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軍貫マン
できちゃった

クリスマスという聖夜の一大イベントでシューバリエはプディンセスにとんでもない事をしてしまったと激しく後悔していた

「すみません姫様、本当にごめんなさい」

「だーかーらー!私は別に気にしてないってば!はぁ、うじうじしないでよ」

「ですが……」

それはプディンセスの心情というよりもシューバリエ心の在り方の問題であった

自分はもっと恋人として仕える騎士として品方公正でなければならないのにこのようなことになってしまった罪悪感

順序がおかしくなってしまったのは自分の計画性のなさに起因するもの

そんな自分に次期女王であるプディンセスの伴侶が務まるだろうかという不安がシューバリエのなかで渦巻く

「ダメよ、シューバリエ。そんな顔したら。笑って」

プディンセスは微笑んだ

その表情は普段より少しだけ大人びて見える

「姫、様……」

「シューバリエはなんで私と結婚するの?私を妊娠させたから責任を取るため?違うでしょ。私が好きだからでしょ。私もあなたが好きだから結婚するつもりよ。だから笑って、私の騎士様」

「姫様……」

「だからそれでも自分が悪い、責任を取りたいって言うなら誓って。私を『もっと』幸せにするって」

「僕は……姫様を必ず幸せにします。あなたを世界で一番幸せな女性にすると誓います」

「それでこそ私のシューバリエだわ」

プディンセスは満足そうに笑い、シューバリエの唇にキスをする

その後

「本日は貴重な時間をいただきありがとうございます。現在姫、いえ……プディンセス様とお付き合いをさせていただいているシューバリエです。今回は、結婚と妊娠の順序が逆になってしまい申し訳ありませんでした。しかし、僕とプディンセス様はは、妊娠が発覚する前から結婚を前提に真剣に交際してきました。これからは、二人で授かった命と共に大切に育てていこうと約束しました。まだまだ未熟ではありますが、プディンセス様と産まれてくる子どもをしっかりと守っていきますので、結婚を許していただけませんでしょうか」

シューバリエはプディンセスの両親であるティアラミスとその王配に深々と頭をさげる

「顔を上げなさい。シューバリエ」

ティアラミスに促されてシューバリエは顔をあげる

そこには慈愛に満ちた微笑みを浮かべたティアラミスと王配がいた

「プディンセスを任せましたよシューバリエ。プディンセス、何かあれば遠慮なく相談してね」

ティアラミスは2人の結婚を好意的に受け止めて……というより覚悟していた

プディンセスとシューバリエには真偽は定かではないがいかがわしい施設で無断外泊したとか、プディンセスがシューバリエに夜這いをかけたとか、そういった噂がちらほら耳に入っていた

お小言はいくらでも浮かぶが、彼らが真剣に交際して、結婚を考えていたことは2人の真っ直ぐな目を見れば明らかであるため『いま』はただ最愛の娘と彼女が選んだと伴侶の幸せを願い、2人の門出を祝うことにした

「本日はお忙しいなか貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。シューバリエさんとお付き合いをさせていただいているプディンセスです。現在シューバリエさんとは結婚の決意をしており、本日は、結婚のお許しをいただきたく伺いました。私のお腹にはシューバリエさんとの赤ちゃんがいます。これからシューバリエさんと産まれてくる子どもを大切に育て、温かい家庭を築いていきたいと思います。未熟者ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします」

プディンセスはシューバリエの両親に挨拶をした

「嗚呼……あのお転婆であらせられた姫様がこのように立派になられて…うぅ……」

シューバリエの両親は彼がプディンセスを妊娠させたと聞かされると、古風で真面目な気来から『なんたる不誠実、それでも騎士か!恥を知れ』と激昂しかけたがプディンセスが結婚の旨を報告すると、感涙にむせびながら祝福した

姫に甘いのは親子共通であった

その後は世間にも結婚を正式に発表すると、授かり婚であることや一部週刊誌が2人の少しお行儀の悪い交際に関する噂を面白おかしく報道したため、世論では賛否が別れた

それでもプディンセスとシューバリエは時に批判され、数々の叱責を受けながらもそれを真摯に受け止めて歩み続け、更にはティアラミスが実はマドルチェの家庭の4分の1は授かり婚であることを発表し、それらを支援する事業の認知度の向上を促すことであれ?意外と多くない?そこまで悪いことじゃないような?といった空気を作り出し授かり婚に対するネガティブなイメージを緩和させていった

そんなこんなで目の前の課題に向き合う次期女王カップルの姿は彼らと同じく授かり婚の風聞で悩む夫婦に勇気を与えたのもあって、次第に支持を得ることとなった

「いいなあ、お姉ちゃん。わたしもデキコンしたいなあ」

「ええっ!?スールちゃん……その、それは憧れるものじゃなくて……出来ればしないほうがいいものであって……」

「でも、お姉ちゃんそれをして幸せなんでしょ?」

「ううっ……」

「僕のせいだ……みんなの模範にならないといけないのに……」

後にそれは2人に憧れて結婚前の妊娠率が高くなってしまい、それはそれで良くないのではとシャトーの者たちを悩ませる種になったという

そしてしばらくして2人は小さな挙式を執り行った

プディンセスが身重であるため体調に配慮して壮大なものはある程度落ち着いてから行う予定の家族婚に回すという判断である
「入るわよ」

ウェディングドレスに着替えたプディンセスは部屋の扉を開ける

チャペルのようなその部屋ではタキシード姿の夫となったシューバリエが待っていた

「あっ……」

シューバリエは目を奪われる

チョコレート色のマタニティドレスはプディンセスの普段の装いとは異なり、上品かつ優美だった

「シューバリエ……」

「姫様……」

「もうっ!違うでしょ。姫様じゃない。プ・ディ・ン・セ・ス。一体いつになったら名前で呼んでくれるの?」

「……申し訳ありません」

「全く。しょうがわないね。自然に呼べるようになるまで我慢してあげるわ。それよりどう?見とれちゃった」

プディンセスは呆れながら得意げにドレス姿を見せつける

「ドレス……よく似合ってます」

「ふふっ、ドギマギしちゃって。シューバリエは好きなのはドレスなの?」

プディンセスはニマニマしながら揶揄するような視線を向ける

それ以上の答えをわかっていても聞き出したくて仕方がなかった

「いえ、その……姫様によく似合ってて綺麗で可愛いらしくて、姫様と結婚できたんだなって実感したら、嬉しくて……」

プディンセスの予想通りシューバリエは素直に答えて視線を泳がせながら照れた様子に彼女は満足する

「そうよ。私はシューバリエのお嫁さんなのよ」

プディンセスは妊娠していることに気づかいながらシューバリエに抱きつきながら唇を重ね合わせる

「んっ……キスは久しぶりね」

「そうですね。今まで色々と忙しかったですしね」

「色々大変だったわね。でもシューバリエは私が妊娠してからシューバリエはいつも私やこの子を気遣ってくれた。だから改めて言わせて、ありがとうシューバリエ」

「そんな……僕はただ自分のしたいことをしただけです。姫様とお腹の中の子をお守りすることが僕の使命なんですから。騎士として、姫様の……夫として。んむっ!?」

そう言ってシューバリエは照れながら答えると突然唇が塞がれる

「んっ……ふっ…」

「んっ……むぅっ……」

「はぁっ……あっ……」

唇を離すと2人の唾液が糸を引いており、プディンセスの息が荒くなっていた

そして上目遣いで語りかける

「じゃあ久しぶりに甘えてもいいわよね」

「でも外であまりベタベタするのも……」

「スタッフもここに連れてくる時に言ってたわよ。『お二人の時間をお過ごしください』とね。だからいいでしょ。ね?」

シューバリエは確かにこの部屋は式を終えた後のカップルに二人きりの時間を提供するサービスによるものだとスタッフから聞いていたうえにプディンセスに抱きつかれて甘えられたため断るという選択肢がなくなった

何よりシューバリエ自身も彼女と触れ合いたかった

「もう……姫様には敵いませんね。いいですよ。健やかなる時も病めるときも、あなたに寄り添うことを誓いましたから」

「やった!シューバリエ大好き」

そんなプディンセスをシューバリエは優しく抱き寄せた

「シューバリエ……私、頑張ったわよね?」

「はい、姫様は頑張ってましたよ。だから……今はいっぱい甘えてください」

シューバリエはプディンセスの膨らんだ腹部や頭を撫でていく

「シューバリエ……背中もトントンしてぇ」

プディンセスは甘えた声でシューバリエにお願いすると、彼は素直に彼女の背中を優しく叩き始める

「こうですか?」

「んん〜っ!いいわぁ、これ。幸せ〜」

彼の胸に顔をすり寄せながらプディンセスは至福の表情で微笑む そんな彼女を愛おしそうに見つめながらシューバリエも微笑んだ

「シューバリエが甘やかしてくれたから元気が出たわ。だけももう、私たちは夫婦なんだもの。一方的に甘えるだけじゃダメよね?」

プディンセスはそう告げると胸当てをずらせば、妊娠してから僅かに膨らみが出た乳房が露になる

「ひ、姫様!?」

「この子より先にシューバリエ、いいえ。パパに吸わせてあげる」

「パパ……」

「そうよ。私はママであなたはパパなの。だからおいで、パパ。ママのおっぱい飲ませてあげる。ママに甘えていいのよ」

流石にやり過ぎではないか、そう思ったシューバリエであるが、母性を携えたプディンセスの表情は慈愛に満ちており、シューバリエの心を鷲掴みにした

「はい……ママぁ」

「ふふっ。いい子ね」

プディンセスは優しく微笑むと、シューバリエの頭を抱き寄せながら彼の頭を自身の胸へと誘う

「んっ……」

シューバリエは乳房をを舐めながら、プディンセスの背中や首筋を撫でる

「あんっ……気持ちいい」

プディンセスの矯声はシューバリエの押さえられた欲望を解放していき、それは舐めから啜りに変わることで発露される

「んっ……やっ……」

シューバリエは片方の乳房から乳首を咥えながらもう片方を優しく揉み始める

「あっ……それ、いい」

シューバリエは穏やかな表情でプディンセスの乳房を愛でながらもその舌使いや手は赤子というよりも彼女を悦ばせたいという意志に満ちたものだった

自身が夫であると示すかのように

「はっ……あっ……シューバリエ……しゅき……すっごくきもちいい」

「姫様……溜まっていたんですね」

「だってシューバリエとエッチなことするの好きなんだもん」

そう言ってプディンセスはシューバリエの股間の辺りをズボン越しに撫でる

それは彼の劣情を更に昂ぶらせるのには十分だった

「あんっ……おっきくなってる」

シューバリエの肉棒は既に彼女の愛撫によって固く勃起していた

その感触にプディンセスは頰を染めるが、

それがたまらなく嬉しいのか服越しに手で撫でていく

「シューバリエも我慢してたんでしょ?じゃあ、いいわよね?」

「それはそうですが……この場所では……」

「もっとウェディングエッチしましょ?ここは二人きりの結婚式場よ。後で家族婚もあるけど、この格好で、今の姿でできるのは一生に一度しかないのよ。シューバリエだって本当はしたいんでしょ?」

プディンセスはそう言うと、シューバリエは観念したようにズボンとパンツを脱がして肉棒を露出させる

「ふふっ、ムッツリさん。ほうら、赤ちゃん見えてる?これがパパのおちんちんよ」

「姫様、なにを言っているのですか?」

「胎教よ、胎教。お腹の赤ちゃんに教えてあげなきゃ。パパはこのおちんちんでクリスマスの夜にリボンでぐるぐる巻になった私をいっぱいイジメて生まれたのがあなたよ」

「その言い方はやめてください」

「え〜ホントのことじゃない。そうよねメェプル?『メェ〜。あの日のシューバリエは鬼畜だったメェ』」

「やめてくだいよ」

そう言ってプディンセスはメェプルのぬいぐるみを抱えて笑う

「なんてね。冗談はここまでにするわ」

2人並んで寄り添うようにバージンロードに寝転がると、プディンセスはシューバリエの肉棒にウェディンググローブを着けたまま手を伸ばす

「やんっ、こんなに大きくなってる……ずっと溜めてたのね」

「キスしながらシコシコしてあげる。ふむっ……チュっ」

「うわぁ……すごい……」

ウエディンググローブのすべすべとした生地の心地良さが肉棒に伝わり、シューバリエは全身が蕩けそうになっていた

「大きくなってる……ねぇ、もういいでしょ?」

プディンセスは仰向けになって誘惑する

ドレスを捲るとそこから大人っぽい黒いレースの下着が視界に入る

プディンセスはよくも悪くも背伸びをしない性格であるため普段はドロワーズのような下着を着用しているため普段とのギャップのあるそれはシューバリエにとってあまりに刺激が強かった

更に下着はグッショリと濡れており、今か今かとシューバリエを物欲しそうに求めていた

それによって熱に浮かされたシューバリエの中で迷いは霧散する(結局そういうところがイケないんだと周囲から指摘されている)

「ぁ……ふあぁ……入ってきたっ……気持ちいいっ……全部挿った……」

「んぐ、動きますね」

「きてぇ」

シューバリエはゆっくりと挿入して、緩やかに律動する

プディンセスの中の我が子を労り、お互いの愛をじっくりと噛み締めるように

「あっ……気持ち良ぃっ」

「姫様っ、姫様っ」

「んっ……好きっ……」

「僕……お父さんなんですね」

「そうよ。あなたとの赤ちゃんよ」

「ドレスも似合ってますっ……」

「だってあなたのお嫁さんなんだもの」

プディンセスを嫁にしたのも妊婦にしたのも自分

その事実がシューバリエを駆り立てる

「ああっ…姫様っ……僕のプディンセス……そろそろっ……」

「そう、私はプディンセス。シャトーの次期女王であの子のママでシューバリエのお嫁さんで……そしてあなたのお姫様よ。だから騎士様♡私を大事にするのよ」

「はい!もちろんです。それでは、一緒に……」

「うんっ。きて……」

2人同時に果てる

「はぁっ、久しぶりのエッチきもちいぃ……」

「僕も……気持ち良かったです」

「またしましょう」

「もちろんです……落ち着いたらですけど」

シューバリエはプディンセスを優しく包み込むように抱く

「あれ?いま、もしかして?」

「ふふっ、動いたみたいね」

「少しずつ大きくなっているのでしょうか?」

「そうよ……あなたとたくさん愛し合った証だわ」

そうして2人は唇を重ねた

これからも引き続き愛し合うことを改めて誓うかのように

「ねえ赤ちゃん……私はね。もう少ししたらこの国の女王になるのよ。でも私はママと違ってわがままで自分勝手だから正直昔は全然自覚が持てなかったわ。でもね、1つ大切なものが見つかると、他にも大切なものがたくさん見つかるのよ。シューバリエと出会ったから、あなたがいまここにいる。あなたが生まれたら私はこの国を前よりもっと愛おしく思うようになるはずよ。私がいなくなった後も、あなたが生きていく世界だから。だからあなたが生まれてよかったって、幸せだったと思える国を作りたいの。それに……」

プディンセスはシューバリエに視線を向ける

「僕もお支えしますよ」

「この通り、私より弱いけど頑張り屋なお父さんもついているから。あなたは安心して生まれてくるのよ。あなたに会える日を楽しみに待ってるからね」

その後

「うわぁ、甘いものが食べたい、もっと甘いものが食べたい」

「だめですよ姫様。ケーキは半分までです」

「やだぁ、半分じゃ足りない。1個がいい」

「それはできませんよ。1個を食べるなら2日に1回にしてもらわないと。今は大事な時期なんですから」

あれからお腹が大きくなったプディンセはわがままぶりがが更に増していた

「はあ、だったらしょうがないわ。あの子のためだもの。その代わりに他で糖分をもらうわ。ほら、シューバリエはこっちに来なさい」

「もう、姫様は。変わらないんですから」

だがその振る舞いは単に体調から起因するものでなく、この後に自分がそういったことができない立場になることをわかっているからだろうとシューバリエは考える

プディンセスは大人になって女王になって母になるのだから

だからこそ、今のシューバリエは騎士としてわがままなお姫様がわがままでいられる場所も守ろうと心の中で誓うのであった

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