冷たい谷のイルシール Irithyll of the Boreal Valley

英名はIrithyll of the Boreal Valley*1、
漢名は冷冽谷的伊鲁席尔*2。

イルシールの名前の元ネタの1つはシンダール語イシル ithil*3かなあとすごくぼんやり思っている。
理由は「イルシールとイシルって響きが似てるから」と「アノールとイシルはセットであって欲しいから」。

イシル ithilはシンダール語で「月」。ほら、綴りも似ているし、イルシールは青白い光で照らされているし！
ただithilにはないir-や-yl-はどうなんだと問われると答えられないのが弱いところ。

一応、シンダール語イル ir（意味は"when"）*4というのはあるけれど、-yl-は完全にお手上げ。
イルシールのithylはithilが訛ったものかもしれない！と強弁はできるけど、じゃあ語尾-lは？と突っ込まれたらどうしようもない。

心細いので「アノールとイシルはセット」という方面からも説を補強してみたい。

イルシールとアノール・ロンドは関係が深い。そして（たぶん）アノール・ロンドは王都だ。
「イシルっぽい名前の街」「アノールの名前を持つ王都」という組み合わせから、ミナス・イシルとミナス・アノールが連想される。

月の塔ミナス・イシル*5と太陽の塔ミナス・アノール*6は、共に地域の防衛とモルドール監視のために築かれたゴンドールの石造りの街。
けれどミナス・イシルはモルドールの手に落ちて呪魔の塔ミナス・モルグルの名で恐れられるようになり、ミナス・アノールは守護の塔ミナス・ティリスと改名されてゴンドールの主都となった。

DS3でアノール・ロンドは敵の手に落ちているけれど、その状況はミナス・モルグルと化した月の塔に似ている。
太陽と月の状況が逆ではあるけれど、大筋としてイルシールとアノール・ロンドは月の塔と太陽の塔の物語を踏襲している気がした。管理人がそう思っているだけだけれど。

金の木*7から生まれたアノール*8と銀の木*9から生まれたイシル*10とか、トールキン世界では太陽と月はワンセットなことが多いし。
だからやっぱりイルシールは「月」関連じゃないかなあ？？　ダクソ界の月代表、白竜シースとイルシールは繋がるそうだし！*11　と管理人はごり押ししたい。