緊縛事故 神経麻痺 神経損傷 直後は冷やす？温める？ 
意見がわかれています。
海外の書籍、ブログは「冷やす」という記述を見ます。ブログ主は看護師。
国内の意見では「温める」をよく聞きます。
一般的には…。
温めるというのは、血流を促進し再生を促す効果を期待。
冷やすというのは、血流を阻害し鎮痛効果。消炎効果を期待。
そのため、外傷（出血）がある場合、腫れ・炎症がある場合は冷却が応急処置の基本です。
海外の書籍、ブログは「冷やす」という記述を見ます。ブログ主は看護師。
国内の意見では「温める」をよく聞きます。
一般的には…。
温めるというのは、血流を促進し再生を促す効果を期待。
冷やすというのは、血流を阻害し鎮痛効果。消炎効果を期待。
そのため、外傷（出血）がある場合、腫れ・炎症がある場合は冷却が応急処置の基本です。
温める
視床下部の温度調節機構の作用で血管拡張作用のあるヒスタミン様物質の分泌等により、皮膚の毛細血管が拡張して皮膚内の血流は2倍以上になります。このことにより、血行が促進され痛みの産物であるヒスタミン、ブラディキニンが除去されて痛みが軽減されます。また皮膚温度受容器の熱刺激によるγ線維の伝導が遮断されると、筋紡錘の活動の低下により一過性の筋緊張が軽減されます。
温めるメリット
温めるデメリット
温めるメリット
- 新陳代謝の促進
- 免疫系の活性化
温めるデメリット
- 血液濃縮
- 血管が拡張し、循環を増大しますが、その分組織に負担がかかることにもなります
- 活性酸素増
- 疲労物質の蓄積
- 一時的リンパの停滞
- 温熱後、リバウンドで筋（皮膚）温低下
冷やす
外傷後の応急処置として、組織内への血液や血漿成分の漏出を減少させ、外傷部位の浮腫・炎症などの抑制を目的として用いられます。また、痛みやそれに伴なう筋スパズムの軽減、筋緊張の緩和、神経筋反応の促通に用いられます。
冷却時は血管が収縮します。一次的血管収縮と二次的には血管拡張します。
・組織温度の上昇は、冷却による温度低下よりも緩慢で、数十分から数時間は回復しません。
・皮膚温は-0.5℃まで低下すると凍結し、細胞が破壊されるといわれています。
冷やすメリットとして
冷やすデメリット
ちなみに冷却後は血管拡張効果があります。冷却後数分で局所温度が上昇その評価は温熱療法にほぼ同じです。ただし、温熱に比べ深部まで到達するとされています。
冷却時は血管が収縮します。一次的血管収縮と二次的には血管拡張します。
- まず、冷却部位の皮膚表面温度が急激に低下します。
- ついで、熱伝導により皮下組織の温度が低下します。
- 最後に、深部組織の温度低下が生じます。
・組織温度の上昇は、冷却による温度低下よりも緩慢で、数十分から数時間は回復しません。
・皮膚温は-0.5℃まで低下すると凍結し、細胞が破壊されるといわれています。
冷やすメリットとして
- 浮腫が減少
- 炎症抑制
- 麻酔効果：痙攣性の痛みに効果
- 活性酸素発生の抑制
冷やすデメリット
- 新陳代謝の低下
ちなみに冷却後は血管拡張効果があります。冷却後数分で局所温度が上昇その評価は温熱療法にほぼ同じです。ただし、温熱に比べ深部まで到達するとされています。
一般論
一般的には、傷めた直後は冷却し、その他の場合は温めるのがよいとされていますが、それぞれメリット・デメリットがあり一概にはいえません。
（個人的意見）さらに、緊縛による神経損傷の場合、一般的な打ち身と同じ扱いでいいのか違うのかよくわかりません。
（個人的意見）さらに、緊縛による神経損傷の場合、一般的な打ち身と同じ扱いでいいのか違うのかよくわかりません。
冷却か温熱かの判断
� ［箋�
�◆＿糠�
- 打撲、捻挫等の直後。（腫れや内出血を防ぐ）
- 運動等で筋肉が炎症（オーバーヒート）をおこしている場合。 （過剰反応を抑える）
- 筋肉の痙攣による場合。（痙攣は冷却により麻痺させることで弛緩）
- 強い炎症（疼痛）がある場合。（痛覚神経を鎮静）
- 対象部位が深部の場合。
- 温熱療法のリバウンドである二次的筋温低下が抑制できない顔面など。
�◆＿糠�
- 冷却により凍傷の危険がある部位 。
- 対象範囲が広い場合。
- 冷え性の方の四肢。
- 内腿等の皮膚が柔らかい部位。
- 就眠直前。
冷却、温熱のしかた
時間及び頻度
冷却、温熱時間は10〜20分の範囲を目安とします。
但し、湯船に浸かって、温熱シャワーを利用する場合は、5分程度とします。
冷却、温熱の頻度は一日１〜６回程度とします。但し、痛みが強いときは、半時ごとに冷却を繰り返します。
冷却、温熱の方法
冷却：「氷」、「保冷剤」等で冷却。直接肌にはあてず薄いハンカチなどをはさむ。
温熱：熱めの温熱シャワーが効果的。
熱いお湯に浸したタオルをよく絞り、直接対象部位にあて、 サランラップやアルミホイルで覆い、更に毛布等をかけ保温する。
注意点
長時間の連続的な冷却や温熱は避けたほうがよい。デメリット面が出てきます。
食事の直前、直後は、胃の消化力を妨げてしまうので避けたほうがよい。
温熱後は、リバウンドで冷えてしまわないよう、タオル等をあて、できるだけポカポカの状態を保ってください。特に患部の細胞の修復は深夜から早朝にかけて行われることから、患部を寝冷えさせないように注意してください。そのポカポカが治癒力を高めます。
冷却療法を行う場合は凍傷に注意してください。
冷却、温熱時間は10〜20分の範囲を目安とします。
但し、湯船に浸かって、温熱シャワーを利用する場合は、5分程度とします。
冷却、温熱の頻度は一日１〜６回程度とします。但し、痛みが強いときは、半時ごとに冷却を繰り返します。
冷却、温熱の方法
冷却：「氷」、「保冷剤」等で冷却。直接肌にはあてず薄いハンカチなどをはさむ。
温熱：熱めの温熱シャワーが効果的。
熱いお湯に浸したタオルをよく絞り、直接対象部位にあて、 サランラップやアルミホイルで覆い、更に毛布等をかけ保温する。
注意点
長時間の連続的な冷却や温熱は避けたほうがよい。デメリット面が出てきます。
食事の直前、直後は、胃の消化力を妨げてしまうので避けたほうがよい。
温熱後は、リバウンドで冷えてしまわないよう、タオル等をあて、できるだけポカポカの状態を保ってください。特に患部の細胞の修復は深夜から早朝にかけて行われることから、患部を寝冷えさせないように注意してください。そのポカポカが治癒力を高めます。
冷却療法を行う場合は凍傷に注意してください。
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