Busby
Chrstopher Busbyは、2004〜2006年にEuropean Biology and Bioelectromagneticsという、自分と内輪の記事を掲載するオンライン学術誌を発行していた。(2011年頃には既に消滅していたが)
この"学術誌"には注目すべき人物Roger Coghillが登場している。しかも、Volume 1 Issue 2はDr. Christopher Busbyと共著のShort Communicationがある。
同じ号から常連となり、4本のArticlesを掲載している。
いずれも"電波"なネタである。で、所属はいずれも「Coghill Research Laboratories, Lower Race, Pontypool NP4 5UH, Wales, UK.」と記載されている。
別に"電波"な"論文"があるだけなら、それだけのことだが、実際はそうではない。このCoghill Research Laboratoriesのサイトを見てみると (これも2014年頃には消滅しており、archive.orgのコピー)...
つまり、バズビー学術誌はRoger Coghillの宣伝論文を掲載していたことになる。Dr. Christopher Busbyはそのことに気付かずに編集委員として掲載していたとは考えがたい。Roger Coghillは磁気ブレスレット商売を遅くとも2002年には行っており、それについての"論文"を投稿したわけで、知っていると考えるべき。
なお、Roger Cohgillについては、2008年6月にDr. Ben Goldacreが批判を書いている。
Chrstopher Busbyは、2004〜2006年にEuropean Biology and Bioelectromagneticsという、自分と内輪の記事を掲載するオンライン学術誌を発行していた。(2011年頃には既に消滅していたが)
この"学術誌"には注目すべき人物Roger Coghillが登場している。しかも、Volume 1 Issue 2はDr. Christopher Busbyと共著のShort Communicationがある。
同じ号から常連となり、4本のArticlesを掲載している。
- R.W. Coghill: Electromagnetic fields and Sudden Infant Death Syndrome: A Pilot Epidemiological Survey, Volume 1 Issure 2. (電磁場と乳児の突然死)
- Roger W. Coghill: Extra low frequency electromagnetic field exposure and myalgic encephalomyelitis patients: a case-control study, Volume 1 Issue 3. (超低周波電磁場被曝と筋痛性脳脊髄炎患者の対照研究)
- Roger W. Coghill: Double-blind controlled trial of a magnetic bracelet claimed to reduce pain associated with arthritis, Volume 1 Issure 4. (関節炎の痛みを緩和すると主張される磁気ブレスレットの二重盲検対照群実験)
- Marcia Morgan, Roger Coghill: A double blind, placebo controlled investigation of the effects of an ultra-low dose of plant-derived melatonin preparation on the sleep pattern of healthy subjects, Volume 2 Issure 1. (二重盲検プラセボ対照群植物性メラトニンの極微量摂取の健康状態の睡眠パターンへの影響研究)
いずれも"電波"なネタである。で、所属はいずれも「Coghill Research Laboratories, Lower Race, Pontypool NP4 5UH, Wales, UK.」と記載されている。
別に"電波"な"論文"があるだけなら、それだけのことだが、実際はそうではない。このCoghill Research Laboratoriesのサイトを見てみると (これも2014年頃には消滅しており、archive.orgのコピー)...
物販サイトっぽい。で、中へ入ると...
[Coghill Research Laboratories]
買い物カートをクリックすると、こんな商品の並んだオンラインショップへ。
[[Coghill Research Laboratories]
電磁波シールドネットとセラピーブレスレットはバズビー学術誌に掲載したネタ。また、携帯電話用電磁波シールドについては、Express.co.ukが2008年6月22日に掲載したRoger Coghillへのインタビューのネタ「携帯電話の電磁波と自殺の関連」の関連商品である。
[Electro Magnetic Product Ltd]
つまり、バズビー学術誌はRoger Coghillの宣伝論文を掲載していたことになる。Dr. Christopher Busbyはそのことに気付かずに編集委員として掲載していたとは考えがたい。Roger Coghillは磁気ブレスレット商売を遅くとも2002年には行っており、それについての"論文"を投稿したわけで、知っていると考えるべき。
なお、Roger Cohgillについては、2008年6月にDr. Ben Goldacreが批判を書いている。
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