「小波先輩、待ちましたか〜?」 
 「春香ちゃん!いや、俺も今来たとこだよ。」 
 土曜日の昼下がり、商店街の近くの自然公園で小波と春香が待ち合わせをしていた。 
 今のようなカップルが待ち合わせの場所で会った時の典型的な台詞のようなものが示すように、2人は付き合っているのだ。小波がドラフトで指名された日の夜にあまりにも濃厚過ぎる初体験を交え、以後も睦まじい仲である。 
ちなみに小波はそんなことを言ってるが、実は一時間近く待っていた。 

 「今そっちに行きま‥ひゃっ!?」 
 「は、春香ちゃん!?」 

 小波のもとに駆け寄ろうとした春香が、小さな悲鳴を上げ、一瞬下腹部に手が行き、しかしすぐに体勢と顔を元に戻した。小波が駆け寄ると、春香は顔を真紅に‥とまではいかないが、ほんのりと赤く染めていた 
「春香ちゃん‥ホントに『アレ』付けてるの?」耳元でボソッと訊くと、春香は一気に顔を染め上げた 
「‥‥はい///」 
 「無理しなくていいんだよ?」 
 「大丈夫です!」 
 力強く胸を張るが、その拍子にまた悲鳴が生まれた 

『アレ』‥いわゆるクリトリスクリップ。これをクリトリスに装着することで、春香の陰核は常に鞘を剥かれ、剥き出しのにされているのだ。 



 何故こんなモノを付けているのかというと、いや、すでにバイブやロータープレイなどを経験していることを考えれば何もおかしいことはないのだが、 
クリップの類は初めてで、理由は数日前の(普通の)デート中にたまたまアダルトショップの前を通ってしまい2人とも顔を真っ赤にしながら購入した商品がこれというワケだ。 

 「やっぱりつらいんじゃ‥」 
 「だ、だから大丈夫ですって!」 
 「でも遅れて来たのもそれのせいなんじゃないの?」 
 「う‥それは‥そうですけど‥」 
 痛いところをつかれ押し黙る春香。こと性感帯に関しては人並み外れた感度をもつ彼女にとって、陰核というポイントは正に弱点中の弱点なのだ。 
クリップで包皮を剥かれてしまうと剥き出しの陰核がパンティの中で擦れてしまい、ただ歩くことすらままならない。 
 春香の秘所はもうびしょびしょだった。 

 「だったらそこのトイレで外してきてもいいよ?」 
 公衆トイレの方を指差す小波。フラフラと自分に寄りかかる春香を気遣ってのことだが‥ 
「先輩、本当に大丈夫ですから‥それにこれはこういうプレイなんです!先輩が引いてどうするんですか!」 
 力説一蹴 
 「そ、そう‥」 
 「そうです!」 
そんな感じでデートが始まった。 



 「‥っ‥‥ぁん‥はぁ‥」 
 「……………」 
 「んんっ‥!くぅん‥」 
 「……………」 
 「ああっ‥んっ‥」 
 「……………」 

 2人は公園を散歩していた。冬だが、まだ昼はそれほど気温は下がらない。 
 春香は小波の腕をがっちりと捕らえ、電流のように流れるむず痒い快楽を逃がすかのように力を込めていた。 
この喘ぎをかみ殺したような声は何かと言うと、もちろん『普通に歩いている』からこその産物である。 

 (は、春香ちゃん‥胸があたってるよ‥) 
 何を今更。とはいえ2人とも心中散歩どころではない。 

 「せ‥せんぱぁい‥」 
 「ええっ!?」 

いきなり小波の手をスカートの上から股間部にあてる春香。 
そして小波の掌でその場所を擦るように、円を描くようになぞる。春香の顔は火照って赤く、体は更なる刺激を求めようと震え、潤んだ目はとても扇情的だった。 
 再度言うが、春香の性感帯は人並みはずれて敏感だ。 
 剥き出しにされた陰核がどうなのかは言うまでもないだろう。 
しかしだからといって、どんなに敏感であろうとただ歩いて擦れることによる刺激だけでは絶頂に達することが出来ない。今春香は、なんとも言えない程切ない感覚に襲われていた。 
 「は、春香ちゃん!ここじゃ‥」 


 慌てて手を離す小波。人気がないとは言え土曜日の自然公園だ。利用者はいるに違いない。 

 「せんぱい‥も、もう我慢出来ません‥」 
 「と、とりあえずそこのベンチに座ろう。あんまり動かないほうがいいよ?」 
 「スミマセン‥」 
 小波は春香を座らせると、近くの自販機で飲み物を買ってきた。 
ホットや炭酸は刺激が強そうなので避け、お茶を選んだ。 
 手渡すと、ベンチの上で丸くなりながら受け取った。 
 「春香ちゃん、そんなになるなら本当に外した方がいいよ。そりゃあ俺は嬉しいけどさ‥」 
 「じゃあ外しません」 
キッパリと断る。 
 「それに‥説明書に書いてありました。今のうちにこうしておくと、その‥エ、エッチの時に凄く感じやすくなるって‥」 
 「春香ちゃんなら今のままでも十分感じやすいと思うけどね」 
 「それに先輩はそっちの方がいいんですよね?」 
ペットボトルの飲み口から遠ざけ、小鳥のように首を傾げた。小波は一瞬間を置いて 
「うん。感じて気持ちよくなってる時の春香ちゃんの顔‥色っぽくて、凄く可愛かった‥」 
そこまで言って小波は気づいた。春香は自分の為に、どうしようもないくらい感じている自分を見て貰いたかった。そして、可愛いと言って貰いたかった。 


 「春香ちゃん‥」 
 「ん、もう大丈夫です。行きましょう先輩!」 
 春香は飲み干したペットボトルをごみ箱に入れると、すくっと立ち上がった。 
 小波が目をやると、下着の隙間から吸いきれなくなって溢れた愛液が内太股を伝って零れ落ちていた。 
パンティの中が愛液で満たされているので先程ほど擦れるなくなってきてはいるのだが、自分の為に必死に努力している春香の健気さに、小波は目の前の少女がとても愛らしく思えた。 
 気がつくと、いつの間にか春香を抱きしめていた。 
 「せ、先輩‥?」 
 「春香ちゃん、可愛い‥」 
 頬に唇を落とし、腰の後ろに回した手に力を入れ、頬を摺らせた。 
 突然の事に春香は一瞬あっけにとられたが、すぐに目を閉じてされるがままになった。 
 「えへへ‥ありがとうございます♪」 
なんかもう、バカップルというか、変態さんの域。周りに人がいないのが唯一の救いか‥? 

「さて、と」 
ひとしきり抱き合った後、小波は春香を茂みの中に連れ込んだ。 
 「え、まさかここで‥?野外プレイってやつですか!?」 
 「んーん、ここじゃ誰かに見つかっちゃうかもしれないしね。 
 俺は春香ちゃんのエッチな姿を他の誰かに見せるつもりはないからね。 
でも『これ』はなんとかしないと。」 


 小波は春香の足元に目を落とした。零れ落ちた愛液はもう靴下の辺りまで流れていた。 

 「うう、これはその‥」 
 「ちょっとじっとして。」 
 春香を制止させ身をかがめると、靴下の上の白い地肌が露出されている部分に、愛液が垂れた跡に沿って舌を這わせた。 「ひゃっ‥あぁん‥」 
 「声出しちゃうと誰かに聞こえるかもしれないから我慢してね?」 
 「そんな‥くすぐったいですよ‥んっ!」 
そう言ってる間にも小波は徐々に舐める部位を上昇させていく。スカートの隙間、内股の間から、春香らしい可愛いピンクのパンティがチラチラと見える。音符マークが特徴的だった。 
 足の付け根まで舐めると閉じていた口から矯声が漏れたが、小波は気にせず舌でぴっちりと張り付いた付け根と下着の間をこじ開けて、肌と下着の間を満たしている液体を一気に吸い上げた。 
 「ひやああああぁっ!!ふわぁっ、んんっ!!」 
ジュルルルとイヤらしい音を立てて液を吸う小波。吸い終えると春香はへなへなと芝生の上に膝から崩れた。 
 「はぁ‥はぁ‥」 
 「これでしばらく大丈夫たね。さ、行こ。それともパンティ取り替える?替えは持ったきてるよね?」 
 「替えは結構持ってきてありますけど‥」 
 少しためらう春香。 



 「新しいのに替えたらまた擦れて、これ以上は‥」 
 恥ずかしそう瞼を伏せスカートの裾を抑えた。涙目が可愛い。普段ならここで引く小波だが、今回は勝手が違う。 
 (春香ちゃんが俺の為に必死に頑張ってるんだ‥!ここは俺が押しのリードをしなくちゃな!) 
 「‥?」 
 何かを決意したような目と顔をで拳を胸の前で握る小波の背後にある炎とも雷とも区別のつけがたい熱いオーラを春香は感じ取り、少しばかりたじろいだ。 
 「いや、取り替えよう!そんなびしょびしょじゃ気持ち悪いだろ!?」 
ガシッ 
春香の両肩に手を乗せ、顔を近づけた。 
 「で、でも今これ以上気持ちよくなったらあたし‥」 
 「いいじゃないか!その方がきっと後でもっと気持ちよくなれるから!さっ、俺が取り替えてあげるから!」 
 「えええっ!?」 

 「……〜〜……//」 
 「//////」 
その後小波が春香のショーツを取り替えてやったのだが、快楽によって充血と肥大化した剥き出しの陰核がクリップに食い込んでいる光景に小波は目眩を覚え、春香は羞恥心のあまりに熟れたトマトのように真っ赤になってその小さい肩を震わせていた。 

 「こ、これでよし?‥と」 
 「ううう‥恥ずかしくて死んじゃうかと思いましたよぉ‥」 


 「それじゃ行こうか。」 
 「……………」 
 「? どうしたの?」 
 「………手」 
 「はい?」 
 「立てないし、歩けないので手を貸して下さい‥」 
 「へ?ああ、ほら掴まって。」 
 「‥ありがとうございます‥」 

 実は春香が持っていた替えのショーツは清楚感の漂う純白の物や水玉模様の紐パン(ほどけるタイプ)、 
マニアックな物ではすけすけの無地(スケスケランジェリー製)や切れ込みの入った物にローターを入れるポケットがある物などバリエーションが豊富で、 
 曰く「お気に入りの可愛い物と男の人が喜びそうな物をチョイスしてきました」だそうだ。 
これには流石の(?)小波もかなり驚いたが、ここは敢えて普通に可愛い物を選んだ。 
というのは、マニアックな物は夜ホテルでもしくは三連休を使って色々なシチュエーションを試す為に取っておいたのだ。 
‥兎に角今重要なのは、春香が新しいショーツに取り替えた事で例によって剥き出しの陰核が歩く度に乾いた生地に擦れてしまうということだ。 
 春香は先程以上の感度を見せているが、小波は夜の為に徹底的に春香のソコを苛め抜くことに決めた。 
 無論ホテルに着くまで一度たりともイかせるつもりはない。 





 「あ、ほら春香ちゃん。そこにクレープ屋があるよ」 
そう言うや否や小波は小走りに駆け出した。左腕に掴まっている春香はそれにつられるように走りだす。 
 「きゃっ!ちょ、せんぱ‥んああっ!!」 
 手を離そうとしても小波がしっかりと掴んでいるので叶わない。 
 一歩足を動かす度に迫り来る刺激から逃れることもできずに、春香は約30メートルもの間連続的に刺激を受け続けた。 

 「クレープ2つ下さーい」 
 「毎度ありー!」 

ところで屋台などでよくいわれる『毎度ありー!』とは『毎度ご利用なさって下さいまして誠にありがとうございます』の略なのだが、初めて利用した者に対して使用するのは意味的にどうなのか? 
‥そんなことはどうでもいい 
小波がクレープを受け取ると片方を春香に手渡すが、肩で息をしている春香は最早それどころではないようだ。 
‥が 
「春香ちゃん。ここだとあのクレープ屋のおじさんにバレるからもう少し遠くに行こう。でもクレープの中にあるアイスクリームが溶けちゃうから急いでね?」 
 「も、もう無理です‥って先輩!待ってくださ‥ひゃんっ!!」 




 「先輩、今日はちょっとエッチ過ぎますよ‥」 
 「春香ちゃんはすっごいエッチな顔してるね」 
クレープをかじりながら語り合う2人。春香はやたらもじもじしている。 
 「それより先輩‥あの、そろそろイかせて下さい‥凄く切ないです‥」 
まああれだけやってまだ一度も達してないというのも結構辛いし、いくら恥ずかしいと言っても耐えられるものではないのだが‥ 
「だーめ♪ここじゃ人に見つかるかもしれないし、ホテルまで我慢してね。」 
 「ホテルの予約は午後4時からじゃないですか‥そんな待てませんよぉ。 
っていうかもう我慢の限界です!声なら口を塞ぐかこないだ使ったボールギャグ‥って言うんですか? 
猿轡みたいなのをすればそこの茂みでやれば誰も気づきませんよ。そのバッグに色々入ってるんですよね?」 
そう言って小波がテーブルに置いた大きなバッグを指した。 
それにはこの3日間で春香を気持ちよくさせまくる為の器具、玩具、薬などが大量に入っていた。 
 「確かに入ってるけど、これはホテルに行ってからのお楽しみだよ。もちろんイかせるのもね。自分で弄ってもだめだよ。分かった?」 
 「無理です!」 



 「どの道向こうでは嫌って言ってもイかせ続けるんだから、今イっちゃったら後が保たないよ?こういうのはじっくりたっぷり焦らしてからの方がいいしね」 
 「でも‥無理なものは無理です!」 
 「そうは言っても‥そうだ!あれがあったか!」 
クレープを喉に押し込み、突然閃いたようにバッグの中をゴソゴソとあさる。 
しばらくして「あった!」と叫ぶと、それを出さずに立ち上がって、またしても春香を茂みの中へ連行した。 
 「な、なにするんですか‥?」 
 春香は不安そうな、しかしやっとイかせてもらえるという期待を含んだ声を出した。 
しかしそれは間違いだと気づくのは少し後の話。 
 「春香ちゃん、脱がすから‥」 
 「はい‥」 
 春香はスカートをちょっとためらいながら捲り上げ、小波はおもむろにショーツに手をかけた。 
 全て下げ足から外すと、小波はショーツの裏の生地の匂いを味わった後に密着した液体を啜った。 
 「!ちょ、先輩!?」 
 「あ、ちょっと待っててね」 
 驚きの声を手で制し、毛一本ない秘所を露わにした春香に歩み寄った。 
 「綺麗だなぁ‥春香ちゃんのここ大好きだよ。」 
などと言いながら、太陽光を反射してキラキラと淫らに光る愛液をティッシュで優しく拭いた。 
 「ん‥っ」 


 「そしてコレを‥と」 
 小波はバッグから小さな小瓶を取り出した。 
 「先輩‥それ何ですか?」 
 「ん〜‥媚薬とローションを混ぜたようなやつかな。効き目は弱いけど。塗るよ?」 
 「あっ‥」 
 小波の手が秘所に触れたのが分かった。今日触ってもらったのは初めてだ。 
ひんやりとした冷たさとローション独特のヌメヌメ感が自分の最も大事な部分に感じる事に春香は興奮した。 
その手が存在を主張する素の肉豆に触れられた時、それだけでイってしまいそうになった。 
ここで媚薬やローションを塗るということは、すぐに行為に至る、すぐにイかせてもらえるものだと思っていた。 
しかし‥ 
「次はコレ!」 
と小波がもう一つのアイテムを取り出した。 
 「そ、それは‥!」 
 春香は驚きのあまり目を見開いた。それはいわゆる貞操帯というもの。鍵を使う以外に着脱の方法はない自慰防止用下着。 
 小波は逃げようとする春香よりも速くそれを装備させ鍵を閉めた。 
 「よし、と!コレで絶対に触れないしイけないよ。鍵は俺が持ってるしね」 
 「そんな‥」 
 満足げな表情の小波と、絶望の表情をしその場にペタンと崩れた春香。 
 小波は若干罪悪感を感じたが、表情には出さないで春香に近寄った。 


 「あー‥春香ちゃん?ホテルまでは我慢してね?そうしたらいっぱい気持ちよくさせてあげるから。」 
 「うぅ‥我慢したくなくてもせざるを得ないじゃないですか‥先輩のエッチぃ!」 
 春香なりにキツい視線で睨んだが、迫力が伴わないので逆に可愛い。 
 「さ、立てる?」 
 「なんとか‥っ!!!!!!?」 
 「だ、大丈夫!?」 
 突然襲ってきた刺激に硬直した。 
それもそのはず春香が装着している貞操帯は見た目こそ普通のパンティと同じだが自慰防止のため内側は堅い革製でしかも指が入る隙間ができないようにキツく閉められている。 
 極めつけは、内側の表面が羽毛でできているということ。動く度にさわさわとしたくすぐったい、むず痒い愛撫が秘部を包む。 
 何度も言うが、春香の陰核は剥き出しである。加えて潤滑油のローション、そして媚薬が神経を支配してきたのだ。 
 現時刻2時42分 
ホテル入室まであと一時間強 
その間春香は満たされない快楽と媚薬に侵された思考に苛まれ、何度も股間部の自慰を試み失敗し、胸を触ろうとすれば小波に止められ、 
 最後には 
『キャッチボールで10球連続でいい所に投げられたらクリアー&ゴートゥホテル』 
という無茶苦茶な条件をなんとかクリアーしてホテルに着いたそうな‥ .

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