アンディ

アンディは00年代後半のグラトリブームの遺産ともいうべきトリックです。
アンディは別名ソバットといいスノーボードに最初にトリックが取り入れられたころからある古いトリックの一つです。
本来はソバットというトリック名が正式でしたが、2003年に手摺狂会のグラトリDVD「BASIC」においてプロボーダーの安藤健次氏が自身のパートでソバットによる高回転スピンを披露していたことに影響を受け、安藤氏のニックネーム「アンディ」が新たな通称となり広まりました。現在のように一般的に広まった要因としては、00年代後半のグラトリブームの立役者である岐阜のアマチュアチーム「地擦馬鹿一代」さんが仲間内でソバットをアンディと呼び始めたことがきっかけとなり、同チームの掲示板での会話や周辺の仲間、交流した人たちによって全国に広まり現在のように定着しました。なお、地擦馬鹿一代さんはアンディというトリックを世に広めたことはもちろんですが、アンディを最も極めた人たちであると思います。アンディはその後、わざと軸をずらして横向きに回転する派生トリックが生まれ、最終的には縦方向に回転する派生トリック「ロデオアンディ」が生み出されることとなりました。ロデオアンディの誕生には諸説ありますが、ロデオアンディを最も広めるきっかけとなった同じくアマチュアチームの「狂刻旅團」さんが有名です。

さて、前置きはこの辺にしてアンディの解説をします。
アンディは細かく説明すると、レギュラーの場合でピボット180 TO SWノーリーB360(540、720)です。スウィッチからですと、SWピボット180 TO ノーリーB360(540、720)です。
つまり最初にピボット180を行い、ピボットの軸ではない方が雪面に付いた段階で、今度はそっち側を踏みこみ反発を得てブラインド方向の回転をするトリックです。

アンディー上達のコツ


・アンディはスピードが無い状態の方がより反発を得やすく、コントロールしやすいです。

・ピボットから足を切り替えるときは、勢いに任せて雪面に叩きつけるのではなく、じっくりと全体重を踏み込むイメージで、できるだけ奥まで雪面に押し付けることがポイントです。大きな動作が必要なのはこの次で、奥まで踏み込んだ板を踏み台にしてジャンプの要領で上に飛び上がります。アンディーで弾くときの力配分は上から下へではなく、下から上へと考えてください。

・上半身は、ピボットも弾いた後も回転を止めずに回し続けること。ピボットで付けた回転力を弾く前後で止めないように回すことが高回転を狙うポイントです。

・ピボットから足を切り替えるときは、できるだけ板の裏の「面」で雪をとらえるとより高く真っすぐ飛べるようになります。

・ロデオアンディは派手ですが、色々な意味であまりお勧めしません。どうしてもという人は、まずアンディ5を完璧にマスターしてください。アンディ5ができないとロデオアンディはまずメイクできません。できてもそれは・・・です。

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