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作者:ベリーメロン




 彼女に名前はなかった。
 唯一残されたのはCという暗号名のみ。名前を捨てて密偵として生きることを選んだ彼女にとって、過去はすでにないも同然である。
 だからこそ束の間の休暇に、普通の女を装って買い物をしていたのだが。

「ヘイ、彼女?一緒にホテルで遊ばなーい?」
「いつの時代のナンパ よ、それ……ダッサ」

 いきなり話しかけてきた赤髪の女と、その口説き文句をバッサリと突っ込む青髪の女。
 全くの初対面だったがCは彼女たちをよく知っている。

(確かイビルツインのキスキルとリィラ……接触は幸運ね)

 資料として見たことがある。赤髪のふざけた女がキスキル、青髪の辛辣な女がリィラ。二人とも名うての怪盗だったはずだ。
 裏世界ではやたらと名前の上がる彼女達と遭遇するなんて、Cにとっては藪蛇そのもの。
 しかし密偵として情報は得るに限る。それが凄腕の怪盗ともなれば、持っている情報は量も質も格別に違いない。
 そう考えた彼女はキスキルの誘いに応じることにした。

「良いノリしてるじゃん♪」
「あんなナンパが成功するなんて……」

 呆れたように呟くリィラに対し、キスキルはウキウキとしているようだ。
 キスキルは生粋の快楽主義であることを、Cはすでに情報で掴んでいる。
 ターゲットに接触してのハニートラップを何度も成功してきたCにとって、余裕綽々でしかない。
 むしろ前後不覚になるほどに蕩けさせて調教してしまおう。そういう算段だった。





「あひぃっっっっっ♡」

 ラブホテルの一室。女三人で利用するその部屋で情けなく喘ぐ女が一人。
 Cはキスキルとリィラに挟まれて、その身体を好き放題に弄られていた。
 先程までの自信は脆くも崩れ去り、抵抗も出来ずにされるがまま。
 今まで多くの男を虜にしてきた手腕も彼女たちには通じず、むしろ自分が愛撫だけでイカされ続けている。

「んおっっっ♡」

 今まであげたことのない下品な喘ぎ声。
 もはや達してない時はなく、乳房を絶妙な指捌きで揉まれたり、秘所をめちゃくちゃに掻き回されたりするだけでイクのが止まらない。
 C本人すら知らなかった性感帯まで探り当てられて重点的に責められてしまえば、華麗な所作は完全に消え失せている。
 耳元でクスクスと笑う二人が囁いてくる。

「ハハッ、良いイキっぷり♡ほらもういっちょイッちゃおう♪」
「キスキルほどじゃないけど……ここまで良い反応されたら楽しくなるわね♡」

 すっかり楽しい玩具でも見つけたように激しく責め立てるキスキルと、最初は乗り気じゃなかったくせに大胆に責めてくるようになったリィラ。
 二人からの快楽責めは強靭なはずのCの精神にすら影響を与え、屈服させそうにすらなる。
 そんな思考に支配されたCの耳に悪魔の誘惑が届く。

「このままセフレになるのってどう?アタシらが呼んだら集合ってことでさ♡」
「もっと気持ちよくしてあげるわよ?」

 左右から囁かれる悪魔の誘惑。
 プロの密偵としてのプライドか、Cはなんとか堪えようとする。
 しかし追い打ちのように、キスキルの指が前穴へ、リィラの指が肛門へと挿し込まれていく。
 唐突に始まった二穴責め。確かにそういう趣味のターゲットのために、肛門も拡張済みだったが彼女たちのテクニックはCの想定を越えていく。

「おっ……んおっ♡おふぅぅっっっ♡」

 だらしなく溢れる無様な嬌声。
 キスキルの指とリィラの指が肉壁越し蠢き、絶妙なコンビネーションでナカを責め立てていく。
 愛液だけでなく腸液まで溢れ出てシーツを汚すが二人は決して指を止めない。むしろもう一本増やしてしまった。

「お゛っっっっっ♡」
「アハハッ、またイッた♡」
「でもまだまだイケそうね」

 ケタケタと笑う楽しげなキスキルの声。
 一方のリィラは冷静に観察しながら、指の動きをより的確にしていく。
 手慣れきったキスキルとリィラの指がそれぞれ肉壁越しに擦りあげたり、軽く掻いてみたりをするだけですぐに達してしまう。

「おひっっ♡またイグゥッ♡イッグぅぅぅっっっ♡♡」

 絶頂に次ぐ絶頂。
 もはやイクのが止まらなくなり、その快楽に惚れ込んでいた。
 それでもなお終わらない快楽地獄はCの心までも蝕んでいき、ついに堕ちてしまう。

「なりゅっ♡あなたがたのセフレになりましゅぅぅ♡」

 無様に媚びるように叫びながらイキ散らすC。
 久々に大当たりだった彼女の様子にキスキルはすっかり上機嫌で、リィラも新しい玩具を得たことを喜んでいるようだった。

 その後もCは定期的に二人に呼び出されて快楽に振り回されていったという。
 だが任務のことばかりだった彼女にとって生き甲斐を見つけられたのはある意味幸せと言えよう。

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