シーブック・アノーとは同一人物で専用機も同じ。同時出撃が可能。
同一人物だが、他の世代違いパイロットと同じでセシリー・フェアチャイルドとの絆カウンターには対応しない。
これまでの活躍はこちらを参照。
宇宙海賊クロスボーン・バンガードのエース。
シーブック・アノーの10年後の姿で、宇宙海賊というアウトローを生き抜くワイルドな青年へと成長している。
(そのため、声を演じた故・辻谷耕史氏は最初の声の収録(GジェネFにて)はシーブックとキンケドゥが同一人物だと気づかなかったという逸話があり、それを知っていれば違った演技が出来たはずだった、と本人も悔しがったとか。)
出番も非常に多く、トビアの良き兄貴分となる、もう一人の主人公と言える存在である。
(本作品の主人公はあくまでもトビア・アロナクスである)
F91から本作品までの10年間の詳細は語られていないものの、宇宙世紀0128年のバビロニア・バンガード(後のマザー・バンガード)の事故で、公式にはセシリー・フェアチャイルド共々死亡した事になっていた。
後にこの事故は、当時から既に存在していた木星帝国のテロであったと判明。
この時、セシリーやシーブックが木星帝国の存在を知り、「ベラ・ロナ」として宇宙海賊クロスボーン・バンガードを名乗り戦う事を決意、再び「ベラ・ロナ」に戻るセシリーに付き合う形で自らも「キンケドゥ・ナウ」を名乗る。
モビルスーツ戦ではクロスボーン・ガンダムX1の特性を理解し、それを活かした戦法や奇策を用いて高い戦果を上げている。
その高い技量は、味方のみならず敵である木星帝国側のエースパイロットからも賞賛されるほど。
(死の旋風隊リーダーのギリ・カデューカ・アスピス少佐から「マシンの性能以上に、見事なパイロットの腕だ。」と評価されている。)
なお、非番の時は芋の皮むき等をしているらしい(本人曰く「心が和む」とのこと)。
物語中盤、裏切ったザビーネの暗躍によって連邦軍のハリソン率いる量産型F91部隊と戦闘となる。
これらを撃退(件の名言はここで発言)し、死の旋風隊と交戦。
続いてザビーネのX2改と連戦となるが、機体の損傷もあり一瞬の隙を突かれコックピットにビームサーベルを衝き立られ敗北、大気圏に機体ごと蹴り飛ばされる。
しかし、瀕死の重傷(自身の右腕を失っている)ながらもビームシールドによって大気圏突入を成功させ海上に落着、サナリィによって回収され奇跡的に一命を取りとめた。
(この時から顔にマスクを装着(包帯代わり)し、右腕は鋼鉄の義手を身につけている)
物語終盤では、死の旋風隊との戦闘でピンチに陥ったトビアのX3を助ける形で改修されたX1改で颯爽と参戦。
新たに装備された武装「スクリューウェッブ」によってクァバーゼを撃破している。
(元々スクリュー・ウェッブはギリ専用のMSクァバーゼのビームソー・スネークハンドに対抗して作成されている)
その後トビアに散り散りになっていた仲間を集めていた事と、トビアとベラが最後のメンバーであった事を告げる。
そして「入る事ができたんなら、出る事だって出来るだろう」という言葉の元、ミサイルの先端にモビルスーツを取り付け、直接宇宙へ撃ち出すという作戦を決行。
これにより、木星帝国旗艦ジュピトリス9(輸送船だが、大量の核ミサイルと毒ガスが満載されている大変危険な船)の虚を突き、破壊に成功している。
木星帝国との最終決戦では、寝返ったザビーネの駆るX2改と再び戦闘。
全ての武器を使い、最後には双方ともヒートダガーの一撃により決着、X2改を撃破した。
(この時X2改側のヒートダガーをフェイスオープン機構を利用して文字通り喰い止めている)
その後、先に地球へ向かったトビアとクラックス・ドゥガチを追う形で再びビームシールドで大気圏に突入。
トビアによって撃破されたディビニダドで「地球が燃える」幻影を見るドゥガチに対し、「たとえ幻であっても、あなたにそれを見せるわけには行かない」として、スクリュー・ウェッブでドゥガチに引導を渡した。
※ドゥガチへのニ人称が「貴様」から「あなた」になっているのはトビア共々ドゥガチの身の上話を聞いていたからかもしれない
戦争終結後はX1をトビアとベルナデット(テテニス)に託し、「セシリー」と「シーブック」に戻り姿を消した。その際にマスクを脱いでいる。
後日談(3年後・31歳)の「機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート」においてセシリーと結婚しパン屋(ドンキーズベーカリー)を経営、一児の父となっている事が判明。
更に後日(上記からさらに1年後)の「鋼鉄の7人」においては、登場こそはすれど物語には一切関わっていない。
これは、トビアが当初は助力を請おうと向かったものの、パン屋の売り上げも上々で二人目の子供を儲け、平和に暮らす二人を見て何も言わずに立ち去ったためである。
それだけではなく、2人を地球に留めておくことで作戦を絶対に成功させなければならない人質として残すことにしたからでもある。
ちなみにトビアは今回の騒動に巻き込みたくなかったようで、
「とはいえ、黙っていったら殴られるかもしれんしなぁ・・・カタイ方(義手)の手で」
と漏らしていた。
さらに17年後、Vの時代を背景(この時点で48歳)とする「機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト」でも少しだけ登場(ゲスト枠)し、「蛇の足」改め新生C・Vから抜けてきた主人公たちと出会い、住んでる都市を攻撃してきたザンスカール帝国に対して20年ぶりにクロスボーン・ガンダム(ただしX1ではない)に搭乗するというアツい展開になった。
また、その後、悩める主人公に助言を与えるなど変わらぬポジション(所謂兄貴キャラ)を維持していた。
鋼鉄の7人でトビアが店の近くまで来たものの「あえて何も言わずに帰った」事から彼の事情を察してパン屋を続けていた。
再登場に当たって作者の長谷川裕一先生はサンライズと綿密な打ち合わせの末に登場したことが明らかとなった。
その際の案には髭面や中年太りした姿も考案されていたという。
同一人物だが、他の世代違いパイロットと同じでセシリー・フェアチャイルドとの絆カウンターには対応しない。
B8-088 | M | ||||
---|---|---|---|---|---|
ステータス | HP+1200 | アタック+2000 | スピード+600 | ||
バースト | スピード | 死を強いる指導者のどこに真実があるッ! | バーストLv | 3 | |
パイロットアビリティ | ニュータイプ | HPが減った状態でパネルに出し覚醒。 アタック+1000、ハイパーバースト追加 | |||
スキル | 正義の宇宙海賊 | アタッカータイプのMSに搭乗すると、攻撃時にクリティカル発生【毎回】 | |||
背景 | B8弾SECX1 | ||||
備考 | 10年後のシーブックがSEC付帯Mで参戦。ステータス合計値は3800。 もちろん注目はスキルであり、これでついに3タイプ全てのクリ確パイロットが集結した。しかし本カードのバーストはスピードなので、今までの2枚と比べ、まとまったダメージは出しにくいことは覚えておきたい。 アタック特化のクリ確スピバといえばB4弾Mレイジを連想するが、本カードはそれをアタッカー専門に特化させたものでアシスト必殺や後攻になってもスキルが発動するのが大きな違いであり、魅力でもある。変わりにアタッカー以外に乗せるとスキルが死んでしまう為、一長一短となっており、バランスはきちんと取られている。 とはいえ、速烈・突撃・闘気は排出・ビルド関係なく割とアタッカーが多い(特に闘気かつ専用機補正のつくB8弾SECのX1と同CPのF91がお薦め)ので、本カードはそれなりのかみ合いを見せるし、機体Lvが低いなら変身持ち・・・特にコスト6で撃てるB6弾CP赤背景シャイニングあたりに乗せる事で、きっちりと仕事をしてくれるはず。チャレンジミッション等のハイスコア上位ランカーは闘気、無双あたりでの使用が多いが、BG2弾Pアイーダの登場と共にB6弾Mユウ共々出番を失いつつある。もちろん援護(アシスト)撃ちでも発動できる利点はあるがバーストバトルには注意。 Z4弾Mロウ同様こちらもスピードが遅めなので何かしら対策や搭乗機の吟味が必要。 先制はスピバ相手で必殺技を使用しないという制約が付くため(必殺技を使うとスピードバーストバトルが起こる)、あまりお勧めできるものではないが、相手が固定されるミッションやSPライバルならその手を使うのもあり。 鉄血の1弾よりスピバガンダム系クリ確が登場したが、ガンダム系以外のアタッカーや先攻系アビリティ持ち+専用機補正の入るF91・X1についてはこちらに分があるし、振り分けも違うので使い分けは出来るようになっている。 |
TK6-053 | M | ||||
---|---|---|---|---|---|
ステータス | HP+2100 | アタック+800 | スピード+1000 | ||
バースト | アタック | 貴様を討つことだけには、戸惑いはない! | バーストLv | 3 | |
パイロットアビリティ | ニュータイプ | HPが減った状態でパネルに出し覚醒。 スピード+1000、ハイパーバースト追加 | |||
スキル | 宇宙海賊の奇策 | ラウンド2のみ相手全員のアタックを30%減少させる。 | |||
背景 | 鉄6弾RE:SECX1 | ||||
備考 | 愛機の再録によりMで再登場。ステータス合計値は3900。 ステは全キャラトップクラスのHP重視のアタバで、同時再録の愛機、X1との相性を取ったものになっており、コレだけでも使い勝手は中々だが、より高HPのX2の方が生存性が高くなる。スキルはラウンド2指定のアタックダウンスキルとテクニカルな物になっているのが特徴。 ただし同じラウンド2アタックダウンスキルを持つB5弾Mクェスと違って、「ラウンド2のみ」となっている点には注意を払いたい。勘違いしていると、効果が切れるラウンド3で受けに失敗して負けた…などという事になりかねないので、活用する場合はその点に留意しよう。 |
TKR5-054 | M | ||||
---|---|---|---|---|---|
ステータス | HP+600 | アタック+1300 | スピード+2200 | ||
バースト | スピード | 奇跡を見せてやろうじゃないか! | バーストLv | 3 | |
パイロットアビリティ | ニュータイプ | HPが減った状態でパネルに出し覚醒。 アタック+1000、ハイパーバースト追加 | |||
スキル | 奇跡をこの手に | アタッカータイプのMSに搭乗すると、攻撃時に相手の防御力を0にする。【毎回】 ※本カードの関わるバトル中のみ適用され、バトル終了後は元に戻る | |||
背景 | 繚乱5弾ANNIV.X1 | ||||
備考 | 3度目の登場はまたもM。ステータス合計値は4100。 性能としては、高スピード補正のスピバと使いやすい配分(初出のB8弾Mのステ補正を一つずつ右にずらしたもの)で、スキルがBG6弾CPティエリア、繚乱1弾M石動のアタッカー版。B8弾Mと同じ赤(アタッカー)指定となった。前述の2枚と違い、スピードバーストなのであちらでは組ませられなかった先攻系の突撃、急襲、戦迅と組ませる事で防御0を存分に活かせる。逆にファンネル、フルドライブはスキルこそ乗るが、相手のバーストを封じなければバーストバトルで封じられる可能性があるので要注意。勿論、ティエリア・石動と同じく追加攻撃系の電刃(超電刃)もありだが、自衛手段の問題があるので一長一短になる。 専用機としてはまず、同弾ANX1は双撃と無双で双撃の1撃目で防御を0にし2撃目のクリティカルで斬って相手を撃破し、HPを温存し無双発動という策が取れるが、双撃の発動がアビリティレベルに左右される、双撃の発動率自体はそれほどよくないという点には注意したい。無双が余計だと思うなら、アビLv+1のボーナスが付いた鉄血6弾RE:SECの同機に乗せてやることでより双撃での速攻に優れた性能を手に入れる事が出来る。後に登場した電刃持ちのDW1弾R版でも良いが、こちらも発動がアビリティレベルに左右されるため、アビリティレベルの向上は入念に。 繚乱5弾内なら他に、Mオルガ獅電、Cダンタリオン(ハーフカウルB)、ANスタビルがあり、追加攻撃ならMキマリスヴィダール、Rアジー百錬、奇策を用いるならPケルディム、Pセラヴィー、Rバルバトス(第6)あたりも十分候補になる。 上記のとおりと色々あるが、過去弾には組ませられるカードは大量に存在するので、自分なりに使いやすい組み合わせを探そう。 |
OA1-056 | P | ||||
---|---|---|---|---|---|
ステータス | HP+2300 | アタック+2300 | スピード+500 | ||
バースト | ディフェンス | 戦争は終わらせなくちゃいけない! | バーストLv | 3 | |
パイロットアビリティ | ニュータイプ | HPが減った状態でパネルに出し覚醒。 必殺+1000、ハイパーバースト追加 | |||
スキル | 折れない正義 | HPが半分以下の時、追加ダメージ+3500。【毎回】 | |||
ACE効果 | ラウンド2のみ相手全員のアタックを20%減少させる。 | ||||
背景 | OA1弾PX1改 | ||||
備考 | トライエイジチャンネル#25にて先行公開。X1改の参戦に合わせ、SEC付帯パイロットが通常ナンバーでのPレア昇格で登場。ステータス合計値は5100。 初のディフェンスバーストであり、これで全てのバーストが出揃った。また、鉄血の6弾以来のタイプ指定無しのカードともなっている。 スキルはHP半分以下での追加ダメージ付与。「以下になると」ではなく「の時」なので「攻撃時」のタイミングで発動する。 つまり別の書き方をすると「HPが半分以下になると、攻撃時に追加ダメージ+3500。【毎回】」となる。 当然発動させるためには随時HP半分以下にまで調整させなくてはならず、バースト封じや戦迅の前だと発動する前に一撃で撃墜・・・ということもありうるため、中々にリスキーでテクニカルな一枚となっている。 幸い、専用機の前弾MX1は迅雷なので、戦迅と先攻ディフェンスバースト封じには対抗できる。スピードの低さから同弾Mジムコマがスピードの低い先制だし、フルドライブという手段もある。上記の通り、タイプ指定は無いので様々なタイプの先制か迅雷、フルドライブ持ちから、ベストマッチを探そう。他には逆襲、烈破がお勧め。特に烈破は低スピードの本カードとの相性は抜群でHPが半分以下になると反撃系を無効+クリティカル確定+追加ダメージ3500+αと大体の相手を一撃で倒せるようになる。本弾だけでもACE効果は持たないものの、MEx−SやRガンタンクがいる。 ACE効果はラウンド2指定のアタック減少。上記の鉄6弾Mに似た効果だが、減少量は20%となっている。防御力重視型の機体で逆襲か烈破持ちの機体と組ませ(OA1弾のMEx−SやRガンタンクは両機とも該当)、ACEに任命すると活躍が見込める。 |
OA6-066 | R | ||||
---|---|---|---|---|---|
ステータス | HP+1400 | アタック+1900 | スピード+700 | ||
バースト | ディフェンス | パイロットが性能を引き出せなければ! | バーストLv | 2 | |
パイロットアビリティ | ニュータイプ | HPが減った状態でパネルに出し覚醒。 必殺+1000、ハイパーバースト追加 | |||
スキル | 熟練の技量 | 攻撃を受けた時、クリティカルを無効にする。【毎回】 | |||
ACE効果 | ラウンド2にGパワー+2。 | ||||
備考 | 4弾空けてやっとRで登場。 これで、誰でも手軽にキンケドゥを使えるようになったが、いわゆる低予算Gコマンダーや運が悪いとなかなか手に入らないのが難点。 アタックが高くスピードが低いディフェンスバーストで、スキルはクリティカル無効。MのクロスボーンX1改と組み合わせを考えたものだが、急襲あたりには弱いので、そういう意味ではCF91の縛撃、VS5弾MX1の迅雷がいいだろう。 バーストセリフは有名なあの一言の一部から。 |
DW6-058 | P | ||||
---|---|---|---|---|---|
ステータス | HP+600 | アタック+2700 | スピード+2300 | ||
バースト | アタック | 寝言を言うなぁー! | バーストLv | 3 | |
パイロットアビリティ | ニュータイプ | GパワーゲージMAXの時に覚醒。 全バースト解放 | |||
スキル | 忘却の英雄 | Gパワーが5以上の時、攻撃するとずっとアタックが50%増加する。【毎回】 | |||
EXパイロットスキル | エースたる資格 | 先攻を取ると、クリティカル発生。【毎回】 | |||
ACE効果 | ラウンド1からずっと仲間全員のアタック+2000。 | ||||
備考 | 1年ぶりの登場は、上記OA1弾以来のP昇格。ステータス合計値は5600。 性能としてはアタックとスピードが高いステータスで、EX覚醒ありのアタックバースト。EX覚醒条件はGゲージMAXなので、早くEX覚醒させたいところ。 スキルはGパワー条件が付くがアタックの大幅増加。EXスキルは先攻クリティカル発生と、EX覚醒させれば通常攻撃でアタックが大幅に強化されたところにクリティカルと、大ダメージが期待できる。また、ACE効果のアタック増加だが増加量が2000と大きく、このACE効果は、明らかに異常である。DW5弾まで基本的にMSのものの方が強力であるのだが…比較対象としてはDW4弾PガイアのACE効果でラウンド1からずっと仲間全員のアタック+1500である。パイロットの比較としてはDW5弾Pオーガでずっと自分のみアタック+1500 といえばよくわかってもらえるだろう。 この強烈なアタック特化の性能は当然ながら弾別ハイスコアで採用されており、変更されるのはDW2弾Pキラとなった。EB2弾でPトレーズと比較される場面もあったが、現役続投。EB3弾からはスキル発動条件にGパワーがあるのがマイナスに働いたのか、Pアレンビーに変えている人もいたが、次のEB4弾で、ラウンド1から全体アタック上昇とGパワー獲得を同時に行えるCPクリムが登場。この2人の組み合わせで使う人が増えている。乗せる機体は基本的に先制・迅雷・縛撃以外の先攻系アビリティ持ちや決戦あたりが良いか。 |
登場作品 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート 機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト | |
---|---|---|
声 | 辻谷耕史(故人)(Gジェネシリーズ及びVSシリーズ等) | |
年齢 | 28歳 | |
別バージョンパイロット | シーブック・アノー(同時出撃可能) | |
専用機 | クロスボーン・ガンダムX1 クロスボーン・ガンダムX1改 ガンダムF91 ガンダムF91RR 他にもバタラに搭乗 | |
証言 | ||
特記事項 | 冒頭の通り本パイロットの別バージョンあり |
これまでの活躍はこちらを参照。
宇宙海賊クロスボーン・バンガードのエース。
シーブック・アノーの10年後の姿で、宇宙海賊というアウトローを生き抜くワイルドな青年へと成長している。
(そのため、声を演じた故・辻谷耕史氏は最初の声の収録(GジェネFにて)はシーブックとキンケドゥが同一人物だと気づかなかったという逸話があり、それを知っていれば違った演技が出来たはずだった、と本人も悔しがったとか。)
出番も非常に多く、トビアの良き兄貴分となる、もう一人の主人公と言える存在である。
(本作品の主人公はあくまでもトビア・アロナクスである)
F91から本作品までの10年間の詳細は語られていないものの、宇宙世紀0128年のバビロニア・バンガード(後のマザー・バンガード)の事故で、公式にはセシリー・フェアチャイルド共々死亡した事になっていた。
後にこの事故は、当時から既に存在していた木星帝国のテロであったと判明。
この時、セシリーやシーブックが木星帝国の存在を知り、「ベラ・ロナ」として宇宙海賊クロスボーン・バンガードを名乗り戦う事を決意、再び「ベラ・ロナ」に戻るセシリーに付き合う形で自らも「キンケドゥ・ナウ」を名乗る。
モビルスーツ戦ではクロスボーン・ガンダムX1の特性を理解し、それを活かした戦法や奇策を用いて高い戦果を上げている。
その高い技量は、味方のみならず敵である木星帝国側のエースパイロットからも賞賛されるほど。
(死の旋風隊リーダーのギリ・カデューカ・アスピス少佐から「マシンの性能以上に、見事なパイロットの腕だ。」と評価されている。)
なお、非番の時は芋の皮むき等をしているらしい(本人曰く「心が和む」とのこと)。
物語中盤、裏切ったザビーネの暗躍によって連邦軍のハリソン率いる量産型F91部隊と戦闘となる。
これらを撃退(件の名言はここで発言)し、死の旋風隊と交戦。
続いてザビーネのX2改と連戦となるが、機体の損傷もあり一瞬の隙を突かれコックピットにビームサーベルを衝き立られ敗北、大気圏に機体ごと蹴り飛ばされる。
しかし、瀕死の重傷(自身の右腕を失っている)ながらもビームシールドによって大気圏突入を成功させ海上に落着、サナリィによって回収され奇跡的に一命を取りとめた。
(この時から顔にマスクを装着(包帯代わり)し、右腕は鋼鉄の義手を身につけている)
物語終盤では、死の旋風隊との戦闘でピンチに陥ったトビアのX3を助ける形で改修されたX1改で颯爽と参戦。
新たに装備された武装「スクリューウェッブ」によってクァバーゼを撃破している。
(元々スクリュー・ウェッブはギリ専用のMSクァバーゼのビームソー・スネークハンドに対抗して作成されている)
その後トビアに散り散りになっていた仲間を集めていた事と、トビアとベラが最後のメンバーであった事を告げる。
そして「入る事ができたんなら、出る事だって出来るだろう」という言葉の元、ミサイルの先端にモビルスーツを取り付け、直接宇宙へ撃ち出すという作戦を決行。
これにより、木星帝国旗艦ジュピトリス9(輸送船だが、大量の核ミサイルと毒ガスが満載されている大変危険な船)の虚を突き、破壊に成功している。
木星帝国との最終決戦では、寝返ったザビーネの駆るX2改と再び戦闘。
全ての武器を使い、最後には双方ともヒートダガーの一撃により決着、X2改を撃破した。
(この時X2改側のヒートダガーをフェイスオープン機構を利用して文字通り喰い止めている)
その後、先に地球へ向かったトビアとクラックス・ドゥガチを追う形で再びビームシールドで大気圏に突入。
トビアによって撃破されたディビニダドで「地球が燃える」幻影を見るドゥガチに対し、「たとえ幻であっても、あなたにそれを見せるわけには行かない」として、スクリュー・ウェッブでドゥガチに引導を渡した。
※ドゥガチへのニ人称が「貴様」から「あなた」になっているのはトビア共々ドゥガチの身の上話を聞いていたからかもしれない
戦争終結後はX1をトビアとベルナデット(テテニス)に託し、「セシリー」と「シーブック」に戻り姿を消した。その際にマスクを脱いでいる。
後日談(3年後・31歳)の「機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート」においてセシリーと結婚しパン屋(ドンキーズベーカリー)を経営、一児の父となっている事が判明。
更に後日(上記からさらに1年後)の「鋼鉄の7人」においては、登場こそはすれど物語には一切関わっていない。
これは、トビアが当初は助力を請おうと向かったものの、パン屋の売り上げも上々で二人目の子供を儲け、平和に暮らす二人を見て何も言わずに立ち去ったためである。
それだけではなく、2人を地球に留めておくことで作戦を絶対に成功させなければならない人質として残すことにしたからでもある。
ちなみにトビアは今回の騒動に巻き込みたくなかったようで、
「とはいえ、黙っていったら殴られるかもしれんしなぁ・・・カタイ方(義手)の手で」
と漏らしていた。
さらに17年後、Vの時代を背景(この時点で48歳)とする「機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト」でも少しだけ登場(ゲスト枠)し、「蛇の足」改め新生C・Vから抜けてきた主人公たちと出会い、住んでる都市を攻撃してきたザンスカール帝国に対して20年ぶりにクロスボーン・ガンダム(ただしX1ではない)に搭乗するというアツい展開になった。
また、その後、悩める主人公に助言を与えるなど変わらぬポジション(所謂兄貴キャラ)を維持していた。
鋼鉄の7人でトビアが店の近くまで来たものの「あえて何も言わずに帰った」事から彼の事情を察してパン屋を続けていた。
再登場に当たって作者の長谷川裕一先生はサンライズと綿密な打ち合わせの末に登場したことが明らかとなった。
その際の案には髭面や中年太りした姿も考案されていたという。