我々はなぜ戦争をしたのか／東大作；著
表題の大東亜戦争とは、少しずれるるが、ここでは、ベトナム戦争を未然に防げなかったか、また、何故このような泥沼の戦争に引きずり込まれたのかを検証するために、１９９７年に行われたハノイ会議の対話を綴ったモノ。
アメリカ側は当時の国防長官マクナマラ、そしてベトナム側は、ポー・グエン・チャップ将軍等の面々。
１． 米国側「ベトナムは・・への攻撃を行っています。これが戦争が拡大した原因だと私は思えるのです。」
ベトナム側「いいですか。我がベトナムは、アメリカと違い、工業国ではありません。全くの農業国です。・・・ベトナムでは指揮系統が分散されています。我々の国とあなた側では全くちがうのです。」
２． ベトナム側「マクナマラさん。あなたは、このベトナムの指導者が、ベトナム人民の犠牲と苦しみを省みなかっとおっしゃりたいのですか。・・・・・・
なぜ、我々があれほど激しい爆撃を受けても、交渉の呼びかけにおうじなかったか、あなたわかりますか。
それはですね。独立と自由ほ尊いものはないからです。」
「ベトナム人は、奴隷の平和など受け入れないのです。」
３． マクナマラ「いつ頃、気がついたのか質問されましたね、私は真実を述べたいと思います。おとといの夜です（笑い）確かに、少し遅すぎました（さらに笑い）」
４． マクナマラ「私が最も重要だと思う教訓を２つ申し上げたい。１つは、敵をまず理解せよということです。２つ目は、・・・そう対話を重ねなければならにということです。我々は、それも怠っていました。これが最も重要です。」
2007年02月13日(火) 17:32:48 Modified by yuyu122222