GURPSよろず - 盾

技能としての<盾>(Shield) B199P

第4版『ベーシックセット』B199P参照。
</種別>(敏捷力/易)……戦闘・武器系技能
 技能なし値敏捷力-4

 盾で攻撃防御するための技能です。
 盾を使った能動防御――つまり「止め」の値は(技能レベル÷2)+3(端数切り捨て)です。必ず専門化しなければなりません。

技能の専門化

シールド(Shield)
</シールド>(敏捷力/易)
 技能なし値敏捷力-4、</バックラー>-2、</フォース>-2

 紐で固定する盾すべて。こうした盾の利点は構えている側のにものを持つことができる(ただし武器などを扱うことはできません)点ですが、構えたり外したりするのに時間がかかるという欠点があります。これが最も一般的な専門分野で、キャラクター・シートに単純に<>と書けばシールドを意味します。
バックラー(Buckler)
</バックラー>(敏捷力/易)
 技能なし値敏捷力-4、</シールド>-2、</フォース>-2

 手に構える盾すべて。大きさは小さいのが一般的です。バックラーは片手のを完全に専有しますが、1ターンで構えることができます。また自由行動として落とすことができます。
盾を構えた体当たり」はバックラーだとできません。また、準備に関わるルールの上では、バックラーはではなく武器として扱います。
フォース(Force)
</フォース>((敏捷力/易)
 技能なし値敏捷力-4、</シールド>-2、</バックラー>-2

 物質ではなくエネルギーで形成された“防御面”で攻撃を止める盾すべて。

アイテムとしての「盾」(SHIELDS) B277P

ベーシックセット』第8章「装備」の「」より。

盾表」参照

呪文の《盾》(Shield)

魔盾》参照。

盾のルール

戦闘中の盾の準備

第4版『ベーシックセット』第11章「戦闘」の「戦闘中にとるその他の行動」より。
盾やクロークの準備:Readying a shield or cloak
 クロークが地面に落ちていたり、背中に背負っていたりする場合には、防御ボーナスと同じだけのターン数かけて準備しなければなりません。クロークを背中にしまう場合も同じだけの時間がかかります。ただしを腕から外すだけなら1秒です(自由行動ではありません!)。準備に関わるルールの上では、バックラーはではなく武器として扱います。

近接戦闘での盾(Shields in Close Combat)

第4版『ベーシックセット』第12章「上級戦闘」の「近接戦闘での盾(Shields_in_Close_Combat)」より。

 近接戦闘では、はどうしようもなく邪魔になってしまう可能性があります。それでも、防御ボーナスは有効です。しかし、身についている間は動きを邪魔してしまいます。
 近接戦闘での攻撃には(敵のヘクス移動したさいの、最初の体当たり攻撃する場合は除きます)、防御ボーナスの値と同じだけのペナルティがあります! 近接戦闘の2ターン目以降で試みる敏捷力判定には、どんなものであれ、同様のペナルティがあります。
 「準備」を1ターン選択して敏捷力判定を行ない、成功すると近接戦闘中にを捨てることができます。

特殊な白兵武器のルール「盾」(Shields) B384P/2B64P

第4版『ベーシックセット』第13章「特殊な戦闘の状況」の「特殊な白兵武器のルール」より
 「」は、文明レベルの低い武器に対する優れた防御になりますが、攻撃にも用いることができます。
盾でなぐる(Shield Bash):
盾で“なぐる”のは通常の白兵武器攻撃です。自分の正面、あるいは盾を構えている側のヘクスにいるキャラクターに対してしか行えません。各種数値については「白兵武器表」(B263P)を見てください。
▽コピペ用記法
-「[[盾でなぐる]]」_[[TL0]]_[[威力]]:[[叩]]:[[突]]_[[範]]1_[[価格]]・[[重量]]は様々_「[[受け]]」に使えない。
-「スパイク付き[[盾でなぐる]]」_[[TL1]]_[[威力]]:[[叩]]:[[突]]+1_[[範]]1_[[価格]]+$20_[[重量]]+2.5kg_「[[受け]]」に使えない。

盾を構えた体当たり(Shield Rush):
盾を構えた体当たり”というのは、盾を構えたまま走ってぶつかることで、敵を打ち倒そうとする試みです。詳しくは「体当たり」を見てください。これをバックラーで行なうことはできません。
原書名の「Shield Rush」は日本語版では「盾を構えた体当たり」や「盾での突進」など訳語不統一を起こしている。
なお、ダメージは特典武装タックル/種別」[1cp]で強化できる。


関連

ルール

特徴

修正

技能