笑みが待っている。
いやらしい、そのまま人であることまでやめてしまった様な笑み。
立つ場所を決めると、そのまま隠そうともせず近づく気配。
もう、私は動物に差し出す餌のような扱いだというのが分かった。
あとはただ、租借されるだけ。
「……え?」
待っていた嫌悪感は来なかった。確かに気配はするのに、それがかえって不気味に思う。
振り返れない。振り返ったらと、風化したはずの恐怖が徐々に形を成していく。
どうして―――。
その時、学校の一つ手前の駅でに電車が止まり、私は数人の男の人たちに無理矢理降ろされた。
恐怖が、牙を向いた瞬間だった。
【痴漢の恐怖8】
嘘でしょ?
いつ発せられたのか、私は姉友に向かってそう言っていたのだと思う。
目の前の友人は私の言葉にいつものように微笑む。
微笑んで、それがゆっくりと歪んでいく。自分が泣いていると気づいた。
「でもねぇー、姉ちゃん」
姉友はやっぱり笑ってる。
「私がね、姉ちゃんにずっと、ずぅーっとくっついて離れないのはね」
「いつだってヒーローがいるからだよ」
【痴漢の恐怖9】
数日後
―――グヘヘェ
サワ
姉「すーっ……助けろぉー!」
エ?
ガッ!
俺「よう、痴漢さん……ベルサイユへいらっしゃい」
姉「えへへぇー」
文化祭の時、俺さんに出会ってびっくりしました。
私の正義の味方だったんですから。
素ヒ「『姉友√発生装置』が手に入ったぞぉぉぉぉぉぉぉ!」
【素直ヒートの日記】
○月×日
犬 ○
猫 ●
○月△日
男 △
店ちょ rwrm911アラアラkrv9pm
店員「これは?」
素ヒ「毎日の勝負を」
店員「いや、△日の」
素ヒ「ナンデモナイゾォォォォォォォォ!」
【すなおひーとちゃん】
幼年時
すひ「しょうぶだー!」
ビエーン
?「あらあら。だめですよ、すなおひー」
素ヒ「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
アラアラ
【姉ヒート】
姉「お姉ちゃんはいつだって燃えてるわよー!」
俺「はいはい」
姉「ぶー」
俺「……」
姉「……次スレから『新ジャンル「姉ヒート」』がはじま」
ガッ!
俺「時期的にまずいからな」
姉「ひゃい……」
素ヒ「【俺友の宝物】は閲覧できんぞぉぉぉぉぉ!」
そいじゃなノシ
素ヒ「【兄キング】は閲覧できんぞぉぉぉぉぉ!」
【雨降れば地固まる】
シトシト
俺「……」
姉「雨やまねーなー」
俺「……」
姉「ごめんよーおとうとー」
俺「……」
姉「ホームランバー買ってやるからよー」
俺「ハーゲンダッツ」
姉「う……」
……パァ〜
姉「あ、晴れた」
俺「はぁ……」
姉「……むぅ」
俺「……ほら、行くぞ」
姉「あ……」
俺「行かないのか?」
姉「行くー」
素ヒ「【看護婦の嘆き】はないぞぉぉぉぉぉぉ!」
【俺友祭り】
俺友「……祭りじゃー」
俺「で、ハーゲンダッツでどうするって?」
姉友「今度は色んな味を混ぜるそうです」
姉「混ぜてもうめー」
俺友「……アイス、不思議発見」
俺「で、どうして俺の財布が異常に軽いんだ?」
姉友「あははぁー」
【雨と室内干し洗剤の匂い】
俺友「……嫌いじゃない」
姉「……」
姉友「……あははぁー」
俺「え? それだけ?」
【萌えよケン! リュウより強いよ】
姉「マツケンには無理だなー」
俺友「……松平ドリル」
【大きな大きな……】
姉「お兄ちゃんらm」
俺「そぉい!」
ブルァァァァ
姉「ごめんね、おとうとのはそれほどおお」
俺「そぉい!」
【チャン・〇ーハン】
姉「鉄球だー、つーよいぞー」
俺友「つーよいぞー」
姉「でも、鉄球よりも強くて憎らしいものもある」
俺友「……我らが宿敵」
アハハァー
【NHKにようこそ!】
姉「ひきこもりになりたいのかおとうとー」
俺「んー、可愛い女の子と仲良くなれるなら」
姉「ほほー、まだまだ不満かー。さすがエロゲー主人公だな」
俺「前々からそれについて一言あるのだが」
姉「なになに?」
俺「お前はそのエロゲーのメインヒロインだぞ?」
姉「……」
お題ストプな
【格ゲーの強さ】
俺「まぁ、俺友がトップだな」
俺友「……アイムマスター」
俺「……次が俺でって、他二人はゲームをあまりしないし」
俺友「アイムチャンピォン」
素ヒ「……グス」
素ヒ「【金魚救い】は閲覧できんぞぉぉぉぉぉぉ!」
【ジャックランタン】
姉「からくりサーカスおもすれー」
俺「うしおととらもおもろいよな」
姉「だうんろーどーだうんろーどー」
俺「……」
姉「おとうとにお姉ちゃんへの欲情プログラムをだうんろーどー」
俺「……」
姉「もう十分だとー!? あー、逆流してくるお兄ちゃんらめー」
俺「……」
素ヒ「【本当の強さ……】は閲覧できんぞぉぉぉぉぉ!」
【店員学生時代】
近所のスーパー
店員「といっても地方の高校から都内の大学行って」
姉「ほーほー」
店員「なにか気になる?」
姉「んー、大学ってどんな場所なのかなーって」
俺「……」
【店長学生時代】
近所のスーパー
姉「あ、店長さー」
アラアラ
自宅 朝
俺「おはよー」
姉「おはよぅ……あれ?」
【セーラー服と姉】
姉「実はブレザーなお姉ちゃんの学校」
俺「なんか妙に俺の高校って女の子のスカート短いよな」
姉「……」
俺「それに膝まである靴下……」
姉「……しらぬがほとけー」
【姉、結婚指輪を掃除機に吸われる】
自宅
俺「で、取るに取れなくて掃除機は粉々か」
姉「……」
俺「……今度、電気屋行こうか」
姉「……ん」
⇒11スレ目 その1
覚えてる範囲で続きな
【痴漢の恐怖6】
結局、おとうとには黙っておくことにした。
姉友も、全く口裏を合わせてないのによくもあそこまで喋れたものだと思う。
自室に戻り、姉友と向き合うと、彼女は眉尻を下げながら笑った。
そして、私にそっと教えてくれた。
52 :十二支:2006/10/09(月) 02:04:56.01 ID:wJrIltbX0
【痴漢の恐怖7】
私はよく皆にトロいと言われる。運動が苦手というわけでもないけれど、きっとこんな変な体つきをしてるからだろう。
だからというわけではないけれど、いつも人でごった返す電車の中では、私はきっと良い“的”なのだろう。
お尻や胸を這い回るゴツゴツした手。耳元で繰り返される吐息。きっと振り返れば、人間じゃない何かがいるんじゃないかって、毎回思う。
でも、嬉しいことも嫌なことも、続いてしまえば行き着く先には慣れがある。
いつしか震えが止まり、嗚咽も消え、気づいた頃には抵抗する術も忘れていた。
そこにああいう人たちがつけ込むことなど、造作も無かったのだろう。
55 :十二支:2006/10/09(月) 02:18:38.07 ID:wJrIltbX0
【痴漢の恐怖8】
相変わらずドアをくぐった先にはあの笑みが待っている。
いやらしい、そのまま人であることまでやめてしまった様な笑み。
立つ場所を決めると、そのまま隠そうともせず近づく気配。
もう、私は動物に差し出す餌のような扱いだというのが分かった。
あとはただ、租借されるだけ。
「……え?」
待っていた嫌悪感は来なかった。確かに気配はするのに、それがかえって不気味に思う。
振り返れない。振り返ったらと、風化したはずの恐怖が徐々に形を成していく。
どうして―――。
その時、学校の一つ手前の駅でに電車が止まり、私は数人の男の人たちに無理矢理降ろされた。
恐怖が、牙を向いた瞬間だった。
59 :十二支:2006/10/09(月) 02:34:44.08 ID:wJrIltbX0
【痴漢の恐怖8】
嘘でしょ?
いつ発せられたのか、私は姉友に向かってそう言っていたのだと思う。
目の前の友人は私の言葉にいつものように微笑む。
微笑んで、それがゆっくりと歪んでいく。自分が泣いていると気づいた。
「でもねぇー、姉ちゃん」
姉友はやっぱり笑ってる。
「私がね、姉ちゃんにずっと、ずぅーっとくっついて離れないのはね」
「いつだってヒーローがいるからだよ」
62 :十二支:2006/10/09(月) 02:46:35.18 ID:wJrIltbX0
【痴漢の恐怖9】
数日後
―――グヘヘェ
サワ
姉「すーっ……助けろぉー!」
エ?
ガッ!
俺「よう、痴漢さん……ベルサイユへいらっしゃい」
姉「えへへぇー」
文化祭の時、俺さんに出会ってびっくりしました。
私の正義の味方だったんですから。
素ヒ「『姉友√発生装置』が手に入ったぞぉぉぉぉぉぉぉ!」
66 :十二支:2006/10/09(月) 02:55:12.26 ID:wJrIltbX0
【素直ヒートの日記】
○月×日
犬 ○
猫 ●
○月△日
男 △
店ちょ rwrm911アラアラkrv9pm
店員「これは?」
素ヒ「毎日の勝負を」
店員「いや、△日の」
素ヒ「ナンデモナイゾォォォォォォォォ!」
67 :十二支:2006/10/09(月) 02:57:03.70 ID:wJrIltbX0
【すなおひーとちゃん】
幼年時
すひ「しょうぶだー!」
ビエーン
?「あらあら。だめですよ、すなおひー」
素ヒ「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
アラアラ
72 :十二支:2006/10/09(月) 03:02:10.46 ID:wJrIltbX0
【姉ヒート】
姉「お姉ちゃんはいつだって燃えてるわよー!」
俺「はいはい」
姉「ぶー」
俺「……」
姉「……次スレから『新ジャンル「姉ヒート」』がはじま」
ガッ!
俺「時期的にまずいからな」
姉「ひゃい……」
73 :十二支:2006/10/09(月) 03:02:55.61 ID:wJrIltbX0
素ヒ「【俺友の宝物】は閲覧できんぞぉぉぉぉぉ!」
そいじゃなノシ
338 :十二支:2006/10/10(火) 01:48:59.79 ID:F+n2oEeF0
素ヒ「【兄キング】は閲覧できんぞぉぉぉぉぉ!」
【雨降れば地固まる】
シトシト
俺「……」
姉「雨やまねーなー」
俺「……」
姉「ごめんよーおとうとー」
俺「……」
姉「ホームランバー買ってやるからよー」
俺「ハーゲンダッツ」
姉「う……」
……パァ〜
姉「あ、晴れた」
俺「はぁ……」
姉「……むぅ」
俺「……ほら、行くぞ」
姉「あ……」
俺「行かないのか?」
姉「行くー」
342 :十二支:2006/10/10(火) 02:01:22.36 ID:F+n2oEeF0
素ヒ「【看護婦の嘆き】はないぞぉぉぉぉぉぉ!」
【俺友祭り】
俺友「……祭りじゃー」
俺「で、ハーゲンダッツでどうするって?」
姉友「今度は色んな味を混ぜるそうです」
姉「混ぜてもうめー」
俺友「……アイス、不思議発見」
俺「で、どうして俺の財布が異常に軽いんだ?」
姉友「あははぁー」
343 :十二支:2006/10/10(火) 02:02:36.04 ID:F+n2oEeF0
【雨と室内干し洗剤の匂い】
俺友「……嫌いじゃない」
姉「……」
姉友「……あははぁー」
俺「え? それだけ?」
345 :十二支:2006/10/10(火) 02:03:55.47 ID:F+n2oEeF0
【萌えよケン! リュウより強いよ】
姉「マツケンには無理だなー」
俺友「……松平ドリル」
346 :十二支:2006/10/10(火) 02:05:14.62 ID:F+n2oEeF0
【大きな大きな……】
姉「お兄ちゃんらm」
俺「そぉい!」
ブルァァァァ
姉「ごめんね、おとうとのはそれほどおお」
俺「そぉい!」
347 :十二支:2006/10/10(火) 02:06:52.96 ID:F+n2oEeF0
【チャン・〇ーハン】
姉「鉄球だー、つーよいぞー」
俺友「つーよいぞー」
姉「でも、鉄球よりも強くて憎らしいものもある」
俺友「……我らが宿敵」
アハハァー
353 :十二支:2006/10/10(火) 02:11:19.72 ID:F+n2oEeF0
【NHKにようこそ!】
姉「ひきこもりになりたいのかおとうとー」
俺「んー、可愛い女の子と仲良くなれるなら」
姉「ほほー、まだまだ不満かー。さすがエロゲー主人公だな」
俺「前々からそれについて一言あるのだが」
姉「なになに?」
俺「お前はそのエロゲーのメインヒロインだぞ?」
姉「……」
354 :十二支:2006/10/10(火) 02:14:06.30 ID:F+n2oEeF0
お題ストプな
【格ゲーの強さ】
俺「まぁ、俺友がトップだな」
俺友「……アイムマスター」
俺「……次が俺でって、他二人はゲームをあまりしないし」
俺友「アイムチャンピォン」
素ヒ「……グス」
357 :十二支:2006/10/10(火) 02:18:34.00 ID:F+n2oEeF0
素ヒ「【金魚救い】は閲覧できんぞぉぉぉぉぉぉ!」
【ジャックランタン】
姉「からくりサーカスおもすれー」
俺「うしおととらもおもろいよな」
姉「だうんろーどーだうんろーどー」
俺「……」
姉「おとうとにお姉ちゃんへの欲情プログラムをだうんろーどー」
俺「……」
姉「もう十分だとー!? あー、逆流してくるお兄ちゃんらめー」
俺「……」
358 :十二支:2006/10/10(火) 02:22:16.80 ID:F+n2oEeF0
素ヒ「【本当の強さ……】は閲覧できんぞぉぉぉぉぉ!」
【店員学生時代】
近所のスーパー
店員「といっても地方の高校から都内の大学行って」
姉「ほーほー」
店員「なにか気になる?」
姉「んー、大学ってどんな場所なのかなーって」
俺「……」
359 :十二支:2006/10/10(火) 02:24:03.23 ID:F+n2oEeF0
【店長学生時代】
近所のスーパー
姉「あ、店長さー」
アラアラ
自宅 朝
俺「おはよー」
姉「おはよぅ……あれ?」
360 :十二支:2006/10/10(火) 02:33:14.83 ID:sXV/k0FD0
【セーラー服と姉】
姉「実はブレザーなお姉ちゃんの学校」
俺「なんか妙に俺の高校って女の子のスカート短いよな」
姉「……」
俺「それに膝まである靴下……」
姉「……しらぬがほとけー」
362 :十二支:2006/10/10(火) 02:34:57.86 ID:sXV/k0FD0
【姉、結婚指輪を掃除機に吸われる】
自宅
俺「で、取るに取れなくて掃除機は粉々か」
姉「……」
俺「……今度、電気屋行こうか」
姉「……ん」
⇒11スレ目 その1
2007年04月06日(金) 18:43:49 Modified by ID:j+r4LmSppA