緊縛に関する集合知Wikiサイトです。技術・知識情報、および最新の話題などをお送りします。セーファー緊縛(safer kinbaku)を推奨します。

緊縛をより安全に楽しむ為には
  1. 十分にコミュニケーションをとりましょう
  2. 指や腕のその日のコンディションをチェックしましょう

神経麻痺

 詳細は「神経麻痺」を参照
後述する「縄をかけてはいけない箇所」に縄をかけ強い圧迫が加わると神経を痛めてしまい、その結果、神経損傷の症状が出る場合があります。吊らなければ大丈夫、長時間縛らなければ大丈夫ということではなく、強い圧迫や(強くなくても)脆弱な場所に自分の体重が乗ったりすれば神経を損傷してしまうことがあります。

損傷はしばしば無痛で、翌日になって痺れを感じたり違和感や指に力が入らないといった症状が出る場合があります。損傷の程度によって直るまでに数日から、数ヶ月、あるいはそれ以上の期間がかかります。
事前対策
  • 一般的な急所(脆弱な場所)を把握し、そこに縄がかからないようにしましょう
    後手縛りにおいて上縄の位置下縄の位置?
  • 受け手に合わせた緊縛を行いましょう
  • 強いテンションや吊りは、いきなりやらずに様子を見ながら行いましょう
  • 肩甲骨と肩甲骨をくっつける方向(肩甲骨の内転)に姿勢を矯正し胸を張らせたりする場合、事前にテストをして痺れやすさを把握しましょう。後述の「血流障害」の項を参照
対処
  • (意見その1)温めましょう。温めることで痛みがある場合は中止。
  • (意見その2)直後は冷やしましょう。整形外科医指示
  • 手首が反れないのは重症です。すぐに医師の診断を受けてください。

詳しくは緊縛事故(神経損傷・麻痺)直後温めるか?冷やすか?

血流障害

後手に手を組んだだけで、あるいは鉄砲縛り?のように腕を肩より上にあげただけで、血行が悪くなります。そのため、痺れ、冷え、疲労感を感じることもあります。痺れは前出の神経損傷でも感じることがあるので、注意が必要です。

鬱血(うっけつ=静脈性)によりその局所が青紫色になった状態をチアノーゼと言います。これは血液中の酸素が減り二酸化炭素がふえたため、二酸化炭素と結合したヘモグロビンが増えて静脈血の色が局所の皮膚や粘膜、静脈壁などを通して見えたもので、その部位の温度は下がる。

充血(じゅうけつ=動脈性)とは、毛細血管などの末梢の血管が拡張して、そこに動脈性の血液の流入が増加した状態を示す。広義には静脈性の血液が増加した状態を示す鬱血(うっけつ)も定義に含まれる。

血流障害による痺れは、「正座の時の痺れと同じだから解けば治る」として気にしない方もいらっしいますが、血管と同様に神経も圧迫されている場合は、その圧迫部位やそこから離れた部位での圧迫によって神経損傷しやすくなる可能性があります。【推測です】推測の根拠はDouble crush syndrome?
事前対策
  • ストレッチをして、肩まわりを解しておく
  • 肩甲骨と肩甲骨をくっつける方向(肩甲骨の内転)に姿勢を矯正し胸を張らせたりする場合、事前にテストをして動脈の減弱有無を把握しましょう。橈骨動脈の拍動の変化を診て、拍動が減弱・消失するような場合は、姿勢を矯正しない、矯正したまま腕に強いテンションをかけない、吊った際に、姿勢を矯正したのと同じようになってないかチェックしましょう
  • 危険な部位を把握し、危険を回避
対処
  • 長時間の縛りをしない。特に危険部位については短時間でも行わない。
  • 痺れてきたらその部分を解く(緩める)ようにしましょう。
    以下は神経損傷のリスクはないと判断した場合です。手首を先に解けるような縛りにしておくことで、すぐ対応出来るとともに、痺れが取れれば、そのまま他の部分は縛ったままでのプレイ続行も可能です。

しびれ

しびれは直接、神経が圧迫される『神経性』の場合と、血管が圧迫されて神経への血流が悪くなる『血管性』の場合の2つに分けられます。

受け手経験が増えると「しびれ」が『神経性』のものか『血管性』のものか判断が出来ると言われます。
『血管性』だから大丈夫という判断はくれぐれも気を付けてください。
詳細は「しびれ」上級編

(強く)縄をかけてはいけない箇所

以下の部位に強い圧迫を加えないようにしましょう。
  • 首(首の前面および側面)気管、喉頭、食道、頸動脈
  • 脇の下
  • 腕の内側
  • 上腕の下半分
  • 手首の内側
  • 剣状突起周り
  • 鼠径部(そけいぶ)
  • 膝の裏
  • 膝のすぐ下(腓骨?骨頭あたり)
  • 足首

関節や筋肉の痛み

後手を組むために手を後ろにしただけで、肩が痛む人もいます。固定された状態が続き、そこから急激に関節を動かすと痛みを感じることもあります(特に後手の肩関節)。疲れることによって、急性筋肉痛や筋痙攣(つる)を引き起こす可能性があります。
事前対策
  • 緊縛前後のストレッチ。
  • 姿勢の工夫。
  • 後手にした手や腕の縄を解いた後、受け手のペースを無視して手をカラダの前に戻すことが無いようにする。
対処
  • 足以外の筋肉に頻繁にけいれんが起こったり、がんこなこむら返りは医師による診察を受けるようにしてください。

やけど

素肌の皮膚と縄の間にある縄をすばやく引くと摩擦熱が発生します。それによって火傷をすることがあります。
事前対策
  • 素肌の場合、皮膚の弱い部分では慎重に縄を引いてください。
  • すばやく引く場合は、受け手の肌ではなく、縛り手が自分の手を縄との間に入れて引く方法をとってください。
  • 常に縛り手が縄頭側と縄尻側を同時に引くことで、縄と受け手の肌の間に空間を作ることもできます。
  • 縄の素材によっても摩擦熱の発生具合が違います。化繊のロープは高い傾向があります。

寒気

一般に女性は男性に比べて皮下脂肪が多いが、脂肪は熱を通しにくいため、一旦冷えると温まりにくいです。さらに男性に比べて血流の多い筋肉が少ないこともあって、冷えを感じるとなかなか温まらなく、非常に不快となります。

緊縛されることで、血液が体表のほうに集まります。その結果、解かれた後の20分以上を寒く感じることがあります。体表は温かくても、体の芯が血流が少なくなって冷えているのです。
事前対策
  • 受け手が快適な室温に設定しましょう
  • アルコールや血流を良くするような薬などは避けましょう。血管拡張効果により寒気がさらに起きます
  • 受け手の体温をチェック
対処
  • 緊縛後に毛布などで包んであげる
  • 糖分を与える。SMプレイ中は心身の苦痛を感じ、エンドルフィンが分泌されます。その為に糖分が消費されて欠乏します。

縄跡・縄痕(なわあと)

  1. 靴下や下着のゴムのあとのような、凹み跡はほぼ確実に出来ます。そして2〜3時間で消えます。ただし、まれに疾患などのために、この程度の圧迫で、アザが出来てしまうケースもあります。
  2. これとは別に縄と縄で皮膚をはさんでしまい、つねったような状態になったためにアザが出来る場合もあります。つねられたような痛みを感じる場合もあります。
  3. 留めや結び、縄の継ぎ足しの部分、縄の重なりの部分に強い圧迫が加わり、打撲のようなアザができる場合もあります。

一部の受け手の人々は良い思い出として縄跡を喜び、1のような場合は短時間で消えるため、寂しさを感じる場合もあります。アザは数日または数週間で消失します。
事前対策
  • 縄と縄がスプリットしないようにします。縄で皮膚をはさまないように指を通して挟み込みを解消します。
  • 体重がのる箇所や骨に乗っかる部位に結び目などが来ないように調整
  • 場合によってはサポータやタオルで皮膚を保護。衣服など布一枚あるだけでも違いがあります。
対処
  • 温かいおしぼりなどで温める
  • ヘパリンなどを含む血行促進効果があるクリームを塗る

点状出血

人によっては、縄で圧迫された部分より先の部位(心臓から見て遠い部位)の皮膚に出血斑(赤いポチポチ)が出ることがあります。
たとえば、上腕(二の腕)にかかった胸縄の圧によって圧迫された下部から肘よりの部分縄がかかった部位から肘(ひじ)方向)に出ます。

これは静脈圧が上昇し、毛細血管からの出血が誘発されたものです。通常は無痛で、数日後には消失する傾向があります。夏場など腕を出す服装だと、点状出血が多い場合は目立つので注意が必要です。


たとえば、最高血圧と最低血圧の中間圧を5分間加えうっ血させ放置した場合、圧迫部位すぐそばに10個以下の点状出血は健常者でも出ます。※毛細血管抵抗試験

運動不足や睡眠不足、たばこを吸う方に多く見られる傾向があります。また、女性は一般的に血管が細い方が多いので、この点状出血が現れる確率が高くなります。発生場所の多くは腕ですが太ももに出る場合もあります。
事前対策
  • テンションがきつい縛りをしない
  • 緊縛未経験の受け手に対しては、短時間の緊縛(後手)などを行い、傾向を把握する。
  • 回数を重ねると出来にくくなるようです。加圧トレーニングと点状出血
対処
  • 温かいおしぼりなどで温める
  • ヘパリンなどを含む血行促進効果があるクリームを塗る
  • 言い訳としては「加圧トレーニングの体験をした」なんていうのが考えられます。ちょっと点状出血の出方が違うので苦し紛れ感があるんですが、なんとか逃げ切りましょう(苦笑)女性向けの加圧トレーニングもあります。効果:痩身、アンチエイジング、筋力アップ、血行改善、回復力アップ。

過呼吸

過換気症候群。
過呼吸は緊縛の内容もさることながら、そのときの周りの状況や受け手の精神状態によっても起きてしまうことが考えられる。
口で頻回に息を吸う胸式呼吸による交感神経系の興奮が発症のメカニズムに関与していると考えられるが、鼻で速く頻回に息を吸うことは困難なため、鼻吸気の腹式呼吸によりそれも防止できると考える。先走り不安の強い性格の者が無意識に自分に“負の自己暗示”をかけて引き起こすともいわれている。
事前対策
過去に経験あるかヒアリング程度でしょうか。経験無いからならない、有るからなるというものでもないので、常に受け手の状況を把握することが重要。対処法を理解し、その場で慌てないようにしておくこと。
対処
特にパートナーでない様な相手の場合は、緊縛中に呼吸が短息呼吸(ハッ、ハッと連続する呼吸、犬のような呼吸を口でする)と呼ばれる状況になったら緊縛は中断。縄は解くことを推奨します。

ペーパーバック法(袋を口にあてて呼吸させる)はリスクも言われているので、推奨できない。

呼吸の速さと深さを意識すれば治る。
吐き出すことに意識を。
(二酸化炭素を増やしつつ酸素を取り込むことが必要)
呼吸の際には口をすぼめるようにして息を吐き出す。6秒
(抵抗が増えて吐くのがゆっくりになる)
(息を吐く前に1〜2秒くらい息を止めるくらいがベター)
息を吸い込む際には、鼻から吸うように心がける。2秒

1回の呼吸に10秒ぐらいかけてゆっくり行います。

周囲にいる人が過剰に心配し反応してしまうと、本人が余計に不安定となり、却って症状が悪化することもあるので、なるべく冷静に対処しましょう。介助する時は、速くなった呼吸を整えるために、ゆっくり背中を押してあげると効果的です。

落下

一般的な吊り緊縛では1m〜1.5m程度以下の高さからの落下が考えられる。
それ以上の高さからの落下は特殊な例であろう。

高所作業やクライミングの世界では常識的な知識として、「理論的には衝撃荷重は墜落距離ではなく落下係数で決まる」とされる。
なお、高所作業などで安全帯(墜落制止用器具)リスクとして指摘されるサスペンションイントラレンス?は長時間の宙づり状態のリスクのこと。

緊縛における落下の原因は以下が考えられる。
  1. 吊り縄の操作ミス
  2. 吊り縄の留めの甘さ
  3. 吊り縄の断裂

ヒューマンエラー参照。

起立性低血圧 起立性調節障害

急に立ったとき、感じるめまいや吐き気のことです。
ふくらはぎは第2の心臓と言われていますが、緊縛されている場合その機能が働きません。

立ち上がる事で、圧迫されていた足の血管が広がり、血液が足に集まって過度の血圧低下(典型的には20/10mmHgを上回る)が生じ、ふらつき感、浮遊感、めまい、錯乱、または視力障害なども発生することがあります。立ってから数秒以内〜10分程度に起こります。場合によっては失神、さらには全身痙攣を経験する人もいます。種々の原因による血圧調節異常の表れであり、特定の疾患ではありませんとの事です。

圧迫性蕁麻疹・機械性蕁麻疹

皮膚に圧を加えたり、掻いたりといった「機械的な刺激」を与えたときに起こる蕁麻疹。
外部からの刺激を受けた部分に赤いミミズ腫れ状の蕁麻疹がでる。
普段のお買い物袋でも起きたり、腕時計やアクセサリーなどの金属製のものがこすれた部分や、ベルトや下着のゴムで圧迫されていたおなか周り、バッグを引っかけていた手首や肘の内側などで気づくことが多い。
事前対策
あまりきつく縛らない。着衣緊縛にする。
など。
対処
かゆみやチクチクとした痛みは比較的少ないの。
数分〜2時間程度で消失。
掻いてしまうとそれが機械的刺激となってかゆみが強くなったり、蕁麻疹が広がったりする。また、蕁麻疹が消えた後も皮膚に引っ掻き傷が残ることも。
かゆみがある場合は、冷やすことで緩和することもあるため、冷えた水で絞ったタオルなどを当てて様子をみるなど、
できるだけ掻かないよう。

蕁麻疹は体を温めることや、アルコールや刺激物によって悪化する傾向あり。

長時間の逆さ吊り

一般的に「頭に血が上る」状態のリスク。
【未確認です】
  • 健康法としての逆立ちは1分以内いしたほうがいいという話があります。
  • 5分以上は危険という話もあります。
  • 2〜3時間もしくはそれ以上の逆さは死にいたいる可能性もあるそうです。

理由は、
頭に血が上りすぎると失神する
脳に巡る血液量が上がり、さらに血圧があがって、脳の血管が破裂する危険性。
脳に流れる血液が増え、血圧が高くなります。その結果、血管が破裂し、脳内出血を引き起こし、脳細胞を損傷するとされています。一方で宙吊り死で脳内出血はあまり確認されていないという話もあります。

(逆立ち状態だけで)肝臓や腸が肺に余計な圧力を加え、呼吸困難に陥るという説明。
通常よりも多く心臓に血液が流れるので、心臓から血液を送り出すのが難しくなり心不全と起こす。
胃袋から逆流した吐寫物が気道を抑えた事による窒息死の可能性
死に至らないまでも、逆さまでぶら下がっていることは眼にも悪影響です。眼は液体を含んだグニャグニャの球体で、網膜に光を取り入れることで見えています。そして眼球内の液体にかかる圧力が正常でないと、眼に異常をきたすことになります。

逆さまになっていると、眼にかかる圧力は倍増し、一時的な視界不良も報告されています。
2016時点、宙吊り死のメカニズムは未だにはっきりと解明されていないそうです。

Can Hanging Upside Down Kill You?



参考
この書籍によると、腹部の圧迫により約10分で意識不明になるケースをあげている。墜落かつ腰ベルト型安全帯のケースでは墜落時の衝撃が約5cmの幅のベルトで腹部の一部に集中して、内臓を圧迫、損傷するものと推定される。

静脈血栓塞栓症

いわゆるエコノミークラス症候群。深部静脈血栓症。
【推測です】危険因子を持っている人は可能性あるのではないかと考えています。
危険因子
  • 肥満
  • 静脈の血液の流れがよどんでいる
  • 血液が固まりやすい体質を持っている

急性肺血栓塞栓症の場合、主な症状が突発性の呼吸困難です。(80%程度)呼吸困難の発作は一回だけのこともありますが、数回発作が生じ、その度に状態が悪化する場合もあります。また約半数の方で胸の痛み、10〜30%で失神発作を経験されています。全身倦怠感、不安感、動悸、冷や汗などの症状が出現することもあります。
事前対策
十分な水分を摂取する一方、脱水を招くアルコールやコーヒーを控える

ヒューマンエラー

高木元也氏(独立行政法人労働安全衛生総合研究所)によれば、ヒューマンエラーの原因は下記の12に分けられます。
  1. 無知、未経験、不慣れ
    不慣れな場合危険がどこに潜んでいるかわからない。熟練者でも、初めて行う作業は適切な危険予測ができない。新しい縛り方。写真や動画でみた縛りのパクリなどのエラー。
  2. 危険軽視、慣れ
    危険とわかっているのに不安全な行動をとり、エラーを起こす。
  3. 不注意
    作業に集中していたために、その他のことに不注意になる。作業に集中できず注意が散漫になる
  4. 連絡不足
    安全指示が正しく伝わらず、エラーが発生する。正しい知識や情報が伝わっていない。
  5. 集団欠陥
    集団特有の悪習慣や突貫工事中での現場の雰囲気で。縄会の雰囲気とかがこれか?見栄をはったり。虚栄心。
  6. 近道・省略行動本能
    面倒な手順を省略して効率的に行動することを優先した結果、不安全な行動をとってしまう
  7. 場面行動本能
    瞬間的に注意が一点に集中し、まわりを見ずに行動してしまう本能
  8. パニック
    非常に驚いたときや慌てたとき、脳は正常な働きをせず、冷静に適切な安全行動をとれなくなる
  9. 錯覚
    合図や指示の見間違い・聞き間違い、思い込み
  10. 中高年の機能低下
    身体能力の低下を自覚せずに作業し、エラーを起こす
  11. 疲労等
    人間は疲れるとエラーを起こしやすくなる
  12. 単調作業等による意識低下
    人間は単調な反復作業を続けると意識が低下し、エラーを起こしやすくなる
  • 吊り手順や吊り縄の処理にミスをして受け手を「落下」させてしまったり、結び目が緩んだり、不注意から危ない縛り方(一重縛り)をしてしまったりといった、わかっているにも関わらず縛り手が犯してしまうミス
  • 疲労や睡眠不足、飲酒などによる注意力低下
  • 「これで大丈夫」という自己確信 (思い込み)
  • 慣れからくる確認し忘れ
事前対策
  • 緊縛事故に対する事例を研究する。自身のヒヤリハット事例も
  • 常に冷静に対処することを心がけ、練習不足の場合などはより慎重に
  • 縛り手自身の健康・体調管理
  • (酒を)飲んだら縛らない
  • 根拠のない思い込みをしない
  • 初心を忘れず、他人のアドバイスなどに謙虚であること

縄酔い

縄酔いそれ自体はリスクとはしないことが考えられるが、転倒など2次的なリスクが考えられる。

縄酔い 参照

縛り手が行うべき安全対策

緊縛前の注意点
  • 受け手のその日の体調の確認
  • 受け手の体質、NG行為の把握
  • 緊縛に伴うリスクを受け手に説明すること
  • 受け手の過去の緊縛経験を把握。とくにケガや不調になったケースを聞く
  • 受け手が受け手自身のことを話しやすい環境を作ること
  • 時計やアクセサリー等、縛るときに邪魔になるものを外すこと(耳のピアスなども)
  • 縄、道具のチェック(傷み、切れ、破損)と準備
  • 受け手の筋力や稼動域、痛くなりそうな部位、圧迫を受けやすそうな部位・姿勢を把握
緊縛中の注意点
  • 常に受け手の変化に留意する(呼吸、痺れのサイン、体温、皮膚の色など)
  • 同じ姿勢を長時間続けない。受け手が初心者の場合、初めての縛りは15分程度を推奨します
  • 解いた縄を足元に放置しない。特に吊りをしている場合。縄に足をとられ転倒する危険があります。とくに縛り手自身が転倒して気を失うなどの事態になることは非常に危険です
緊縛後の注意点
  • 受け手の体調変化に留意する
  • 受け手が違和感や痺れを訴えたら、その対処を行うこと。翌日(24時間後)に確認の連絡を入れることを推奨します
安全な緊縛プレイのための10箇条 〜縛る側の心得〜
引用元 安全な緊縛プレイのための10箇条 〜縛る側の心得〜
  1. 事故が起きた時に全責任を負う覚悟が無いかぎり人を縛ってはいけない。
  2. 酒を飲んだり睡眠不足の状態で緊縛をしてはいけない。
  3. 受け手とのコミュニケーションが不十分な状態で緊縛を開始してはいけない。
  4. 非常用の縄切断用に用意するハサミを身近に置いていない状態で緊縛をスタートしてはいけない。
  5. 首縄をかけてはいけない。
  6. 初級者は吊りをしてはいけない。
  7. 初級者は腕にかかる縄をきつく締めてはいけない。
  8. 初級者は自分で新たな緊縛技法を作り出そうと思ってはいけない。
  9. 背伸びしてはいけない。
  10. SM小説やSM動画の世界を真に受けてはならない。
引用ここまで

【補足・追加】
  • 現実の「緊縛事故」のケースでは受け手の自己責任を口実に、責任逃れをしようとすることがあるようです。これは「縛り手失格」だと考えます
  • 縄切断に向いているハサミについては、ハサミ参照。
  • 初級者の定義に明確なものはありませんが、初中級の方は、出来ればプロ緊縛師などが主催する緊縛講習個人レッスンに参加し、自分の縛りを見てもらうことをお勧めします。※緊縛講習の中には決められた形を教えるだけのものもあるので、今の自分の縛りをチェックしてもらえるような講習かどうか、事前に確認されたほうが無駄足にならないかと思います。
  • 吊りは極力第3者が居る環境で行いましょう。(縄系バー、縄会など)あるいは、ある程度の時間が経過した場合に第3者が確認に来る様な環境が望ましいです。(ラブホテル、レンタルスタジオなど)
  • 首縄については、緩めに掛け、それ以上締まらないための安全確保を必要とする
  • 受け手とのコミュニケーションは積極的に縛り手がとるようにしたいものです。
    詳しくは緊縛におけるコミュニケーション参照ください。

受け手自身が出来る安全対策

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