浅井漣は悩んでいた。
「うーん」
今日は2月13日。とはいっても既に夜は更け、デジタル時計の日付は今にも14日へと切り替わろうとしてる。
あと半時間もすれば世間はバレンタインデーに突入する。
「うぁーどうしよー」
浅井漣はとても悩んでいた。 現時点で自分がバレンタインデーの準備をまったく出来ていないという事実に。

とはいっても初めから準備を怠っていた訳ではない。
もともとは小波のために材料からこだわったオリジナルチョコレートケーキを作成する計画を綿密に立てていた。
納得できる材料を揃え、張り切って製作に取り掛かったのが今日の昼間。 初めて作る本格的なケーキに手間取り、何度も失敗を繰り返した。始めたころには明るかった空もいつの間に陰り、気付けば太陽は地の下に沈んでいた。
そして、やっとコツをつかんできたと感じ始めたころ、……買っておいたケーキの材料が尽きてしまったのである。
凝り性なのが災いした。完璧なものを作るのに夢中になってしまい、残り材料のことを考えていなかった。 材料を補給しようにも、すでに時刻は深夜11時を回っており買出しに出るには遅すぎる時間であった。 現在、冷蔵庫には失敗作のスポンジと役目を果たせなかったチョコレートクリームが眠っている。
(……今からコンビニにチョコレートを買いに行こうかな。)
そんな考えが頭によぎる。
きっとそれでも小波は怒ったりしない、出来合いのチョコレートでも喜んで受け取ってくれるだろうと思う。
(でも、それじゃだめ。)
それでは自分の気持ちが納得しない。
愛する小波のために、やはり自分の気持ちがこもったものを渡したい。
そうは思いながらも、どうしようもない状況に漣は悶々としていた。
「もう一日待ってもらえば完璧なのが作れるのにー! だけどそれじゃバレンタインデーの意味が無いー!」 頭を抱えて部屋の中をごろごろする。
「はぁ、どうしよう……」 半ば現実逃避的にパソコンの電源を入れてしまう。 近所に深夜でもやっているスーパーか何かないか探そうとブラウザを立ち上げるが、いつもの癖で先に巡回サイトをざっと見てしまう。
しかしそれが神の導きであった。あるサイトを開いた時点でマウスを持つ漣の手が止まる。
そのサイトは漣のお気に入りの絵師が運営するもので、明日は2月14日ということでバレンタインデーにちなんだ絵をアップしていた。
漣の目がその絵に釘付けになる。
「……これだっ!!」
時計はいつの間にか2月14日を示していた。
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吐く息は白く、服から出た肌には刺すような寒さを感じる。
暦の上ではすでに春とはいえ、「それがどうした!」と叫びたくなるほどに冷え込んだ日だった。
今日は2月14日。そう、バレンタインデーである。 学生時代は憎たらしくて仕方が無かった街に蔓延るピンク色のムードが今は心地よい。
何故なら今の俺には可愛い彼女が居るからな!
「漣、寒くないか?」 横を歩く漣を見る。寒さで鼻が少し赤くなっているのが可愛らしい
「大丈夫です!」
女の子というのは強い生き物だと思う。こんな寒いのに漣はミニスカートを身に着けているのだ。 俺がそんなものを履いていたならば寒くて外に出られないだろう。間違いなく一生履くことはないが。 「……あ、でもっ」 漣が、さも今思いついたかのように声をあげる。 「ん、どうした?」 「手がちょっと寒いので、手をつないでください」
そう言って、漣の手が俺の手を絡み取る。
「うわぁ、小波さんの手あったかいですね」 「……漣の手は小さいな」 冷たくなっている漣の手に自分の体温が伝わるように漣の手を強く握る。 「ふふ、小波さんの手がおっきいんですよ」
そう言って漣も俺の手を強く握り返してくる。二人の手が固く結ばれた。
「……そうかな?」 「そうですよ。すごく男らしい手です」

すると突然、漣が腕に抱きついてきた。
「お、おいっ! 急になんだ!?」 「小波さんあったかいからカイロ代わりですっ」
そう言って体を預けてくる。
漣の頭がちょうど自分の肩辺りに付けられ、シャンプーのいい香りが鼻をくすぐった。 「……なんだかバカップルっぽくないか」 漣のつむじを見下ろす。つむじすら可愛く見える俺は多分もう末期だ。 「今日はバレンタインデーだからこれぐらいならセーフなんですよっ」 漣がぎゅうっと腕を抱き締める。
……冬でよかった。漣が厚着じゃなかったら絶対に変な気分になってたな。
「あ! あの服、可愛くないですか!」 「おいおい、走るなよ」 右腕に漣の体を感じつつ、冬の街へと引きずられていった。
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街でバレンタインデーデートをたっぷり楽しんだあと俺達は漣の家へと帰ってきていた。
なんでも家で俺に渡したいものがあるとのことだ。
普通に考えればチョコレートなのだろうが、それは家でしか渡すことが出来ないものらしい。……一体何なのだろう。
「やっぱり家は落ち着きますね」 「……そうだな」 漣が淹れてくれたコーヒーを飲みながら答える。
すみません。俺はあまり落ち着いてません。
バレンタインデーの夜に家で男女が二人っきり。常識的に考えればやることは一つだ。
気分がそわそわしてしまうのも当たり前である。 「今日行ったレストラン。すごく美味しかったですね」 「そうだろ? 今日のためにしっかり調べといたからな」
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか漣は楽しそうに今日行ったお店の話などをしてくる。
「知ってましたか? バレンタインデーでチョコレートをプレゼントする習慣があるのは日本だけなんですよ」 「へぇ、そうなのか。知らなかったな」
たわいもない話が続けられていたが、そこで漣がコーヒーカップを口に運び、話が一旦途切れる。一瞬の静寂が訪れた。
「……あのー小波さん、そのチョコレートなんですけど……」
すると、漣が俺の表情を伺うようにしながら、おもむろに口を開いた。
「ん? どうした漣」 「実はですね、……チョコレートケーキを作ろうとしていたんですけど、恥ずかしながら失敗してしまって……」 漣が体を小さくするようにしながらそう告げる。 「えっ? ……そうなんだ」 「はい……すみません……」 「いいんだよ気にしなくて。その漣の気持ちだけで十分俺は嬉しいよ」
その言葉は本心からのものだった。
チョコレートがもらえないのは残念だが、漣からはそれ以上のものをいつも貰っている。
そんなことより、漣が申し訳なさそうにしている様子を見ている方が辛かった。
「……小波さんはきっとそう言ってくれると思ってました。だけど、それだと私が納得できないんです」
そう言うと漣はキッチンへと引っ込み、そしてすぐにボウルを抱えて戻ってきた。
「なんだいそれは?」 「これはケーキに使う予定だったチョコクリームです」 見ればボウルの中には美味しそうなチョコクリームが山盛りになっていた。 「これがどうかしたのか?」 確かにクリームは美味しそうだったが、これをプレゼントされても正直困る。 「あ、あのですね。私考えたんです。どうやったら小波さんに手作りチョコ以外で喜んでもらえるか」 漣の顔にさっと朱が差す。 「そしたらですね、あの、ネットで女の子が自分にチョコを塗ってプレゼントする、というシチュエーションの画像を発見いたしまして『これだっ!』と思ったんです」 「……はい?」 漣の言葉を理解しようとしていると、ぐいっとボウルが俺へと差し出された。 「このクリームと私がプレゼントですっ!」
沈黙が訪れる。
「……ごめん。もう一回言ってくれないか?」 「で、ですから、このクリームで私を好きに飾ってもらって、そしてその私をプレゼントとしたいのですが……」
再び沈黙。
「……それはつまり『わたしを食べて!』ってことですか……?」 「は、はい。そういうことになります」 漣がボウルを胸に抱くようにして答える。流石に恥ずかしいのか顔は真っ赤だ。
それにしても……なんてベタな。
というかそれを俺が喜ぶと本気で思っているのか……いや、確かにちょっと興味はあるけど。
「あー……、ちょっと待ってくれ」 「あ、はい」
とりあえず、深呼吸。………………よし、落ち着いた。
落ち着いた心で漣の表情を伺う。

……この顔は覚悟を決めたときの顔だ。やはり、漣は本気らしい。
「……本当にいいのか?」 「……恥ずかしいですけど、小波さんが喜んでくれるなら……大丈夫です」 漣がうつむき加減にそんないじらしいことを言う。……正直、漣が嫌でないならば俺に拒む理由はまったくない。
漣からボウルを受け取る。 「ありがとう、漣。……それじゃあ楽しませてもらうよ」 「は、はい。どうぞ!」 妙に気合の入った返事を漣が返す。 「……じゃあ……とりあえず胸を出してくれないか」 「……わかりました」 漣が服をはだけさせる。下着が外されると、漣の胸が露わになった。 俺は、女の子が自分で服を脱ぐとこって妙に興奮するなぁ、とか頭の悪いことを考えながら漣の胸にチョコクリームを乗せた。 「んっ、冷たっ……」
クリームが肌に触れた瞬間、漣がピクンと震えた。
「ごめん。冷たかったか?」
このクリームは先ほどまで冷蔵庫に入っていたはずだ。そりゃ冷たいであろう。
「いえっ……大丈夫です。続けてください……」
その言葉を聞き、クリームを塗る手を動かし始める。
漣の胸がクリームで可愛らしくデコレーションされていく。
……な、なんか全部見えてる状態より遥かにエロいな。流石は漢のロマンなだけはある。
「んっ……んぁ……」
クリームを塗る手が動かされるたびに漣が悩ましい声をあげる。
俺の手の動きに合わせて漣が声を出すのは、なんだか凄くエロい感じだ。
ボウルの中のクリームがほとんどなくなったところで漣の胸はすっかりクリームに覆われてしまった。
「……じゃあ、どうぞ召し上がれ」 手を広げ、俺を迎えるようにしながら言う。
そんなこと言われたら我慢できなくなるじゃないか。
「んっ」
クリームまみれの胸に口をつける。ほのかに甘いチョコレートの味が口に広がった。
「あ、美味い」
クリームは甘すぎず、苦すぎず、上品な味で非常に美味しかった。
「良かった……残さず食べてくださいね?」 「あぁ、わかった」 舌で胸の膨らみ始めから頂点寸前まで一気に舐め上げる。
そのまま乳首を迂回するように舌を走らせ、鎖骨近くまで舌を降ろす。
それを繰り返す。
「んぁっ……な、なんだか舐め方がいやらしいですっ……んっ…」 「ちゃんと全部舐め取らないといけないからな」 漣を抱き寄せ、顔を埋めるようにして胸を味合う。クリームに隠されたふくらみの上を何度も舌を往復させる。 「ん……あっ……っ……」 漣は目をつぶって、俺の愛撫を受け入れている。 声をあげるのを我慢しようとしているのだろうが、それでも呼吸の節々で漏れてしまう甘い声が俺をさらに熱中させる。 熱心に行為を続け、胸の大部分を舐め終えてしまうと、最後に取っておいた胸の先端へと舌を走らせる。
クリームが冷たかったせいか、それとも舐められることで興奮したのか、そこはピンと隆起していた。
「ふあっ」 漣が敏感に反応し、甘い声を上げる。 「漣の乳首、甘い味がするよ……」 「ふあっ……そ、それは、あっ、く、クリームの味ですよっ……」
わざと音を立てるように乳首を吸う。
「いやぁ……お、音たてないでくださいっ……」 顔を手で隠し、本当に恥ずかしそうに抗議をしてくる。
しかし、それは俺の興奮をさらに掻き立てるだけだった。
「ふあっ……んっ……あぅ」
すでに漣の胸はすっかり綺麗になっていたが、構わずに続ける。
「漣のおっぱい美味しいよ」 「ふああっ!あっ……そんな赤ちゃんみたいな吸い方っ……んっ!」 唇で乳首をしごくように吸いあげる。そのたびに漣が可愛らしく体を震わせた。 行為を続ければ続けるほど心が満たされていくような気がする。これが漢のロマンの力か。 「美味しかったよ、漣」 満足いくまで胸を弄り倒し、顔を上げる。 「あっ……っ、はい……良かったです……」 漣の顔は赤く上気している。 俺も興奮で下半身はすでにガチガチに硬くなっている。
「……そうだ」
そこで、あることを思いついた。
まだ少しクリームの入っているボウルを抱き寄せる。そして自分のモノにクリームを乗せていく。
「小波さん……? 何してるんですか?」 「漣にも美味しいクリームを味わってもらおうと思って」 俺のモノがクリームで可愛く……はないがデコレーションされた。 「ほら漣。……舐め取ってごらん」
そしてそれを漣の眼前へと差し出す。
「わ、わかりました」 恐る恐るといった様子で舌先で俺のモノに触れた。そして少しずつクリームを舐め取り始める。 「っ……ぺろ……」 一度、舐め始めるとすぐにその動きは遠慮のないものになった。漣の舌が俺のモノを隅々まで丹念に嘗め回す。 「っちゅ……くちゅ……ぺろっ」 「っ……漣っ」 「ぺろっ……っちゅ……んっ、……おいし」 漣が俺のモノを味わっているという事実がよけいに興奮を高める。快感を与えるためでない舌の動きが逆にいやらしい。 「ちゅちゅっ……ちゅっ……んっ」 舌先がくすぐる様に行ったり来たりする。直接的でないむず痒いような快感が背中に走る。 「っちゅ……んんっ……ちゅる……ふふっ、小波さん。……なんだかクリーム以外のものが出てきてますよ?」 漣が奉仕を続けながら上目づかいでこっちを見る。 「っぁ……き、気持ちよすぎて……」 「そんなに興奮したんですか? ……小波さんって変態ですね」 「……自分にクリームを塗ってくれなんて言う漣には言われたくないな」 「つまり、私達はお似合いなんですよ……ちゅるっ」 漣が亀頭にキスをして先端のぬめりを吸い取った。 「うあっ……!」 「私も、小波さんのを舐めてたらすごく興奮してきちゃいました……」 奉仕を続けながら漣の手が自分の秘所へと伸びる。そして、その手を俺の前に掲げる。 「ほら……こんなに濡れちゃってます……」 漣の手は粘り気のある液体でいやらしくぬらぬらと光っていた。 「今日の漣、エロ過ぎるぞ……」
すでに俺のモノは爆発寸前だ。
「ふふっ小波さんがあんなにエッチにおっぱいを舐めるからですよ……」
そう言うと再び口を俺のモノへと近づけ、今度は咥えてしまった。
自分の性器が漣の温かい口内に包まれる。 「んあっ! れ、漣!それやばいっ……!」 「んぐっ……っん……じゅぷっ」 咥えたまま顔を前後へと動かし始める。それと同時に口の中では舌が激しく俺のモノを嬲っている。
まるで挿入しているかのような水音が部屋に響く。
強すぎる刺激に一気に射精感がこみ上げてくる。 「んあっ漣っ!あっ、もうダメだっ!」 「ふぁい、ちゅ、ちゅる……じゅるっ!」
そう言った瞬間、漣が一層深く俺のモノを咥え、そして一気に吸い上げた。
俺はその刺激に堪えることが出来なかった。 「くあっ!出るっ!!」 精液がせりあがってくる感覚。 「んっ……!」 漣の口の奥で欲望を撒き散らす。漣は顔を離さず、それを口で受けとめた。 結局、俺は大量の精液を全て漣の口の中で出してしまった。
「ご、ごめん。漣、これに出して」 急いでティッシュを手に取り漣へと差し出す。
しかし漣はその言葉を無視し、それどころか喉を鳴らして精液を飲みこみはじめた。
「んくっ……んく」 「お、おい、漣」 「……っ、こほっ、げほっ」 漣が咳き込む。あわててティッシュを漣の口へとあてる。 「……えへへ、すみません。飲めませんでした……まだまだ練習が必要ですね」 漣が口の端から俺の精液を垂らしながら笑う。
その表情はとても可愛く、そしてエロかった。
「漣っ」 思わず漣を床へと組み倒す。俺のモノは一瞬で臨戦態勢へと戻っていた。 漣の下着をすばやくずらす。そこは漣の言葉の通りたっぷり濡れている。 「こんなに濡れてるなら今すぐ入れても大丈夫だな?」 「は、はい……早くください……」 入り口に自分の性器の先端をあてがい、一気に貫く。 「ふあああっ、あああああああっ!!!」 漣があられもない声をあげる。漣の中は口よりもさらに温かく俺のモノをきゅうきゅう締め付けてくる。 正直、一回出していなかったらこの瞬間にも射精してしまっていたかもしれない。 「くっ……漣のなか、やばいっ」 「っ……はぁっ……んっ」 漣の返事はない。それどころか呼吸が荒く、なんだか苦しそうだ。 「漣、どうした? 苦しいのか?」 「……んっ、いえ、あのっ……」 漣の声がだんだんと聞き取りにくくなる。 「…………ちょっと気持ちよすぎて」
そう告げた瞬間、漣の顔がこれ以上ないほど赤くなる。
「……もしかして、入れられただけでイッちゃのかい?」 「っ……はい……そうです……」 「……ほんとに漣はエッチな子だな」 軽く腰をゆする。それだけで漣は敏感に反応する。 「ふあっ、んあっ、はいっ、そうですっ、だからもっとっ……」 漣が蕩けきった表情で懇願してくる。そんな漣を見ていて我慢なんて出来るわけがなかった。 「いくぞ漣っ」 腰を激しく動かし始める。腰を打ち付けるたびに漣が大きな声をあげる
「あっ!あああっ!あああああんっ!ああああぁぁぁっ」
漣の中は腰を引き抜こうとすると逃がさないとばかりに強く締め付け、腰を突き入れると、奥へと誘うようにうごめく。 「ああっ!ああああんっ、んああっ、いいっ、気持ちいいですっ……あああっ!!!」 「ああ、俺も気持ちいいぞっ」 接合部分が激しくかき混ざられ、あわ立ち、ぐちゅぐちゅと音を立てる。 「あああああっん!ふあああっ!も、もっとっ!もっとくださいっ!」 漣が貪欲に俺を求める。俺も貪欲に漣を求める。 「漣、激しくされるのが好きなのか」 「んあっ、は、はいっ!! 激しいの好き、好きですっ、あああああっ!!」 腰の動きを早めると、漣の秘所が一層強く俺のモノを締め付ける。 「うあっ……」
ちょっと出そうになってしまうが、必死でこらえる。
「ああああんっ!!あああっ!だめっ!ふあああっ、あっ、お、おかしくなっちゃいますっ!!」 「じゃあ、ちょっと緩くしようか?」 腰の動きを少し止めてみる。 「あっ、だ、だめっ!このままっ、このままがいいですっ!あっ、ふあっ!」
漣が俺の体を強く抱き締める。そのせいでより深く繋がった。 「あああっ!あっ、んっ、お、奥に、小波さんのがっ」 「ああっ、漣、奥まで届いてるよ。分かるか?」 「わかる、わかりますっ!小波さんが、私の奥にっ!」 何度も先端で漣の最奥をノックする。漣はそのたびに体を痙攣させるようにして反応する。 「んあっ、あああっ!!あ、あっ、あんっ!」
むせ返る様な女のにおいが俺の頭を揺さぶり、理性を溶かしていく。
お互いの体を抱き締めあうようにして深く繋がる。
「あっ、あああんっ、ふあああっ!!」 口からこぼれる涎にも構わずに漣が喘ぐ。その光景は俺の興奮をさらに高めていく。 「漣、腰動いてるよ」 漣の腰は俺のモノをさらに深く飲み込もうと艶かしく動く。 「あんっ、わっ、わかんないですっ!気持ちよすぎてっ、あっ、あああっ!」
お互いの体をむさぼる様に味あう。漣の腰の動きはどんどん早まり、快感だけが頭を支配していく。
「ああああっ、小波さんっ!わ、わたしもうっ!あああああああっ!!」 漣が限界を訴えてくる。俺も既にいっぱいいっぱいだった。 「漣っ!俺ももうイきそうだ」 「はいぃ、んっ、イって、私の中でイってくださいっ、ああああっ!!」 最後に向けて、接合部分から滴が飛び散るほど激しく腰を動かす。 限界はすぐに訪れた。 「くっ、イくぞ、漣!」 「イ、イくっ!あああっ!!!イっちゃいますっ、あああああああああああぁっ!!!!」 漣が背をピンと反らせる。その瞬間、精液を搾り出すかのように中が強く締まった。 「ふああああああああぁぁあああぁぁああああああああああああぁぁぁ!!!」 漣の一番奥に叩きつけるように精液を迸らせる。 二度目とは思えない量を注ぎこんでいく。 「ふああっ、あっ、た、たくさん、はいってきますっ……」 漣は荒い息をつきながら大量に注ぎ込まれる精液を受け止める。 長い射精を終え、漣の秘所から性器を引き抜く。
するとこぽっという音と共に白い塊がこぼれてきた。どうやら一回目と変わらないほどの量を出したらしい。
「っん……はぁ……はぁ……すごい量ですね……」 漣がそれを見ながら、なんだか嬉しそうにつぶやく。 「……今日の漣が可愛すぎて」 正直に告げてみる。 「……小波さん……私も、なんだかすごく気持ちよかったです」 漣が恍惚とした表情を浮かべて、そんなことを言ってくる。
ああ、こんなエロ可愛い恋人を持って俺は本当に幸せだ。エロの部分は漣には言わないけど。
「……俺もだよ、漣。今日は凄かった」
そっと漣を抱き寄せる。激しい行為とは逆になるべく優しくキスをする。
「んっ……小波さん、大好きです」 「ああ、俺もだ」

そう二人で愛を確かめ合い、俺達はいつまでも抱き合っていた。 .

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