「継承の王」:アルスが所属する、新人類の歴史に王政を取り戻す団体。
モザイク市に代表される無秩序的に混在された文化を良しとせず、旧人類史に存在する「王」を再現して統治を委ねることを目指している。
普段は社会モラルの向上を目指す善良な組織なのだが、象徴となる王を生み出すことにかけてはあらゆる手段も厭わない。
「継承の王」関連
ギリガン/I:データ上でしか知らない王器の一人。
極めて横暴で自分勝手な人物だったらしく、自身の教育係からはあのような王になってはいけないと散々注意されてきた。
しかし、記録上で動く彼の姿はさして利己主義の極みといった印象は無いようにも感じている。
ティニー/II:データ上でしか知らない王器の一人。
王の候補である前に王器技術の実験体だったようだが、詳細は聞かされておらず、人物像は判然としない。
戦艦ティルピッツ:ところがどっこい疑似サーヴァントとして生き返っていた王器―――否、組織の柵から離れた一人の姉。
変わらず面識はないが、もし出逢えば大いに困惑すると考えられる。しかし、器でない家族としての交流は温かいものを感じるかもしれない。
「う、うむ……あまりこういった間柄で話すのは慣れておらぬ……あ、いや、というより初めてで……えっと……」
ユタカ/V:天王寺で知り合うこととなった、第1世代の大先輩。落ち着いた物腰から、イブキが成長したような印象を受ける。
半ば支援を失い、与えられた力が十分でなくとも、自ら研鑽を積む姿を尊敬している。
アルスの開発工程はユタカで確立・実証された技術を積極的に採用したものであり、ある意味では繋がりが深い。
「余も教育を受けてはいるのだが、そなたには、自ら学ぶことの大事さを実感させられる。同じ帝王学を学んでも、そなたの方がよほど進んでおるのだな」
「そなたも王道を見出すのであれば、候補者として余と争うことになるだろう。……それを拒む気はない。全力で戦うと誓おう」
No-name/VI:データ上でしか知らない王器の一人。
閲覧できた計画書は支離滅裂な内容も多く、あまり全容を理解できていない。
カドム・サース:ふらりと梅田に立ち寄って来た流れ者。継承の王の関係者らしい。
変わった体質の持ち主で、原理は違えど共通の状況(少女として扱われる)にあることを同情されている。
「うむ。アイドルの活動も、いずれは違う形で取り組みたいと思うのだが……なかなか許可が降りんのだ」
「ところで、ハルは何処に?常に行動を共にしていると聞いたのだが……え?同一人物?」
アルスが尋ねた場合、死亡したはずの試作6号という正体を知ることとなる。
「それは……苦難の道であったのだな。いや、すまぬ。余にはもはや想像の埒外、かける言葉もない……」
「ともあれ、こうして巡り合った以上は、王器同士でなくそなたの弟として礼を尽くす。晩餐の用意がある故、ゆっくりと過ごすがよい」
ライカ/VIII:データ上でしか知らない王器の一人。
組織内では既に廃棄されていると記録され、他の非活動中王器と同様にアルスには優先して情報を回されることはない。
ネモ/XV:閲覧可能なデータがない王器。
当然参照しようもない、謎の存在。
アルス/XVI:データ上でしか知らない王器の一人。
自身と同じアルスの識別名を持つ、先代の騎士王型。
そして……
ヒガナ/XVII:継承争いに参加する王器の一人……なのだが、当人の王道の特異性から正面切って争う関係にはない。
余談だが魔力を推力として利用する似通った戦術の持ち主であり、制御技術でいえばあちらの方が数段上手。
「うぅむ、シーランド=佐賀の事情を鑑みれば、あのような王の在り方も有り得るのだろうか?」
「そもそも、王道の正解とは何か……ぬぅ、よくわからなくなってきた」
アイカ/XXVI:継承争いに参加していた王器。既に脱落、死亡したという情報のみ与えられている。
R/XXVII:継承争いに参加する王器の一人。組織の理念を体現する最有力候補。
当然開発チームからは特に警戒されているのだが、情報秘匿の巧みさと当人の余りに高いカリスマ性から尻尾を掴むことは叶わない。
そして、底を見せない現状でさえ完璧な王の能力を示しており、彼女の前では特に萎縮してしまう。
「今は……いいや、もうずっと、彼女に抗する手段など思い浮かばぬ」
「本領を発揮せずとも、彼女は全てにおいて完璧であった。もはや余は、他の王器達は……」
ローナラ:現在Rの姿で活動している、王を選定する剣。彼女が選んだ王こそが、永遠王としてこの世界を統治する運命にある。
正体を知って以降は、Rとしての彼女への恐怖心は無くなり、自然と対面ができるようになっている。
「答えは決まった。余の可能性も、未来も。全ては人々のためにこそ捧げていく。そのために余はここに在り、そなたもまたここに居るのだろう」
「余の、選択は―――」
ヴァイス/XXIX:継承争いに参加する王器の一人。その中でも自身とナンバーの近い兄。
比較的年齢が近いものの、モノの捉え方の差異や能力的な相性から苦手な相手と認識している。
「なんというか、上手くは言えぬが。いや、余の理解が十分でないのかもしれぬが」
「ただ、感覚的に受け入れることができぬ……彼の進む道は、どこか……何かが、寂しいような、そんな気がするのだ」
ガイス/XXX:継承争いに参加する王器の一人。ヴァイスと並びナンバーの近い兄。
アルスの開発チームが情報を収集しており、御苑の地にて自分と同様に都市の活動に根ざした下積みを積んでいる。らしい。
「近く、彼とは誰よりも早く戦うことになるやも知れぬ―――互いの望みと関係なく。余と彼が王器である限りは」
「その時、余はどうするか―――」
梅田関連
水木トウマ:資金を求め都市軍に参加した青年。
志半ばに倒れかけた経緯に痛み入るものがあり、彼に支給される年棒が若干割増しとなるよう働きかけている。
「しかし、斯様に迷路が好きというのは理解が及ばぬ。余はとても怖かったぞ……」
「時間のある時で構わぬが、道に迷った時の対応を教えてくれぬだろうか?」
月島イブキ:梅田の指揮官。
自分には不可能な広域の索敵と作戦指揮の能力に一目置いているが、同時に指揮官らしい行動を取れない自分を比較して思い悩む一面もある。
「うむ……そうであるな。剣を振れぬとて何もしないわけにはいくまい」
「……梅田全軍に告ぐ!!これより我々は進撃の第一歩を踏み出す、この足跡は他でもない諸君の脚により、勝利へ向かい刻まれていくことだろう!余は全てに足跡が輝かしい勝利に達し、そして無事に帰ってくることを切に願う!!」
「勝利し、生還せよ!!それが諸君らに下す王命である!!」
ライラ・アッタール:暗殺者。
後ろ暗い経歴の持ち主であり、また無口かつ無表情故に一切の思考が伺えないが、同じ仲間として親身に接する。燃える剣は正直自分も使ってみたいのだが、視線で拒否された。
「むぅ、しかし語らぬからと言って聞かぬわけにはいかぬ。王たるものは、声なき声にも耳を傾けなければならぬのだ」
「して、そなたは何を考えて……むむぅ……カレー、が、食べたい?やはり、余にはまだそなたを推し計れぬのであろうか……」
後日、本当にライラが梅田のカレー店で激辛カレーを食べたがっていたことが判明した。
ニーナ・ライオット:「騎士」を目指す武者修行中という少女。
前線においては共に先頭に出る間柄であり、彼女の目指すものに強く共感を感じている。戦場における仲間として協調を呼びかけると同時に、正しき騎士を目指す彼女の背中を押していきたいと願っている。
「王が前進すれば軍も前進する。しかし、その中で最も前進し、先頭に立つのが盾の使命である。……そして盾があるからこそ、後に続く者は槍となり、弓となって戦いゆく。恐れるでなく、されど孤独となるでない。そなたの後ろには多くの戦友がいるのだ」
「想像に難くない、この戦いの先にもそなたの道には尚も苦難が多かろう。しかしこれを忘れるでない。余はそなたが真に誉れ高き騎士となる時までそなたの旅路の無事を祈り、夢の成就を願っておるぞ!」
ティール:都市聖杯戦争に参加する少女。
英霊憑依という不思議な技能を有し、多くの面で未発達。これから世界を知っていく段階の彼女を自身の後輩のように見守っている。
一応、年齢上は年上なのだが、無垢な彼女に対しては自然と兄のような態度が出てきている気がする。
生まれはホムンクルスであるが、自身もデザインベイビーとして生まれたことから特に偏見の意識はない。
「む、む。今度は迷宮の探索に出るのか?傭兵トウマの教えを守り、迷わないように進むのだぞ?余は迷ったぞ……」
「余も牛乳は好きであるぞ!いや、身長を気にしている訳では無くてだな?……急がずともいずれ令呪で外観は変えられる故な?な?」
哭埼怯二:都市聖杯戦争に参加する少年。
彼の暗い過去は知らず、指揮を執りつつも彼の性格から多少気安い空気を感じている。
そして彼の母親分であるルーラーと会話する機会が多く、男性陣で纏めて面倒を見られることが多い。
「あの衣装は……うむ、大人の事情というものなのだ……」
尾名畦:梅田都市軍にも参加する歴史の先生。
直接学校で授業を受ける立場ではないが、都市軍内での行動中も兵士に講義する姿があり、アルスも度々参加している。
「継承の王」内部で教えられた教育とは異なる視点で教えられることから、同じ教育範囲であっても興味は尽きない。
自身の在り方について、どこか観察されているようにも見えるが……
「王政に関しては一通り叩き込まれたが、このような形で講義を受けるのも興味深い故な……確か今度はローマ帝政の続きであったか」
「率直に言って、言葉での説明は難しい……です。余の進む先を、実際に見ていただくのが最善と、そう信じている」
ハインリッヒ・マイントイフェル:……すちーむぱんく?というものなのだろうか?
外見は極めて格好良く、前衛を務めることもあり宣伝効果も上々。ただし動力源はちょっと怖い。
強い自己完結の上に立つ人間であり、故に何者にも流されず、何者でも包括できない。
当人にその気は無くとも、この手合いをどう従えるかという点で自身を試されているような気分になる。
「これを受け入れるのも、また王の度量が試されるということであろうか……」
有須野雪菜:気が付いたら梅田の助っ人的に入っていた人。
最初は本人も嫌がってそうだし大丈夫なのか……?と心配になっていたが、凄まじい回避能力と剣術で苦境を乗り越える姿に不安は消し飛んだ。自分を活かすために奮闘する彼の姿を背に感じ、それに報いるべく剣を振るう。
また、およそ多くの困難の果てに得たであろう独特な剣術や、都市軍においてもプライベートにおいても、無茶を振られながら懸命に応えているようにも見える彼の姿が眩しいものとして目に映っている。
「……大儀であった!良くぞ持ちこたえてくれた。この敵は余に任せるがよい!!」
「い、いや。余もあの服装は正直どうかと思うのだが……その、色々と逆らえぬのだ……」
「ところで、折り入ってそなたに頼みがある……いいや、お願いが、あります」
「……余は未だ未熟。王に相応しい正道として学んだ剣術は、ただ魔力に任せただけの剛剣に過ぎぬ」
「力のみでない、魔力に頼らぬ鋭利な技を磨かねば、
難?波に勝つことはできぬ」
「いや、これは単なる勝負の問題ではない。余は、もっと強くなりたいのだ。身体も、技も、心も。だから……」
「余に、剣を教えてください……先生!!」
刀根音子:梅田迷宮の解体を進める宮大工。
さる番組で梅田迷宮への探索に挑戦することになったが、局の意向とはいえ迷宮を番組で大体的に取り上げて(深刻な影響はなかったが)しまい、またあまりの迷宮ぶりに早々に根を上げてリタイアするなど迷惑をかけてしまった。
局からも謝罪はあったものの、改めてプライベートで謝りに行った。
"予言者"のキャスター:えっ誰ですか……?
難波関連
鴈鉄アズキ:「難波」を警備する仲裁者。
難波といっても都市軍に属す者でないため敵対はしていない。
求道者として敬意を払っているが、他所は他所、ウチはウチの精神で、仲裁行為含め揉め事を梅田に持ち込まぬよう警戒している。
「カリガネの令嬢……ではないようだな。少なくとも今は」
「難波を守護する剣なれど、梅田ではそなたは客人である。気軽に楽しんでくれれば余は嬉しい」
坂神朱音:難波の対戦相手。
姉妹の確執、というのは自分の「同型機」との関係に酷似しているが、戦闘中の対面においてはあくまで敵として、それ以上を感じることなく刃を向ける。相性面で若干振りなため、相手をするときはパーシヴァルを側に離さずに立ち回る。
「あの鎧は……同郷のサーヴァントであるな。それも、手練れの」
「被害が広がる前に、早急に片付ける。行くぞ!!騎士パーシヴァル!!」
紅辰穂:凄まじい拳気に満ちた女性。旧大戦期の英雄の一人に数えられる生ける伝説。
敵としてはこれ以上ない脅威であるが、どうもこちらの将来を期待されている…らしい。
彼女との戦闘では天と地ほども離れた戦力差で敗北を喫することが絶えないが、彼女の姿勢はアルスに逃げることを許さず、
そのため彼女を避ける戦略は取らず、相見える度に僅かずつでも磨かれた剣を向ける。あくまで、自身の裁量の範囲であるが。
「……毎回、生きて帰れるだけでも奇跡ではあるが……今度もまた、余もパーシヴァルも一切敵わなかったか」
「此度は彼女とは正面から戦えぬな。これは個人でなく軍の戦いであれば、退路を塞ぐ龍を抜いて、軍を退かせるのだ!」
ナンバくん:マジ泣きした。
マジ泣きした。
しかしアルスはまだ11歳である。背後から切れ切れのパフォーマンスで迫りくるゆるキャラを見て泣いたとして、一体誰が彼を責められるだろうか。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!ぱぁしヴぁるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
団扇コルリ:難波の兵士にして芸能界の先輩。
梅田のプロダクションからは彼女は既に凋落したものと教えられていたが、現在彼女が続けている配信活動から、彼女が歩んできた道を感じ取り、強要されているだけと認識していた自分のアイドル活動を恥じた。現在も女装は恥ずかしいが、それを言い訳にせず真摯に彼女に恥じることのない活動を心掛けている。
戦場の敵同士としても、アイドルとファンの関係としても全力で接していく。
「……応援、ありがとう!そなたの声援が、他ならぬ余の宝である!」
「早く帰らねば、コルリ殿の生放送を逃してしまうな……」
アーテル:突如相対した仮面の剣士。
向けられる憎悪と、その奥に感じる既視感に困惑し、萎縮して満足に戦うことができない。相手の高い実力も相まって、凋落と報道されるほどの大敗を喫した。
継承の王が作り出し、放棄した自身の前身。姉と言える存在。
王の剣を握る者と、簒奪者の剣を背負う者。しかしてその真実は逆であり、31号こそが16号にに与えられたはずの聖槍と、王の器としての栄光の全てを奪い去っていた。
その正体を、槍を失ったことで苛まれ続ける苦痛を、いずれ訪れる崩壊を知った時。彼は自分の槍を、彼女から奪い取ったものを。
「苦しかったであろう、辛かったであろう。余は、そなたに取り返しのつかぬことを……」
「ならば、余が為すべきことは……」
返還することは、できなかった。
この聖槍は、中に潜む者が這い出す時に災禍を撒き散らす泥の杯となる。
それを解き放った者としての汚名を背負い、臣下によって討たれる役目を、他の誰にも背負わせるわけにはいかない。
故にこそ、剣を握る。
彼女の苦痛を終わらせる術は、死を残して他にないのだから。
「余は……そなたの求める王などではない」
「このような形でしか、そなたを救うことができぬ。一人の望みも応えられぬ有様で、余が、王を名乗れるものか……!」
「これで、終わりにしよう」
「姉上」
乾柳ヒカリ:ファンの一人……。直接の面識はない。
仮に遭遇した場合は、あの衣装は本意でないことを強調しつつ自身は男子であることを主張する。
天王寺
影見ツクシ:聖杯もなく、サーヴァントもない、不安定な影の力を使う。多くが自分の常識とかけ離れたもの。おそらく実際に、自分のような善き運命に恵まれなかった者を目の当たりにしなければ、彼女の行動を理解することは難しい。
「……聖杯の加護無き者は、病を防ぐことが出来ぬと聞く」
「これが欠かせぬ仕事であることは分かった。しかし……風邪をひくでないぞ。休むべき時は、しっかり休むのだ」
御幣島亨:パーシヴァルが足を運ぶ学校の先生。直接の面識はない。
アルスは継承の王からの教育しか受けていないため学校に通った経験はなく、そういった環境に少し憧れを感じている。ただ、番組でも組まれない限りは仕事の予定が空くことは無いだろう。
エマノン・セレカフス:街中で出会った占い師。話の内容は難解ながら、含蓄があり、またアルスの秘めた悩みに通ずるものがあることから時折足を運んでいる。
「うむ、余はモダン焼きは好まぬが、ミックス焼きは悪くないと思う」
「モダン焼きは具材が整った階層構造になっているが、切り分ける最中に無用な力を加えると崩れてしまう」
「ミックス焼きであれば、それは致命的な崩壊とはならぬ……我らが忌むべき混沌こそ、お好み焼きでは食べやすさとなるのだな」
ラヴェンナ・K・ルーク:探偵……探偵!!
あらゆるメディアで提供される探偵(バリツで悪党を成敗するものを指す)像に感銘を受けた経験があり、遭遇した場合は年相応の態度であれやこれやと探偵道具の秘密などを尋ねようとする。周囲に人がいる場合はグッと堪えるが、視線は彼女を追ったままになりがちである。
日向ココノ:天王寺の少女。
古い報道に記録されていたため、直接会ってはいないものの顔は覚えている。仮に遭遇した場合は、直向きな姿勢に敬意を表す。自分の番組を見てくれているので、求められればサインも提供するだろう。
渦廻うねり:裏で活動する便利屋。
体面もあるため基本的に裏社会との関連は浅い。聖杯戦争の選手の獲得交渉に同席はしたが、梅田の表向きの発表と同様に知らないふりをしている。
見知らぬお姉さん:さる出来事をきっかけに知り合った謎の女性。
隙のない佇まいにこちらも思わず襟を正すが、話していけば彼女の人柄から気兼ねなく接することができるだろう。お互い普段は梅田にいる事も手伝って、直接出向くことは無くとも(というより、自分から会いに行こうとするとなかなか見つからない)道端でふらりと遭遇する確率は高い。
その他
カレンシリーズ:都市管理AI。継承の王は人間でないAIが都市の管理を担うことを快く思っていない者が多い。
中にはAI支配論を説いて中枢聖杯の解放を訴える動きもあるが、アルスはカレンと人が争うのは嫌だなぁと乗り気ではない。
黒曜号:ふぅむ、人間用の食べ物は味が濃いという。ひとまず鶏頭水煮を購入したゆえ、受け取るが良い。
秋鷺柳:危険な男。
到底相容れぬ思想の持ち主であり、近づこうともしない。仮にその手口と直面せざるを得ない場合は非常に相性が悪く、精神的に危機的な状況に追い込まれるだろう。しかし、柳の悪性がアルスの最も純真な部分までも汚した時、痛みの中に冷酷なりし王の側面を見出すだろう。
『忌むべき「私」に縋るとは、よほど深みに落とされたようだな。では、処理を始めようか』
『喚くな。害虫の駆除に、裁定など必要ない。いつ貴様が赦しを乞う権利を得た?』
彼谷◯◯:同業者(アイドル)。KAWAIIの使者。
綺羅星の如く業界に現れその可愛さ―――KAWAIIという新ジャンル―――で周囲を震撼させた。
世に自らを魅せるアイドルとして、尊敬すべき師の1人であり、同時に越えるべき壁と感じている。
そのためあくまで自分の道を進むべくグループの誘いは断っているが、
KAWAIIの道を知るべく一度だけコラボシングル「KAWAIIに上座なく、KAWAIIに下座なし」をリリースした。
セシリア・フォーゲル:梅田迷宮に潜む魔術師。
Twilight/Requiem Orderにおいては彼女と協力関係を結び、時間錨を用いた都市解放に取り組む。
基本的に利己的だが、その合理性故に感情的な動機では動かない。信頼のおける人物と認識している。
大野大作(Requiem):天王寺市議会議員にして、統合国家「日本」の首魁。
彼が世界に挑戦する野望を露わにしたとき、多くの場合でアルスは彼と対決する運命にある。
通常は彼が画策するクーデターを阻止するために、
Twilight/Requiem Orderでは成功してしまったクーデターを覆すべく反抗勢力として立ち向かう。
大作からすればアルスは次代を担う若者であり、彼らに束縛のない平和な未来を与えることが彼の野望の最大の動機となる。
しかし、子はいずれ父を乗り越えなければならない。
それが与えられたものであれば、その秩序こそが人を縛り付ける。彼の思想は民を画一化し、望まず平和から外れた者を排斥してしまう。
それは現実的であるが、理想ではない。故に、互いに意見を突き合わせ、目指すべき折衷案を掴み取る必要がある。
世代の変わり目には、純粋な親子喧嘩が求められる。
キング・アーサー(絶望王):オリジナル。
自身の原型。
自身の悪夢。
自身の影。
しかし、絶望に堕ちた彼は槍を託した。
それは、かつて絶望から這い出る少年を、希望に煌く心を見たのだろうか。
「真紅のアルス」:
Twilight/Requiem Orderにおいて、絶望王と対決したアルスが見せた姿。
埋め込まれた絶望王の槍に代わり、パーシヴァルのロンゴミニアドを代入して、彼女の霊基と力を取り込んだ姿。
言わばパーシヴァルとの
英霊憑依に相当し、
世界の外からの介入によって奇跡的に実現した。
予測演算クラスタと聖杯の三騎士の効果を組み合わせ、さらに2人の運命を共鳴させることにより、
擬似的に未来の事象を選択し、「自らの勝利を引き寄せる」ことができる。これにより絶望王の未来予知を上回った。
あくまで一時的なロンゴミニアドの異常(この世界ではそう扱われた)の産物であるため、基本的に再使用はできない。
FGO性能(泥モザイク市コラボイベント仕様)
レア度☆4(イベント配布)
『何時か王となることを定められた少年。その瞳には、可能性の光が輝く』
基本ステータス
能力値 | 初期値 | 最大値 |
---|
HP | 1918 | 11991 |
ATK | 1547 | 9284 |
COST | 12 | |
所有スキル
スキル名 | CT | 継続 | 効果 |
---|
魔力放出:B | 7 | 1 | 自身のBusterカード性能アップ |
予測演算クラスタ:A | 8 | 3 | 自身に毎ターンスター獲得状態を付与 |
3 | 自身のスター発生率アップ |
王の号令:EX | 8 | 3 | 味方全体の攻撃力アップ |
3 | クリティカル威力アップ |
3 | 弱体無効状態を付与(2回) |
クラススキル
スキル名 | 効果 |
---|
対魔力:B | 自身の弱体耐性をアップ |
騎乗:D | 自身のQuickカード性能を少しアップ |
聖杯の恩寵:A | 毎ターンNPを獲得 |
騎士王型王器:A+ | 自身のスター発生率をアップ |
宝具
宝具名 | ランク | 種類 | 種別 |
---|
ロンゴミニアド・ジアザーワン 最果てに立つ終焉の槍 | EX | Buster | 対界宝具 |
敵全体に強力な防御無視攻撃[lv] 敵全体の攻撃力ダウン[OCで効果アップ] 敵全体のクリティカル威力ダウン[lv] |
攻撃モーション
種類 | Hit数 | 動作 |
---|
Buster[1st] | 1 | スライディングしながら短剣を地面に突き刺し、それを支点に長剣で横薙ぎ払い |
Buster | 1 | 両手で構えた長剣で薙ぎ払い |
Quick [1st] | 4 | 長剣を地面に突き刺して反動で自分を撃ち出す→短剣で多段ヒットの突き |
Quick | 4 | 短剣を投擲→長剣で切り上げながら刺した短剣を引き抜き横斬り→ 回転しながら短剣で突き |
Arts | 2 | 短剣で逆袈裟斬り→至近距離から長剣で突き刺し |
EX | 6 | 剣を輝かせながらバスター1段目のモーション→後ろに下がりつつ逆回転しながら薙ぎ払い→大きく跳ね上がって回転縦斬り |
NP(宝具) | 3 | 左腕から牙状の物体を生やし、自身の胸に突き立てる。正面アングルに切り替わり黒い霧が全身を包み全身黒ずくめ、銀髪金眼の姿になって現れる。手に持った黒い影の槍を横に一閃すると敵が画面ごと横にズレながら切断される。 |
スキル | - | マントをはためかせ長剣を頭上に掲げる。極稀にアイドル衣装で可愛いポーズを取る。 |
FGO風セリフ集(泥レクイエムコラボ配布)
召喚(仮加入):「では、これより暫くの間そなたの身柄を預かる」
「これから我々と行動を共にする以上、危険もあるが……必ず、そなたが帰る術を模索していこう」
召喚(正式加入):「さぁ、約束を果たしに参ったぞ!」
「かつて、我らの世界をそなたが助けたように。今度は、余がそなたらの世界を助ける。そう誓った故な」
「皆の協力の末に、そなたと共に戦った余の記録を霊基に仕立てて、今ここにいる余として贈ることとしたのだ」
「クラスはランサー。本来は未だ英霊の末座にも至らぬ身ではあるが、存分に余を振るってもらいたい」
「―――よろしく頼むぞ、マスター!」
レベルアップ:「うむ、また一つ王に近づいたようだな」
霊基再臨:「衣装の変化……うぅむ、色々服装の準備はあったが、これでは変化せぬようだな」
その2:「うむうむ、良好であるな」
その3:「姿は変わらぬが……確実に力は増してきているな。これも、そなたの働きのおかげであるな」
最終:「ここが余の頂き……いいや、まだ先はあるようだな。余の進むべき道は、遥かな先まで続く。そなたと共に進んでいこう……これからも、どこまでも」
開始:「ゆくぞ!全軍前進!」
その2:「余が先陣を切る!続けぇ!!」
スキル:「気高き使命のために!」
その2:「この剣に集え!」
その3(レア):「ふ、フレーっ!フレーっ!」
選択:「うむ」
その2:「よし!」
その3:「仕掛ける!」
攻撃:「せぇい!」
その2:「てやぁっ!!」
その3:「はぁっ!!」
EX:「王の刃!受けてみよ!!」
宝具選択:「十三の牙……拘束解除……」
その2:「絶望せよ。終焉の時だ」
宝具:「有象呑み込むは最果ての影、無象喰らうは深淵の闇。余は希望の終わりと、絶望の終わりを見届けるもの。終焉の果て、黄昏に眠れ!『終焉に立つ最果ての槍』!!」
小ダメージ:「ぐぅっ!」
大ダメージ:「うぁぁぁっ!!」
戦闘不能:「終わるのか……?余の、王道は……」
その2:「パーシヴァル……すまぬ……」
勝利:「勝鬨を挙げよ!我らの勝利を、ここに讃えよう!」
その2:「皆、ご苦労であった!」
会話:「そなたも早く支度をするが良い。仕事はしっかりとこなさねばな」
その2:「そなたが、良き指導者であることを期待しておるぞ」
その3:「サーヴァントの契約とは、聖杯が示す運命である。このように、多くのサーヴァントと契約する環境というのは余は他に知らぬな」
関係者会話:「パーシヴァル……!あ……いや、すまぬ。余は、今のそなたのマスターでは……なかったのだな……」(パーシヴァル)※仮加入時
同上:「パーシヴァルはここでも変わらぬようだな。太陽のように明るく、温かく、誠実で……かつて余が出会ったそなたのように、素敵である。うむ、ここでもそなたと巡り合えたことを、運命と心得ているぞ」(パーシヴァル)
同上:「ツクシ、そなたは無理をするでないぞ」(ツクシ(ハービンジャー))※仮加入時
同上:「ハービンジャーというのは不思議な力であるな、ツクシ。そなたの姿は輝星のように輝く、そなたの力、マスターと皆のために役立ててくれ!……しかし、無理はするのでないぞ?」(ツクシ(ハービンジャー))
同上:「ボールスが召喚されているとは、心強いな。彼は常に迅速、先回りして求められる責務を果たす、理想の一つを体現する騎士であるのだぞ。多少……笑顔が怪しくはあるが……」(ボールス(Requiem))
同上:「馬鹿な、何故ここに……!?」(エクスカリバー・アルマース)※仮加入時
同上:「アルマース、彼女はきっと、人というものを見たのであろうな。言葉はなくとも、彼女は最早兵器ではなく、あの世界において生まれた英雄であるのだ」(エクスカリバー・アルマース)
同上:「……何も、何も見えぬ。あの闇は……一体……?」(絶望王アーサー)※仮加入時
同上:「そうか、黒き絶なる王。そなたもまた、答えを得たのであろうな」(絶望王アーサー)
同上:「むぅ……?あちらの王とも以前に相まみえたような……?どこであったか……」(アルトリア(原作))※正式加入後限定
好きなこと:「余は王なれば、民とその平穏を最も愛し、そのために剣を振るう覚悟を―――普通の好物?えっと……お好み焼き」
嫌いなこと:「余に苦手なものなどは……へ、蛇は近づけるでないぞ?苦手ではないのだぞ!?本当だぞ!?」
聖杯について:「余のいた世界では、例外もあったが、誰もが授かるべき福音である。かつて、それを巡って血の争いがあったと言うが……」
絆:「すまぬな、あまりこういった場は慣れておらぬ。英霊たちが万全の力を持って戦いに備える場とは、こうも重圧があるとはな……」
その2:「……口調は、その。余はいずれ、王になる定めに産まれたもの。少しはこう、威厳を出していかねばな……」
その3:「そなたは、強いのだな。如何なる状況でも戦う意思を捨てぬ。進むことが当然であるように、進むように造られた余とは、違うのだな」
その4:「いや、そなたもきっと弱く、弱いからこそ懸命であるのだろうな。ならば、その背を支えるのは、騎士の役割である。余は騎士王型王器。そして今は、そなたを守るべくあるサーヴァントなのだ。もっと頼ってもいいのだぞ?」
その5:「む、パーシヴァルのことについて?いや、彼女の事は信頼ある騎士として……いやいやいや何故そのような話になるのだ!?いや、騎士以外感想が無いとかそういう意味ではなく!一体誰の入れ知恵で……!?―――その、はい。大切な人と……想っています……はい……」
イベント:「フェスの季節であるな。大阪三都の賑わいを思い出す……」
誕生日:「バースデーであるな。そなたも何か欲しいものはあるだろうか?それにケーキも用意せねばな!」
※交換ショップ台詞
ショップ台詞:「ここでは回収した物資を元に、そなたが必要とする道具類を交換できるようにしている。上手く活用してくれ」
同上:「うむ、物資は集まって来たか?では早速補給に移ろうか」
同上:「いらっしゃいませー!!ご注文は何にしましょうか? ふふ、たまには明るく行こうと思ってな」
交換時:「補給完了だ、大切に使うのだぞ」
同上:「目的の品が手に入ったのであれば何よりだ」
閉店時:「作戦は終わった。レジスタンスは解散、この艦もじきに元の組織に返却することとなる。だが、余剰の物資があれば受け取ろう。それらは元の世界では扱いづらいであろうからな」
同上:「一時とはいえ、店を閉めるとは寂しいものであるな。だが、その時こそ活気を失ってはならぬ。というわけで、いらっしゃいませ!!ご注文は何にしますか!!」