内容は全て管理者による推測です。確定情報は何一つありません。

1.前提となる情報

和名:黒き剣のマリケス*1
英名:Maliketh, the Black Blade*2
漢名:“剑”玛利喀斯*3


2.和名から読み取れる情報

「黒い剣」とあだ名されるマリケスさん。持っている得物がそのままあだ名になったのだろうか。


3.英名から読み取れる情報

Black Blade(黒き刃)のMaliketh。定冠詞theが付くくらいその刃は有名。

  • 名前分解:Mali
    • Mali*4という名前(女性名)はとても由来が多い。
    • ウェールズ語やラテン語ではMary系統となり「beloved」とか「bitter」の意味となる。詳しくはマリカさんの項を参照のこと。
    • ノルウェー語とスウェーデン語の方言変種Malinとも繋がりがあり、その由来はMagdalene、すなわちマグダラのマリア。マリケスとメリナちゃんとここで繋がりを見せる。
    • オランダ語・フラマン語*5ではAmaliaの短縮形で、その意味は「勇敢」。ここでもまたマリケスとメリナちゃんは繋がる。
    • アシュケナジム*6の名前としてはMalkaの愛称であり、Malkaの意味は「queen」。今度はマリカさんっぽい。
    • サンスクリットで mali / मलि *7「holding, having, possession」。「持っている」の意味で、ニュアンスとしては「所有する者、持つ者」。そこから転じて「支配者、長子」
    • これは公式つづりからはずれるのだけど、マリカ / Marika がポーランド語なのでポーランド語maly*8も一応検討する。語源は古ポーランド語 mały で、意味は「small」
    • そして――エルデンリング考察では使えそうだと勝手に思っている――古代ギリシャ語も検討する。古代ギリシャ語 μάλη / *mάly*9 の語義は(解剖学用語で)脇の下腋窩

  • 名前分解:keth
    • どうやら由来は古代ギリシャ語 Ἑκάty / Ἑκάty *10らしい。
    • Ἑκάtyとは女神ヘカテーのこと。ヘカテーはギリシャ神話におけるベルカみたいな存在。色んな所に絡んでて色んな権限を持つ強大な女神。一応冥府との繋がりが強め。


Maliの意味を何だと思うかによってMalikethの名前の意味は7通りに変わる。解釈に幅がある名前だ。そしてなんにせよヘカテーと連なる。


4.漢名から読み取れる情報

剑(黒剣)の玛利喀斯。発音は申請中です。とにかく黒い剣として有名な存在。


5.まとめ

推測できる名前の意味は以下の通り。
  • 最愛なるヘカテー
  • マグダラのマリアっぽいヘカテー
  • 勇敢なるヘカテー
  • 女王なる / 女王の ヘカテー
  • ヘカテーの所有者
  • 小さなヘカテー
  • 腋窩の / 脇の下の / 脇の下に隠された ヘカテー

どれもこれもそれっぽいのでどれが有力かは分からない。個人の好みで判断してください。管理人の好みは「ヘカテーの所有者」です。マリケスが死のルーンを隠し持ってるから。


6.考察

Mali部分の意味や語源を見ると、マリケスの名前は(マリカさん+メリナちゃん)÷2という感じがある。なんでかね。よく分からない。

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