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【定義】

様々な作法明峰派の僧が伝持しているという自信に裏打ちされた俗諺。「伽藍は峨山」という言葉と対で用いられる。

【内容】

曹洞宗太祖瑩山禅師には、特に優れた二神足が輩出された。明峰素哲禅師と峨山韶碩禅師である。明峰禅師の法系は、後に大乗寺永光寺などを守りながら、全国に広がっていったのだが、江戸時代に入って、様々な復古運動(宗統復古運動古規復古運動)が起こると、この大乗寺の住持であり、また明峰派の法系に連なる月舟宗胡・卍山道白という師弟が主導権を握り、世論をリードした。そこで、復古運動の功績などと合わせ、特に大乗寺では規矩に則った厳しい修行が行われている自負もあって、「規矩大乗」や「法は明峰」などの言葉が生まれた。

「法は明峰、伽藍は峨山」という対句で使われるが、もちろん、明峰の「峰」と「法」、「伽藍」と「峨山」とが、それぞれ掛詞で、一種の洒落が効いていることはいうまでもない。

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