ザビーネ・シャルの、「機動戦士クロスボーン・ガンダム」における姿。
同一人物のザビーネ・シャルとは同時出撃可能。
これまでの活躍はこちらを参照。
宇宙海賊クロスボーン・バンガードのエースパイロット。
X1のキンケドゥ同様、X2のパイロットを務める。
ベラに付き従っているようにも見えるがそうではなく、彼は彼の目的があって参加していた。
その目的はコスモ貴族主義を復活させる事である。
その為にクロスボーン・バンガードを名乗る者が木星帝国を打倒する事によってクロスボーン・バンガードの名を世に広く知れ渡らせ、賛同者を得ようと画策していた。
10年前と変わらない信念を持つため、敵の命を奪う事にためらいが無いのだが、主君と仰ぐベラの「敵パイロットを極力殺傷しない」という思想をしっかりと守っていた(本人は「我々は人殺しの集団ではありませんから。・・・極力・・・ね」と言っているが本心は「一気に殲滅できれば楽なものを・・・!」とこぼしていた) 。
部隊内では、キンケドゥを始めとした何人かのパイロットにはその思想を見透かされ、危険視されていた(キンケドゥは木星帝国を打倒するという利害の一致という点では彼を信用していた)。
しかし、彼のように貴族主義を捨てていない者もいなかったわけではなく、離反の際には彼に同調する者もいた。
戦力的な面かもしれないものの仲間を想う一面もあり、衛星イオでの戦闘では、敵モビルアーマー・エレファンテに捕まったハリダのゾンド・ゲーを助けようと真っ先に飛び出している(妨害されて結局助け出す事は叶わなかったが)。
木星の衛星・イオでの木星帝国本部への総攻撃が結果的に失敗(本隊は空き家に近い本部を抜けてジュピトリス9で地球圏に向けて出発していた)し、旗艦ジュピトリス9が出港した後、木星帝国のシステムと貴族主義は似通っている事に気づき、貴族主義を志す者達と共に反乱を起こす。
艦長であるベラを人質に、木星帝国へ渡ろうとするも、主人公のトビア・アロナクスの活躍により失敗し反乱は鎮圧(この際、真正面から飛び込んできたトビアに対し発砲するも回避され頭突きを貰い、次いで他のMSパイロット・ジェラドの投げナイフによって右手を負傷し、挙句トビアに右腕に噛み付かれるという散々な目に遭っている)。
結果、木星帝国と合流できたのはザビーネだけであった。
尤も、事前の取引でザビーネ以外の海賊軍のメンバーが合流した場合は戦争犯罪者として処刑される筋書きであったのだが。
死の旋風(デス・ゲイルズ)隊とX1の戦闘で、X1が押されているのを見るも、手を負傷していた事と、カラス大佐(木星帝国の特殊工作員の一員で同国軍幹部)によって着艦を促された事により撤退。
この時「負けてはならんぞキンケドゥ。お前との決着はいずれ私がつける!」(退却ゼリフの元ネタ)と言っている事から、ライバルとして意識している事が伺える。
だが、この言葉を発した状態のザビーネ・シャルとしては、キンケドゥと決着をつける事は無かった…(後述)
木星帝国と合流した後は、自身の思想と思惑を見透かされ、連日過酷な拷問を受ける。
この拷問の影響なのか、この時以降の彼には沈着冷静な面が消え、常に笑みを浮かべたり高笑いを発する等、精神が破綻してしまった事がうかがえる(本ゲームでのキャラクターアイコンもこの状態を再現している)。
クロスボーン・バンガードが連邦軍に投降した際には、連邦軍のクラップ級を改造したX2の追加されたバスターランチャーを使用して狙撃し、騙し打ちに見せかけてクロスボーン・バンガードとの戦闘を引き起こす等、暗躍した。
そしてしばらくした後マザー・バンガードでデス・ゲイルズと入れ替わりで戦場に降り立つ。
「そういう約束なのだよ。きさまだけは私の得物なのだとね!」
(また、戦闘を開始する際に専用→汎用の必殺セリフの元ネタとなるセリフを話している)
この時、キンケドゥへの恨み節を押し並べながら、X1改と戦闘(彼曰くベラの心変わりはキンケドゥが原因だと断じている。ちなみにB8弾Mバーストセリフもこの時のセリフから来ているが、正確には「きさまさえ!きさまさえいなければ!」である)し、互角の戦いを繰り広げるも、一瞬の隙を付いてX1改を撃破、大気圏へと蹴り落とした(X2改の新必殺技のバンガード・バスターテクニックはこのシーンの再現)。
※長谷川先生の漫画はキャラクターが絶叫する際には「セリフが平仮名になる」のが特徴であり、例としてB8弾Mキンケドゥのバースト台詞の後に続くセリフも「ねごとを言うなーっ!」(DW6弾Pは表記ゆれになる)である
その後、木星帝国が地球まで攻め込んだ際、木星帝国皇帝のクラックス・ドゥガチに「(大量の核ミサイルを投下し死の星と化した)地球をやる」と言われ、最終決戦へ臨む。
奇跡の復活を遂げたキンケドゥに対し、笑いながら「死んだ奴」と言い放つ(OA1弾Mのバーストセリフの元ネタ)等、もはや別人と言えるまでに精神が崩壊していた。
(その姿はかつての自分がゴミと呼んでいた感情を処理出来ない人間そのものであり、スパロボではゴミと評したかつての部下、アンナマリー・ブルージュに逆に言い返されることとなった)
互いの手持ち武器が失われる程に壮絶な一騎打ちの末、X1改のヒートダガーの一撃をコクピットに受け、最後まで貴族主義への未練を口にしながら死亡した。
決着を付けた際にキンケドゥから
「(前略)貴族主義ははじめからまちがっていたんだよ・・・ザビーネ・・・。」
と彼の考えを諭す(ゲーム作品に於ける初出のGジェネFといったゲーム作品では戦闘前会話で再現しているため逆に語尾に!を付けて否定のニュアンスになっている)言葉を送っており、ガンダムF91から続く10年来の因縁に幕を下ろした。
同一人物のザビーネ・シャルとは同時出撃可能。
B8-089 | バーストカットインイラスト | M | |||
---|---|---|---|---|---|
ステータス | HP+1800 | アタック+1400 | スピード+600 | ||
バースト | アタック | 貴様さえ!貴様さえいなければッ! | バーストLv | 3 | |
スキル | 並ならぬ反射速度 | 攻撃を受けた時、ダメージを50%に軽減する【1回限り】 | |||
背景 | B8弾SECX2 | ||||
備考 | 「クロスボーン・ガンダム」仕様でSEC付帯Mとしても登場。10年の歳月が流れているので別バージョンパイロットの扱いであり、同時出撃が可能となった。ステータス合計値は3800。 壁スキル持ちアタックバーストは初代付帯Mを彷彿とさせ、こちらはよりHP重視になっている。とはいえ、補正+300程度では誤差の範疇なので、前述のMリョウとは好きな方を使えば…という感じになるだろうか。 余談だがゲーム中に発するセリフや表情から、木星帝国側(敵側)に寝返った後の仕様のようだ。この時点での乗機はX2ではなく、X2改になるのだが・・・と、突っ込むだけ野暮と言いたいところだが、23弾・・・凡そ4年の歳月を経たOA1弾でX2改がついに参戦した。 重量型配分の逆襲持ちなので相性もいいので手に入れたらぜひ組ませてみよう。 |
OA1-057 | M | ||||
---|---|---|---|---|---|
ステータス | HP+2800 | アタック+1200 | スピード+1000 | ||
バースト | ディフェンス | だめじゃないか!死んだ奴が出てきちゃ! | バーストLv | 3 | |
スキル | 狂気じみた戦術 | 攻撃を受けるたびに、ずっと必殺技が20%増加、必殺技コスト-3。【毎回】 | |||
ACE効果 | - | ||||
背景 | OA1弾PX2改 | ||||
備考 | こちらのバージョンは2年8ヶ月ぶりに登場。ステータス合計値は5000。 HPが高いディフェンスバーストと使いやすく、スキルは受けるたびに必殺強化とコストダウンと強烈なものだが、同弾Pキンケドゥと同じく、スキルも撃破されたら帳消しになるので、回復持ちや能力操作などで生存性を高めよう。 背景の同弾PX2改は逆襲で、ステータスもかみ合い運用しやすいが、スピードの低さからバースト封じや戦迅・闘気などに当たると何も出来ずに撃破される可能性もあるため、アタックダウンなどで援護してやられにくくしてやるといいだろうか。現在だとイグニッションの必殺強襲でアビリティの効果を消して受けるという手もあるが、基本は前述のアタックダウン、もしくは全体ダメージカットで纏めて対処した方が小隊全体の被弾を少なく出来てお得。 他の機体であれば、「アビリティを発動する=スキルも発動」という構図で上がった火力を即座に活かせるのが非常に強い烈破がお勧め出来るか。もしくはダメージを軽減して上がった必殺を保持しやすくなる不屈や撃墜を回避する不沈・分離・奮迅でディフェバとあわせてしぶとくスキルで向上した高威力の必殺を狙っていきたい。 また、このカードより所属が初参戦となる木星帝国となった。ただ、国章(「JE」をあしらった紋)は描かれていない。 |
OA6-067 | C | ||||
---|---|---|---|---|---|
ステータス | HP+1600 | アタック+1300 | スピード+1000 | ||
バースト | アタック | どうした?押されているぞッ! | バーストLv | 2 | |
スキル | 破壊の化身 | 相手を撃破するたびに、ずっとアタック+800。【毎回】 | |||
ACE効果 | 最終ラウンドに追加ダメージ+500。 | ||||
背景 | OA6弾ANNIV.X2改 | ||||
備考 | 4弾空けての登場はCの例外バースト。 HPが高めのアタックバーストで、スキルは撃破毎にアタック強化。ステータスから同弾アニバーサリーのX2改を含めた先制、迅雷持ちとは組みにくい。何の因果か、ライバルであるキンケドゥの昔の乗機のOA6弾CF91が、相性の良い縛撃持ちとなっているので、こだわりがなければ組ませるといい。それ以外でも、縛撃以外は考えない方が賢明。 されど、スキルのアタック強化も活かすのであればビルドMS版X2の反撃も選択肢に入りそうだ。 |
DW6-059 | M | ||||
---|---|---|---|---|---|
ステータス | HP+2700 | アタック+2100 | スピード+700 | ||
バースト | ディフェンス | こいつをたおすには・・・横だーっ! | バーストLv | 3 | |
スキル | 崇高なる野望 | ラウンド1からずっとアタックが50%増加、スピード-2000。 | |||
ACE効果 | 最終ラウンドに仲間全員のアタックを20%増加させる。 | ||||
備考 | 1年ぶりに登場。ステータス合計値は5500。 HPの高いステータスで、ディフェンスバーストと使いやすい。 スキルはアタック増加と引き換えのスピード低下。PのヴァリアブルX2との組み合わせを考えたものである。マイナスである点を生かしてDW6弾Pトライエイジガンダムの打破と組ませるのもいい。それ以外にも、DW4弾PアビスやTK3弾CPキマリス、ビルドMSでもアタックチューンやスピードチューン、スピードの初期値が2000を超えた機体の先制や迅雷だと、その高いスピードの所為でほとんど使い物にならないのが、スピードダウンのおかげで多少使いやすくなるだろう。ディフェンスバーストである点を生かして、烈破や強靭と組ませるのもいいが、撃破されるとスピードダウン効果が消えてしまうので、撃破されないように注意。 |
登場作品 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム | |
---|---|---|
声 | 梁田清之(Gジェネシリーズ及びVSシリーズ) | |
年齢 | 35歳 | |
別バージョンパイロット | ザビーネ・シャル(同時出撃可能) | |
専用機 | クロスボーン・ガンダムX2 クロスボーン・ガンダムX2改 ベルガ・ギロス(ザビーネ・シャル専用機) | |
証言 | ||
特記事項 | 冒頭の通り本パイロットの別バージョンあり キャラクターアイコンはVS1弾CP−IGNX2で描かれている。 相手側のバーストカットインイラストはGジェネシリーズの流用。 |
これまでの活躍はこちらを参照。
宇宙海賊クロスボーン・バンガードのエースパイロット。
X1のキンケドゥ同様、X2のパイロットを務める。
ベラに付き従っているようにも見えるがそうではなく、彼は彼の目的があって参加していた。
その目的はコスモ貴族主義を復活させる事である。
その為にクロスボーン・バンガードを名乗る者が木星帝国を打倒する事によってクロスボーン・バンガードの名を世に広く知れ渡らせ、賛同者を得ようと画策していた。
10年前と変わらない信念を持つため、敵の命を奪う事にためらいが無いのだが、主君と仰ぐベラの「敵パイロットを極力殺傷しない」という思想をしっかりと守っていた(本人は「我々は人殺しの集団ではありませんから。・・・極力・・・ね」と言っているが本心は「一気に殲滅できれば楽なものを・・・!」とこぼしていた) 。
部隊内では、キンケドゥを始めとした何人かのパイロットにはその思想を見透かされ、危険視されていた(キンケドゥは木星帝国を打倒するという利害の一致という点では彼を信用していた)。
しかし、彼のように貴族主義を捨てていない者もいなかったわけではなく、離反の際には彼に同調する者もいた。
戦力的な面かもしれないものの仲間を想う一面もあり、衛星イオでの戦闘では、敵モビルアーマー・エレファンテに捕まったハリダのゾンド・ゲーを助けようと真っ先に飛び出している(妨害されて結局助け出す事は叶わなかったが)。
木星の衛星・イオでの木星帝国本部への総攻撃が結果的に失敗(本隊は空き家に近い本部を抜けてジュピトリス9で地球圏に向けて出発していた)し、旗艦ジュピトリス9が出港した後、木星帝国のシステムと貴族主義は似通っている事に気づき、貴族主義を志す者達と共に反乱を起こす。
艦長であるベラを人質に、木星帝国へ渡ろうとするも、主人公のトビア・アロナクスの活躍により失敗し反乱は鎮圧(この際、真正面から飛び込んできたトビアに対し発砲するも回避され頭突きを貰い、次いで他のMSパイロット・ジェラドの投げナイフによって右手を負傷し、挙句トビアに右腕に噛み付かれるという散々な目に遭っている)。
結果、木星帝国と合流できたのはザビーネだけであった。
尤も、事前の取引でザビーネ以外の海賊軍のメンバーが合流した場合は戦争犯罪者として処刑される筋書きであったのだが。
死の旋風(デス・ゲイルズ)隊とX1の戦闘で、X1が押されているのを見るも、手を負傷していた事と、カラス大佐(木星帝国の特殊工作員の一員で同国軍幹部)によって着艦を促された事により撤退。
この時「負けてはならんぞキンケドゥ。お前との決着はいずれ私がつける!」(退却ゼリフの元ネタ)と言っている事から、ライバルとして意識している事が伺える。
だが、この言葉を発した状態のザビーネ・シャルとしては、キンケドゥと決着をつける事は無かった…(後述)
木星帝国と合流した後は、自身の思想と思惑を見透かされ、連日過酷な拷問を受ける。
この拷問の影響なのか、この時以降の彼には沈着冷静な面が消え、常に笑みを浮かべたり高笑いを発する等、精神が破綻してしまった事がうかがえる(本ゲームでのキャラクターアイコンもこの状態を再現している)。
クロスボーン・バンガードが連邦軍に投降した際には、連邦軍のクラップ級を改造したX2の追加されたバスターランチャーを使用して狙撃し、騙し打ちに見せかけてクロスボーン・バンガードとの戦闘を引き起こす等、暗躍した。
そしてしばらくした後マザー・バンガードでデス・ゲイルズと入れ替わりで戦場に降り立つ。
「そういう約束なのだよ。きさまだけは私の得物なのだとね!」
(また、戦闘を開始する際に専用→汎用の必殺セリフの元ネタとなるセリフを話している)
この時、キンケドゥへの恨み節を押し並べながら、X1改と戦闘(彼曰くベラの心変わりはキンケドゥが原因だと断じている。ちなみにB8弾Mバーストセリフもこの時のセリフから来ているが、正確には「きさまさえ!きさまさえいなければ!」である)し、互角の戦いを繰り広げるも、一瞬の隙を付いてX1改を撃破、大気圏へと蹴り落とした(X2改の新必殺技のバンガード・バスターテクニックはこのシーンの再現)。
※長谷川先生の漫画はキャラクターが絶叫する際には「セリフが平仮名になる」のが特徴であり、例としてB8弾Mキンケドゥのバースト台詞の後に続くセリフも「ねごとを言うなーっ!」(DW6弾Pは表記ゆれになる)である
その後、木星帝国が地球まで攻め込んだ際、木星帝国皇帝のクラックス・ドゥガチに「(大量の核ミサイルを投下し死の星と化した)地球をやる」と言われ、最終決戦へ臨む。
奇跡の復活を遂げたキンケドゥに対し、笑いながら「死んだ奴」と言い放つ(OA1弾Mのバーストセリフの元ネタ)等、もはや別人と言えるまでに精神が崩壊していた。
(その姿はかつての自分がゴミと呼んでいた感情を処理出来ない人間そのものであり、スパロボではゴミと評したかつての部下、アンナマリー・ブルージュに逆に言い返されることとなった)
互いの手持ち武器が失われる程に壮絶な一騎打ちの末、X1改のヒートダガーの一撃をコクピットに受け、最後まで貴族主義への未練を口にしながら死亡した。
決着を付けた際にキンケドゥから
「(前略)貴族主義ははじめからまちがっていたんだよ・・・ザビーネ・・・。」
と彼の考えを諭す(ゲーム作品に於ける初出のGジェネFといったゲーム作品では戦闘前会話で再現しているため逆に語尾に!を付けて否定のニュアンスになっている)言葉を送っており、ガンダムF91から続く10年来の因縁に幕を下ろした。