『マンキュー　マクロ経済学Ⅱ　応用篇（第4版）』

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『マンキュー　マクロ経済学Ⅱ　応用篇（第4版）』

目次（第4版）

まえがき
日本語版の構成について
補助教材とメディア（英語版のみ）

第1部　成長理論：超長期の経済

第1章　経済成長Ⅰ：資本蓄積と人口成長
1-1 資本の蓄積
財の需要と供給
資本ストックの成長と定常状態
定常状態への接近：数値例
ケース・スタディ：日本とドイツの成長の軌跡
貯蓄率は成長にどのような影響を与えるのか
ケース・スタディ：世界の国々の貯蓄と投資
1-2 資本の黄金律水準
定常状態の比較
黄金律の定常状態の見つけ方：数値例
黄金律定常状態への移行
1-3 人口成長
人口成長を伴う定常状態
人口成長の効果
ケース・スタディ：世界の国々の人口成長
人口成長についての他の見方
1-4 結論
要約
復習問題
応用問題

第2章　経済成長Ⅱ：技術・実証・政策
2-1 ソロー・モデルにおける技術進歩
労働の効率性
技術進歩を伴う定常状態
技術進歩の効果
2-2 成長理論から成長の実証へ
均斉成長
コラム：我々の孫たちの経済的可能性
収束
要素の蓄積と生産の効率性
ケース・スタディ：生産性の源泉としての良い経営
2-3 成長を促進する諸政策
貯蓄率の評価
貯蓄率の変化
経済の投資配分
ケース・スタディ：産業政策の実際
適切な制度の確立
ケース・スタディ：植民地時代に起源を持つ現代の諸制度
技術進歩の促進
ケース・スタディ：自由貿易は経済成長に貢献するか
2-4 ソロー・モデルを超えて：内生的成長理論
基本モデル
2部門モデル
研究開発のミクロ経済学
創造的破壊の過程
2-5 結論
要約
復習問題
応用問題

補論　経済成長の源泉の計算
生産要素の増加
技術進歩
アメリカにおける成長の源泉
ケース・スタディ：生産性成長の減速
ケース・スタディ：東アジアの「虎」の成長
短期におけるソローの残差
応用問題（追加）

第2部　マクロ経済理論のトピックス

第3章　経済変動の動力学モデル
3-1 モデルの要素
産出量：財・サービスの需要
実質利子率：フィッシャー方程式
インフレーション：フィリップス曲線
期待インフレ：適応的期待
名目利子率：金融政策ルール
ケース・スタディ：テイラー・ルール
3-2 モデルの解
長期の均衡
動力学的総供給曲線
動力学的総需要曲線
短期均衡
3-3 モデルの利用
長期的成長
総供給へのショック
コラム：数値例としてのカリブレーションとシミュレーション
総需要へのショック
金融政策のシフト
3-4 2つの応用：金融政策への教訓
産出量の変動とインフレ率の変動のトレードオフ
ケース・スタディ：異なる委任と異なる現実：連邦準備とECB
テイラー原理
ケース・スタディ：何がひどいインフレを引き起こしたのか
3-5 結論：DSGEモデルに向けて
要約
復習問題
応用問題

第4章　消費者行動の理論
4-1 ジョン・メイナード・ケインズと消費関数
ケインズの推論
初期の実証の成功
長期停滞, サイモン・クズネッツ, そして消費の謎
4-2 アーヴィング・フィッシャーと異時点間の選択
異時点間の予算制約
消費者の選好
コラム：現在価値―100万ドルの賞金はなぜ62万3000ドルにしかならないのか
最適化
所得の変化が消費に与える影響
実質利子率の変化が消費に与える影響
借入制約
4-3 フランコ・モジリアーニとライフサイクル仮説
仮説
含意
ケース・スタディ：高齢者の消費と貯蓄
4-4 ミルトン・フリードマンと恒常所得仮説
仮説
含意
ケース・スタディ：1964年の減税と1968年の増税
ケース・スタディ：2008年の税金還付
4-5 ロバート・ホールとランダムウォーク仮説
仮説
含意
ケース・スタディ：予測可能な所得の変化は、予測可能な消費の変化につながるだろうか
4-6 デビッド・レイブソンと即時的満足の魅力
ケース・スタディ：人々にもっと貯蓄をさせる方法
4-7 結論
要約
復習問題
応用問題

第5章　投資の理論
5-1 企業固定投資
資本のレンタル料
資本コスト
投資の決定要因
租税と投資
ケース・スタディ：節税のための海外移転と法人税改革
株式市場とトービンのｑ
ケース・スタディ：経済指標としての株式市場
株式市場の代替的な見方：効率市場仮説かケインズの美人コンテストか
資金調達制約
5-2 住宅投資
ストック均衡とフロー供給
住宅需要の変化
5-3 在庫投資
在庫保有の理由
実質利子率と信用状態はどのように在庫投資に影響を与えるか
5-4 結論
要約
復習問題
応用問題

第3部　マクロ経済政策のトピックス

第6章　安定化政策に関する異なる考え方
6-1 政策は積極的であるべきか, 受動的であるべきか
政策の実施ラグと効果ラグ
経済予測という難しい仕事
ケース・スタディ：予測の失敗
無知, 予想とルーカス批判
過去の成績表
ケース・スタディ：経済の安定化はデータの虚構か
ケース・スタディ：政策不確実性は, 経済にどう影響するだろうか
6-2 政策の運営：ルールか裁量か
政策立案者および政治的プロセスへの不信
裁量的政策の時間非整合性
ケース・スタディ：アレクサンダー・ハミルトンと時間非整合性
金融政策のルール
ケース・スタディ：インフレ目標政策：ルールか制約された裁量か
ケース・スタディ：中央銀行の独立性
6-3 結論：不確実な世界における政策立案
要約
復習問題
応用問題

補題　インフレーションと失業の間のトレードオフと時間非整合性
応用問題（追加）

第7章　政府負債と財政赤字
7-1 政府負債の規模
ケース・スタディ：財政政策の厄介な長期的展望
7-2 測定問題
測定問題(1)：インフレーション
測定問題(2)：資本資産
測定問題(3)：計上されない負債
測定問題(4)：景気循環
総括
7-3 政府負債に関する伝統的見解
コラム：租税とインセンティブ
7-4 政府負債に関するリカード派の見解
リカードの等価命題の基本論理
消費者と将来の租税
ケース・スタディ：ジョージ・ブッシュ（父）の源泉課税の経験
ケース・スタディ：なぜ両親は遺産を残すのか
選択
コラム：リカードの等価命題とリカード
7-5 政府負債の他の側面
均衡財政か最適財政政策か
金融政策に対する財政の効果
負債と政治的プロセス
国際的側面
ケース・スタディ：インフレ連動債（インデックス債）の便益
7-6 結論
要約
復習問題
応用問題

第8章　金融システム：好機と危機
8-1 金融システムは何をしているのか
投資資金の調達
リスク・シェアリング
非対称情報への対処
経済成長の促進
ケース・スタディ：マイクロファイナンス：ユヌス教授の深遠なアイデア
8-2 金融危機
金融危機の分析
コラム：TEDスプレッド
ケース・スタディ：2008年～09年の金融危機に関して, 誰に責任があるのか
危機への政策対応
危機の予防策
コラム：CoCo債
ケース・スタディ：欧州のソブリン債危機
8-3 結論
要約
復習問題
応用問題

終章　わかっていること, いないこと
マクロ経済学の4つの最も重要な教訓
教訓1：長期においては, 一国の財・サービスの生産力がその国民の生活水準を決定する
教訓2：短期においては, 総需要が一国で生産される財・サービスの量に影響を与える
教訓3：長期においては, 貨幣成長率はインフレ率を決定するが, 失業率には影響を与えない
教訓4：短期においては, 金融・財政政策を管理する政策立案者はインフレーションと失業のトレードオフに直面する

マクロ経済学の4つの未解決の最重要問題
問題1：政策立案者はどのようにして一国経済の自然産出量を引き上げるべきだろうか
問題2：政策立案者は経済を安定化するように努めるべきだろうか
問題3：インフレーションはどれほどコストがかかるのか, また, インフレ率の引き下げにはどれほどコストがかかるのか
問題4：政府の財政赤字はどれほど大きな問題か

結論

マクロ経済学の基本用語
マクロ経済学の基本英語
索引

入門篇　主要目次

主要参考文献（現代経済学の直観的方法）

Ramsey, F.P., "A Mathematical Theory of Saving", The Economic Journal, Vol.38, No152, pp543-559, Dec. (1928)
『現代マクロ経済学講義』加藤涼　東洋経済新報社
『上級マクロ経済学』デビッド・ローマ―（堀他訳）　日本評論社
『マクロ経済学のパースペクティブ』脇田成　日本経済新聞社
『マンキュー　マクロ経済学Ⅰ　入門篇（第3版）』N.グレゴリー・マンキュー（足立他訳）東洋経済新報社
『マンキュー　マクロ経済学Ⅱ　応用篇（第3版）』N.グレゴリー・マンキュー（足立他訳）東洋経済新報社
『ポントリャーギン数学入門双書・6　最適制御理論における最大値原理』L.S.ポントリャーギン（坂本實訳）　森北出版
『物理数学の直観的方法』長沼伸一郎　講談社ブルーバックス
『金融・証券のためのブラック・ショールズ微分方程式』石村貞夫・石村園子　東京図書
『Excelで学ぶ金融市場予測の科学』保江邦夫　講談社ブルーバックス
『確率論と私』伊藤清　岩波書店

さくいん

失敗の研究