戦艦ネバダ:
偉大な先輩。クロスロード作戦に於いて二度の核爆発を耐え抜き、“戦艦”としての意地と魂を見せつけた。
その在り方に尊敬を抱いており、同時に淡い恋心も抱いていたりする。無論私情を挟む事は厳禁であると断じているため、この恋が叶うことはないが。
共に堅物なので、この二人が同盟を組むと物理的にも戦術的にも「堅い」コンビとなり、まさしく盤石の体制が組み敷かれる事となる。
もし二人一緒に行動している所を見かけたら、ミズーリの方をつっつくと良い。堅物そうに見えて案外懐柔するのは容易い為である。
戦艦ユタ:
偉大な先輩。戦線を共にしたことはないが、真珠湾攻撃における損失艦のうちの一隻として知識の上では知っている。
アヴェンジャーであり、復讐を何よりも望むモノ。彼女の在り方はミズーリのそれと真っ向から相反しており、極めて相性が悪いと言える相手。
「終戦」という形で戦乱を、多くの復讐に終止符を打ったミズーリは、彼女を始めとする「真珠湾攻撃による遺恨」とは相容れない存在である。
……それでも、彼女が偉大なる先輩であり、合衆国のために尽くしたことは事実。その事実がある限り、ミズーリもまた彼女へ歩み寄ろうと試みるだろう。
戦艦サウスダコタ:
偉大な先輩。言わずと知れたソロモン海戦にて、その“戦艦”という艦種の本懐を遂げた尊敬の人。
基本私情は持ち込まず、そもそも私欲が薄いミズーリではあるが、彼女には一つ望みが……果たせなかった宿命、願望というものがある。
それが「戦艦同士の殴り合い」。即ち――――“大和型戦艦”との真っ向からの砲撃勝負。この目的を果たせなかったことだけが、ミズーリ唯一の心残りである。
故に、その殴り合いというものを実際に成し遂げてみせたサウスダコタは尊敬の対象であり、陰ながら密かに憧れていたりする。
ところで……そのお隣の子は?what?キリシマ?なんで……?
戦艦アリゾナ:
偉大な先輩…………そして、今もなお側に寄り添い続けるもの。
真珠湾にて沈んだ彼女……その亡骸の側に、戦艦ミズーリは現存している。水底に沈む彼女に寄り添うように、その行く末を見守るように。
鎮魂の象徴である彼女のことは、英霊となってもなお変わることはなく、ルーザーとして自らを“喪失”してまで戦争を忌避する在り方に感銘を受けた。
彼女からもまた、理想の眼差しを向けられてはいるが……そのことには気がついておらず、これまでもそうであったように、ミズーリはただ彼女の側に寄り添い続ける。
エンタープライズ:
偉大な先輩。アメリカ海軍の象徴とも呼べる空母であり、その武勲や英雄性に憧れを抱いている。
しかしノーテンキな部分が気にかかるのか、或いは単純に素直になれないのか、上司としての尊敬よりも同僚としての指摘や注意が目立つ。
一方、聖杯戦争等で同盟を結んだなら、その朗らかな笑顔の裏に隠れた狡猾さに一抹の畏怖を覚える事だろう。ミズーリには、彼女ほどの“経験”が無い故に。
上述のように、こっそりと彼女からアイスを譲って貰っては人知れずに補給している。だって……甘みがないとルーラーなんて激務やってられないし……。
駆逐艦エルドリッジ:
かつての同僚。戦線を共にすることは無かったが、それでも誇り高きアメリカ海軍の軍艦であるなら同僚である。
しかし何故キャノン級護衛駆逐艦が英霊に?フレッチャー級や日本のユーダチ、アヤナミならまだしも駆逐艦が何故……と訝しんでいたが、理由を聞いて納得……できねぇ!
フィラデルフィア計画って何!?そんな計画私のデータの中には無いんですけど!!Dr.テスラ!?Dr.ノイマン!?眉唾にも程があるでしょう!!
……ともあれ、どのような事情でも仲間が英霊として召されることは良い事なので受け入れる。なんか妙な病にかかっている気もするが気にしない。
ガトー級潜水艦ハーダー:
かつての同僚。直接の面識はないものの、多くの駆逐艦を沈めた“
駆逐艦殺し”として把握しており、その戦果を賞賛する。
が、自分以上に仕事人気質なので少しこわい。おっぱい削ぐとか覚悟決まり過ぎじゃない…?自分のこのプロポーションが恥ずかしくなってくる!アメリカの象徴だから削らないけど!
仲間として、戦力としてはとても頼りになる一方、オフの時はどう付き合ったら良いのか悩みどころ。とりあえずネバダと一緒に行動を共にする。
にしても、ハーダーが居るという事はアルバコアやシーライオンも……ミンゴ?あの子は日本に染まっちゃったでしょう。まあ一応帰ってきてはいるけれど……
戦艦ウォースパイト:
偉大なる同盟国の大先輩。戦艦というカテゴリの中でも最古参に位置するモノで、日本の金剛型やアメリカのニューヨーク級に並ぶ老獪。
米海軍同士ではそこまで礼儀を重んじないミズーリだが、彼女の前では即座に姿勢を正して直立不動。徹底した礼節を以て老嬢に接する。
ちなみにミズーリの就役日は1944年6月11日。これはアイオワ級四番艦のウィスコンシンよりも遅い時期で、彼女は正しく「最新にして最後の戦艦」なのである。
そんな戦艦カテゴリの中の新参者がウォースパイトに態度を崩せるはずもない。例え彼女から「もっと気楽に」と言われても、張り詰めた笑顔で「イエッサー!」と返すのがやっとであろう。
戦艦ポチョムキン?:
偉大なる同盟国の大先輩。ウォースパイト以上の古参で、前弩級戦艦の中では比較的名を残したロシア帝国所属の艦船。
先輩であることに変わりはないが、前弩級と超弩級では役割も違う上、ミズーリが竣工して以降はロシア(というよりソビエト)との確執が深まっていた時期なので少し奇妙な間柄。
……つまり、ミズーリの中ではロシア=ソビエト連邦=共産・社会主義となっていて、冷戦時代の確執の印象が根強いのである。
なので少々ギクシャクとした関係だが、仲が悪いとまでは行かない。聖杯大戦などで喚び出された場合や「ルーラー」としての権限を行使する関係上「相性」は悪いと思われるが……。
F-14 トムキャット:
……トムキャット、話があります。怒らないからそこに座りなさい。
自身と同じく現代まで使用されていた兵器同士、真名看破は容易。故に共に付随していると思われる幻霊ともども怒りを覚える。
別に同性愛は自由だし貴方がネコだろうがタチだろうがリバだろうが関係はないけれど!仮にも海軍に属する兵士ならもう少し慎みというものを覚えなさい!
全く、私はともかくエンタープライズ(CVN-65の方)達が見たらどう思うでしょう……ソ連のベア(Tu-95のNATOコードネーム)のケツ追っかけてた頃の戦意はどこに行ったの!?
A-10:
トムキャットと並び、WW2以降に用いられた兵器同士。但し彼女は空軍所属なので管轄は異なる。
戦闘を楽しみ破壊を良しとする在り方は相容れぬもので、またその明るく快活な性格もまた、几帳面で理性的なミズーリとは相反するものである。
とはいえ同じUSAの軍人同士、その考えを否定する事は無い。……あの
赤い人と合わせたら絶対ひどいことになるから黙っておこう。
デーモン・コア、
ツァーリ・ボンバ:
…………彼女達が実戦で用いられなかった事を安堵する。
デーモン・コアの場合は多くの同僚を焼き、ツァーリ・ボンバの場合は冷戦時の驚異として在った為、双方ともに苦手意識を抱いている様子。
特にビキニのほう!ニューヨークやペンシルヴァニアやサラを傷物にしたとか絶対に許せません!恥を知りなさい!