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 日が落ちて、暗い天に明るい月が描かれるだけの夜の空。薄雲の上にアルシエルが月天気として黒い衣装に身をまとって漂っていた。
 空に天気を描き終えて暇になってしまった時間帯、彼女が一人ぼうっとしていたらすっと後ろに緑色の人影が現れる。
「ひゃあ!」
 そして、その人影がアルシエルに近づいたかと思うと、アルシエルが軽く悲鳴を上げた。その人影が後ろから急に抱きつき驚かせたのだ。
「ランブラですね?やめてください」
 後ろの気配からアルシエルがそう言うと、ランブラは彼女の肩に顎を乗せて体をぴったりとくっつける。
「ん〜」
 そしてランブラは、わざとらしく何かを考えるような声を出しながら、アルシエルの胸元の手を這わせ始める
「や、やめ……」
 アルシエルは耳を赤くさせながらそういうものの、身をよじるくらいで大きな抵抗はしない。それに気を良くしたランブラは、赤い耳たぶを唇で挟んだり、優しく息をかけていく。
「ひゃうっ」
 アルシエルは体を思わず縮め、その分ランブラは彼女に対する主導権を奪っていく。そして、ゆっくりとアルシエルの胸元の装飾品を取り外していった。
「ラ、ランブラ……やめて……」
 アルシエルがそういう物の、ランブラは形だけの拒絶だと察し、装飾品を取り去って薄い黒布だけになった体に手を這わせ始める。
「触るわね」
 ランブラはそう言って黒衣に手を差し込み、這わせる手を細い腰からゆっくりと持ち上げていき、アルシエルの形のいい乳房を両手で下から掬い上げてしまう。
「あんっ」
 アルシエルが可愛い声をあげ、ランブラはゆっくりと布の上から柔らかい双丘を揉み始める。掌に包むようにして、円を描くようにもみほぐしていく。
「んぅ……ぁ」
 アルシエルは声を出さないように自分の指を軽く噛み、それを見たランブラは彼女の首筋に軽くキスをして、優しく囁く。
「声、聞かせて」
「ゃぁ……」
 アルシエルが首を振ってそのお願いを拒否すると、ランブラは肩に軽く噛みついて、それからアルシエルの固くなり始めた頂点を軽く摘まんでしまう。
「ひぅっ!」
 突然の強い刺激にアルシエルが甲高い嬌声を上げると、ランブラは楽しそうに微笑みながらきゅぅっと摘まんだ頂点を優しく引っ張って、強い刺激を与えていく。
「あっ!やっ、優しくして!」
 アルシエルが悲鳴を上げると、ランブラはその通りに引っ張るのをやめて、その代わりに頂点を柔らかい双丘に押し込むようにして、全体を揉み解すようにする。
 体に熱が灯ったアルシエルの肌が少しずつしっとりしていくのを感じながら、ランブラは手を休めることはなく徐々に徐々にアルシエルを追い詰めていく。
「はぁ……ふぅ……」
 ランブラの愛撫にアルシエルは声を我慢することも忘れ、悩まし気に眉をひそめて息を深くしていく。ランブラは感じ入り始めたアルシエルの首に顔を埋め、僅かに汗の匂いが濃くなっていくのに、自身も興奮して手つきをよりいやらしくしていく。
「気持ちよく、なってきた?」
 ランブラは息が相手に掛かる様にわざと吐息を多めにそう問いかける。一方のアルシエルは首筋にかかる息のくすぐったさに体を震わせて、こくこくと頷く。
「いい匂いよ」
 女の匂いにランブラがそう言うと、流石に恥ずかしかったのかアルシエルはランブラの手の甲をつねってしまう。つねられたランブラは軽い痛みを感じたものの、それもまたいい心地だとアルシエルのうなじにキスをした。
 そしてしばらくランブラはアルシエルの胸を揉み続けていた。すると、アルシエルはランブラの手に自分の手を重ねて、少しだけ口を開く。
「ランブラ……」
「どうしたの?」
 ランブラはアルシエルが何を求めているのかも解っていながら、彼女に改めて問いかける。すると、アルシエルが先ほどつねったランブラの手の甲を擦りながら俯いてしまう。
「……イかせて」
「ふふっ、エッチ」
 そして、消え入るような声でアルシエルがそう言うと、ランブラは微笑みながら首筋を舌の先で擽りながら、アルシエルの双丘の先を摘まんでしまう。
「あんっ!」
「いつでもイっていいわよ」
 そう言いながらランブラは乳首を強く摘まみながら引っ張ったり、逆に押し込んだりしながら強く刺激をして行く。
「あっ、うんぁ!ああっ!!」
 アルシエルは甲高い声をあられもなくあげながら、背筋を丸めてしまい、ランブラはそれに覆いかぶさるように密着し続け、息を荒く彼女の肩や首に痕を付けていく。
「イッ……あっ……っっ!」
 そして、アルシエルは一番はしたない声だけは我慢するために、自分の指を嚙みながら体をビクビクと震わせる。胸から背筋に走る強い悦楽に、アルシエルは閉じた目から薄く涙を零しながら耽溺する。
 ランブラはアルシエルが絶頂しているのに合わせて胸を弄る強さを弱めていき、やがてはやめてしまう。
「はぁ……はぁ……」
 いつの間にか愛撫が止まっていることに気が付いたアルシエルは、蕩けた顔で後ろのライブラに顔を向ける。ランブラも、赤い顔をして潤んだ瞳をアルシエルに向けていた。
「ね、続きしない?」
 ランブラがそうアルシエルに囁くと、彼女はこくりと頷くのだった。

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