二人から選択肢を迫られた小波!
一体彼はどの選択肢を選ぶのか!!

「『私と彼女、どっちを選ぶの!』」
「ど、どっちって・・・」

選択肢

 Aちよと一緒に商店街へ
 B霧生さんと食事に
 C二人一緒に食べる
→D奈津姫さんのカレーを食べに行く


小波「どっちもなにも、今日はカシミールで昼食と手伝いがあるから、付き合えないよ」
空気を読まずホントの事を言う小波、さすが風来坊

ちよ&夏菜「『なに〜(なんですって〜)、私(わたし)よりこの子(この人)と付き合う・・・え?』」

小波「とりあえず二人とも落ち着いて、ほら、深呼吸、深呼吸」

夏菜「・・・あーっと、なんだ、少し落ち着いた」
ちよ「すーはー・・・ごめん、気がついたら興奮してた、ごめん」


夏菜「ごめんなさい、ちよさん、はしたないところ見せちゃって」
ちよ「いいえ、こちらこそゴメンなさい」
冷静になったところで、お互いに謝ってます。大人だなぁ

小波「二人とも落ち着いたね、もしよかったら一緒にカシミールで昼飯食べるかい?ちよちゃんも話すこともあるし」

夏菜「材料持ちながらってのも変な気がするけど行こうかな」
ちよ「わたしも行く〜、あ、霧生さん荷物少し持ちますよ、重いでしょ」
夏菜「ありがとう、ちよ・・・さん、でいいのかしら」
ちよ「そういえばお互い自己紹介がまだでしたね、わたしは・・・」
先ほどのやり取りが嘘のように和気藹々と話をしてます。女性って凄いね

夏菜&ちよ((ライバルの情報を把握しないとね))
前言撤回、女性って怖いね

小波「なんかよくわかんないけど仲良くなってよかったな」
知らぬは本人ばかりなり、か

カシミール

奈津姫「今日は小波さんが手伝いに来る日だからまかない用意しなくっちゃ」
少し機嫌よくまかないを用意する奈津姫さん
おそらく武美がいたらからかわれるんじゃないだろうか

奈津姫「〜〜♪ っと出来た、そろそろ来る頃なんだけど・・・」
そろそろ小波が来る時間なので扉を気にしていると

カランカラーン

奈津姫「いらっしゃ・・・・・・・」
奈津姫さん固まっちゃいました。奈津姫さんが見た光景とは一体!!

小波「ふ、二人とも腕が・・・痛いいたいイタイ!」
夏菜&ちよ「『ぐるる・・(フーーッ)』」
なんということでしょう、小波の腕を絡ませて威嚇しているではないですか
店に入ったというのに小波の腕を放さないあたり、周りが見えていないようですね
何故こうなったかというと、ここに来る途中にお互い腹の探り合いが
ヒートアップしてこうなったようです


奈津姫「・・・小波さん、彼女達は一体どちら様ですか?」
最初とうって変わって、感情のこもらない声で小波に問いかけた

小波「いや、彼女達は・・・だー、コラ、いい加減腕を放してくれ、店に着いたぞ!」
夏菜「・・・そうだな」
ちよ「・・・」
とりあえず小波の腕は放したがまだ、お互いを睨みあってます
最初の仲直りはどこいった

小波「とりあえず、そっちのテーブルに座ってくれ、そこで飯を食べ『小波さん・・・』y、
ってなんで、しょう・・・か、奈津姫、さん・・・」
小波さん、声が尻すぼみになっていきます

奈津姫「さっそくで悪いんですが、厨房の掃除と仕込みをお願いできますか」
あれ?さっきつくったまかないは?

小波「え、いつもはまかないがさk『い い で す か』・・・はい、ってことだ二人とも先に食べといてくれ」
奈津姫さんから見える謎のオーラにより断れなくなった、小波。まかないは犠牲になったのだ・・・
決まった事はしょうがないのでと、小波はその内容を二人に伝える

夏菜「なんだって!?」
ちよ「えーーー」
二人とも不満そうに文句を言う、そりゃそうか


夏菜「じゃあ、小波が終わるまで待ってるがいいか?」
ちよ「わ、わたしも待ってる」
けなげですねぇ

小波「んー、いいですか、奈津姫さん」
奈津姫「・・・かまいませんよ、こちらのお仕事に差し支えがなければ」
やっぱり不機嫌そうに言う奈津姫さん、ちょっと棘が入ってる感じがします

小波「? と、言う訳だ、二人とも、このテーブルでちょっと待っててくれ、我慢できなくなったら食べててもいいからな」
奈津姫の態度に疑問を感じながら二人をテーブルに案内する

夏菜「わかった」
ちよ「うん」
返事はするけれど、目線はやっぱりお互いを睨んでる二人

夏菜「・・・」
ちよ「・・・」
テーブルに沈黙の空気が流れている、どちらかといえば気まずい的な


夏菜「・・・ふう、らちがあかないな、どうだろう、ちよさん、
ここはお互い腹を割って話し合わないか?主にあそこの朴念仁について」
ちよ「・・・そうですね、このままですとキリがないですし」
夏菜の提案にちよは乗りました

夏菜「そうだな、私が提案したから私から話しをしよう、まず・・・」


奈津姫(あそこの二人、小波さんについて話し合っているわね、入ってきた時の事を考えると・・・)
奈津姫(やっぱり小波さんってもてるのね、あの子達まで小波さんに気があるなんて)
奈津姫(・・・よし、決めた)
い、一体何を決めたんですか

小波「奈津姫さん、終わりましたよ」
奈津姫「あら、ありがとう・・・まあ、あなた、服のそこ、かなりほつれてるわよ」
小波「あ、ホントだ。気づかなかったな」
奈津姫「しょうがないわね、後であたしが縫ってあげるわ」
小波「いつもありがとうございます、助かりますよ・・・」


ちよ「・・・(ジー)」
夏菜「どうしたの、話をやめてあっちを見てるようだけど・・・」
ちよ「あの女店主、なんか怪しい」
夏菜「あの人?」
ちよ「空気というか、なんというか・・・ただの雇い主としての接し方とはなんか違うの」
夏菜「へぇ・・・(小波たちの方を見る)」
夏菜&ちよ「『なっ!?』」

二人が見たものは!!


奈津姫「ほら、集中して、補助してるからとはいえ刃物持ってるんですから注意しないと危ないわ」
小波「い、いや・・・分かって入るんですが・・・その・・・(背中がーー!胸がーーー!)」
奈津姫「どうしたのかしら、変な人、さあ、これ終わったらまかない食べていいですから」
小波「(よ、ようやくまかないを・・・しかし、この状況も捨てがたい・・・しかし、お腹空いたし・・・)」
奈津姫さんが小波の後ろに立って包丁の指導をしています。後は想像に任せます。
しかし、うらやまs(ry


夏菜&ちよ「『・・・・・・・・』」
あまりの光景に声がでないようですね、すると

奈津姫(チラッ)
夏菜&ちよ「『!?』」
奈津姫さんがあきらかにこちらをみました!勝 ち 誇 っ た 顔 を し て

夏菜&ちよ「『・・・』」
奈津姫さんと自分の、とある場所を見比べ
夏菜&ちよ「『・・・』」
お互い見つめあい
夏菜&ちよ「『コクッ』」
ここに何かが生まれた瞬間だった


小波「ふー、ようやく食べれる、はい、二人の分も」
ちよ「ありがとー」
夏菜「すいません、ありがとうございます」
ようやく、3人は昼食を食べ始めました

ちよ「おつかれさま、はい、あーん」
小波「ぶっ、ど、どうしたのちよちゃんいきなりそんな・・・」
ちよ「いーからいーから、お仕事頑張ったご褒美だと思えば」
小波「まあ、いいか、あーん・・・ん、おいしい」
ちよ「ホント!よかった〜(チラッ)」
奈津姫「ピクッ(よかったもなにも、あれは私がつくったまかないでしょ)」
夏菜「次はこっち、あーん」
小波「霧生さんまで・・・やっぱり、やらなきゃダメ?」
夏菜「ダメだ、ちよさんにできて私には出来ないってのか、ほら、あーん」
小波「・・・あーん」
夏菜「うん、いい食べっぷりだ(チラッ)」
奈津姫「ピクピクッ(そう、そうなのね、そっちがそのつもりなら・・・)」
奈津姫さんがなにやら準備を始めたようです


奈津姫「みなさん、サービスに食後のデザートはどうですか?」
小波「あ、ありがとうございます、奈津姫」
ちよ「・・・ありがとうございます」
夏菜「(ぺこり)」

奈津姫「おすそ分けでもらった桃なんですがよかったらどうぞ」
小波「ももですかー、いいですね、しばらく食べてなかったんですよー」

奈津姫「そうですか、いい具合に熟れているのでおいしいと思いますよ
それに『大きい』ですし(チラッ)」
夏菜&ちよ「(ピクッ)」
奈津姫「やっぱり桃に限らず『熟れた』くだものはおいしいですよね、『大きい』とお得感もありますし、
『未熟』ですと甘くなかったりおいしくないですからね、そう思いませんか?」
夏菜&ちよ「(ピクピクッ)」
所々なぜか強調する奈津姫さん


小波「え・・・、まあそうd『熟れたものって扱いが難しいと思うんですよね』す・・え?」
会話に割り込んだのは夏菜さん
夏菜「ちょっと時間が経っちゃうともう『色々と』厳しいじゃないですか、・・・ああ、味の事ですよ」
色々って・・・ほら、あれですよ・・・色々ですよ色々
ちよ「やっぱり『新鮮』で『ツヤ』があって『ハリ』あるものがおいしいと思うんだよね(ジーッ)」
ちよちゃん、奈津姫さんをみながら言ってます、あ、火花が見えた

夏菜「・・・・・・」
ちよ「・・・・・・」
奈津姫「・・・・・・」
なにこれこわい

小波「あの、みなさん?」

奈津姫「青臭い物より熟成した大きいものがいいんですよ、そうですね、小波さん!」
夏菜「扱いが難しくて、熟れすぎたら直接食べれないよりも」
ちよ「若くて新鮮なほうが当然いいですよ、そうだよね、小波!」
小波「こ、このパターンは・・・」

奈津姫&夏菜&ちよ「「「どっちですか!小波さん!(小波!)」」」

小波(考えろ!考えるんだ小波!このピンチを乗り越えるにはどうすれば!!)

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