これは小波と瑠璃花が小四の時の話である‥‥

ある雨の日の日の昼休み
教室では男子がドッジボールをしていた
すると一人の女子にボールがぶつかった
「貴方達 危ないでしょう!!!」
そこには青い髪の健康そうな少女 南雲瑠璃花が立っていた
「なんでやんす、南雲でやんすか。」
腰に手を当て、
「教室でボール遊びしてはいけないって先生がいってたでしょう。」
「いいでやんす。」
「ダメったらダメなんです!!!」
「わかったでやんす。くそーでやんす 絶対に南雲みたいな五月蠅い女は将来売れ残るでやんす。ねえ小波くん。」
「そうかもね」
冗談だったかも知れないが、好きな人に将来結婚できないと言われた その事実により
瑠璃花はガーンと言う音が聞こえるほど落ち込んだ
そして
瑠璃花の瞳から輝く液体が落ちるのも時間の問題だった
「う…う…う…ぐす小波の馬鹿ーーーーーーーー」
そう言って瑠璃花はどこかへ走り去っていった
そして残されたのは
「………へ…………?」
「何やってるでやんすか!早く追いかけるでやんすよ。」
「え……なんで俺が?」
そう言った瞬間
「うわ 小波くん最低」
「お前がそんなヤツとは思わなかったよ」
「ほーむらんもうつけどひっともうつよ」
等の非難の声が集まってきた
「う…………わかったよ。行けばいいんだろ、 行けば」
「…………多分瑠璃花は屋上にいるから…………」
「うん、ありがとう天月さん。」


そして小波は学校で一番速いと言われている足で屋上にすぐ到達した、するとそこには
「うう………小波の馬鹿ぁ」
と言いながら水分が足りなくなるんじゃないかと言うぐらい涙を流した瑠璃花がいた
そして小波を見つけると「ふん!!」と言って顔を背けた
「えっと、その、ごめん 瑠璃花、 えっとあれは冗談のつもりだったんだけど」
「いいですよ、べつに私みたいな五月蠅い女は将来売れ残るんですよ。どうせ誰も結婚してもらえませんよ。」
(やばいな これは本当に怒ってるな でも怒った顔も可愛いな 学校じゃなかったら抱きしめてるんだけどな)
そうして小波が考えているとある言葉が口から滑り落ちた
「えっと…………じゃあ…もし将来瑠璃花が結婚できなかったら俺が瑠璃花をもらうよ。」
それを聞いた瞬間泣いていた瑠璃花の顔が一瞬で満開の向日葵のように明るくなった
「わかった、じゃあ私絶対に将来結婚しません、絶対しませんから」
(やった〜〜〜〜 小波が私をお嫁さんにしてくれるって言った)
一方小波は
「わかった、じゃあ私絶対に将来結婚しません、絶対しませんから」
(えっ、瑠璃花って結婚したいんじゃないの?どうなってるんだろう。…………………ま!さ!か!)
急にニヤニヤし始めた小波に自分が何を言ったかやっと理解した瑠璃花、急に真っ赤になったと思うと
「べ、別に勘違いしないで下さいね、別にそんな小波と結婚したいとか、小波と結婚するなら出来るだけ早い方がいいなぁとか思ってませんからね。」
「た ただ結婚できるのが嬉しいだけなんですからね」
そんな瑠璃花を見て小波は
(やばいな 瑠璃花が可愛すぎてほっぺたが下がらない)
片やトマトのように真っ赤な顔をした少女
片や放っておけば地球の滅亡までニヤニヤしていそうな少年
このふたりが元に戻るのは昼休みが終わる直前クラスメイト達が見つけるまで続くのでした



「あれ…………瑠璃花何かいいことでもあったの?」
「え 何で?」
「なんかさっきからずっとニヤニヤしてるから」
「お母さん」
「なあに」
「私ね 婚約してもらったの」
「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」
そしてそのあと小波は水木に連れられて瑠璃花の家へ挨拶に向かいましたとさ

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