同性には好かれるが異性には全く好かれない強面の巨漢・郷田猛男が、偶然痴漢から助けたことから一目惚れされた小柄な少女・大和凛子と交際していく物語。
恋愛のことは全くわからないものの持ち前の誠実さと行動力で一途に愛を貫く猛男と、そんな猛男の全てをカッコいいと評し終始ベタ惚れの凛子のおっかなびっくりだが真剣な交際を描く。
砂川愛は猛男の唯一無二の親友であり、恋の相談役でもある砂川誠の姉。
普段は大学に通うため一人暮らしをしており、時折帰省してくる。
面倒見のいい姉御肌な性格で、猛男からも「姉さん」と呼ばれ慕われている。
実は密かに猛男のことが好きだった。
きっかけは「のび像」と呼ばれからかわれていた愛を、猛男が「この花の方が似合う」と評したこと。
猛男のことなので彼女ができるとは思っておらず、大学生になって落ち着いたタイミングで告白しようと密かに狙っていた。
だが、帰ってきた時、猛男は凛子と交際していた。
自分の方が長く愛していたこともあり、すぐには受け入れられず、悪い女に騙されているのではないかと愛は疑う。
しかし、猛男と凛子が真剣に想いあって悩んでいる様子を見て、身を引く決意を固めたのだった。
愛は、その後も完全に猛男への想いを振り切ることはできなかった。
そんな中、彼女に恋している大学の同級生、織田隼人が想いを振り切るために告白するべきだと主張する。
一旦は愛もその意見を受け入れるが、猛男との買い物デートで笑顔で姉と慕ったくれる猛男の姿を見て、告白をしないことを決める。
その後もアプローチを続ける織田。
2番目でも構わないと言う織田だったが、それでも彼女は頷くことはできない。
諦めて海外に立ち去ろうとする織田に、この失恋の傷はまだ癒えないが、織田のことを2番ではなく1番の相手のしてみられるようになったら付き合いたいと伝えるのだった。
付き合ってから固い絆で結ばれた二人を見守る作品に紛れ込んだ、約束された当て馬枠。
親友の姉という身近な立場であるがゆえに、一歩踏み出す勇気が持てなかったという、幼馴染ならではの上質な片想いを見せてくれる。
そして、なかなか未練を捨てきることができない乙女な側面が魅力。
普段のさばさばしたお姉さんの姿とは裏腹の繊細な姿がとても可愛らしい。
昔のことは覚えていなくても同じ花に喩えてくれた猛男にきゅんとしてしまうシーンなど、消せない恋心の描写がとても切ない。
登場回は決して多くはないが、失恋とその後の未練、立ち直る兆しまで贅沢に詰まった魅力的な負けヒロイン。
少ないセリフの中に、揺れる猛男への親愛やそれでも消せない恋心など、悲恋のエッセンスに満ちている。
親友の姉という身近な立場であるがゆえに、一歩踏み出す勇気が持てなかったという、幼馴染ならではの上質な片想いを見せてくれる。
そして、なかなか未練を捨てきることができない乙女な側面が魅力。
普段のさばさばしたお姉さんの姿とは裏腹の繊細な姿がとても可愛らしい。
昔のことは覚えていなくても同じ花に喩えてくれた猛男にきゅんとしてしまうシーンなど、消せない恋心の描写がとても切ない。
登場回は決して多くはないが、失恋とその後の未練、立ち直る兆しまで贅沢に詰まった魅力的な負けヒロイン。
少ないセリフの中に、揺れる猛男への親愛やそれでも消せない恋心など、悲恋のエッセンスに満ちている。
1巻
「それだけだよ!」
「人からみればどーでもいいことが特別なんだよ!」
「恋なんてそんなもんだ!」
恋した理由を弟に聞かれ、「それだけ?」と言われた際の返事。
こういった細かいセリフの質の高さがこの作品の素晴らしさのひとつ。
3巻
「私、一生武夫に告白しない」
「アホみたいに笑ってくる猛男が好きだからさ」
結局告白をやめた愛の言葉。
姉として慕ってくれる猛男との関係もまた大切という、幼馴染ならではのジレンマ。
8巻
「もう少しだから」
「痛かった胸もゆっくり痛みがなくなっているのがわかるの」
「でも2番目はあり得ない本当に織田が1番になったら付き合いたい」
海外へ飛び立とうとする織田に(バイトできた)ウエディングドレスを着ながら叫んだ言葉。
失恋して2年近い月日が経ってもなお、痛みが引かない未練たらしさが素晴らしい。
「それだけだよ!」
「人からみればどーでもいいことが特別なんだよ!」
「恋なんてそんなもんだ!」
恋した理由を弟に聞かれ、「それだけ?」と言われた際の返事。
こういった細かいセリフの質の高さがこの作品の素晴らしさのひとつ。
3巻
「私、一生武夫に告白しない」
「アホみたいに笑ってくる猛男が好きだからさ」
結局告白をやめた愛の言葉。
姉として慕ってくれる猛男との関係もまた大切という、幼馴染ならではのジレンマ。
8巻
「もう少しだから」
「痛かった胸もゆっくり痛みがなくなっているのがわかるの」
「でも2番目はあり得ない本当に織田が1番になったら付き合いたい」
海外へ飛び立とうとする織田に(バイトできた)ウエディングドレスを着ながら叫んだ言葉。
失恋して2年近い月日が経ってもなお、痛みが引かない未練たらしさが素晴らしい。
タグ
コメントをかく