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19年5月15日 第1分科会 議事録

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第13回学校再生分科会議事録

日 時 平成19年5月15日(月) 正午〜14:00
場 所永田町合同庁舎 第3共用会議室

議 事 次 第

1.開 会
2.学校教育の再生に向けて
3.閉 会

○白石主査 ただいまから第13回の学校再生分科会を開会させていただきます。委員の皆様方におかれましては、ご多忙のところ、ご出席を賜りましてまことにありがとうございます。(報道関係者退室)

○白石主査 はじめに、事務局から説明をお願いします。

○山中副室長 本日の議題の1点目、徳育でございます。徳育の教科化ということで今までご議論いただきましたけれども、若干議論を深める必要があるのではないかということで資料を用意させていただいております。資料1でございます。論点メモと書かせていただいておりますけれども、徳育の教科化についての論点メモというのがございます。

 従来は道徳というものが教科とは別の領域と申しますか、道徳の時間ということであったわけですけれども、この道徳の課題ということにつきましては教科として位置づけられていないということから熱心に取り組まない教員がいたり、教材が不十分であるとも指摘がなされてきた点がございます。

 資料1の2枚目をごらんいただきますと、道徳の時間、道徳は年間で35時間やるということになっておりますけれども、25〜29、30時間未満というふうなところも小学校でも2%強、中学校になりますと10数%あるというふうな実態もございます。そういうところで、徳育の充実にしっかりと取り組むということが1つの課題ではないかと。

 また、教科というふうな形に、教科化することの意義ということですけれども、それによって指導内容をより体系的、系統的に編成して、すべての学校、教員、これは必要な時間数をしっかりと確保して、年間を通じた計画的な指導ということになるし、教材もしっかりとしたものとして学習指導要領に示すような内容に即したものを使う、指導するということになるのではないかというこの2点でございます。

 そうした場合に、では道徳を教科化したような場合に従来の教科というものとのどういう違いが出てくるのか、あるいは同じなのかという点でございますけれども、この点につきましてはこれまでの議論の中でも数値による5段階評価ですとか、そういう評価はやっぱり道徳という場合は行わない方がいいんじゃないかという点がございました。従来、教科という場合は5段階とか3段階といった評価を行うということと、それから教科については検定教科書というものを使用すること。また、小学校は全部の教科を担任するというのが原則になっておりますけれども、中学校以上ですと道徳の教科の専任の教諭と申しますか、そういう教科についての担当教員が設けられるということがございます。

 そういう点を考慮しながら、では従来のほかの教科ということと道徳を教科化するに当たってどういう取り扱いになるのかということで、1つの評価という点については、数値という評価は行わない方が適当ではないのかということで、ほかにどういう評価のあり方があるのか、これはさらに検討ではないかと。

 検定教科書、徳育につきましての教科書というものを学習指導要領に沿った形で教科書会社の方が申請してきて、それを国が検定するという、そういう検定教科書というものを作成するかどうかについては、これはつくるという意見と、またそうでなくてそれぞれの地域で郷土教材とか学習指導要領の指導内容に沿ったような教材をつくったらどうかという意見があったところでございます。

 また、小学校は担任の先生が全教科を担当するという形ですのでそういうことになりますが、中学校で徳育の先生を設けるのか。この場合、徳育の担当教員というのは特に設けないで、今も学級担任の先生が道徳の時間、中学校でやっていますのでそれと同じような取り扱いにする方がいいのかどうかという点。

 また、高校では今までのご議論の中で人生科とか人間科とか、徳育というよりはもうちょっと年代に合った形の科目名、教科名というものも考えたらどうかというのがございましたけれども、例えば中学校では人間科とか、そういうふうな成長過程に合わせたような形での名称と申しますか、教科名というものも検討する必要があるのかどうかといった点、そんなふうな点が今までの流れでございますと論点としてあったのではないかと思ってまとめたところでございます。以上でございます。

○白石主査 ありがとうございました。小野委員、補足ございますか。

○小野副主査 今のご説明で結構なんですが、小学校と中学校では、かなり中が違いますので小学校は徳育という教科を私はいいと思っているんですけれども、中学校は少なくとも、今までの教科と全く同じような考えで、免許制度をつくるというのはなかなか難しいこともあるんで免許制度は連動しないというのがいいのではないかというふうに思います。ただ、無理やり教科化というんじゃなくて、きちんと教科ということで時間の位置づけをして、教材もしっかりしたものをつくってしっかり徳育を教えてほしいということからそもそも提案が来ております。その辺もぜひご配慮いただければというふうに思います。

○白石主査 ありがとうございます。それでは、義家委員からちょっとご意見があるということです。

○義家委員 まず、毎回分科会とかをやるんですが、今、特に6月の頭に出す2次報告について注目される時期なんですね。その中で、マスコミには、個々の委員が色々言って、取りまとまらないんじゃないかと言われる1月の報告と同じような事が今起こりつつあるわけですけれども、その要因の中の1つには分科会で何を議論するのかということが各委員の先生に直前じゃなければ連絡がいかないという大問題があるわけです。

 それぞれの委員の先生も非常に忙しい中で時間を取って来るけれども、何を話し合うのかの内容を知るのが直前であれば、当然、会議の議場ではまとまらなくなる。その時見せられた内容について思ったことを言うわけですから、その議論について自分で調べて堀り深めて、そして資料も用意して能動的、より効率的な議論をするという方向にはいかないと思うんです。

 資料が直前にしかそろわない、これは当然です。さまざまな労力が要りますからね。しかし、どういう議題について話し合うのかということについては、これは最低でも前日のうちに出席する各委員の皆さんに言うのが礼儀だし、そしてそれを言った上で議論しないと2時間という時間の中で中途半端に終わってしまい、結局、不完全燃焼のまま、掘り下げる時間さえないわけですね。だから、そういう中で発言すればばらばらな意見が出てきて、それがマスコミの報道でひとり歩きしていって取りまとまらない再生会議と言われることになっていくと思います。

 だから、事務方の苦労、労力、これは大変なものだと思うんですけれども、まずどういう議題を話し合うのか。骨子は出席する委員の皆さんに最低でも前日のうちに提示するということをしないと、特に今までタブー視されてきた徳の問題を話し合うだとか、さまざまな問題にもこれから踏み込んでいく重要な時期ですので、その辺の取りまとめを今のうちにしておかないと大変なことになってしまうと私自身は思います。

 だから、資料は前日あるいは当日でも結構ですけれども、何を話し合うのかという骨子は少なくとも前日のうちに各委員の先生に提示するという方向をぜひ検討していただきたいと。そうでなければ、忙しい中で集まってくる方々に失礼だと私は思います。

○白石主査 事務局も3つの分科会が並行されていて総会もあって大変でしょうが、今の義家委員のご意見に対しては鋭意ご努力をいただくということで、何かご意見ございますか。

○山中副室長 大変申しわけないところであり、できるだけ事前に皆さんの方にご連絡差し上げるように、資料がご用意できない場合には何をやるかということはご連絡できるように鋭意努力いたします。

○白石主査 どうぞよろしくお願いします。それでは、今日は2時間もかからないかもしれませんが、道徳、土曜日の活用について積極的にご議論いただきたいと思います。まず、道徳についてどなたからでもご発言ください。


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2007年06月20日(水) 08:31:15 Modified by ID:gLyvKbjeuA




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