この結社は神の化身とされる魔王尊(大天狗:僧正坊)を信仰する山岳宗教(修験道)がキリスト教・密教などと融合して発展したものです。信徒の多くは霊峰での厳しい修行によって天狗の如き神通力(
魔法)を身につけています。かの源義経も天狗より兵法と神通力を学んだといわれていますのでその起源は1,000年もさかのぼります。
このカルト集団では世界の終末、ハルマゲドンの到来を預言しています。滅びる定めにある人類が救済されるただ一つの方法は、地球の奥深く存在するという理想郷「シャンバラ」に行って、
地球の霊王・魔王尊=サナト・クマーラの導きにより「最高理念の存在(人類を超えた存在)」に解脱する事であるとしているのです(
フェイクトゥルフ世界では、天狗の隠れ里から帰還した人間が高い身体能力や異能に覚醒するケースが、明治時代からしばしば報告されています)。
シークレット・ヘヴンとはこの隠された理想郷「シャンバラ」を意味します。
主に日本・中国・ロシアを中心とした東アジア一帯で広く活動しています。積極的な布教を行っていないため知名度は高くありませんが、陸自を始めとする政府高官の間で急速に広まっています。
幹部は、鴉天狗たちを召喚し、使役することが出来ます。八環秀志(妖魔夜行・百鬼夜翔参照)も彼らとの付き合いがあるそうです。
“シークレット・ヘヴン”は「ハルマゲドンは自然の流れで起こるものであり、それを加速しようとするのも止めようとするのも共に愚かだ」と説いています。そのために探索者たちと協力する事も有ります。主として、彼らの関心は、自分達の修行に有るのです。
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