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「だめ、ですよゆうしゃ、さまっ…♥️」

「みずつかい、さん…! わたし、わたしっ」

 最近繰り返し見るようになった、淫らな夢。水遣いに魅了されて、私が襲いかかる夢。色んな種類があった。

 男のモノがついて、致してしまう夢。水遣いに身体を触られる夢。発情が抑えられなかなって襲いかかってしまう夢。様々な夢を見ていた。



「はぁ、はぁ、はぁ…」

 今日の夢は、淫魔に変身した私が水遣いを襲う夢だった。まるで、現実に発生しているようなそのリアルさに、心臓がばくばくする。

 そして、身体の疼き抑えられない。

「だめ、こんなの、だめなのに…っ」

 仲間のことを思い浮かべながら秘処に手を伸ばす。しっとりと、その場所はもう濡れていた。

 うっとりした表情の彼女のことを思い出す。私よりも柔らかそうな太もも、おっぱい、優しい顔が快楽に溺れる……

「ひぁ、あ、みずつかい、みずつかいっ…♥️」

 言葉を選ぶまでもなく、イってしまった。これで、何回目になるだろう。

「こ、このままじゃ、だめ…おかしく、なる」

 このままでいたいという願望をぐっと抑えて、私は仲間に相談することを決意した。





 人が少ない街の外れ。私は水遣いと一緒にいることにした。その目的は相談だ。……夜の、ではあるけれど。

 今日も街を歩いているときに目付きが悪いと怖がられてしまった。寝不足が祟って、いつも以上にそんな目になっているのだろう。このままではいけない。

「ゆ、勇者様……相談ってなんのことですか?」

 無垢な表情で相談に応じる水遣いを見ていると申し訳ない気持ちが強くなる。言わないといけない。決心を込めて、言葉にする。

「そ、その、最近、せ、せいよくが強くなっちゃってね」

 次の言葉がうまく出てこない。どう表現したらいいのかわからない。でも、相談だ。言わないといけない。

「ひ、ひとりでし、しちゃうこと多くなってるの。どうしたらいいかな…」

 同性であったとしても、秘め事を語るのははずかしい。いまにも消えてしまいたい気持ちだ。水遣いは口元を抑えて、驚いている様子。もう、駄目だ。勇者としてよろしくない。

「……相談してくれて、ありがとうございます。勇者様」

 私の手を握りながら、彼女が微笑む。

「誰しも、抑えられなくなってしまう時はあるものです。そういうときは、我慢しない方が楽になりますよ」

 優しく、受け入れてくれる表情。その顔を見て安心する。よかった、引かれていなかった。

「でも、安心しました。勇者様も、そういった感覚があるってわかって」

「ふ、普段見せてないだけ、だって。ほら、筋肉だってあるし…」

「がっちりしてる部分もあるのが素敵なんじゃないですかっ」

「そ、そう? ありがとう…」

 肯定してくれる彼女の存在は本当にありがたい。私を勇者として必要としてくれている。嬉しいことだ。

「と、ところで勇者様はなにを思い浮かべてしているのですか…?」

「えっ、そ、それ、は」

 言えなかった。他ならぬ水遣いのことを考えてしているなんて、そんなことは絶対に。

「ふふっ冗談です、言えないことはあると思いますからねっ」

「そ、それならよかった」

 ほっとする。どうにかこの場は逃れることができた。相談してわかったことは我慢のしすぎはよくないということ。しっかり発散すれば、きっと回数も少なくなるはず。恥ずかしいけれど向き合うべきだろう、自分の体質と。

 優しく微笑む水遣いに、ありがとうと伝え、今日の旅は無事に夜まで続けることができた。





 ……そして、夜。今日も私は淫らな夢を見ていた。

「ま、まって、水遣いさん、このいま、私はあなたのからだで…っ」

「いいんですよ、勇者様。私の身体で気持ちよくなってくださいっ♥️」

 入れ替わった状態で致す夢。私が水遣いさんになって、水遣いさんの魂が私に宿る夢。柔らかい身体を揉まれて、びくんと感じる。

「ふ、ぁ…! そこ、だめ、だめぇ…♥️」

「すきに喘いでくださいね? 大好きな、水遣いの身体で…♥️」

「はっ、はっ、ゆうしゃ、さまぁ…♥️」

 媚びるような声で喘いで、ぎゅっとだきしめる。わたしがやられたいこと、わたしがやりたいこと、全部がくちゃぐちゃになって、快感として襲いかかる。

「はっ、ぁあぁあぁ……♥️」

「い、いっちゃ、ひぁぁぁ……♥️」

 お互いに達したところで目を覚ます。下着が使い物にならないくらい濡れていた。眠りながらも、どうやら自分を慰めてしまっていたらしい。

「でも、我慢するより気持ちがすっきりしてる……」

 満足してしまったからだろうか、物足りないと、ほしいほしいと、思っていた気持ちが少しだけ控えめになっている。強いて言うのならば、水遣いと夢のようなことをしてみたいという願望だけが膨らんでいく。

「……いつか、するときになったら、いっぱい感じさせたいな」

 淫らな夢に耽る夜、ドキドキする心だけは抑えられそうになかった。

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