俺達は山の中をさまよっている、要は道に迷ったのだ。

「だれや、こっちに行こう言ったのは」
「きみだろ……」

日は低くなる一方で、動き回る事が命取りになりかねなくなって来た、その時。

「なんか臭わんか?」
「ん?」

確かに何か臭う、この臭いは……

「「温泉!?」」

臭いの方に向かってみると濁り湯が溜まっている、見る限る誰かが管理しているらしい。

「隠し湯って所かな?」
「洒落てるな〜」

よーし、っていきなり服を脱ぎだすイル。

「何やってんだよ!」
「何って? 温泉があるんや入るに決まってるやろ?」
「あのな……」

誰が管理してるのか、そもそもこんな場所でのんびり浸かっていたら敵に襲われかねない、それを理解して言っているのか?

「ああ、アンタは見張ってや〜」
「ああ、そういうと思ったよ……」

それなりには考えていたようである、此方の意見はお構い無しに……

「で? どう何だ湯加減とか?」

服を丁寧にたたみながら、温泉に浸かる相方に声をかける

「最高や〜蕩けてしまうわ〜」
「おいおい、緊張感無いな……」

本当に蕩け切った顔をして入っている、そんなに良いものかと手を入れてみると。
なるほどちょうどよい湯加減だった。

「コナミどうや、ええもんやろ?」
「君の温泉じゃないだろ……」
「他人のものは全てウチの物や」

とんでもない理論を振りまきながら笑い出す、ゲラゲラと品がないが彼女らしい笑い声が森に響いた

(まったく……)

ふと、目がイルの方に向かった。
何時も求めている身体がそこにある、温泉で温まって火照る体、湯船と湯気で隠れる胸元、
ふわりとしている髪の毛も水気を帯びていつもと違う雰囲気をかもし出す。

「なんや……そんなにじろじろ見て?」
「あ! わ、悪い……」
「ああ、気にせんといてな……そりゃ少しは恥ずかしいけど、今更裸を見たくらいで怒りはせいへんって」

照れ隠しをするようにニヤニヤしている表情に、此方も苦笑いで応じた。

「なぁ……コナミも一緒に入らへん?」
「え? でも……見張りは」
「あ、阿呆……少しはさっしんか……」

少し目をそらして恥ずかしそうに呟いた。

「なんやか身体がうずいてしもうたんや……付き合ってや……」

この彼女のギャップを知っている俺は幸せ者なのか、それとも不幸なのか……
今言える事はこの提案を断る気は毛ほどもなかった。

「あ〜これは良いな……」
「そうやろ……んぁ……」

湯船に浸かってその膝の上にイルが乗る……後ろから胸を鷲掴みにすると、甘い声が漏れる。

「本当に疼いていたんだな……前にやったの何時だっけ?」
「ふ、二日前や……」
「ふ〜ん……それで我慢できないとなると、イルも結構好き物だな」

ちょっと意地悪い言葉を掛ける、いつもはこちらがからかわれている分、しおらしい彼女を苛めたくなるのだ。

「言っとくけどなぁ……コナミのせいやで、ウチ……コナミのこと」
「ああ、俺もだよ……」

向きを変えてキスをする、深い深いキスに気分が高まる、口が離れても他の場所を求めて顔が動く。
首筋から下にかけてをキスマークを、わざとらしくつけて行く。

「コナミぃ……下も触って」
「ああ、分かった」

懇願どおりに陰部に手を伸ばす、湯船の中でかき混ぜるように指を入れるとビクビクと反応する。
だらしなく涎を垂らしながら、漏れる声に更に強くと気持ちが高ぶる。
片足を空いている手で湯船から身体を持ち上げると、抵抗がなくなった分激しくかき回した

「ひぃ! ひゃぁぁぁ!!」

気がついたときには彼女はぐったりとしていた、手にはねっとりとした愛液が手首まで伝っていた。
あまりにも激しく達したせいで呼吸を整えるのすら辛そうだった。

「あぁ……コナミは凄いなぁ、何時も負けてしまう……」
「どうだった、満足か?」
「まさか、それにアンタも……」

手が伸びる先には反り立ったモノがあった。

「ガチガチやないか、直ぐにでも入れたくてしょうがないんやな……」
「ああ、体制を変えるぞ……」

抱える姿勢を解除すると、イルは岩場に手を置いた。
挑発的に向けられたお尻を鷲掴みにすると、一気に貫いた。

「ひぎぃ……アカン、奥に一気にとどいとるぅ……」
「潤滑すぎるんだよ、さぁ……遠慮は要らないね」

両手を肩に持っていくと隙間なく密着して腰だけを激しく動かす。
前後するたびに陰部から溢れる愛液、ガチガチと声すら出ないほど痙攣する。
最早何が起こっているのか理解していないようで、胸や腋を刺激するとボリュームなど気にすることなく大きな声で反応する。

「これはひどいな……」
「そんなこと言わんで……」
「いい意味でだよ、そろそろ限界だ……」
「あ、あかんて……膣内出しされたらぁ、むぐぅ!」

こちらを向いて懇願するのを口をふさいで黙らせると、抜けるギリギリまで引き抜いて押し込むと同時に一気に注ぎ込んだ。

「……ん゛ん゛ん゛!!!」

完全に見開いて白目を向いてしまった、これまで以上に激しく痙攣すると力なく倒れるのを寸前で抱え込んだ。

「あぁ……あひぃ……」
「あ〜あ……やり過ぎたな」

窒息寸前だったように大きな呼吸をしながら、こちらに視線を向けた。

「へへ……こんなに激しいのは久しぶりやな」
「そうだな、俺も思いっきりさせてもらったからな」

二人でニヤニヤすると、イルがある提案をした。

「そろそろ第2ラウンドいくか?」
「ああ、そうだな……この周りで俺達の事を見ている小悪党どもを片付けてからな!」

俺は剣を、イルは杖を握った。
分かりきったことだ、こんなところに不自然に温泉が整備されてるわけがない、たぶん山賊か何かが旅人を襲うための罠として仕掛けたのだろう。
俺もイルも容赦する気はない、イルが呪文を唱えると、天変地異のごとく稲妻と風が吹き荒れる、敵の半分が吹っ飛び、半分が怯んだ。
すばやく履物だけを履くと、怯んでいる相手を切りつけた、裸体である事はこの際突っ込まないで欲しい……

「どうや〜?」
「ああ、ほとんど再起不能だろうね」
「じゃあ続きやな〜」

まるでプレゼントを差し出された子供ような顔をしてこちらに呼びかける。
折角の温泉である、やって見たい体位も多い……何人かは生きているだろうけど……まぁ、いいさ。

「お湯が中に入ってくる! こんなの初めてやぁ!」
「これは面白いな……」

湯船の中で挿入してみると、今までにない感覚に襲われる、未知の感覚と耳元に囁いた一言で、今日はどちらかの腰が砕けるのを覚悟することにしよう。

「今倒した連中……もしかしたら生きてこっちを見てるかもな?」
「!?」

予想通りだった、羞恥に駆られて顔を真っ赤にしたが、それと同時に膣が締め付けてくる……
どこまでも激しく、獣のように交あうのだった。


「なぁ、今なら勝てるんじゃないか?」
「馬鹿! またひどい目にあいたのか? あれだけ激しくやって反撃してくるんだ……あれも罠だ」
「そうか、それにしても激しいなぁ……」

……

「「「ふぅ……」」

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます