プロと言うものは長いシーズンで体を動かし続ける。
若き1軍レギュラーとして活躍する小波も例外ではない。
いかに体力を回復できるかが活躍し続けるカギとなる。
とはいえ、まだ経験の浅い小波はいかんせんそれがつかめない。
そして小波は思い切ってチームメイトに聞いてみることにした。



1-野球バカな先輩
「あの・・・・」
小波は彼に声をかける。
花丸高校出身でドラフト1位で入団した彼(以下7主先輩)は小波と同じく若い頃からレギュラーとしてチームを引っ張っている。
そんな彼が体力回復方法を知らないはずがない。
「どうした?」
「俺、シーズンの疲れをとる方法がいかんせん分からないんです。
もう長いことレギュラーの先輩なら分かるんじゃないかって思って・・・・」
そんな小波の問いかけに7主先輩は半ば呆れかけた。
「おいおい、長いことって・・・
俺はまだ20代だぞ??
人を年寄りみたいに扱うなよ・・・・」
「すみません・・・。
で?」
7主先輩は首を傾げる。
「うーん。
俺は考えたことはないなぁ。
むしろ溜まってる疲労感は頑張ってる証拠だって前向きに捉えることにしてるけどなぁ」
野球バカにふさわしい意見だ。
思えば自分も分数もロクにできない単細胞で頭が働くのは野球だけだったはずだ。
彼と同じように前向きにやれば疲労も気にならなくなるのではないか・・・。
小波は考えた。
「いいですねそれ、俺も考えて見ます」


そう返したが、即座に彼は思いついたように話し始めた。
「強いてあげれば料理だな」
「料理??」
小波はビックリとした声をあげる。
「そうそう、やっぱ料理を食べるのは最高だよ。
好きな人をな」
好きな人を?
好きな人の料理を食べることだろうな。
小波は無い頭で考えた。
「へぇ、じゃあ先輩ももう奥さんがいるから自炊もやってないってことっすね」
しかし、小波の考えとは裏腹の答えが返ってきた。
「何いってるんだ?
真央ちゃんは料理できないからまだ俺は自炊してるぞ?」
「はぁ??」
さっき言ったことはなんだったと言うんだ・・・・
小波は思った。
「真央ちゃんって不倫相手の名前ですか?」
そう問いかけると小波は思い切り殴られた。
「イデ!!」
「バカヤロー!!!
俺の唯一愛する真央ちゃんを不倫相手と抜かしやがって!!!」
「だって先輩奥さんの料理を食べてるって言ったじゃないですか・・・」
「ん?
そんなこと言ってないぞ?」
「何言ってるんですか?
さっき好きな人を食べるとか言ってたじゃないですか!
あれって好きな人の料理を食べるって意味でしょ?」
先輩は小波の言葉に虚を突かれた表情をするが、すぐにニヤリと笑む。
「なるほど、そう解釈したか・・・
フフ、そのままの意味で言ったんだけどな」
「え?」
小波はいきなり不適に笑う7主先輩に首を傾げる。
「まぁ、いいや。
俺も一回このネタでがっつき過ぎてヒドイ目にあったからな。
とにかく、小波。
今は女の子イコール料理を作るっていう時代じゃない
お前の恋人も作れないんだから、作ってもらおうって思ったりしないことだな」
「いや、俺は基本的に彼女とはファミレス行ってるから・・・」
「そうゆうのが甘えなんだよ!!
空白は甘え!!
短文は甘え!!
1文字は甘えなんだよ!!
自炊くらいやれ。
何なら俺が教えてやろうか??」

体力回復のアドバイスをもらおうとしたら完全に脱線しているこの会話。
もうダメだと思った小波は
「いや、もういいっすよ先輩。
他の人に聞くことにするんで」
と言って離れていった。
「なんだよ、自分から聞いてきてよ・・・
まぁいいや
それより今日は真央ちゃんをいただいちゃおっかな〜♪」



2-百戦錬磨?な先輩
「そもそも、頭の悪い先輩に聞いたのが間違いだった。
最初から聡明な先輩に聞けば良かった・・・・・聡明ってどうゆう意味だっけ?」
自分の頭の悪さを棚に上げて毒づく小波。
「あ、すみません」
「どうした?」
小波は今度は別の先輩に声を掛けた。
現大神ナマーズで彼がいた当時はホッパーズ。
そこからトレードで移籍してきた頼れる先輩(以下8主先輩)である。
逆境に強く、野球経験は浅いと自称するが持ち前の身体能力で彼もまた小波たちとともにチームの中心である。
だが、小波はそこに目をつけたのではない。
彼の持つ普通でない雰囲気。
そして明晰な頭脳。
そんな彼なら自分の悩みを解決できると踏んでいるからだ。
小波はさきほどの先輩(7主)と同じように悩みを受けた。
「ふむふむ、なるほどな。
でも俺だってプロ野球選手としての経験はお前と同じくらいだぜ?
いいアドバイスがおくれるものだか・・・・・」
8主先輩はバツが悪そうに答える。
「でも、先輩って普通のプロ野球選手じゃない気がするんですよ。
もっとこう・・・なんかただならぬ雰囲気を感じるって言うか」
小波がそう言うと8主先輩は大きく目を見開いた。
「はは、いや、今の俺は生憎普通の野球選手だが、昼夜問わずに活動してた時期もあったな」
その答えに小波は味をしめたとばかりに
「じゃあ、いろいろと体力回復法とかも知ってるって事ですよね?」
と聞き出す。
「う〜ん。」
8主先輩はCCRとして日夜活動に勤しんでいた頃を考えていた。


「俺は特に疲れを感じたりはしなかったからなぁ・・・・
実際、肉体的な鍛錬とかを何度も繰り返して強靭な肉体を作って疲れを感じないようにって感じかな?」
「へぇ、それってどんな特訓なんですか???」
小波は興味津々と言った様子で問う。
「あぁ、まずは・・・・・・」
8主先輩はCCRでの鍛錬の内容を語り始めた。
その内容を聞き続けた小波はだんだんと気分を害していくことに気づいた。
「む、無理ですよこんなの・・・・・。
ってか人間ができるようなもんじゃないでしょ??」
小波はうろたえる様に答えた。
「そうか?
俺はもうずっとやってきたから慣れっこだったけどな」
一方、何食わぬ顔をして話す8主先輩。
小波はこの男はやはりレベルが違うと悟った。
「とにかく、こんなのどう考えても無理ですよ!!!
なにか他に無いんですか??」
「他といってもな〜」
次なる注文に再び頭を悩ませる8主先輩。
「そうだ!
ひとつだけあったぞ!」
「何ですか??」
ひらめいたように声をあげた8主先輩に期待をこめて小波は問う。
「時にはアブノーマルに挑んでみることだ!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・は?」
言い始めた言葉はそれだった。
理解不能な言葉に小波は一瞬硬直したように答える。
「いやな、お前にだけ特別に教えといてやるよ。
アイツはアブノーマル好きでな。
口では嫌がったり、俺をアブノーマルな目に合わせたがってるだけどさ。
実際は俺がすると喜んでるんだよな〜」
余韻に浸るように語る8主先輩。
だが、当然にように小波は理解に苦しんでいた。
「で、そんなコイツの顔を見ると俺もなんか癒されたような感じになるっていうか。
皆会ったら気の強そうな奴って言うけど、かなり可愛いところとかもあったりするんだよな〜」
小波をそっちのけど余韻に浸り続ける8主先輩。
「先輩、何が言いたいんだかまったく分かりませんって!!
つーか、アイツって誰ですか?」
溜まりかねて喋る小波。
「まぁ、それは秘密だ。
とにかく、小波。
新しい視野と言うものは重要ってことだ。
恋人がいるものの特権って奴だな。
なんなら俺が使ってる道具お前にも貸してやろうか?」

さっきから全く理解できない小波は首を傾げるばかりである。
「ごめんなさい、先輩。
先輩の会話がすごすぎて理解できません」
そう言って小波は、離れていった。
彼は知らないであろう。
7主先輩と8主先輩。
難解とはいえ、全く同じソレ系のことを言っていたことを。
「あれ?いっちゃたか?
まぁ、いきなりそんなこと言った俺がナンセンスだったか・・・。
あれ、メールだ。
今日、ホテル予約したから会おうって??
全く、何か俺に仕掛ける気満々じゃねぇかよ。
さぁ〜て、今日は何してやろうかな♪」



3-気心知れたアイツ
「やっぱり年の近い奴にこうゆうことを聞くべきだよな。」
先輩二人の話で納得のいく回答を得ることができなかった小波はこうゆう結論を出した。
「おーい!!」
「どうした?」
小波は同い年のチームメイトに声を掛けた。
大神ナマーズに吸収合併される前のジャジメントナマーズに所属し、日本一の立役者となりトレードで移籍してきたチームメイト(以下11主)。
この男なら大丈夫だろうと小波は思った。
「実は・・・・・」
小波は相談始める。
すると11主は少し考えると、
「俺は・・・・」
と言って、ナマーズ時代に自分がしてきたこと等を鮮明に語り始めた。
「へ〜、参考になった。
俺も実践してみよう」
小波にとって11主のアドバイスは最適だったらしく、感心したように頷いた。
「俺のアドバイスで良かったか?」
「あぁ!!
やっぱ同期に限るよ、こうゆう相談は。
先輩たちは女の話しかしないからな」
「でも、それは大事だと思うぞ?」
「え?」
小波のおどけような雰囲気を11主は制止した。

「7主先輩とか8主先輩だって守るものがあるから毎日のモチベーションに繋がってるって言っても間違って無いじゃん。
それは俺もお前も同じはずだ」
「・・・・・・・・・」
小波は真剣な空気に黙り込む。
「それに先輩たちも俺もお前も、皆大事な子は俺たちより何倍も辛い目にあってきた。
特にお前の子はな。
平穏な世界から大人の自分勝手なエゴで生死をさまよう戦いの世界に投げ出された。
今は神条社長とその遺志を継いだ人たちが命懸けでジャジメントとオオガミを潰してくれたおかげで平和になってそんなことは無くなったけどな」
「紫杏・・・・・・・」
小波はかつての同級の名をささやく。
「俺たちは今まで辛い思いをしてきた大好きな人をどこまでも幸せにしてやらなくちゃいけない。
そうだろ?小波。」
11主の一言に小波は強く頷いた。
「俺は一緒に好きなアイツといられれば、疲れなんて吹っ飛ぶさ。
だから、大事なのは体力維持とかじゃなくて、大切な人を愛する気持ちだよ。
アイツの可愛いところをみて毎日頑張ろうと思う」
「そうだな、でもさ・・・・・」
この感動的とも言える会話。
しかし、次の小波の一言で全ては崩壊する。
「浜野はちっとも可愛くなんかねーっての!!!!」
小波にとっては愛する人と自分を引き裂き、時には自分を殺そうとした存在。
まぁこんな感情を抱くのは無理もない。
だが、朱里の実験台として生み出された過去。
処分されそうなところを逃れ、必死に戦う姿。
女の子として生きられずに賞味期限切れの商品まで食べる所。
それを支える自分を煙たがりながら内心で非常に頼り、愛しく思ってくれている素顔。
それを見てきた11主の怒りを爆発させるには十分の言葉であった。
「てめぇ、俺の朱里によくもそんなことを言ってくれたな!!!!」
「な、なに切れてるんだよ!!!」
「てめぇこそ、ガサツで暴力的な電柱女のどこがいいんだか甚だ疑問だぜ!!!」
この一言で小波も爆発した。
「はい、お前タコ殴り決定!!!
カズのことを悪く言うやつはぶっ飛ばす!!!」
「なに言ってやがるんだ!!!
それはこっちのセリフだ!!」
「うるせぇんだよ!!!!」
(ドカバキ!!、ドカバキ!!)
二人はガチの殴り合いを始めた。
「おい、アイツらケンカしてるぞ!!!」
「止めろ!!」
結局小一時間の小競り合いは続いた。



4-大好きな恋人
「イテテ・・・・・・。
あの後コーチに怒鳴られて、試合も長引いて、いつも以上に疲れたよ・・・」
あの後説教をされ、試合に。
しかも、試合では揉めていた11主と息が合わず連携ミスで得点を許すなど、最悪の試合展開を演出。
7主先輩と8主先輩が打ってくれないと負けていた。
小波は自責の念駆られながら家路に着いた。

「ただいま〜」
重くドアを開ける小波。
すると、
「おかえり〜」
と元気な声が聞こえてくる。
「小波、今日は遅かったな〜
疲れてへん?
お風呂沸かしといたから入ってきてええよ?」
愛する恋人大江和那が自分を優しく迎えてくれた。
他の人間にはガサツらしいが、自分に対してはどこまでもしおらしくて可愛い。
そんな彼女といろいろあったが結ばれることができた。
それは小波にとってどこまでも幸せなことであった。
「おかえり、カズ。
とりあえず、少しゆっくりさせてくれないか・・・・」
小波は着替えて、ソファに横たわった。
そんな彼に和那は体を擦り寄らせて、腕を組んできた。
「今日は調子あんま良くなかったね。
疲れてるんとちゃう?」
和那は自分を見透かしたように質問してきた。
「あぁ、最近シーズンの疲れが溜まってきた感じかな。
いい疲れの取り方も良く分からないんだよ」
守るべき子に弱音を吐くのはどうかと思ったが、一応小波は言ってみた。
「せやな〜。
ウチは黒猫におった時は休む暇あらへんかったからな〜。
もう自分で自分を癒すみたいな?」
自分の体験談を語る和那。
「へぇ〜。
どんな感じ?」
小波は素朴に聞いてみた。
「え・・・・・・・・」
和那は急に顔を赤らめた。



(和那の回想)
「う、っく! ひゃあ!
あぅ、自分で・・・・やってるだけやのに・・・ひゃう!!」
アジトの人気の無い場所で自分の秘所を激しく慰める和那。
「こな・・・み・・・ふあっ、あああぁぁぁ!
そこぉ!!ううん・・・もっと、きもち・・・ぇぇ・・」
心の中では大好きな小波に抱かれていると必死に言い聞かせて、一人の情事に励んでいる。
「ひ・・く・・う・・、・・・・・・うぁあっ
う・・・ち、もうい、く・・・
出してぇ、こなみぃ、いっぱいだして、はぅ!!!」
ラストスパートとばかりにクリトリスを激しく摘む和那。
そして限界を迎えた。
「ひゃうううううううううううう!!!!!!!!」
大声を上げて果てた和那。
秘所からは大量の愛液を流れ出ていた。
「ハァハァ・・・・・・・」
余韻に浸っていた和那だったが、大声を出していたことに気づいて我に返る。
「ア、アカン!!!
朱里とかに聞こえてへんやろうか?」

自分がオナニーをしていたところを聞かれるなんて恥ずかしい限り。
和那は隣の部屋等に耳を済ませる。
すると、
「はっぐ・・ううう・・くぁ・・・・だめ・・・
きもち・・・いい、
7主・・・もっと、ぅん、そこ、いい・・・
イッちゃう・・・・」
と恥らいながらも喘ぎ声を上げる真央の声を聞いてしまった。
「なんや、リーダーも同じなんやな・・・。
じゃあ多分朱里も・・・・」
和那はそう呟くとため息を付いた。



(回想終了)
「だ、ダメダメ!!!
絶対いえへん!!」
慌てて、和那は首を振る。
「そうだよな。
戦ってたときのことなんて思い出したくも無いよな・・・・」
小波は申し訳なさそうに返した。
「いや、そうゆうわけじゃないんやけど・・・・・・・・」
一方の和那もバツが悪そうだ。
いくら大好きな男の子の前とはいえ、君のことを想像してオナニーしてましたなんて絶対に言いたくない。
「と、とにかく癒しが必要なんや!!!」
「癒し??」
和那は急ピッチなテンポで答えた。
「せや!!
ウチは小波に癒されとるから大丈夫やったってことや!!!」
そんなことを言う和那に小波は首を傾げる。
「俺って、癒し系とかではないと思うけど?」
バカさ加減丸出しで雰囲気を察せない小波。
しかし、和那はそこもまた好きと愛おしく感じてしまうばかりであった。
最早、ベタぼれという奴である。
「じゃあ、早速・・・・・」
和那はいきなり小波に唇を重ねる。
「ん・・・・・・・・・」
長いキスは次第に深くなる。
「・・・ぷは。
どうしたカズ、いきなり」
いつも恥らう和那の行動に驚き気味に問う小波。
「ウチが、疲れたダーリンを癒してあげる・・・・・」
いきなりダーリンなんて言われ顔を赤らめる小波にさらにキスが降り注ぐ。

「・・・・・・・・・・・ん
ん・・ちょ・・ちょっとタンマ・・・・」
小波はキスを続ける和那を制止する。
「どうしたん?」
やめさせられた和那は不機嫌そうな表情を見せる。
「俺まだ風呂も入ってないし、ちょっと待ってくれるかな?」
しかし、和那の体は火照りきっていた。
「もう、ウチ朝からガマンしてきたから待てへん・・・・
今すぐがいい・・・・・」
ガッツキまくる和那。
小波は
「でも・・・・・」
と言うが和那は引かない。
「他の人かてこんな時はおんなじようになるって!!!」
「それって誰だよ?」
「例えば・・・」



(同時刻)
「ぅぅん!!!」
「真央、気持ちいい??」
「ひ・・く・・う・・、・・・・・・うぁあっ
う、うん!!!
今日こそ・・・・子供・・・・・」
「あぁ、そうだな」



「だから無駄だっていいたのにさ〜」
「ちょ、ちょっとこの縄ほどきなさいよ!!!!」
「そんなこといえる身分じゃないだろ芙喜子。
ところで今日はこれを試してみたいんだが・・・・」
「何言ってるのよ!!!!
こんなことできるわけないでしょ!!!!」
「何事も経験だって。
しかも、この前も結局やったら感じてたし♪」
「な・・・・・!!!
そんなわけないでしょ!!!
ただ、ちょっとアソコが濡れてただけで・・・・」
「だから、それを感じてるって言うんだよ。
よし、早速やるか・・・」
「や、やめ・・・・いやあああああああああああああああ!!!」

「それでさぁ・・・・小波の奴お前のこと・・・ん
悪い奴みたいに・・・・んん!!
ヒドイだろ?
だから、親友のアイツに柄にも無く怒っちまって・・・・・」
「仕方・・・んn
無いわよ・・・・・んぁ・・・
だって、アイツに私は・・・ヒドイことしてたし・・・・」
「でも、お前だって生きるのに必死なだけだったのに・・・んん・・・
・・・・それよりさっきからずっとキスしまくりだな俺たち・・・・」
「ば、別に私はしようがしないがいいのよ!!!
アンタがしたい様な感じだったから・・・・・」
「それじゃあ、もう寝るか?」
「そ・・・・それは・・・・」
「嘘はだめだぞ、朱里。」
「・・・・・・あぅ」
「とにかく、今日はいっぱい愛し合おうぜ!」
「うん!!!」



「こんな風になっとるはずや!!!」
と呟く和那。
「みんながみんなそうとは思わないけど・・・・・」
小波は首を傾げる。
「とにかく!!
小波はウチがこうなっても気にしないんか?」
上目遣いでこちらを覗き込む和那。
小波はそんな和那をソファに押し倒す。
「ゴメン、全然ガマンなんかできないって!!!」

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