俺がカシミールの住み込みの従業員になってからもう半年になる。カンタ君は四年生になりカシミールの手伝いをしたり武美の漢方薬の店にアルバイトをしに行ったりしている。
学校の成績もかなり上がっており、それに感心した奈津姫さんはカンタ君に誰かの家に泊まりに行ってもいいと言った。その時にノータイムで「武美お姉ちゃんの家がいいでやんす」と言ったのには笑いそうになったが…
武美が快諾してくれたから、今日はカンタ君は武美の家で寝泊まりする。だが、実は奈津姫さんがカンタ君にそんな事を許可したのは単にカンタ君へのご褒美というだけではないのだ。
「それじゃ、カンタ君は今晩は私の家で寝泊まりするからね。さ、行こっか」
「うん!お母さん、おじちゃん、行ってきまーす!!」
そう言ってカンタ君は満面の笑みで武美と歩き始め、数分後には姿も見えなくなった。それと同時に奈津姫さんがそれとなく俺に寄りかかってきた。そう、今や俺と奈津姫さんはこういう関係なのだ。
今夜カンタ君を武美の家に泊まらせたのも俺達が二人きりになるためだ。一度俺達の情事をカンタ君に目撃されてしまったことがあり、その時はとても気まずい空気になってしまったが、今日はその心配はない。
今日はカンタ君も手伝ってくれたので家事も全部終わっており、もう床に入っても問題はない。
「さ、カンタ君も行ったことだし、俺達も中に入りましょう」
「ええ…」
奈津姫さんは俺の顔を見てそう返事をした。奈津姫さんの顔は紅潮しており、それがとても色っぽい。
俺達が寝室に入るとすぐさま奈津姫さんはベッドに座り込む。そして目を閉じ、唇をほんの少し前に突き出す。
奈津姫さんは俺にキスを求める際にいつもこういう仕草をする。俺は奈津姫さんにそっと近づき、奈津姫さんと唇を重ねる。唇が重なったと思うや否や、奈津姫さんは俺の口の中に舌を侵入させてきた。
「んっ…んちゅっ、くちゅ、ん…」
奈津姫さんとのキスは甘く、そして酸っぱくもある。それを味わいつつ、俺は奈津姫さんの胸を揉み始めた。途端に奈津姫さんの息が荒くなるのがわかった。
このままでは息が苦しくなるだろうから俺は奈津姫さんから唇を離した。改めて奈津姫さんの顔を見る。奈津姫さんはキスによってとろけきった表情をしていた。そして…
「暑い…この服邪魔だから脱いじゃいますね」
そう言って奈津姫さんはおもむろに服を脱ぎ始めた。奈津姫さんの綺麗な肌が次々と露わになっていく。
そして遂に奈津姫さんは一糸纏わぬ姿になった。大きく、しかも張りのある胸、一児の母とは思えないほど引き締まったお尻。そんな物を見せつけられて我慢が出来る筈が無かった。
「奈津姫さんっ…!!」
俺は力任せに奈津姫さんを押し倒し、まずは乳首をチロチロと舐め始めた。
「あんっ!!九郎さんっ、そこは…」
そして乳首が固くなってきたので今度は乳首に口を付け、思いっきり吸ってみる。
するとそこから何かの液体が俺の口の中に入り込んできた。仄かに甘い、ミルクのような…それで俺はこの液体が母乳である事を悟った。
「奈津姫さんのミルク…すごく美味しいですよ」
「嫌ぁ、恥ずかしいから言わないで下さいぃ…」
奈津姫さんは手で顔を隠して恥じらう仕草をする。本当に一児の母なのかと疑ってしまうくらいに可愛い。
ふと俺は奈津姫さんの股間に視線を移した。奈津姫さんの秘部は十分に濡れている、このまま俺のモノを挿入てしまっても問題ないだろう。というか俺自身もう奈津姫さんの中に挿入たくてしょうがないのだ。
「奈津姫さん…俺、もう我慢出来ません…」
俺は奈津姫さんの耳元でそっとそう言って俺のモノを奈津姫さんの秘部にあてがう。
「いいですよ、九郎さん…」
奈津姫さんのその言葉を合図に、俺は奈津姫さんの中へ侵入を開始する。
「あぁんっ!!くっ、九郎さぁ…ん!!」
挿入れた途端、奈津姫さんの体がビクンと跳ねた。そして奈津姫さんの中が俺のモノをくすぐるように絡み付いてくる。
「奈津姫さん、奈津姫さんっ…!!」
気持ちよすぎてこれしか言えない。俺はオスとしての本能のままに腰を振っていた。俺が一往復するごとに奈津姫さんが可愛い声をあげる。その時、突然奈津姫さんの中が俺のモノを強烈に締め付け始めた。
「九郎さん…私っ…限界ですっ…!!」
奈津姫さんがそんなことを言い出す。
「あっ…奈津姫さん!!そんなに締め付けたら…!!」
奈津姫さんの限界に伴い、俺の限界も急激に近付く。抜かなければ中に出してしまう…!!そう思って俺は腰を引こうとする。しかし…
「あっ、嫌ぁ、抜かないで下さい!!」
奈津姫さんがそう言って足を俺の腰の所でガッチリと組んでしまって離れられない。
「奈津姫さん!!俺、もう射精しちゃいますよ!!」
「はい…!!全部中にっ…!!来て…っあああっ!!」
「っ…で、でる…くぅぅっ!!」
俺と奈津姫さんが同時に叫ぶ。そして俺のモノから精液がものすごい勢いで放出されていく。
奈津姫さんの中も俺から精液を搾り取ろうと力任せに俺のモノを締め付ける。十秒くらいして、俺の射精は終わった。

…やってしまった。最後までやって、急に寒気が走った。今、俺と奈津姫さんは同じベッドで互いに全裸という状態で横になっている。奈津姫さんは俺の方を向いて満面の笑みを浮かべている。
俺の子供を妊娠させてしまったかもしれないと思うと恐怖、後悔、罪悪感…俺の心はそれらで一杯になっていた。
「九郎さん…あなたの赤ちゃん、出来ると良いですね」
…奈津姫さんがそう言ってくれるまでは。その言葉で不安を吹き飛ばしてハイになった俺は奈津姫さんを確実に妊娠させるためにもう5ラウンドやった。
翌朝、いつも通りに店の準備をする。その途中でカンタ君が帰ってきた。勿論、武美も一緒だ。その時のカンタ君は昨晩の奈津姫さんを彷彿とさせるような満面の笑みで、「ただいまー!!」と大声で店の中に入っていく。よほど楽しむことが出来たのだろう。
「お帰りなさい。武美も無茶なお願いを聞いてくれてありがとうね」
「いやいや、とっても楽しかったよ。カンタ君もいつでも泊まりに来て良いからね」
いつもと変わらない日常がそこにはあった。一年もすれば新しい一員が増えて、更に賑やかさが増すだろう。それも楽しみだ。
その後、俺と奈津姫さんは籍を入れた。カンタ君はとっくに入れているものと思っていたらしく、そっちに驚いていたが、純粋に祝福してくれた。商店街の皆も喜んでくれた。奈津姫さんの前のご主人でさえも俺の夢に出て来て祝福してくれたのは驚いたが…
話は変わるが、実はあの夜、カンタ君は武美によって童貞を奪われたとカンタ君が俺にだけ話してくれた。コレは…奈津姫さんには口が裂けても言えないな…

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