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K.A.R.R.(カール)

解説

206話

ベッキーがMITに入るより前にいた天才的な子供たちばかりを集めた施設、学校(スクール)。
そこにいた少年(?)がK.A.R.R.である。

後述の変装で誰にも全く気付かれなかったように、ショートボブの髪型以外は背丈、顔立ち、声等ベッキーと酷似している。
ベッキーが「友達」というぐらいであり、彼女に匹敵するほどの天才である。
しかしその性格ですらもまた酷似しており、おそらくベッキーが姉に匹敵するぐらい苦手な相手なのだろう。

4年前、自分達をモルモットのように扱う研究者達に反逆し、施設に火をつけた主犯である。
パラレル世界でベッキーが存在しなかったのはこのことにも起因している。
ぱにぽにの世界における真のラスボスか!?と誰もが思い、空気の読めない人と手加減の出来ない人の勘違い→勇み足の餌食となってしまい、あえなくたいじょー。

テンペスト編において、全ての真実を明かすべく颯爽登場。
施設の火事で自らを死んだと思わせ、ミス・テンペスト一派の目をベッキーへ向けさせておびき出すことに成功。
ベッキーに変装して授賞式に自ら乗り込んできた。

すべてが終わった後のベッキーの態度を見るに、この二人はかなり仲が良いと見える。ベッキーにとって、MITで教授に師事するようになった以前のことは思い出したくない黒歴史なのに、その頃に知り合ったK.A.R.R.と話しているときのベッキーは嫌な顔をしないからである。

ノート

ぱにぽに

191話

ラスボス登場か?と、満を持してベッキーの話にのぼる。

192話

空気の読めないおねえさま方にフルボッコ。

205話

つまり、最後のアイツはコイツです。

206話

真打登場。ボコられた跡は治ってるようです。

テンペスト編エピローグ

終わりなきフクロ話に、コンビでノックアウト。

214話

教授とともに友達を見守る。

考察

おそらく「彼」、というかK.A.R.R.は多重人格者である。206話で一人称を三つ使っており、また214話で「カール(K)があれからずっと寝ている」とのことを言っている。「私達」という言い方も、全人格を含めた「K.A.R.R.」のことを複数形で表したのだろう。ひょっとしたら「K.A.R.R.」といのは各人格の名前の頭文字なのかもしれない。

肉体的には…ベッキーに変装できた以上、女子である確率が高い。214話でも格好が女の子そのものである。

重箱の隅

• 名前の元ネタはTVドラマ「ナイトライダー」に登場するナイト2000のプロトタイプに搭載された人工知能「K.A.R.R.」。

• 205話・206話にてカツラでベッキーに完璧なまでに変装していたK.A.R.R.だが、実は本物と一つだけ違うところがある。皆さんは気づいただろうか。
  
  正解は、眉である。
  K.A.R.R.のほうが眉が太くて短いので、注意して見るとどちらが本物かがわかる。ただし、16巻P.138のベッキーはK.A.R.R.みたいな眉だが本物。

198話:本物	206話:K.A.R.R.の変装

関連

• パラレル編
• テンペスト編
  • 学校(スクール)
    • ミス・テンペスト