小波が紗矢香と共に火星から帰ってきて数年が経った
二人一緒の学校では無くなってしまったものの紗矢香の、いや小波と紗矢香との共通の願いから、二人は共に過ごす時間を忘れないようにしている
宇宙にいくと筋力が衰えてしまうが…という話を耳にしたことはあったが そこはジャジメントのよくわからない最新技術と念入りなトレーニングのおかげで野球の腕は落ちていない 紗矢香のほうも今ではちゃんと父親が遠征を除けばしっかり帰ってくるようになり、たまに会う彼女の母親も以前より明るい表情だ

そしてそれはたまの休みに、久しぶりに紗矢香の家に遊びに行ったときのことだった
「ねぇお兄ちゃん、明日…ていうか今から二泊三日でお兄ちゃんの家に泊まって良い?」 「えっ?」 話はこうだった 紗矢香の父親は遠征に出かけてまたしばらく留守にして母親はその間、『ちょっと子供には会わせたくない知り合い』に会いに行くとかで留守にするらしい。
…ちょっと気になるが、詮索する勇気は小波には無い
「まぁ一人でも別に困るわけじゃないんだけど…せっかくだからお兄ちゃんの家に久しぶりに行ってみたいな、って思って」 「ちょっと話が急というか…」 「行っちゃダメ?」 眉を曇らせる紗矢香。こうなってしまっては小波は後ろに引けない 「いやいや、ダメなわけ無いだろ!大歓迎だよ。」 「やったあ!」 諸手を挙げて喜ぶ紗矢香。表情の変化の仕方がまた愛おしい

あぁ、承諾しちゃったよ…
父さん達からこっそり拝借した薄い本とか、肌色面積大きい女の人が映ってる本とか色々あるのに

とりあえず、紗矢香が家に来る前にこっそり別の場所に隠してしまおう。小波はそう心に決める
「さっそく、今からお兄ちゃんの家に行っても良い?」
当然の話の流れではある
(あぁもう仕方ない。なんとかそういった物を気付かれないように隠して…)



「お兄ちゃんの背中おっきいねぇ。日焼け後もくっきりしてるし」
そう言いながら背中にペタペタと触ってくる紗矢香
彼の家の湯船は割と広く、なんとか二人入るスペースがある。それもこれも違法建築臭い設計をしたが父親のおかげだが
それでも二人で入ると狭いのは確か。どうにもやりづらいものがある
だがこの居心地の悪さは間違いなく浴室の狭さとは関係ない。この異常な状況のせいだ
「ねぇ、こっち向いてよお兄ちゃん」
なんでこんなことになったのかさっぱりわからない。
父親達からも紗矢香を止める承諾は得た。
ちゃんと女の子用の寝場所を用意した。
何よりそっち系の本は隠した。 問題を全部片付けたならば、小波としても、後は紗矢香と楽しく何事も無く過ごすだけのハズなのに なぜか紗矢香と入浴などしてしまっている。 確かに紗矢香とはがっちりとした絆で結ばれてはいる。
だが彼自身、中学生が相手というのはまずいんじゃないのか、という思いからか
そう言った方向に関係を伸ばしたことは全くなかった。 一つだけわかることは、彼にとって今は、カタストロフに匹敵するほど危機的な状態にある、ということだ。
「えーと、紗矢香…ちょっといい?」 「どうしたの?」 背を向けたまま疑問を呈してみる。小さな声でも浴室だとよく反響する 「なんで、ここに来てるの?」 「え?それは、お兄ちゃんの背中流してあげようと思って…」 「…んじゃ、なんでお風呂一緒に入ってるの?」 「だって、一緒に入った方が効率いいでしょ」
なるほど、効率の面から考えれば、後に入り直すよりはそっちのほうが良いだろう
といってもその理屈は明らかにおかしい
「効率とかそういうのじゃなくて、なんでそんな…」 「私と一緒にはいるの、イヤなの?」 「いや、そういうのじゃなくて…ただ単に恥ずかしくて」 「なら大丈夫。ちゃんとタオル付けてるから、こっち向いてよ」
そこまで言うなら、と恥ずかしながらもしぶしぶ振り返る
しかしトラップ発動である(コンマイ的な意味で)

「わっ!ウ、ウソつくなよ!」
浴室扉が開く音が聞こえた頃から、ずっと背を向けたままだったので全く気付かなかった 後ろにいた彼女は何も纏っていなかったのだ 「エヘヘ、ウソはついてないよ。ちゃんとタオルは肩にかけてるもん」 「ば、馬鹿言うな!」 彼にとっては悪戯が過ぎたようだ
すぐに身体を反転させるがもう遅い
一瞬ではあるが、モロにその裸体を目に焼き付けてしまった 目をつぶって必死にそれを振り払おうにも、頭の中に紗矢香の年の割には大きく膨らんだ胸が浮かんできてしまう
(ああもう、そんなこと考えちゃダメだってのに…)

煩悩状態で股間を隠しながら小波は浴槽から上がった。紗矢香を見ないように目を閉じなが風呂椅子に腰掛ける
浴槽から出たにも関わらず、まだぺちぺちと背中に手が触れていた 後ろに振り向いたわけではないが、紗矢香が一緒に出てきてしまったというのは一目瞭然だ 「な、なにしてんの?」 「だから私は元々お兄ちゃんの背中を流しに来たんだって」
そういいながら紗矢香は桶の中のお湯を彼の背中にかけ、洗う準備を始める
小波はと言うと紗矢香に背筋を触れられる度にビクビクしてしまう
「け、結構おっきかったけど、今時の中学生って…いや、紗矢香のが特別? 今、ふ、振り返ったら下も見えて、でもそんなの…」 「なんの話?」 「うわっ!な、なんでもない!」 「ふーん…クスクス」 紗矢香がこちらをのぞき込んでくる。
その中学生らしからぬ妖しげな笑みに、小波は思わず息を呑んでしまう
「どうしたの、お兄ちゃん?」
「別に何でも…って、何を…」 「背中流し終わったから、前を洗ってあげるの」 「っ!?」 呆然としている間に紗矢香は身体を小波にぴったりとくっつけていた。 小波の脳裏に焼き付いていた柔らかな双球が、背中でむにゅりと形を変える 何とも言えない心地よい感触が後ろに押し付けられる

おまけに紗矢香はスポンジなど使わず、ボディソープを使って手で直接身体を洗っており
柔らかな手が後ろからくすぐるかのように小波の胸板を刺激してくる
「……ぁ…」 前後からの極上のマッサージに小波は口をパクパクさせるばかり 背中に擦りつけらている紗矢香の柔らかなそれの動きは、確実に意図のあるものだったが それに文句を言う余裕すら無く、すっかりその甘美な感覚に溺れきっていた
「ひゃうっ!?」 「どうしたの?女の子みたいな声出して」 「さ、紗矢香どこさわって…」 「ここだけ洗わないってわけにはいかないでしょ」 気が付けば、紗矢香は後ろから小波のいきり立ったモノを握りしめていた 右手で竿をしごき上げ、左手で玉袋を軽く揉み上げる 「うわっ…はぅ」 竿全体を優しくなで上げたり、カリ首をなぞるようにいじったりと、拙いながらにバラエティに富んだ動きで肉棒を刺激する 紗矢香にいじられている、という事実も合わさり、小波をさらに昂ぶらせてしまう
「や、やめてよ紗矢香…」
その場から身動きが取れなくなってしまった小波がうめくように訴えるも、紗矢香は笑みを浮かべたまま愛撫を続けていた
「ここはあんまり止めて欲しくないみたいだけど?」 「そんな、もういい、から…うぅっ!」 「ダメだよ。ちゃんと洗わないとね  あたしはお兄ちゃんの大事なところを洗ってるだけなんだよ?」
この上なく白々しい様子で小波を責める紗矢香
徐々にコツを掴んだのか、より巧みな愛撫を肉棒に施す 背を反らし、顔をしかめながらなんとか快楽に耐えようとするも、童貞の彼にはあまりにも甘美すぎた 小波が限界を感じ始めたころ、急に紗矢香の手が離れていった
「…んんっ!?」 「んむぅ…ちゅる、ちゅ…んっ」 驚く暇も無く、顔を両の手で包まれたかと思うと急に柔らかな感触が唇に押し付けられる 小波の目の前に紗矢香の整った顔立ちが急接近し、口の中にヌルリとしたものがねじ込まれる
そこにきて小波はようやく紗矢香とキスをしている、という事実に気が付くが、あまりにもそれの勢いは激しすぎた
「ぢゅる、ん…ふぅ、んむ、ちゅ…んんっ!」
いつもお互いに恥ずかしがりながらするそれとは違う、貪るような激しいキス
紗矢香は舌で口の中を蹂躙し、貪欲に唾液を吸い上げる。力の抜けきった小波はただひたすらに彼女を受け入れるばかりだった
「ぷはぁっ!」 「はぁ、はぁ、はぁ…あ、洗ってただけじゃ、なかったの?」 「だって、なんかキスしたくなっちゃったんだもん」
テヘヘ、と悪戯っぽい笑みを浮かべる紗矢香
いつもなら和ませてもらっている笑顔だが、今はそれどころではない
濃厚な口付けをされている間、紗矢香はいつの間にか小波の正面に回っていたのだ 先ほどからなんとか目を背けようとしていた紗矢香の裸体が眼前に現れてしまう 全体的に引き締まった身体、未発達とは言え年相応以上に豊かな胸の膨らみ。僅かな茂みがかかる秘所。お湯と興奮で赤みがかった白い肌
その美しい身体に、思わず小波は見とれてしまっている

「うあぁっ…」
「こんどはこっちから洗っちゃうね?」 「も、もういいだろ…これ以上、や、やられたら…っ!」 「やられたら?」 「と、とにかくダメなんだよ!こんなところで…」 「別に変なことしてないよ?あたしはお兄ちゃんのおちんちん洗ってるだけで、勝手にお兄ちゃんが興奮してるだけでしょ?」 「そ、そんな…んはぁっ!」 自分でも息を軽く荒げていることをそっちのけで、紗矢香は両の手で小波のものをしごきあげる 亀頭の先端をグリグリしたり、カリ首をつついたり、小波の敏感なところを探り当てる
その度に小波に強烈な快楽信号が走り、堪えきれない快楽が嬌声って口から出ていく
「ああっ、うぁ…は…っ!」 「お兄ちゃん、さっきから凄く可愛い顔してるね」 「だ、だって…もう、うっ、あらうのやめて…」 「うん。洗うのやめてすっきりさせてあげるね」
そう言いながら亀頭を縦から握り、カリ首を指でしごき、カサを手のひらで撫でるように責める
「まったく身体洗われて興奮しちゃうなんて、お兄ちゃんって変態なの?」 「ち、ちがっ…ふああっ!?」
ヌルリと暖かい感触に包まれる。紗矢香が肉棒を咥えたのだ
「さやか…も、もうほんとに…」 亀頭が湯溜まりのように暖かな粘膜に包まれ、今まで以上にダイレクトな快楽が腰を振るわせてしまう 「んむ…んん、んふぅ…」 「あああ…あっ…!」 先ほど探り当てた弱点を舌先でつつく紗矢香。指とはまるで違う感触の変化に小波は翻弄されるばかり
こちらの様子を探ろうとする上目遣いも堪らなかった
「あっ、はぅ、ん…うああっ!」 「じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ」 彼の腰がガクガクと震えるのを感じ取りそろそろ本当に限界が近いことを察知した紗矢香は、頬をすぼめて口腔全体でしごき始めた 柔らかな舌と頬でしごかれる小波の暴発寸前の肉棒 理性の殆ど失せた小波は無意識のうちに自ら腰を振って快楽を求め始めている 「ほんとだめ…もうでる、でちゃう、さやか、さや…」 「じゅぽ、じゅるる、じゅぽっ、じゅるる、じゅぽっじゅぽっ!」 「あ、ああああ、ああああああ…!」

どぴゅ、どぴゅ、どぴゅっ、どぴゅっっ

風呂椅子に腰掛けたまま、小波はあっけなく果ててしまう
紗矢香は流石に飲みきれなかったのか、けほけほと咳き込んでしまっている 「あーあ、せっかくお風呂入ったのに汚れちゃった」 何気ない様子で喋る紗矢香。その口の端から白濁液がつたっており、首筋にまで伸びている 「じゃ、お兄ちゃん。もう一回お風呂はいろ♪」 「あ…うん。」 誘われるままに二人で入浴する小波 先ほどのように恥ずかしがることは無く、脱力しきった身体を湯船に預けるだけだった 紗矢香のやわらかな身体が押し付けられるが、もはや何も文句を言おうとも思ともしないで、その心地よい感触を受け入れる 「大丈夫?お兄ちゃん」 心配そうな顔で尋ねてくる紗矢香。茫然自失の小波だったが、それを見てなぜか安心してしまう 「何でも無いよ。でも、ちょっと…」 「何?」 「その…汚名返上のチャンス…」 「うふふ、別にお兄ちゃんが気持ち良くなってくれればそれでいいのに」 「いや、俺だって一方的なのは…ってやっぱりそっちが目的だったんじゃないか!」 「あっ、待って、今の無しにして!」 先ほどのピンク色の空気もすっかり抜けて、風呂場にいることも忘れ、仲良く談笑する二人 「まぁ、こういうのは中学生の間はちょっと…」 「いいの?お兄ちゃんこれから2年間オナニーで我慢できるの?」 「そ、それは確かにちょっときついかも…」 「次は本当にしちゃう?」 「それは、まずいんだけども…でも」

その頃浴室の外では…
「二人ともまだ出てこないでやんすか?」
「まだでやんす。ああ、我が息子に嫉妬する日が来るとは…」 「小波も一方的にやられてなさけないでやんすね。声が外まで響いてるでやんす」 「ま、ここは玉の輿…じゃなくて息子のめでたき日を喜ぶべきでやんす」 「あぁ、オイラにもあの子の母親みたいな美人の奥さんがいれば…」 「気にしちゃいけないでやんす。オイラだって職場でワンチャンあると思ったでやんすが、職場の可愛い子のノロケを延々と聞かされてるウチに、ある種の悟りに…」 「情けないから二人とも止めるでやんす!」

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