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軍貫マン
「コサンジャク殿、どうか我等炎星に降ってはくださらぬか」

ソウコはコサンジャクに頭を下げる

「私も女人なれど武人の端くれ。戦に敗れ、父を亡くし、不様に捕らえられた身で生き恥を晒すつもりはございません。ここで命果てようとも本望にございます。ご慈悲をいただけるというならどうぞ私の首をお取りくださいませ」

コサンジャクは何度もこの言葉を口にした

その意志は変わらぬと

すると1人の小男が小走りにやってくれる

「やめてくれよぉ、そんなこと言わないでくれぇよぉ!俺はコサンジャクを女房してもらう約束をソウコ殿としたんだよぉ!だから死ぬだなんてそんなの嫌だぁぁ!」

「はあ、また……あなたですか?」

コサンジャクはグズグズと涙を流す小男に呆れた様子をみせる

コサンジャクはこの小男を知っている

小男は大層の女好きで戦場でコサンジャクに果敢にも一騎打ちを挑んだものの、彼女の顔を一目見るなり恋に落ちて、ただでさえ優れているとは言い難い彼の槍捌きは大いに乱れてコサンジャクにあっさりと負けて生け捕りにされた過去がある

体躯も5尺に満たないと小さく、顔立ちも整っているとは言い難いまさに絵に書いたような小物である

「コサンジャクには行方知らずの兄貴がいるんだろ?死ねば一生永遠に会えなくなっちまう!でも生きてさえいりゃあいつか!」

「兄上……」

コサンジャクの脳裏に兄との思い出が蘇る

家族も帰る家も婚約者も失ったコサンジャクにとって兄は唯一の肉親であった

するとソウコはコサンジャクの中にある迷いを感じ取るとある提案をする

「こうしてはどうだろう。明日より数日の間我らはコサンジャク殿の兄を捜索する。もしそれが叶えば我らと志をともにしてはくれまいか?見つけられなかったり既に死している事がわかればコサンジャク殿の望む通りにすると」

「流石はソウコ殿だぜ。俺も行く。俺もコサンジャクの兄貴探しを手伝うぜ」

小男は調子よく叫ぶ

「よかったなあコサンジャク。ソウコ殿に感謝しろよ!」

小男はコサンジャクの背を力強く叩く

「………はい、再び兄に会えましたら私は炎星となり……」

コサンジャクはチラリと小男を見据える

「この御方の妻となりましょう」

「おおっ!」

小男は飛び上がりながら喜びをあらわにする

そんな小男とは対象的にコサンジャクの表情は動かない

結婚に関しては女に拒否権はない

それに疑問はない

そういうものだと父から教えられたから

恋愛に対しての憧れもない

死した婚約者にも特別な感情はなかった

それがコサンジャクの本心であった

それ以来コサンジャクの扱いは捕虜から客人としての立場へと変わる

とはいえやれ炎星になれだ、妻になれだのと決められたところですぐに気持ちが追いつくはずもなかった

「兄上に会えれば私の心の迷いは晴れるのでしょうか?」

今のコサンジャクにできるのはただ兄の無事を信じて願う事だけであった

そしてしばらくの時が流れ兄が発見される

見つけたのは小男であった

「ありがとうございます」

コサンジャクが丁寧に頭をさげると小男は得意げに笑う

「おおよ。なんてたって俺はコサンジャクの旦那になる男だからな。これぐらい朝飯前だぜ」

コサンジャクは小男に一礼すると兄の元へと向かう

「兄上、ご無事で何よりです」

「コサンジャク……すまない。心配をかけたな……」

2人は互いに歩み寄ると強く抱き合った

コサンジャクの兄は少しやつれた様子であったが生きて再び会えた事に安堵の表情を浮かべた

「兄上はこれからどのように?」

「西に逃れて再起を図るつもりだ。なあに心配はいらない、ツテもある。それに命あっての徒だ。多くを失ったが身一つで立ち上がってみせるさ」

身一つでその響きにはコサンジャクに今生の別れを予感させる

「もう会えないのですか?」

「すまない。出来ればお前も連れて行きたかったのだがな……それはかないそうにない」

兄と炎星との間でなにかしらの交渉があったのだろうことは想像に難くない

「コサンジャクは自慢の妹だ。腕も立つうえにその義理堅い性分もあればすぐ信を得て功を重ねられるはずだ。ともかく一目でも会えてよかった」

コサンジャクは寂しさを覚える

数刻前までは生きてさえいればと思っていたが実際に会ってみると欲が顔を出してしまう

「兄上、私は……」

「ああ、聞いている。結婚の約束をしたのだろう。あの男だが私は存外嫌いではないぞ」

「それは何故ですか?」

コサンジャクは思いもよらぬ言葉に動揺するがそれもそのはず

梁山閣にて聞き及んだ小男の噂は碌でもないものばかりだった

今回の結婚も捕らえた悪女である悪徳官吏の夫人に懸想して嫁にすると憚ったが反対された後に夫人が処断されたことを根に持ちソウコにいずれもっといい女を紹介すると約束させて、その時の言質を用いてコサンジャクとの婚姻をもぎ取ったという話である

「確かに噂通りでの小物であったが私を探すのに随分と無茶をしたらしい。寝る暇さえ惜しんで日中に市中を駆けずり回っては聞き込みをしたとか。余程お前を嫁にしたかったのだろう。それだけ妹を想われるのは兄としても悪い気はしない」

「そうだったのですか……先程礼をした際はそのような素振りをしていなかったようにみえましたが……」

コサンジャクの疑問に兄は笑う

「コサンジャクに見栄を張って格好をつけたかったのだろう。男とはそういうものだ。大切なものの前ではな」

兄が結婚に対して前向きな姿勢をみせている事にコサンジャクは少し憂鬱だった

約束した事とはいえ、まだどこか現実味が出てこないそんな自分をコサンジャクは情けなく思った

誰もがここが落としどころだと理解している

ならば、そうするべきだと頭では理解していた

「物事とはままならぬものだ。それに不安があるだろうが、なるようになるだけだ。私たちもやれることをやろう」

コサンジャクは兄もまた不安を抱えているのだろうと考える

しかしそれは感じさせない強い言葉でコサンジャクを励ます

その眼差しは過去ではなく未来を見つめていた

小男と同じように兄もまた見栄を張って格好つけているのだろう

だがそんな兄の言葉だからこそ、コサンジャクの心の迷いが晴れる

「兄上とお会いできて本当によかった」

「ああ、私もだ。これから進む道を違えようと私たちは兄妹だ。コサンジャクの武運長久を願っているぞ」

「ありがとうございます、兄上。それでは行って参ります」

その後、コサンジャクは梁山閣へと入り慧炎星の名を授かると小男の妻となる

「コッ、コサンジャク……」

小男は声をうわずった声を出しながらコサンジャクの正面に立つ

美しく女性としても背の高い方なコサンジャクと小柄で容姿が優れているとは言い難い小男とでは傍からは夫婦であるとは思わないだろう

「俺はさあ、その……女にはだらしねえし、取り立ててなにかが秀でてる訳でもねえ。つまり、お前の夫に相応しくはないと思うんだよ」

小男は緊張しながら話しはじめる

「だからよおコサンジャクは俺の嫁になって嬉しくないかも知れねえけど、でもコサンジャクを嫁にできたら、俺は幸せだ」

小男の瞳はあからさまに不安の色を映しているがその眼差しは強く、確固たる決意のようなものがあった

「………」

コサンジャクは言葉に詰まる

誰かを幸せに出来る

そんな相手がいる事など近頃は考えたことがなかったからだ

コサンジャクが守りたかったものは既に

なくなってしまったからだ

コサンジャクがなにを応えるかわからないでいると小男が口を開く

「だからよ……俺の嫁になってほんのちょっとでも良かったって、そうじゃなくてもせめて死ぬよりはマシくらいには思ってもらえるように俺も頑張るからよ」

小男がコサンジャクに手を差し出す

その手は微かに震えていた

それはひどく頼りなく見えて、自らを委ねるにはあまりに心許ない

しかし、それでもこうして紡がれた言葉に込められた想いはコサンジャクの心を少し開く

「はい!梁山閣第五十九位慧炎星コサンジャク。これよりあなた様にこの身を捧げ、共に歩んでいく事を誓いましょう」

コサンジャクは差し出された手をそっと取る

それは互いに震えていたが、それでも触れ合った手のひらはしっかりと繋がれた

「うおっしゃあああ!やってやるぜっ!」

小男はコサンジャクの手を引き、その場でクルクルと回りはじめる

そんな小男の様をみてコサンジャクは堪えきれずに笑いをこぼす

それを見た小男もニカッと笑った

こうして2人は夫婦となったのである

梁山閣におけるコサンジャクの役割は主に雑務だった

「すまねえな。コサンジャクならもっと戦ですげえ働きができるのによ」

小男は申し訳なさそうに頭をかいた

力は男たちに劣るものの優れた捕縛術を以て武功で名を馳せたコサンジャクがこのような扱いを受けているのは新参者であるがために……ではなく夫である小男の能力に合わせた役職を割り当てられているからだ

「いいえ、私は構いませぬよ。戦に出る機会はあるのですからそこで武功をあげます。それに夫を支えるのも妻の務めですから」

なるようになる

今はやるべきことをする

兄の言葉をコサンジャクは反芻する

評価されないならそこに至った自分の落ち度

必要なのは過去や周囲との比較ではないとコサンジャクは考える

「コサンジャク!お前ってやつは、なんて出来た女なんだ。いや、できた妻だ」

小男は感激のあまりコサンジャクを抱き締める

「ちょっ、ちょっと!まだ日が高いのですから、その……はしたないですよ」

小男の予想外の行動にコサンジャクの顔が赤くなる

「ああ、すまねえ。つい感極まっちまった」

小男はコサンジャクを離すと頭をかいた

「でもよお、俺は本当に嬉しいんだぜ。俺の嫁がこんないい女だなんてよお。他の奴らに自慢しまくりてえくらいだぜ」

再び小男が抱きつこうとするのをコサンジャクは両手で押し留める

「やめてください。その……続きは夜になってからです」

小男はコサンジャクの言葉にキョトンとする

「なるほど!それじゃあ今晩は覚悟しろよっ!」

小男ががっつくように顔を近づける

「はい、わかりましたのでまずは仕事を片付けてしまいましょう」

コサンジャクはそんな小男に呆れながら仕事に戻るよう促した

小男はコサンジャクと結婚してからは彼女一筋となり女遊びをやめたが、根っこの女好きは変わらず女性の敵将と相対したときはかつてのコサンジャクにした頃と同じ過ちをしては窮地に陥りその度にコサンジャクによって救われるという事を繰り返していた

「もう、あなたという方はどうしていつもいつも……」

コサンジャクはため息を漏らしながらもどこかその表情は楽しげだった

その後コサンジャクは戦で活躍して三軍の内務をつかさどる頭領に任命される一方小男は口ではこれまでより励んでいるとは言うものの所詮は凡夫で多少心を入れ替えた程度では目立った活躍ができるはずもなかった

そのため世間では小男の器はコサンジャクには釣り合わぬと陰口を叩く者も絶えなかったが全く小男は気にしなかった

むしろコサンジャクこそ自慢の嫁だと声高に吹聴していた

小男にとっては自分の嫁の方が地位も名声も上という事など些末なことであった

それを裏表のない美点ととるべきかとそれとも向上心のない愚者ととるべきかはコサンジャクにはわからなかった

ただ一つ言えることは自分と小男との夫婦関係は決して悪いものとは思っていないことだけだった

とある夜の日

「コサンジャク、この格好は?」

「市で商人が珍しい服を売りに出していたものでつい買ってしまいました」

小男はコサンジャクの衣装に目を丸くする

コサンジャクの装いは非常に独創的なもので金色の孔雀の刺繍が施された真っ赤な絹製のもので、数百年後に旗袍やチャイナドレスとよばれた衣服によく似ている

「どうですか?似合っているでしょうか?」

「お、おう!すげえ似合っているぜ。いや、驚いたな。こんな服は初めて見たぜ」

コサンジャクの珍しい格好に小男は驚きながらも素直に感想を述べる

「それは良かったです。動きやすそうで気に入ったのですが、変わった意匠でしたので変に思われていないか不安だったのです」

「いや、本当に似合ってるって!それによお、その……なんつうか、色っぽいし……」

小男はどぎまぎしながら頰をかく

コサンジャクが美しいのはいつものことであるが一緒に戦場を駆けることが多いため彼女が着飾ることは珍しく、その姿は新鮮であった

「ありがとうございます」

戦場では勇ましいコサンジャクであるが普段は大人しく楚々とした女性である

小男の好みは気が強い女性(故に戦場に出るような女人に弱い)であるが、そんな拘りすら吹き飛ばすほどにコサンジャクは魅力的な女性であった

「天に二物を与えずなんて言うがコサンジャクは別だな。美人で頭もいいし強くて優しいしよお。コサンジャクがいなかったら何度くたばってたかわからねえ。本当に俺には過ぎた嫁さんだよ」

「私はそれほど才媛ではありませんよ」

もっと力があればスネイリンに敗れることはなく、ブルキに一族を皆殺しにされることもなかった

コサンジャクは世間が思っているほど自己の評価は高くはない

「なあ……やっぱり梁山閣は憎くいのか?」

「え?」

今更すぎる問いかけにコサンジャクは困惑する

「いや、ちょっと怖い顔してたからよ。まあ、それでもコサンジャクの顔は……いや、そうじゃなくてその……復讐したいとか考えたりするのか?」

「いいえ。一族が殺されたのは私のせいです。私の未熟さ故に招いた結果。どうして今になってそのようなことを?」

「いやあ、あの頃の俺ってさコサンジャクと結婚することしか考えてなくてさ。今思えば俺ってすげえバカだったと思うんだよ」

「ふふ……あははは」

コサンジャクは思わず声をあげて笑ってしまった

小男のあまりの単純さとかつての自分を口説くように死をおもいとどまらせようと躍起になっていた滑稽さに

「いやあ、確かに俺もアレだけどよお。そんな風に笑わなくたっていいじゃねえかよお」

「ふふふ。申し訳ありません……あはは」

コサンジャクはまだ笑いが収まらない

「 まあでもそうやって笑ってくれるってことは本当に気にしてないってことだな?」

小男はホッと胸をなで下ろして安堵するとコサンジャクのある部分に目が留まる

旗袍の丈は長めだが、かなり深い切り込みが入っておりそこから健康的な太ももが覗いている

さらにそこには彼女の臀部を隠すはずの下着らしきものが見当たらず小男の中で様々な妄想に駆り立てる

もしかしたら彼女は今とてつもなく小さく煽情的な下着を履いているのではないかと

その事に気づいた小男はコサンジャクが恐ろしく蠱惑的に見えて興奮を隠せない

「ん?どうされたのです……きゃっ!」

気づけば小男は旗袍の切り込みに手を突っ込んみコサンジャクの臀部に触れていた

「あ、あなた……」

コサンジャクは突然の事に驚き戸惑いを隠せない

「これは……もしかして履いてねえのか?」

小男はその柔らかくも張りがあり掌に吸い付くような触感に思わず口走った

「もしかして誘っていたのか?すまねえ、すぐに気づいてやれなくてよ」

「違います……それはこの装いは下着を身に着けないことが流儀であると商人の方から聞いたのであって、私は決して……」

コサンジャクは顔を紅潮させながら言葉を紡ぐが小男の手は止まらない

「でもよう。この格好じゃ下手に動いたら見えちまわねえか。そんなもん見せられたらもう我慢できねえよ」

小男はコサンジャクの尻の感触を楽しみながら踵を伸ばし唇を窄める

コサンジャクの方が上背であるため彼女に合わせてもらわないと口づけができないのだ

「ほんとうにあなたは……仕方のない方です……んっ」

少し前まで珍しく真面目なことを言い出したかと思えば突然発情して自身を求めだした夫に呆れながらもコサンジャクは顔を下ろして小男の唇に口づけする

「んちゅっ……れろ……ちゅぱ……」

口づけをすると気を良くした小男の尻を揉みしだく手つきは激しくなり、時折尻を広げるように揉みしだかれる

「ん……ちゅ……う……」

コサンジャクもそんな小男の行為に興奮を覚えると今度は舌を絡ませて唾液を交換するような濃密な口づけをする

互いに互いの口腔内を貪り合うと口端からはどちらのものともわからない唾液が滴る

「はぁはぁ……コサンジャク……」

「あなた……」

2人は一頻り口づけを交わし終えると荒くなった息を整える

「私も……本当は少しだけ期待して……」

「なっ!!」

小男は頬を赤く染めて、艶っぽく小声で答えるコサンジャクに男を昂らせることに関しても天性の才能があると内心で関心しながらも旗袍越しに胸を揉みしだく

「あっ……だめっ」

布の上からでもわかる形のよいコサンジャクの胸の柔らかさに小男は夢中になって揉み続けるとコサンジャクは声を上げる

「こんなに期待されちゃあ応えてやらないわけにはいかねえよなあ」

小男は旗袍の上から乳首を探り当てると指先で軽く摘んでやる

「んっ……」

コサンジャクが甘い吐息をもらすと恥ずかしそうにしながらも小男の愛撫を受け入れていた

「そうやっていつもいやらしいことばかり……」

「だってよお。コサンジャクがあまりに可愛いからさ」

小男はコサンジャクの耳元で囁くとそのまま耳を食むように舐め回す

「あぁ……耳はだめ……」

耳穴に舌を入れるとぐちゅぐちゅという音が直接脳に届き、耳の穴まで犯されているようでコサンジャクは羞恥心から身を捩るが小男の腕から逃れることはできない

実際には彼女の身体能力なら容易に抜け出せるのだがそれは敢えてしなかった

「もうっ……あなたったら。戦場でもこれぐらい頑張ってください」

「へへっ。俺なりに頑張ってはいるんだけどよお」

コサンジャクは軽く睨みつけるがまんざらでもない様子だった

「それでは続きは寝台で」

「いやでも俺としてはいますぐ……」

「………」

「……わかった」

コサンジャクは基本的に優しいがなんでも言うことを聞いてくれるわけではない

なにをするうえでも小男よりコサンジャクの方が優れているのだから本質的には彼女の方が力関係では上だ

だからこそ小男はコサンジャクが自分に身体を許してくれているということが嬉しかった

「それでは行きましょう」

コサンジャクが手を引くと小男は大人しくそれに従う

「コサンジャク……」

「あなた……」

2人は互いに名前を呼び合い口づけを交わす

「脱いだほうがいいのでしょうか?」

「そのままでいい!そのままがいいんだ!」

「はあ、そうですか……」

小男が必死に訴えるとコサンジャクは少し困った表情を浮かべたものの首を縦に振る

小男はまずは軽くコサンジャクの胸と太ももの感触を楽しむと切り込みの中に手を入れて彼女の秘部を愛撫する

そこは既に湿り気を帯びていてぴちゃりと水温をたてた

「もう濡れてるな」

「ふわぁ、言わないでぇ……それにあなたも」

コサンジャクは恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながらも小男の肉棒を優しく撫で回す

その小柄な身体故に彼の炎星として称を捩って微小星などと囃し立てられる小男であるがそこもやはり決して大きいとは言えないが自身の手の中でむくむくと膨張するそれにコサンジャクは愛しさを感じていた

「気持ちいいんですか?」

「だってよお。コサンジャクが手で扱いてくれてるって考えたら

「だってよお。コサンジャクが手で扱いてくれてるって考えたらよお、そりゃあ最高に気持ちいいに決まってるぜ」

互いに高め合うように愛撫を続けると小男が口を開く

「なあ、そろそろ……」

「そうですね」

小男が挿入を懇願するとコサンジャクも頷く

「よっこら……せ!」

コサンジャクに小男が覆いかぶさり……というより飛びつき、肉棒を押し当てる

少し腰を進めるだけで、すでに濡れそぼっていた秘部はたやすく夫を受け入れる

「あっ……入って……くぅん」

コサンジャクがそっと、小男の背に手を回す

彼女にとって大きさや硬さは問題ではない
多くを失ってから空いていた部分が

夫によって満たされる

それで十分ではないかと

小男は猛然と掘削を始めた

コサンジャクのぷりぷりした肉襞はその一つ一つが熱烈に絡みついて心から小男を歓待している

「うはあ、やっぱコサンジャクのここはすげえや」

「ああ……あなたぁ……」

コサンジャクが涙目で縋り付くと小男はゆっくりと動き始める

「コサンジャクの中、温かくて、柔らかくて……本当に最高だよ」

「あなたこそ……そこ、もっと」

小男はコサンジャクの好きな場所を探り当てると執拗に責める

そのたびにコサンジャクはきゅっと中を締め付ける反応を見せそれがまた小男にとって心地よい刺激となって返ってくる

「コサンジャク、もっと聞かせてくれ。お前の声、もっと聞きたい」

小男はそう言うとコサンジャクの唇を自分の唇で塞ぐと彼女の口内を舌で蹂躙する

「んっ……ちゅぱ……れろ」

唇を貪り合いながらも腰の動きは止まらずに互いを高めていく

「うおあっ、もうたまらん……射してえよ。いいか?」

いちいち尋ねるのは小男の優しさというよりは嫌われるのが怖い小心者であるが故だろう

情けないことであるが、そのすがるような視線はコサンジャクの心に確かに響く

想ってくれる誰かを想いたい

小男は世間体でみればいい夫ではないかもしれなけれど、誰でもいいわけではないけれど

それでもコサンジャクから手を差し出すと小男はその手を掴み、はじめて握ったあの頃よりも強い密度で指と指を絡ませて

握り合う

「あなたの全てを受け止めます……だから……」

コサンジャクが言うと小男は頷くと腰をさらに強く打ち付ける

「うおっ、あっ!射る!」

「ええ……きて!」

小男が叫ぶと同時にコサンジャクも一層強く握りしめると限界を迎えた肉棒から精が放たれる

コサンジャクは熱い血潮を感じ取り目を細めるのだった

その後、少し暑くなったから夜風を浴びたいと二人は寝室から庭に出た

「今日は星が綺麗ですね」

「ああ、本当にな」

2人は寄り添いながら星を眺めた

「なあ、コサンジャクはいま幸せか?」

小男が尋ねる

その表情は自身が幸福であることを微塵も疑っていない

彼は綺麗な女と一緒に居られればそれで満足なのだろう

コサンジャクはすべてが馬鹿らしく思えてしまうほどの小男の単純さに呆れながらも少し羨ましかった

どれだけ前を向いて気丈に振る舞おうとも過去という心の傷は完全に癒えることはない

故郷に居た頃に戦場を駆けながら掴み取ろうとしたものとは随分と遠い場所に来たと

だが、夜空の星を見てふと思うのだ

輝いているのは一際目立つ一等星だけではなくて 無数の星々が寄り添い合い輝いているのがこの夜空なのだと

一瞬で視界から外れる小さな輝きも、ここで生きるものの目に確かに留まっていて誰かを照らしているのだと

だから今見ている景色が思い描いていたものと違っても……

「それは難しい質問ですね。ですが、私は不幸ではないと思っています」

それがコサンジャクの答えだった

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