風力発電

風力タービン事故




風力タービンの事故は見た目には派手だが、件数は多くなく、死亡事故もごくわずかである。たとえば、2008年2月のデンマークの風力タービン事故では、安全基準の5倍で回転し、ブレードが千切れ飛んでいる。死傷者ゼロだが、周辺の住宅には破片が到達している。

反風力発電団体Scotland Against Spinによれば、2022年6月30日までの風力タービン事故件数は以下の通り
事故件数死亡事故件数ブレード事故火災氷投射
〜2000109243579
2000〜200531616657712
2006〜2010602371068611
20111731620221
20121751729241
2013182537260
2014169332211
2015163822241
2016168621283
2017187918261
2018198428272
2019235525253
2020316930251
2021177218210
202210431770


寒い季節に雪が降ったりすると、ブレードから氷片が投げ飛ばされてくることがある。統計として認識されている件数はわずかだが、実被害のない件数ははるかに多いと思われる。

世界全体で見ても、死亡事故件数はわずかであり、多くが建設・維持保守に関連しており、周辺住民に被害が及ぶ事故は報告されていない。

バードストライク



Julia Layton: "Do wind turbines kill birds?"によれば、米国での鳥類の年間死亡件数は以下の通りで、風力タービンへのバードストライクは無に等しい。
原因年間死亡件数ソース
野良猫・飼猫1億AWEA
送電線1.3〜.174億AWEA
1〜10億TreeHugger
除草剤・殺鼠剤0.7億AWEA
自動車0.6〜0.8億AWEA
通信塔(照明付)0.4〜0.5億AWEA
風力タービン1〜4万ABC

ただし、Loss, Will, Marra (2014)によれば、風力発電のために建設された送電線への衝突により、米国内では年間で2550万、感電により560万の鳥類が死亡している。そこまで含めると無視できない件数だが、それでも少数派である。






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