スタイルとは何か。
初心者のほとんどがまずぶつかる壁だと思います。
滑れる人から「スタイルが出てない。」なんて言われたことありませんか?
スタイルって何だよ!って思いますよね。
よく分からないけど、スノーボードではよく使われる言葉です。
使われ方としては「あの人すげースタイル出てる」とか「あの人のスタイルが好きだ」とかって感じかな。

正直うまく説明できません。なんとなく分かるけどはっきり言い切れません。
外国人に日本のワビサビを伝えろって言われているような感じです。
ということで
ここでは、僕が思うスタイルについて自問自答しながらまとめてみたいと思います。

僕が思うにスタイルとは「オーラ」のようなものだと思います。
ドラゴンボールが分かる人は「気」だと思ってください。
ハンターハンターが分かる人にとっては「念」だと思ってください。
ワンピースが分かる人には「覇気」だと思ってください。(これは微妙)

まあ、とにかく正体は目に見えないもののようなイメージです。
ここでスタイルについて思うことを箇条書きにしてみたいと思います。

・スタイルとは体の使い方、形を指すことがある。
・スタイルとは人それぞれ違う。
・スタイルとはその人が生まれ持ったものである。
・スタイルは出す(出る)ものである。
・スタイルはうまい人ほど出せる。

といったところです。

で、僕が思うスタイルとは、
ライダー個人が持っている体のひねりや曲げの癖、トリックのリズム、テンポ、服装、性格、得意なスポーツ、利き手、骨格、体型などの影響を複雑に受けて生み出されるスノーボード的に美しくかつ個性がある滑りの「形」や「見せ方」「雰囲気」といったところではないかと思います。

同じトリックを違う人がやってもまったく同じトリックにはなりません。
その人の「スタイル」によってトリックの「スタイル」が変わります。
ドラゴンボールの気でいう「お父さんの気」とか「邪悪な気」とか
ハンターハンターの念でいう「強化系」とか「具現化系」とかの属性
ワンピースの覇気でいう「覇王色」とか
のようなイメージかな。

さて、最初の方でオーラって表現しましたよね。

余談ですが、僕の中ではスノーボードとはオーラを感じることができるスポーツだと思っています。
スノーボードに限らずスポーツや芸術などを長くやっているとオーラを感じるようになりますよね。
ドラゴンボールが好きなんでここでは「気」という表現をさせていただきますが、スノーボードでも「気」は感じることができます。
これはスノーボードが上達すればするほど「気」を感じられるようになります。
この「気」が感じられるようになるとなーんのトリックもしていない、ただ滑っているだけの人を見てその人がどれくらいのスノーボード技術を持っているのかなんとなく分かります。本当にすごい人は滑って無くても分かるときがあります。
この気のすごいところはリフトに乗ってて誰かと話をしていても視界の隅のほうにそういう人の滑りが入るだけでハッっと目を奪われるところです(トリックとか何もしてなくて・・・)。まあ、そこまでの人には年間に数えるほどしかお目にかかれませんけどね。
科学的には、おそらくその人の体の使い方や安定度を瞬時に総合的に判断して技術を見抜くのだと思うのですが、だんだんその精度が上がってきたような気がします。ここで言う「気」というのは、すごい技ができるかとかそういうのではなくスノーボードの総合的な上手さです。もちろんその上手さはトリックの上手さに比例することはほぼ間違いないですけどね。
で、僕が目標としているのはこのすごい「気」を持っているライダーなのです。

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